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ビジネスとライフワーク

●ビジネスばかりやっていると、底の浅い人間になるだけ

 研修と勉強会に続いて、総合職の既婚女性たちの落とし穴になるのが、「ライフワーク」である。ライフワークというのは通常の仕事とは違い、自分が好きなことを生涯かけて研究したり、仕事にしたりするというものだ。ライフワークがそのまま今の仕事にになっているのなら「天職」ともいえるし、ライフワークが今の仕事とは別にやっているのなら「天趣」というべきものなのである。

 なんで総合職の女性にライフワークが必要になって来るのかといえば、企業では基本的に2年おきに人事異動を行うので、自分がすべき仕事は2年ごとに変わることになる。そのため仕事ばかりやっていると、確かに現在の自分が必要とする仕事はできても、自分を貫くような何か本格的な仕事をしているわけではないのだ。

 一流企業に勤めても、必ずしも優秀な人材が出て来ない理由はここにこそある。入社当時は優秀な成績を修めたからこそ入社できたのであるが、入社後は仕事をこなすだけの日々になってしまうので、仕事以外の能力が全然つかなくなってしまうのだ。勉強するといっても、仕事関連の物ばかりであり、視野が広がって行かないのだ。

 仕事ばかりしていると底の浅い人間になってしまう。事実、残業を繰り返しているような人物に奥深い人物などいないものだ。会社の歯車になってしまい、社内では多少能力はあっても、社外に出てしまうと無能を露呈してしまうことになるのだ。だからこそ仕事以外にライフワークが必要になってくるのだ。

 ライフワークがそのまま仕事になればお金になるが、もしもライフワークが趣味の範囲内ならお金にはならない。それどころか自分のお財布からお金が出て行くだけなのだ。しかしそうやってライフワークをやっていると、その方面に於いて自分の能力が伸び始め、思わぬ効果を発揮し出すのだ。

●普通の勉強だけなく、ライフワークをも進めて行く

 既婚女性がライフワークを見つけ出したいのなら、基本的には仕事関連の物にすることだ。自分が勤めている会社がやっている事業の内、何か1つを選んでそれを徹底して調べてしまうのだ。ただでさえ家事や育児、それに仕事で時間を取られてしまうので、あっちゃこっちゃに手を出さない方がいいのだ。

 ライフワークを行う時は、基本的に閑な時にすることだ。しかも気が向いた時でいい。仕事みたいに時間を決めて、その制限時間内に行うようにはしないことだ。このリラックスしながら研究するというのが長続きさせるコツだと言っていい。張り切り過ぎると逆に挫折してしまうことになるのだ。

 自分のライフワークに関係する文献があるなら、地道に集めて行くことだ。更にはメモすべきことがあるなら、きちんとノートに取って、その知識が散逸しないように心掛けることだ。そうやってライフワークを研究し続けて行くと、仕事に対して思わぬ力を発揮する時が遣って来るのだ。

 例えば俺はなぜだか「神社伝承学」をライフワークにしてしまった。最初は神社に参拝してその神社のパンフレットを貰って来る程度だったのだが、その内に神社の伝承に関する文献を集め始めてしまい、その知識を記録したノートは相当な量に達してしまったのだ。

 勿論、このライフワークは仕事には全然関係ない。

 そんで一体どうなったか?

 神社伝承を調べて行く過程で、神道は天神地祇を崇敬する宗教だというのが明確に解ったのだ。神道の学者たちは「神道はアニミズムである「」というのだが、実際に神社を調べてみるとそうではなかったのだ。神社に祭られる祭神は違えども、神社は天神地祇を崇敬する人々によって作られた宗教施設であったのだ。

 俺はライフワークのお蔭で国学院で勉強するよりも遥かに神道に詳しくなってしまったのだ。もしもどこかの学者は「神道はアニミズムで~」とか言い出した本があるなら、「それは嘘だ!」と言い切ることができるからだ。「神道には八百万の神々がいて~」と言っている本があっても、「それは古代の形容詞なのであって、神道にはそんなに多くの神々はいない」と言いきれるのだ。こうなってくると神道の学者で正論を言っているのが非常にごく僅かだということになってくるのだ。

