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「個人の目標」と「会社の目標」の統合

●あなたはなんのために仕事をしているのか?

 人間は現実的な動物である。既婚女性が会社で働いた場合、なんのために一生懸命になって働いているのかといえば、それは「幸せな家庭を築くための収入を得るため」なのである。自分が職場で稼いで来て、そのお金が自分の家族の生活費に回され、夫や子供たちが喜ぶことこそが、既婚女性が働く理由であるのだ。

 そのもう一方で人間は理想的な動物でもあるのだ。なんで既婚女性が家事や育児に専念せず、わざわざ働きに出るのかといえば、それは「生き甲斐を得るため」なのである。自分の能力がビジネスを通じて発揮され、様々な人々を豊かにして行くからこそ、その喜びが既婚女性を突き動かして行くことになるのだ。

 人間は現実に生きる動物であるだけでなく、夢に生きる動物でもあるのだ。現実に生きることと、夢のために生きるは絶対に矛盾する。しかし人間はその絶対に矛盾する物を携えながら生きているのである。もしも矛盾が解消されてしまったら、或る者は働いてお金を欲しがるだけの人間になり、或る者は夢物語ばかりを語る現実離れした人間になってしまうのである。

 もしも既婚女性が管理職に抜擢された時、最も躓き易いのは、実はこの事なのである。というのは管理職を目指して来た女性にとっては、自分が管理職になった時点で自分の夢は叶えられたのである。ではその後、「自分が管理職として一体何をすればいいのか?」というのが全然解っていないのだ。

 このため毎日ルーティンワークを繰り返すだけになり、幾ら自分が一生懸命に仕事をやっても、その仕事の全てが場当たり的になり、仕事の生産量が明らかに落ちて行ってしまうのである。働く目的が解っていないから、何をやっていいのか解らないし、自分の内側から全然パワーが湧いて来ないのである。

●会社の目標

 では会社は何を目標として事業を展開しているのかというと、「業界でトップになる」ことを目標として活動している。会社はその業界でトップにならない限り、収益は悪いし、ライバル企業から過酷な競争を強いられることになるのだ。だから何がなんでも業界のトップになり、競争を圧倒的に優位な状態で進めて行きたいのである。

 その一方で企業は競争とは関係抜きに「最高の製品を適正な価格でお客様に提供し、顧客満足度を最大化させるため」にも活動を行っているのだ。研究開発と設備投資に充分な資金を投入すれば、最高の製品が出来上がっているものなのである。それを適正な価格で販売すれば、お客様は大喜びするようになるものなのである。お客様の顔に笑顔を浮かばせることができたら、これほど嬉しいことはないのだ。

 経済学者のように市場というものを企業が競争し合っていると捉えるのは、市場全体をきちんと把握していない証拠なのだ。確かに企業同士は競争する。競争することで強くなることができるからだ。しかし競争だけするのではなく、お客様に奉仕と貢献をし、人々に豊かな暮らしを実現させるということもやっているのである。

 もしも優秀な企業がお客様に対して最高の商品とサービスを確実に提供しようとするなら、独占を狙って来る筈である。カール・マルクスが指摘するように「独占は競争の結果起こるもの」なのではなく、実際は「会社経営者が人為的に遣らない限り絶対に起こらないもの」なのだ。市場を独占してしまえば、他の企業と競争することがなくなり、安全に最高の商品とサービスを提供することができるのだ。

 しかし実際にはそんなことできるものではない。どんなにトップ企業が巨大化しても、中小企業は残ってゲリラ的な活動をして来るものだし、独占の野望を打ち砕いて行くのだ。企業にとって競争は必要悪なのであって、その必要悪をやってのけるからこそ、企業の体質を強化して行くことができるのである。

●矛盾する両者を統合するもの

 会社員というものは個人レベルで矛盾した欲望を持っているし、会社もまた会社レベルで矛盾した欲望を持っているのだ。社長はそのばらばらの欲望を放置しておくのではなく、それらを統合させ、矛盾するエネルギーを双方が否定するために使うのではなく、双方が肯定し発展して行く形で使っていかなければならないのである。

①経営理念と経営計画書

 そのために社長は一体何をすべきかというと、それは経営理念と経営計画書を定めることなのである。我が社はこういう経営理念で経営を行い、こういう経営計画書に基づいて事業を展開していますと表明しなければならないのだ。経営理念と経営計画書があればこそ、会社の物理的三要素である「人」「物」「金」は統一された形で動いて行くことができるようになるのだ。

