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男女雇用機会均等法こそ働く女性たちを苦しめている

●女性の雇用比率は上がったが出世できない

 企業の男女比率は落ち着くべき所で落ち着く。製造業では男性の従業員が多いかもしれないが、ベンチャー企業では男女お構いなく雇用して行き、雇用の男女比率に変化を与えている。経済というのはそうやって変化をし続けているのであって、その変化を誰も止めることはできないのだ。

 もしも政府が企業の雇用に口を出せば、企業はその柔軟性を欠いてしまい、変化して行くことができなくなるのだ。そう考えれば、男女雇用機会均等法は戦前の国家総動員法レベルの悪法なのであって、この悪法が存在するからこそ、女性たちは貧しくなり、結婚することもできなくなってしまったのであり、更に企業も組織を硬直化させ、経常利益を激減させて行ったのである。

 男女雇用機会均等法と聞けば、それは女性にとっていいことではないかと思ってしまうものだ。多くの女性たちはこの法律があればこそ、女性たちは総合職への進出を可能にしたなどと思っているのだ。そんな事実はないのである。どの企業も或る一定の女性比率が存在し、その女性が優秀であるならば、必ず抜擢して総合職に迎えていたのである。

 ところが男女雇用機会法で以て、女性の雇用比率を無理矢理に上げすぎてしまえば、本来なら総合職に就いて、その後、管理職に出世していけるだけの能力を持った女性なら出世して行くことができるが、そこまでの能力を持っていない女性が総合職に就いてしまえば、入社後10年経っても出世できないという事態に陥ってしまったのである。

 男性の雇用比率が多い企業であるなら、最大30%というのが女性社員の雇用比率だ。だから管理職の30%までなら女性の枠を増やすことができるが、もうそれ以上増やすことはできないのだ。平等イデオロギーに取りつかれてしまえば、管理職も男女半々にならなねければならないと思い込んでしまうことだろうが、実際には絶対にそうならないのだ。女性が就任できる管理職は非常に数が限られているのである。

 要は「オーバードクター」と同じことなのである。日本では大学院の数が少なく、修士号や博士号を持った人たちが少なかった。そこで政府が無理矢理に大学院の数を増やし修士号や博士号を持った人たちを増やして行ったのである。それで一体どうなったか? 大学院を卒業しても大学教員になれなかった人たちが続出してしまったのである。政府が下手に手を出したために、本来なら安定していた大学院を滅茶苦茶にしてしまったのである。

●低レベルな大学教育こそ女性たちの能力を低下させている

 企業の男女の雇用比率を問題視して来る女性たちに言いたいのだが、あなたは大学でビジネスレディーとして通用するような教育を受けただろうか?

 恐らく受けていない筈だ!

 どの大学でもアカデミックな教育ばかりしているからこそ、大卒の女性たちの能力が異様に低くなり、出世できないのである。企業の人事部の苦情は常に一貫して「女性たちの能力が低すぎる」ということなのである。この問題を大学が解決してくれないからこそ、どの企業も女性を管理職に登用して行くことを渋るのである。管理職というのは一般職よりも3倍以上は働くことになるので、平凡では駄目だし、平凡以下ならもっと駄目なのである。

 日本の企業は昔から体育会系の大卒男子か理系の大卒男子を優遇して来たのであって、男性を優遇して来たのではないのだ。企業は組織戦を展開するから、大学で運動部に所属して部活動を繰り返していれば、自然と組織戦の遣り方が身につき、企業で非常に高い能力を発揮して来るのだ。日本の大学でも理系はかなり実践的な教育を遣っているのであって、理系でしっかりと勉強してくれば、企業でもそのまま使えるのである。

 女性がただ単に短大卒や大学卒ではなんの技術も身についていないものなのである。それなら専門学校を卒業した方が企業にとっては使いものになるのだ。専門学校では実践的なことを教えているからだ。大学も一般教養や専攻科目とは別に、ビジネス科目を設置して、ビジネスマンやビジネスレディーとして使い物になるような教育をすれば、女性たちは大学を卒業した時点で高い能力を持つことができ、それによって出世して行くことが可能になるのだ。

