M字曲線を如何に回避するか? その1
●結婚を恐れる働く女性たち
働く女性たちが結婚を恐れる理由の1つに「M字曲線」が存在する。20代後半から30代前半にかけて女性の就職率が低下し、それに応じて所得も低下するのである。要は結婚によって自分の収入が失われてしまうのではないかという不安が結婚を躊躇わせ、それによって折角の婚期を逃してしまうのである。
M字曲線は盛んにフェミニストの女性学者たちが取り上げたために、何か日本社会が問題を抱えているのではないかと思われてしまいがちであるが決してそうではないのだ。フェミニズムの女性学者たちの手にかかれば、M字曲線は男女不平等だから駄目だということになってしまうが。実際は,「M字曲線は女性特有の曲線ということなのである。
①女性には専業主婦という選択肢をする人々がいる以上、必ずM字曲線は起きる
まず女性たちの中には必ず専業主婦という男性とは違った人生の選択をする女性たちがいるために、女性の就職率も所得も必ず下がるということになる。専業主婦の存在こそM字曲線の最大の理由なのである。結婚して専業主婦になり、その夫が生活費を稼いでくれるのだからそれでいいのではないかと思うが、フェミニストたちはそれを怪しからんと言っているだけなのである。
②専業主婦でなくても、一時的に育児に専念し、その後に復職してくるという女性たちがいるために、M字曲線が極端な物に成って見える。
人間の長期的な集中力は5年で切れ始めるものである。そのため高卒や大卒で就職しても、就職し始めてから5年後辺りに女性たちは結婚することで退職して来るのだ。男性なら転職ということなのだが、女性には結婚という選択肢が存在するからこそ、丁度20代後半にこの現象が起きて来るのである。
こういう女性たちは結婚すると一時的には育児に専念することになるのだ。当然だが育児でも長期的な集中力は5年程度なので、子供を1人か2人生んで打ち止めにし、育児が終了後、復職してくるのである。乳母や家政婦を雇ってまで働こうとはしないし、またそれを可能にさせる経済力もないのである。実はこの手の既婚女性たちが専業主婦以上に多く、だからこそM字曲線を描くのである。
M字曲線の理由が解って来ると、もう1つ別の現象も見えて来る。それは結婚を選択せず、非婚を貫いて「行かず後家」になった女性たちは、それほど高い所得を得ている訳ではないということである。女性には出産と育児の期間は無収入で、その後に復職して来る女性たちが女性たちの所得を引き上げている筈だから、となると30代、40代、50代の女性たちの所得が高くなっていないのは、独身女性たちが相当に生産性の悪い仕事をして、逆に女性たちの所得を押し下げているということなのである。女性の結婚率が低下すると、日本経済は不況になるという現象は、これが大きな原因の1つなのである。
●産休や育児休暇をフルに使う
M字曲線を問題にしてくるのは、決まってサラリーマンの家庭に育った女性たちである。この手の女性たちは勤労所得以外に収入はないと思っているので、とにかく働き続けなければならないと思い込んでいるのである。第一次産業の家庭に育って来た女性なら、飯ぐらいは自宅で得ることができるので、そういう焦燥感に満ちた考え方はしないのである。
もしもM字曲線を恐れて、結婚を躊躇しているのなら、答えはたった1つしかない。それは
「寿退社はしない」
ということなのである。
簡単な解決法なのだと思うのだが、結婚についてあれこれ考え過ぎてしまうと、このシンプルな答えに辿りつけないのだ。M字曲線がどうのこうの言い出すから、自分が本当にしたいことができなくなってしまうのであって、正直になって「自分は結婚したいが、結婚を理由に退職したくはない」と自分の心に気付けば、選択肢は明確に成って来るのだ。
会社では入社してから10年経って、やっとその会社の知識や技術の基本が身につくことになる。それなのに結婚を理由に退職してしまうと、その知識や技術を放棄してしまうことになるので、仕事の能力が急激に下がってしまうのだ。また入社して10年後から役付きに出世して行くことになるので、結婚で退職してしまえば、その会社での出世はもう2度と有り得なくなるのだ。