 既婚女性が管理職になったら、ともかく経営理念を暗記しろ。どの会社の経営理念も長文ではなく短文なので、暗記しようとすればできてしまうものなのである。その上で経営軽計画書を熟読して、一体この会社は何をやろうとしているのかその全体像を把握すべきなのである。これができると自分のすべきことが明確に解って来るし、逆にこれができないと自分が一体何をしているのか解らなくなってしまうのだ。

②教育と訓練

 会社は従業員たちを事業活動で使い物になるように、常に教育を施し、訓練を実施して来るものだ。教育と訓練を施さない限り、従業員たちはその能力を低下させて行き、バラバラになってしまうものなのである。会社が行う教育や訓練は学校や大学で行うものとは違って実践的なものだ。従業員がその教育と訓練を受ければ、すぐさま仕事に効果が出て来るようになっているものなのである。

 既婚女性なら教育と訓練を真面目に成って受けるべきだし、絶対に茶化してはならないのだ。能力というのは、仕事で使って行くと必ず劣化して行くものだ。仕事をすることで能力が伸びることもあるが、下らない物を沢山身につけてしまい、仕事の出来が悪くなってくるのである。自分は一生懸命になって仕事をしているのに、なんの評価もされないのなら、それは教育と訓練を真面目になってうけていないから、能力が向上して行かないのである。

③組織と人事

 会社は事業活動をするために組織を作り、人事を整えて行く。どこの企業でもそうだが組織というのは試行錯誤を繰り返しながら組織を作り、様々な人間関係に苦しみながら人事を行って行くものだ。組織と人事は誰がどうやってもみんなが納得できるという物は出来上がらない。そうなのではなく会社が競争で勝利し、お客様に最高の商品とサービスを提供するために組織を作り、人事を実施して行くのである。

 既婚女性が解っていないのは、会社の組織や人事は自分のためにあるのだと自己中心的な発想をして来ることなのである。この考えに立脚したら、会社の組織と人事に関して常に批判を浴びせて来ることになる。もしも管理職なのにこういう考えを持って来るなら、いずれ自分が社内で孤立し、追い出される羽目になるのだ。組織や人事は常に問題があるものだし、問題があっていいのである。大事なことは会社が最適な状態で事業活動を展開することなのであって、そのために組織が作られ、人事が行われることになるのだ。

●敵を作って争うよりも、敵を作らないで目標を達成すべし

 会社で管理職に成って来るような既婚女性は、学校や大学での成績も良く、就職しても他の女性たちよりは遥かに仕事の出来が良かった筈だ。だからこそ管理職に抜擢されたのだが、その反面、自分が伸し上がって来たために、他人と競争する癖がどうしてもついてしまうことになるのだ。

 人付き合いの悪い女性なら、自分の周囲に存在する全ての人たちを敵に回して争って来るし、フェミニズムに洗脳されれば、男性社員たち全てを宿敵と看做して憎悪をぶつけて来るものだ。しかも自分が職場でやっていることは全て個人プレーだから、自分の部下たちですらまともに使いこなすことができなくなるのだ。

 育児中は他人と争うことを好まないものだ。乳幼児という完璧なまでの弱者が家庭内に存在する以上、無闇に敵を作ることは非常に危険なのである。乳幼児は母親の異常な心を察知して、自らが病気になったり、事故を起こして、母親が態度を改めるように促して来るのだ。もしもその警告すら無視して争うのなら、最終的は家庭が崩壊してしまい、離婚に至ってしまうことであろう。

 管理職になったら、敵を作って争うより、敵を作らないで目標を達成するようにしなければならないのだ。そのための経営理念であり、経営計画書であり、自分がより高い次元に立つことで、他の社員たちと争わずに、自分の目標なり、会社の目標を達成するようにして行けばいいのだ。

 自分と会社を結びつけることで幾らでも豊かになることができるものなのである。自分と会社を結びつけないからこそ、幾らでも不平不満が出て来るものなのである。もしも経営理念をすらすらと暗唱でき、経営計画書が解っている上で仕事をして来るのなら、仕事は確実に巧く行くようになるものなのである。そうやって着実に仕事の成果を出し続けているのなら、その管理職は更に抜擢されて行くことになるのだ。

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