 大学に行った女性たちなら解ると思うが、大学の4年間は遊び呆けた筈だ。大学は学生たちに必要なことを教えないし、大学教員たちの講義自体も下手糞である。大学教員たちは「最近の学生は勉強しない」というが、学生たちが勉強したくなるような改善策を一度たりとも打ったことがないのだ。

 あの大学の空白の4年間の代償は非常に高くつくのだ。

 あの時期は体力が充実しきっている時期だから、少しでも勉強すれば確実に自分の能力に変わって行くのである。勉強すればするほど自分の実力が向上して行くから、一度でも勉強の楽しさを味わってしまうと、勉強する習慣が身についてしまい、そういう人物は放置しておいても勝手に勉強し出すものなのだ。そういう人物は学生同士ではなかなかその差異に気付かないけど、企業の人事部から見れば、一発で「この人物は別格だな」と見きってしまうものなのである。

●女性の比率が少なくても別に困ることはない

 企業の男女の雇用比率が男女平等にならなくても、女性にとって別に困ることではないのだ。女性の比率が少なくても、女性には幾らでも活躍できる場があり、それで不当な差別を受けたりするのではないのだ。但し、その女性に能力がありさえすればなのであって、その女性に能力がなければいつかどこかで出世を止められてしまうのである。

①女性が少ないからこそ女性の質が向上する

 女性の管理職が少ない場合、管理職に就いて来る女性たちはどれも優秀な女性たちばかりなのである。女性の数が少ないからこそ、女性の質が向上して行くのである。女性の管理職が少なかった頃、バリバリのキャリアウーマンがいたものだが、ああやって働くからこそ能力を伸ばすことができたし、出世して行くこともできたのである。

 もしも女性の管理職を無理矢理に増やして行くと、女性の管理職たちの能力が低下して行き、そのために逆に自分の出世が出来なくなって来るのだ。大体、女性の管理職が多ければ、それだけ女性同士で競争しなければならず、その競争のためにエネルギーが取られてしまい、肝腎の仕事に充分なエネルギーが回せなくなるのだ。

②如何なる企業にも女性専用のポストは必ず存在する

 如何なる企業にも女性専用のポストは必ず存在する。男性が圧倒的に多い会社でも、必ず女性専用のポストは存在するのだ。例えば「社長秘書」であり、「受付嬢」であり、「経理部」など、女性専用のポストがあり、そこに女性たちは入って行くことができるのである。しかし当然にその会社で女性社員が少ないからこそ重宝されるのであって、女性社員の数が多くなってくれば、その有難味が消えてしまうのである。

③女性が少ないからこそ確実に優位な状態で結婚できる

 女性社員の比率が少ないことで、女性たちにとって最大のメリットになるのが、女性が少ないからこそ、確実に優位な状態で結婚できるということだ。男性社員が多く、女性社員が少なければ、圧倒的に女性の方が有利になるのであって、本来なら結婚できないようなレベルの高い男性と結婚することができてしまうのである。

 女性社員の比率が多い企業で働いてしまうと、女性たちの結婚率が下がって行くのは、女性社員の数が多いために、女性たちは優位に立つことができず、そのためにレベルの高い男性を見つけることができなくなってしまうからなのだ。結婚できない女性に限って「いい男がいない!」と騒ぎ立てているものだが、それは就職した会社を間違えてしまったからこそ、そういう羽目に陥ってしまうのである。

●経済は放置しておくに限る

 冷静に考えてみて欲しい。男女雇用機会法を制定して以来、日本は延々と不況が続いているのである。日本人の所得はあの法律が制定されて以降、全然上がっていないし、企業だって業績を悪化させているのだ。アメリカの企業に日本の企業が買収されてしまったり、中国のGNPが日本のGNPを追い越してしまったのである。

 なんでこうなってしまったのか?

 男女雇用機会法が企業の自由な活動を制限してしまったからなのである。企業はお客様にサービスを提供することを最優先するのではなく、企業の男女雇用比率を平等にしようということに躍起になってしまい、まともな経済活動をしていないのである。社内を幾ら弄り回しても、社内にお客様などいないものなのである。だからこそ企業は業績を悪化させて行くのである。

 では、一体どうすればいいのか?

