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「ガラスの天井」の正体

●「ガラスの天井」は女性差別があるから存在しているのではない

 既婚女性が育児をしながら仕事をしている場合、全力投球で仕事をするという訳には行かないものだ。なんせ育児の方が大事であるので、仕事は二の次になってしまうものなのである。それなのに他の女性たちはバリバリと仕事をしてくるから、真面目な既婚女性ほど焦ってしまい、家庭と仕事のバランスを崩してしまうことになるのだ。

 育児をしながら仕事をする場合、勿論、自分に与えられた仕事をきちんとこなして行くべきであるが、とにかくマイペースで仕事をこなして行くしかないのだ。というかそういうことしかできないものなのだ。周囲の女性たちが出世しているからといって、絶対に焦らないことだ。育児をしているのなら出世する欲望より、子供が小学校に上がるまでは今のままでいいと思うべきなのである。

 実はこの時期、自分にとって競争相手になる女性たちが出世する余りに脱落して行く時期でもあるのだ。所謂「ガラスの天井」にぶち当たり、勝手に会社を辞めて行ってくれるのである。だからこの時期に下手にアクセルを踏み込んで、そのトラブルに巻き込まれないようにすることだ。自分が静かにしていれば、競争相手の女性たちは勝手に消えて行ってくれるのである。

 どこの会社も天井はコンクリート製で、ガラスでできている天井を持つ会社など、どこにも存在しない。ということは、「ガラスの天井」というのは、その女性の心の中にある物なのである。「オリンピックには魔物がいる」と言われるものと同じように、目に見える物なのではなく、目には見えないが自分の心の中で作り出してしまった何かなのである。

 会社なら出世できる人数は限られて来る。どの会社も階級制度を採用しているのだから、その会社で高給となる役職はごく限られた人々にしか与えられないのだ。若手では経験値が足りないから、基本的には年齢の高い者たちであって、しかもその中で優秀な能力を持った者たちに限られて来るのだ。「ガラスの天井」は女性差別のために存在しているのではないのだ。男性であろうが女性だろうが能力なき者を排除していくためには、この不気味な天井が或る日突然にニョッキと現れて来て、その者を脱落せしめるのである。

●「ガラスの天井」で自滅していく女性たちの共通項

 「ガラスの天井」にぶち当たって自滅して行く女性たちには或る共通項がある。退職して行く女性たちは千差万別かもしれないが、或る共通項があり、そこが問題だからこそ「ガラスの天井」がその者の前にだけ現れて来て、退職を余儀なくされてしまうのである。だから「ガラスの天井」が問題なのではなく、本当は自分の中にある何かが問題なのである。

 或る共通項とは次の4つである。

①会社で教わる技術を身につけていない

②師匠がいない

③ペアになれる同僚がいない

④仕事の基本を身につけてない

 会社で働き続けている女性たちにとっては「えっ、こんなことが問題で辞職して行ったの?」と思ってしまうことだろう。そう、「ガラスの天井」にぶち当たってしまう女性たちはビジネスレディーとして持つべき基本ができていないのだ。高度な能力が足りなくて辞めて行ったのではないのだ。基本的な能力がないからこそ辞めて行ったのである。

 大企業なら男女問わず10年以上勤務させ続けたら、役付きに出世させて行かなければならない。会社で10年以上も働かせれば、充分に仕事の能力が身についている筈だから役を与えて平社員たちを統率して行って貰わねばならないのである。しかしその際、仕事の基本的な能力が身についていなければ、役を与える訳には行かないのだ。だから会社から追い出すか、有り得ない場所に左遷して永久的に出世できないようにさせるのである。

 共通項の中でも「会社で教わる技術を身につけていない」というのは致命的なものなのである。会社で10年以上勤務し続け、その者に会社で教わる技術があるなら、年輪の如く様々な能力が身について行って、相当に高い能力を持つことができるからだ。そういう能力があるからこそ、平社員たちを統率できる役職に就けるのであyって、もしも能力がなければその役職には就けさせる訳には行かないのだ。

 それに師匠やペアとなる同僚がいないというのも問題がありすぎるのだ。社内で自分に師匠がいればまず確実に抜擢してくれるし、もしも不当な人事異動を受けても、なんらかの救済策を得られるよう師匠は奔走してくれるものなのである。女性にペアとなる同僚の女性がいるなら、その女性は猛スピードで仕事を進めて来ることになるので、その成果を見れば如何なる会社でも黙って見過ごす訳には行かないのだ。

 極めつけが10年も勤務し続けたというのに、仕事の基本が出来ていないということである。仕事の基本は報連相であるのだが、この報連相が巧く行っていれば、必ず会社組織が機能して行くので、入社して10年を過ぎた頃から、「では、あの子を抜擢しよう」という意見が会社の上層部から聞こえて来るものなのである。しかし仕事の基本ができていなければ、絶対にそんな意見は聞かれないし、それどころか直接の上司は様々な理由をつけて、この無能な女性社員を追い出しにかかろうとするのである。

