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自分が出世したいのなら、自分の上司を出世させろ

●どんな上司に対しても不満は必ずある

 会社員というのは、どうやら上司に不満を持つ動物であるらしい。

 実に80%以上の社員たちが自分の上司には不満があるというデータが存在するのだ。上司に満足している社員などごく一握りで、殆どの社員たちには上司に対してなんらかの不満を持っているのだ。このことは上司にとって非常に危険なのではなく、その社員たちにとって非常に危険なことなのだ。

 なぜなら、上司に不満を持つ社員たちは、会社の組織戦について何も解っていないからだ。

①会社のどの部署も或る一定の能力さえあればこなせるようにできている

 会社の組織は人事異動でローテーションをかけることで、社員たちに満遍なくその機会を与え、能力を向上させて行こうとする。そのため上司に特別な能力など不要なのである。普通の能力がありさえすれば、どの部署でもこなせるようにできているのだ。その上司が基本的な能力がないとすれば問題だが、基本的な能力がある上司に対して部下たちがとやかく言うべきではないのだ。

②部下たちが理想の上司を求めるから

 部下たちが上司に対して「理想の上司」を求めて来るようなことがあれば、その部下たちは上司に対して常に不満を抱くことになる。理想の上司を求めて来ることは、現実の上司に問題があるからこそそういうことを仕出かして来るのだ。余りにも優秀な人が上司になってしまうと、その職務が属人化されてしまい、その職務をマニュアル化することができなくなってしまうのだ。会社にとって優秀すぎる人材は逆に危険なのである。

③20代や30代は上司に叱られながら成長して行く時期

 会社員は20代や30代は上司にしかられることで成長して行く時期なのである。自分を叱ってくれる上司だからこそ、その上司の下で成長して行くことができるのである。叱られれば叱られるほど、どんどん成長して行くことになるのだ。しかし上司から叱られるということは、当然にその部下に多大なストレスを与えて来る訳だから、それが上司への不満へと転化されてしまうのである。

 既婚女性の場合、結婚のドタバタから始まって、家事や育児に忙しくなり、時短勤務が終わるまではどうしても家庭中心になってしまうので、上司がどうのこうのとは言ってられない筈だ。だからこそ非常にラッキーなのである。自分が結婚したことで、少なくとも上司への不満が消滅するか、大いに減少するという現象が起こって来るのだ。このためこれが出世のチャンスとなるのだ。

●上司と相性がいいのなら、その上司を出世させるように協力する

 これだけは覚えたいた方がいいのは、管理職というのは必ず上司が存在するということだ。

 係長の上司は課長だし、課長の上司は部長だし、部長の上司は取締役だ。管理職である以上、常に上司がいるのだから、上司に不満を持っても仕様がないのだ。それよりも、自分の上司と相性がいいのなら、その上司に対して徹底的に協力して、その上司が出世するように仕向けて行くようにすることだ。

①命令は素直に聞く

 上司から命令を受けた場合は、素直に聞くということだ。その上司は自分が最善だと思ったからこそその命令を下して来るのであって、その命令にとやかく言うべきではないのだ。命令に対して抵抗しているようであるなら、「この部下は無能だな」と上司が思うのは当たり前のことなのである。

②足らざる所があれば自分が積極的に補完する

 上司といえども万能ではない。上司だからこそ足らざる部分が必ず出て来る。男性の上司なら攻撃に重点を置き過ぎる余りに防御が薄くなったり、女性の上司なら守りに徹する余りに打って出て行くということをしないことがあるのだ。そこを自分が積極的に補完して行けば、上司としては「この部下は役に立つ」と思うようになるのだ。

③社内に人脈を広げて情報量を豊富にしておく

 会社の組織は整然と組織されても、社内の人脈が物を言うものなのである。社内の人脈を広げ、情報量を豊富にしておくべきなのである。例えば上司が情報不足で決断できない時、部下が情報をもたらしてきてくれれば、上司は決断することができ、それによって仕事が進んで行くことになるのだ。

 当然にこれらの仕事は自分の仕事が早くに終わっていないとできないことなので、朝早く出社して、朝から猛スピードで仕事をこなして行くべきなのである。そうやって午前中にまで自分の仕事を片付けてしまえば、後は上司の仕事のお手伝いができるようになるものなのである。自分の仕事を勤務時間いっぱいを使ってこなしているようでるなら、出世などできる訳がないのだ。

●芋蔓式人事の威力

 もしも自分がどこかの部署の責任者に抜擢されたのなら、その部署のことだけを考えるようなことは絶対にしないことだ。係長は課長代理、課長は部長代理、部長は取締役代理として行動すべきなのである。こうするとセクショナリズムから解放されるし、上司の命令も理解することができるようになるのだ。

