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製造業に於いて女性の管理職は増えていないし、今後も増えない

●製造業は男性優位の産業

 政府は男女雇用機会均等法を制定し、男女共同参画社会を推進しているのだが、それは全ての産業に対して男女が平等な比率になるように目指している。しかし現実の経済ではそんなことは絶対に起こり得ない。特に製造業は昔から男性優位の産業だったし、今後も男性優位の状態を保ち続けられることであろう。

 だから製造業の分野では男女構成比がそのような状態だから女性の管理職の割合はそもそもが少ないし、今後も増えることはないのだ。政府が権力を使ってその男女構成比を弄っても、駄目なものは駄目なのである。もしも既婚女性が製造業において管理職になったのなら、この産業は男性優位の産業なのであって、女性である自分はそのサポート役に徹するという謙虚な態度で居続けることこそが、自分の能力を最大限に発揮する遣り方なのである。

 どんなに男性優位の職場であっても、女性の管理職が必要性は必ず存在するのだ。製造業では製造部門に男性たちが大量に投入されるので、逆に管理部門には女性たちが進出できる余地があるのである。どんな産業であっても、男性たちだけの産業というものも、女性たちだけの産業というものもないのだ。

 例えば自動車業界では、男女構成比が男性90%に対して、女性10%という恐ろしい比率に達している。管理職の割合もその男女構成比にそのまま比例するのだ。自動車業界は典型的な男性優位の産業であるのだ。自動車業界では未だ嘗て女性社長すら出て来ていない業界なのである。

 考えみれば、男の子は子供の頃からミニカーで遊んだり、走っている車に興味を示すものだが、女の子はそんな遊びはしないし、人間の方に興味を示すことになる。その男女の性差がそのまま大人になっても現れて来ているにすぎないのだ。寧ろ、この異常な男女構成比は男女の自然な形で出て来たといっても過言ではないのだ。

●20年おきに技術革新が起こるから

 なぜ製造業がこれほどまでに男性優位の産業であるのかといえば、工業それ自体が昔から男性たちだけの職場であったからだ。江戸時代の士農工商の中で農民も商人も男女ともども活躍してきたのだが、職人たちだけは男性たちだけが活躍してきたのである。工業は昔からそういう世界だったのである。

 もう1つの理由は製造業は協業と分業は非常に合理的に進んでいる産業であって、組織戦を以て戦わないと、優れた商品を作り出して行くことができないのだ。そのため組織戦に慣れている男性たちが活躍し易いし、もしも女性たちが進出して来ても、組織戦の遣り方が解っている女性でなければ、進出して行くのは非常に難しいのだ。

 第三の理由は製造業では20年おきに技術革新が起こるので、それに備えなければならないということだ。製造業では技術が発達すればそこで停止するのではない。その技術が少しずつ発展して行って、最終的に技術革新を引き起こして、新たな産業を生み出して行ってしまうのだ。例えば俺の子供の頃はレコードで音楽を聞いていたが、中学生になった頃からCDに変わり、そして今ではCDから「i-Pod]に変わってしまった。

 製造業はこの技術革新に備えるべく、知識と技術を後輩たちに継承させて行くのだ。この際、男性の先輩から男性の後輩というのが一番遣り易いのである。男性同士では脳の構造が同じなために、男性同士で遣り取りしてしまった方が効率的なのである。かといって全く女性を排除する訳ではなく、女性を使える場所があるなら、女性の登用を積極的に行うのだ。

 人間の知識には「明解知」と「暗黙知」の2つが存在する。明解知は文章のように言葉にして誰でも理解することができる知識のことだ。これとは別に暗黙知は言葉にできず、職場で働いていれば自然と身につく知識であるのだ。明解知の継承は男女の別なく行うことができる。しかし暗黙知の継承は男性なら男性へ、女性なら女性へと継承させないと、きちんと継承されて行かないのだ。

 最近、鉄道会社には事故が相次いでいるのだから、この業界も本来は男性優位の業界である。しかしそこに政府の権力で以て無理矢理に女性たちを進出させた結果、明解知の継承はなされても、暗黙知の継承が巧く行かず、そのために本来なら防げた事故を引き起こしてしまったのである。

●なぜ製造業に従事する女性たちは文句を言わないのか?