●化けの皮は自分が最も大事な時に剥がれるもの

 「ガラスの天井」にぶち当たる女性社員は仕事の基本的な能力を身につけずに、10年間のうのうと働いてきたに過ぎないのだ、典型的な「給料泥棒」なのであって、会社としてはその女性社員がお荷物となっていたのである。逆に言えば会社というのは10年間ほどは大した能力がなくても追い出されることはないということなのである。

 入社して10年後から役付きにさせて行く段階で、まずは仕事の基本的な能力が身についていない女性社員を脱落させて行くのだ。「ガラスの天井」のことで騒いでいる女性たちは圧倒的にこの段階で出世競争に負けた女性たちなのである。正確に言うと出世競争で戦う前に自滅して行ったというべきなのである。

 役付きになればそれで万々歳なのではなく、その後、自分は上司としての能力を身につけて行かなければならないのだ。ここでも選別が行われるものなのであって、部下の統率が巧くない者は出世競争から脱落して行くのである。女性の場合、「女性は男性よりも3倍以上働かなければ出世できない」などと間違った思い込みをしていると、この上司の役職を巧くこなすことができず、「ガラスの天井」がニョキッと現れ来て、自分が自滅して行くことになるのである。

 簡単に言ってしまうと、「ガラスの天井」にぶち当たって辞職して行った女性たちは、ビジネスレディーとして大した能力を持っていないのである。会社としてはそんな女性はいなくなってくれた方が有難いのであって、だからこそどの会社もその女性社員が退職しても後悔していないし、それどころか清々しているのである。

 化けの皮は大事な時に剥がれるものなのである。入社してから10年間、何も考えずに呑気に仕事をしていたから、自分が出世して行く時に自滅するような形で辞職して行かざるを得なくなってしまったのである。女性社員たちが「合コンだ」「クラブだ」「休日はデート」だと浮かれていた時に、男性社員たちは必死になって仕事をし、ビジネス書を読みあさっていたのである。それゆえ出世が始まる頃にはそうやって努力しまくって実力をつけた男性社員を優先的に出世させて行くのは当然のことなのである。だから女性社員でも努力して実力をつけて者は必ず出世して行って貰えるのである。自分が辞職に追い込まれたということは、努力をして来なかったし、実力もついていないと会社が判定しただけのことなのである。

●下から見ても解らない物でも、上から見ると良く解る

 会社は機能集団となっている以上、能力のない人間は必ず脱落していくということなのである。自分の能力を上げて行くためには、自己中心的な考え方をやめることだ。自己中心では能力は大して上がらないからだ。それよりも会社が自分に一体何を求めているかを探り当て、その求められた能力を必死になって身につけて行くべきなのである。

 何事も下から見ても解らない物でも、上から見ると良く解るものなのである。もしも社員の中で人よりも多目に努力している社員がいるなら、社長は必ず着目して来るものなのである。もしも社員の中に優秀な能力を発揮している社員がいるなら、取締役たちは必ず抜擢するよう進言してくるものなのである。

 「ガラスの天井」の問題を会社の視点から考えれば簡単に解明できるものなのに、それを性差別だの、社会が間違っていると言って来るから、頓珍漢な意見になってしまうのである。負け犬の屁理屈は聞いても意味がないのだ。しかしその負け犬の屁理屈を捏ね合わせると「フェミニズム」というイデオロギーができあがるのである。だから自分の失敗をフェミニズムによって正当化しているだけといっても過言ではないのだ。

 「ガラスの天井」にぶち当たる女性たちは、口癖のように「女性としては~」「女性だから~」とか言って来るものだ。その「女性としては~」「女性だから~」をやめることだ。女性として考えているからこそ、答えが出て来ないのである。それよりも「私は何何をしたい」に変えることだ。もしも「私は出世したい」というのなら、自分の上司のやっていることを真似てしまい、自分も上司になれるようにすればいいのである。もしも「私は技術を身につけたい」というのなら、その会社で使われている技術を真剣になって身につけて行けばいいのである。

 育児中の既婚女性にとってみれば、この「ガラスの天井」は実に有難いのだ。自分が育児中のために出世競争に本格参戦できない状態なのに、他の女性たちが自滅して行ってくれるのである。だから育児中は焦らずに、この馬鹿げた状況を放置しておくべきなのである。何事も競争相手が少なくなれば少なくなるほど、遣り易くなるものなのである。

 既婚女性が職場で自滅して行くのは、育児中に焦ってしまい、出世競争に参戦してしまうことなのである。まだまだ競争相手は沢山いるし、育児をしているために充分な時間を割けないため、どうしても無理が祟って逆に自分が自滅して行ってしまうのである。育児中は育児に精を出している限り、「ガラスの天井」など出て来ないのなら、焦らず静かにしておくべきなのである。それが最も賢明な選択と言えるのである。

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