 自分が常に上司と同じレベルで考えて行動していれば、その上司が出世した場合、自分をその上司が以前にいた地位を与えてくれるようになるのだ。その上司としては部下の中で一番出来のいい者を人事部に報告している筈だから、自分の代わりが務まるのは、常に上司の代理として行動してきた人物以外にいないのである。

 このため「芋蔓式人事」が行われてしまい、係長から課長へ、課長から部長へ、部長から取締役へという出世が可能になってしまうのだ。自分の上司を出世させることで、自分が出世して行き、それどころか猛スピードで出世して行くことになるのだ。殆どの社員たちは上司に対して不満を持っている以上、自分が上司に対する不満を捨てさえすれば、自分だけが芋蔓式人事の恩恵に預かることができるようになるのだ。

 この芋蔓式人事が最大の力を発揮するのは、自分の上司が社長に就任した時なのである。その上司は誰のお蔭で社長に就任できたか充分に理解しているので、自分を取締役に抜擢してくれることになるのだ。社長としては自分が会社を経営して行くに当たって、いつものように自分の代わりになって働いてくれる人材がどうしても必要なのである。

 芋蔓式人事は本当に凄まじい威力を発揮して来るのだ。人間には相性というものがあるので、全ての上司に対して協力的になることはできないが、もしも自分と相性がいい上司がいるのであるなら、その上司に対して徹底的に食いついて、その上司を出世させて行き、芋蔓式人事の威力を発揮させてしまうことだ。

●出世に必要なのは「競争」ではない。「協力」である!

 自分が管理職になれたからといって、個人プレーに徹していると、芋蔓式人事を引き起こすことができないのだ。それどころか個人プレーに徹していると、常に周囲の人々を競争相手だと思ってしまい、周囲の人たちと競争することばかり考えるようになるのだ。このため部下たちは強烈な不満を抱いてい来るし、他の管理職たちも「アイツと一緒に仕事をしたくない!」と言い出されてしまい、自分が社内で孤立化してしまうことになるのだ。

 自分が競争するからこそ、相手から蹴倒されるのである。管理職として最も必要なのは「競争」ではなく「協力」なのである。自分が上司に協力する、自分が部下たちに協力する、自分が他の管理職たちに協力する、そうやって協力しまくるからこそ、仕事が巧く行くようになるのだ。

 「出世競争」という言葉は誤解を引き起こしてしまう言葉だ。確かに出世するのに競争し合っているのだが、それはより多くの協力が出来た人が出世して行くという競争なのである。出世して行く管理職は非常に協力的なのである。もしも他人に協力的ではなく、自分の能力を過信する者がいるなら、その者の出世はいつか止まってしまうものなのである。

 女性が自分の生き方を変えることができるのは、30代までであろう。40代になるともう自分の生き方を変えるだけのエネルギーがなくなってしまうのである。自分が結婚していればこそ、競争ではなく協力の大切さに気付けるものなのである。大体、妻が夫に協力しない限り、夫だって妻に協力して来ないのだから、結婚というものは夫婦生活を通じて「協力することの大切さ」を学んでいく場であるのだ。

 そうやって夫に対して協力できたのなら、自分の上司にだって協力できる筈だ。部下たちにだって協力できる筈だ。自分が他人と協力していると、自然と道が開けて来て、幾らでも突き進んで行くことができるようになるのである。そうなればあれよあれよと出世して行き、自分が気付いた時には取締役会に出席する身分になっているものなのである。

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コメント

はじめましてタマティーさん。
最近夫婦の性生活関連でネットサーフィンしていて、このブログを発見して、ものすごく勉強になるのではじめから全部読ませていただきました。読み応えがあり情報量がすごくて、とても一回読んだだけでは消化できませんでしたので、また繰り返し何度も読みます!!私は結婚して2年で、まだ妊娠してませんが、近いうちに考えているのでブログごと参考にさせてもらいます。タマティーさんの言っていることはすごく納得できることがたくさん書いてあるので信頼して実行できます。

海外在住でつい偏食になっていたので、反省して先週末は断食しました。食事に気を配るいいきっかけになったと思います。そういう基本のことに気づかせてもらってありがとうございました。また、キャリア関連の内容もものすごく勉強になりますbuildingとりあえずお礼が言いたかったので書き込みしました。これからも楽しみに読ませてもらいますhappy01

投稿: みき | 2011年6月21日 (火) 03時56分

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