 製造業では伝統的に男性優位の産業だし、今後も男性優位は絶対に変わらないであろう。では製造業で働く女性たちはなんで文句を言ってこないのか? 実を言うと男性優位の職場だからこそ、女性の従業員の比率が少ないために女性優位が生まれてしまうという、逆説的な現象が出て来て、その恩恵を女性たちが受けてしまうからなのである。

①女性が少ない職場だから男性たちは女性たちを優遇し、しかも仕事が楽チン

 製造業のように男性たちが多い職場では、大変な仕事は全て男性たちがやってしまい、女性たちはそのサポートをしさえすればいいということになる。そのために仕事が簡単なのである。女性たちの労働が大変になるのは、本来は男性たちがやっている仕事に手を出してしまった時だけなのである。女性労働者が悲惨になるのは、男性ができる仕事にのこのこと女性たちが進出してしまったからなのである。

②男性たちの稼ぎが充分にあるために給料が安定している

 製造業では男性たちが商品を製造してくれることで、その取引金額を高くなり、そのために充分な稼ぎが出て来るのだ。そのために女性たちはその稼ぎにありつけることになり、給料が安定しているのである。どこの産業でもそうだが、商品の金額が高くなれば、それに比例して給料も安定化して行くのである。

③女性が少ない職場ゆえに、結婚相手に困らない

 製造業では男性たちが非常に多いので、女性たちは圧倒的優位な状態で結婚をすることができるということなのである。女性たちは男性に対する選択肢が少ないからこそ、結婚を躊躇してしまったり、結婚できなくなってしまうのである。もしも男性に対する選択肢が多くなければ、自分が男性たちを充分に選ぶことができるので、非常に満足した状態で結婚することができるようになるのである。

 女性の数が少ないから悲惨なのではない。逆に女性の数が少ないからこそ、女性はいいこと尽くめになってしまうのである。もしも政府の権力で以て男女構成比を平等にしてしまったら、女性たちが手にしている恩恵は全て失われてしまうのである。男女共同参画社会のために女性たちが男性たちと同じ用ように油まみれになって働くのが本当にいい訳がないのだ。それでは女性が持っている能力を巧く発揮して行くことができないのだ。

●日本は天然資源が少ないために製造業の発達は絶対に欠かせない

 先進国の統計を取ると、日本は決まって女性の社会進出が遅れているという結果が出て来る。その理由は簡単で、日本経済ではまだまだ製造業が非常に強いからなのである。それに対して欧米諸国はもう製造業は衰退していて、新たな産業が起こり、そこで女性たちの進出が活発になっているのである。これでは日本が先進国の中で最下位になってしまう訳なのである。

 特に日本はイギリスやアメリカがやっているようなことをすることはできない。イギリスもアメリカも覇権国家として世界の金融センターの役割を果たした経緯があるので、金融業が異様に発達してしまったのである。イギリスに於いては金融業のために製造業が壊滅的になってしまったし、アメリカも軍需産業以外は工場をどんどん外国に輸出しているのである。これは覇権国家の強みであり、そうやって莫大な利益を得て行くのだが、その代償として国内の製造業が衰退して行ってしまうのである。

 日本は欧米諸国よりも遅れて近代化して行った国家なのである。日本が欧米諸国よりも遅れているのは当然なのである。しかも日本は天然資源が少ないために、貿易立国として食って行かざるを得ず、外国から天然資源を輸入し、それを製造業が加工して、外国に輸出するということを繰り返さなければならないのだ。日本は製造業を発達させ続けなければ、人口を養って行くことができないという特殊な事情が存在するのである。

 更には日本はイギリスやアメリカのように金融業を発達させて行くことができない。イギリスもアメリカも覇権国家だったらかこそ、金融業を発達させることができたのであり、日本は昭和憲法上の制約で軍備を持つことが禁じられているし、隣国にはロシアや中国といった軍事大国がいるのである。日本が覇権国家になるためには、これらの国家を撃破して伸し上がっていかなければならないのである。

 日本を欧米諸国と比較して、「日本は遅れている!」といって日本を改革して行くのは、非常に危険なのである。日本には日本の特殊な事情があるのであって、製造業を優位にすることで独立を保っていかなければならないのである。もしも日本の製造業が衰退してしまえば、日本の独立は非常に危険な状態になり、ロシアや中国が侵略を仕掛けて来るようになり、大量虐殺の餌食になってしまうのである。

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