 男女雇用機会法を廃止しして、政府は企業の雇用に口を出さなければいいのである。企業は自由にしてくれれば、それぞれの会社が最善の雇用形態に辿りつくのであって、その最善の雇用形態でこそ、最も多くの経常利益を上げて行くことができるのである。その姿は不平等に見えるが、どの企業も男女を公平に扱っていくものなのである。

 それととも政府は国立大学を民営化して行き、政府が大学を経営するということから手を引くべきなのである。政府が大学を経営しているからこそ、大学は柔軟にカリキュラムを変えて行くことができず、大学教員たちのレベルが下がって行くし、学生たちだって勉強する意欲が湧いてこないのだ。私立大学にも憲法違反の私学助成を廃止し、経営能力の低い大学は倒産するように仕向け、経営能力の高い大学だけが繁盛して行くようにすべきなのである。

 女性たちは大学に進学できればそれでいいというような考えを持たないことだ。要はあの大学4年間に遊び呆けたツケを、自分が会社に就職してから支払うことになるのである。だからもしも大学に進学してしまったのなら、体育会系の部活に入ったり、ダブルスクールをやって大学以外で勉強するようにすることだ。そうすれば大学を卒業した時点で、相当な能力を持つことができ、会社として使い物になる人材として出世させて行くことになるのだ。

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コメント

タマティーさま

ゆきねこは苦学生でしたので、遊びじゃなくて、バイトやり過ぎて、大学の成績が悪かったんです。テスト期間になるとバイト休む子が続出して、私の仕事が大量に。あぅ~

大学の授業は受け身だから、確かに役に立ちませんよね。私は理系だから実験とか卒論が大変でしたけどね。

自分でTOEICとか勉強しておけば本当に良かったですよ。トホホ。英語ができるだけでだいぶ違いますよね。

しかも入ったサークルがアマチュア無線研究会というマニアックなところで、ハローCQとか言ってました(笑)

投稿: ゆきねこ | 2011年6月30日 (木) 13時54分

 ゆきねこさん、理系だったんですか!?
 ということは、大学ではモテたんじゃないんですか?
 理系では女子学生なんて少ないんだから、希少性が高まってモテモテになったんじゃないかな?

 大学の講義が1時間半というのは長すぎですよ。
 どうしても集中力を持続できない学生たちが出て来るから、授業の質が落ちてしまうんですよ。
 講義の時間を45分にし、その代わり、講義の数を多くして、より多くの科目をこなした方が、学生たちは勉強するようになる筈ですよ。
 大学では一般教養と専攻科目だけでなく、ビジネス科目を用意してくれれば、学生たちは就職し易くなるし、就職後も出世し易くなるんです。
 大学の3年間にしっかりとビジネス科目を受けさせ、就職活動が始まったらインターンで会社で働かせて貰えれば、相当に能力が高まりますよ。

 今後は、大学を卒業するだけでは駄目で、大学院に進学しなと話にならない日が必ずやってくると思います。
 タマティーは大学生の時、1日8時間から12時間は勉強していて、多い時には16時間ぐらい勉強していたんです。
 しかしそれでも勉強し足りなかったから、もう大学だけでは無理ですよ。
 できることなら、大学院進学希望の学生は大学を3年までにしてしまい、大学院は修士課程で3年間勉強すれば、しっかりとした勉強ができる筈です。
 大学が4年というのが物凄く中途半端な気がしますね。

投稿: タマティー | 2011年7月 1日 (金) 06時56分

タマティーさま

えっ~。そんなに勉強されていたのですか!すごいですね。睡眠時間は短かくても大丈夫なんですね。徹夜はさすがにレポート提出の前日くらいでしたね。大学の形態もタマティーさまのおっしゃるようにすればいいと思いますよ。
大学は農学部でした。確かに男子多いとモテますよね。女子高だったからそれまで彼氏できなかったですけどね。
大学院は夜間で政治学やったんですけど、授業で女性政策論というのがあって受けたんですが、男女雇用機会均等法もテーマにあって、法律が骨抜きにされたとか、制定されるまで大変だった(プロジェクトXで放送された)とかあったんですが、なにか違和感あったんですよね。
うーん。すっかり騙されていました。

投稿: ゆきねこ | 2011年7月 1日 (金) 12時44分

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