既婚女性が会社で働いても、妊娠や出産や育児のための休暇は充分に存在するので、それをフルに活用すべきなのである。特に産休に入る前に、継続すべき仕事は他人に任して、自分がいなくても会社の生産性が落ちないように配慮すべきなのである。これをしないで産休に入ってしまうと、職場復帰後に上司や同僚たちから散々苦情を言われるようになるのだ。
それと育児休暇を充分に取って職場復帰を急がないことだ。出産は相当に体力を消耗するし、その後の育児でも授乳の連続で体力を消耗しているので、仕事をきちんとできるだけの体力が存在していないのである。それよりも育児がひと段落して、自分の体力も充分に回復してから、職場復帰を果たすべきなのである。
●仕事の再編成
女性が結婚し、妊娠したのなら、仕事の再編成を図っていくことだ。私生活では家事や育児をしなければならなくなるし、独身女性たちとの競争に打ち勝つためにも、独身時代のような仕事の仕方をするのではなく、既婚女性ならではの仕事の仕方を身につけて行くべきなのである。
①重要な仕事しかしない
仕事の再編成の第一歩は「80対20の法則」を使い、重要な仕事をしかしないようにすることだ。自分がやっている仕事の8割は無駄な仕事なのであって、その仕事は削減した所で別に構わないのだ。重要な仕事だけが自分の仕事の成果の8割を生み出しているのであって、一体自分の仕事で重要な仕事はなんなのかが解らなければ、仕事の生産性は上がって行かないのだ。
②他人に不要な仕事を任せてしまう
不要な仕事は他人に任せてしまうべきなのである。不要な仕事をするからこそ、時間が足りなくなってしまうのである。自分にとって不要な仕事を他人に任せてしまえば、その他人がその仕事をこなして、その者が育って来るものなのである。自分がいつまでもあれこれ仕事をしまくっていると、誰も育たなくなってしまい、その者たちが敵に回って来るようになるのである。
③朝早くから仕事をする
仕事の生産性を上げるためにはとにかく朝早くから仕事をこなしてしまうことだ。早朝なら赤ちゃんはまだ眠っているので、その間に仕事を処理してしまうべきなのである。会社に行く前に仕事をこなしていれば、出社してからは猛スピードで仕事をこなせるので、午前中までに今日やるべき仕事を全て終えてしまうようになるのだ。
④残業はしない
それと同時に残業はしないということだ。育児をしている身としては、残業など絶対にできないのだ。そもそも残業をやれば仕事の生産性が落ちるのだから、残業などしない方が逆に仕事の生産性は上がるものなのである。その会社で残業が常習化しているのなら、「自分は育児のために残業ができない」ということを告げて、就業時間以内に全ての仕事を終えてしまうようにすべきなのである。
⑤夫の協力と夫への感謝
そしてこれが何よりも大事なのであるが、夫の協力こそが必要になってくる。仕事で困っている時に、夫に相談すれば、夫は的確なアドバイスをくれる筈だ、独身時代なら何もかも自分の心の中に溜め込んでしまったからこそ何もできなかったが、結婚するとこういうことが可能になり、仕事が順調に行くようになるのだ。
既婚女性が家事や育児をこなしながら仕事をこなすというというのは、夫の協力なくしてできないのだから、必ず夫への感謝を表明しておくことだ。「有難う」という言葉を言えば夫婦仲が良くなるのに、この言葉を使わないからこそ夫婦喧嘩を引き起こし、離婚に至ってしまうのである。
●育児をしながら働くことへの批判を一切受け付けるな
既婚女性が育児をしながら働くというのは、自分の能力を最大限発揮していかないとこなせないものである。しかも赤ちゃんを産んだことでかなり感情的になっているものだ。そういう時に育児をしながら働くことへの批判を受けてしまうと、自分の感情が爆発してしまい、要らぬトラブルを招いてしまうのだ。だから育児をしながら働くことへの批判は一切受け付けないことだ
①独身女性
育児をしながら働くことに真っ先に批判を浴びせて来るのは、必ず独身女性たちである。所詮、「女の敵は女」なのである。女性は独身と既婚では全然違う。独身女性は育児の大変さが解っていないから、既婚女性の仕事の遣り方に対してネチネチと批判を浴びせて来ることになるのだ。
こういう場合、独身女性からの批判を一切受け付けないことだ。独身女性には結婚すらまともにできない魅力のない女性だと思い込み、まともに相手にしないことだ。独身女性たちは愚痴悪口を吐く下等動物だと規定して、自分は常にこの者たちよりも優位に立っているという態度を貫いてしまうことだ。
②上司
上司が横柄な人物だと、出産を機に追い出しにかかるのでる。この世で生きて行くためには「卑劣な奴はとことん卑劣」ということを知っておいた方がいい。これは上司が男性であろうが女性であろうが関係ないのであって、器の小さい人物が権力を持つと必ずその権力を乱用して来るので、その不当な行為には決して屈しないことだ。もしも上司から嫌がらせを受けたのなら、労働組合に通報して対抗措置を取って貰うようにすべきなのである。、
③うわべだけの理解がある人
うわべだけの理解にある人に限って、表面的な優しさはあったとしても、そのために既婚女性は不利益を被ってしまうものなのである。例えば会社が育児中ということを配慮して、閑職に配置換えしてくれたりするのであるが、そういうことをされると仕事への意欲がなくなってしまうのである。育児をしていても、会社では普通に扱ってほしいのであって、それがなされないと大いにストレスを感じてしまうのである。妙に理解を示している人ほど、実は何も理解していないものなのである。
④常に「大変だ~」と言って来る人
育児をしながら働いていると常に「大変だ~」と言って来る人がいるものである。この人たちは何をやっても常に「大変だ~」と言って来るのであって、まともに対応しないことだ。この手の人々は「日本大変だ教」の信者たちなのであって、浄土真宗の信者たちが「南無阿弥陀仏」と念仏を繰り返して来るように、「大変だ~」と言って来るのである。
育児だって仕事だって大変だと言われればその通りなのである。しかしそれ以上に楽しいことがあるからこそやっているのであって、大変だからといってやめる理由にはならないのである。育児だろうが仕事だろうが、その中で楽しさを見つけ出してしまえば、一切の苦労は吹き飛んでしまうものなのである。
⑤「母親が働くなんて、赤ちゃんが可哀想」と言って来る主婦たち
既婚女性であっても、専業主婦と勤労主婦とでは全然違うものである。専業主婦に限って「母親が働くなんて、赤ちゃんが可哀想」と言って来るので、その批判には決して屈しないことだ。仕事をしている以上、常に赤ちゃんと一緒に居られないことに自分として忸怩たるものがあるのであって、そこを批判されると涙が出て来てしまうものなのである。
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コメント
タマティーさんお久しぶりです。
コメント欄を読むと怪我をされたみたいで…ほんと痛そうです。あまり無理をなさらないで下さいね。
そんな状況なのにブログの更新ありがとうございます。
ゆっくりと夜も眠れるといいですね
投稿: ミホコ | 2011年4月26日 (火) 22時43分
ミホコさん、コメント有難うございます!
有り得ない形で転倒してしまったtので、表面的には傷ができていないのですが、内出血をしてしまい、それが痛いのなんのって!
特に右手と左胸に激痛が走るので、全然眠れないんですよ。
毎日、浅い眠りが3時間程度ですよ。
もう頭がフラフラですがな。
しかし昨日は痛みが引いたために、やっと熟睡でき、なんと9時間半に亘って睡眠を取ることができました。
そのお蔭でお肌が艶々ですよ。
でもまだ右手と左胸に痛みは残っているんですよ。
右手に関しては未だに重たい物が持てないんです。
完治するまでにはまだまだ時間がかかりそうです。
投稿: タマティー | 2011年4月27日 (水) 06時42分
おはようございます。ほんとコメントを読むだけで辛そうなのが伝わってきます。こういう痛みは本人にしか辛さがわからないものですよ。
久しぶりに睡眠とれて良かったです。
今後もご家族に頼られて無理はなさらないで下さいね。
タマティーさんが元気になること祈ってます。
投稿: ミホコ | 2011年4月27日 (水) 08時07分