●仕事の出来や勉強の出来が全然違ってくる

 ライフワークをやっていると、仕事で何をやっても理解度が全然違うようになるのだ。ライフワークをやっているために、その仕事の全貌を手に取るように理解することができるのだ。仕事をやらしても仕事の出来が全然違うのである。ライフワークに比べれば普通の仕事など簡単な物だから、自分は僅かな労力を使うだけでその仕事を成し遂げてしまうことができるようになるのだ。

 会社では2年おきに人事異動が行われるために、もしもライフワークがなければ2年ごとにゼロから勉強し直さなくてはならないので、それでいつまで経ってもレベルがアップして行かないのだ。幾ら仕事をしなければならないからといって、仕事だけをしていればいいわけではないのだ。

 会社が総合職の女性をなかなか管理職に抜擢しないのは、「能力がないから」という理由を挙げる会社が非常に多い。なんで女性社員には能力がないかといえば、入社して3年以内の雑用期間にしっかりと仕事の基本を習得しなかったからなのである。仕事をして行く上で当たり前のことができないから、とてもではないが管理職に登用することができないのだ。

 もう1つの理由は「ライフワークの無さ」なのである。ライフワークがないために、仕事でいっぱいいっぱいになってしまい、たとえ管理職に登用しても、もうこれ以上伸びないなというのが、人事部の人たちから見ると明確に解るのだ。管理職になればより多くのことを学んでいく必要性があるので、その人物の能力が限界に達しているというのでは困るのである。

 会社から「ライフワークを持て!」なんて一度も言われたことがない筈だ。しかも仕事の他にライフワークをやるなどというのは、明らかに遠回りに思えてしまうのだ。しかしライフワークを遣り続けていると、自分の仕事や昇進に思わぬ効果を発揮して来るのである。ライフワークをやっているために、常に自分に余裕があるので、新たな仕事を任されれば、そこでも伸びて行くことができるようになるのだ。

●ライフワークを持つから仕事でストレスが溜まらなくなる

 既婚女性の場合、ライフワークを持たない理由など幾らでも作り出せる。家事や育児が忙しいし、仕事だって忙しいのだ。ライフワークなどやっている閑はないのだと言おうとすれば言えるものだ。しかしそれでどうなる? なんにもならないのだ。いつもの生活の繰り返しになってしまうだけなのだ。

①仕事を相対化することができる

 ライフワークをやっていると仕事を相対化することができるのだ。そのため仕事の出来が格段によくなるし、ストレスだって溜まらなくなるのだ。いつも仕事の出来の悪さに怒られていたり、仕事でストレスを溜め込んでいるようであるなら、ライフワークを持って研究し続けることだ。仕事の出来が突然に良くなり始めるし、仕事でストレスを抱え込むこともなくなるのだ。

②仕事を仕事以外の観点から見ることができる

 ライフワークがあると、仕事を仕事以外の観点から見ることができ、仕事の全貌を掴めることができるようになるし、仕事に対して様々なアイデアが浮かんでくるようになるのだ。既婚女性の中には近視眼的になって、どうでもいい作業に集中してしまったり、幾ら考えてもアイデアが出て来ないという人もいるが、それは自分にライフワークがないからこそ、そうなっているという事実に気付くべきなのである。

③会話が奥深いもになり、人間関係が良好になる

 ライフワークをやっていると、会話が奥深いものになっていく。なんせライフワークで1つの分野を徹底的に研究している以上、誰かと会話をしても内容の濃い話が出来るようになるのだ。仕事が忙しい中でそうやって会話を濃厚にしていくと、人間関係が非常に良好になっていくのだ。

 ライフワークをやっている既婚女性とそうでない既婚女性は、仕事をしている過程で明確に判別がつくようになるのだ。当然に抜擢されるのはライフワークをやっている既婚女性であって、「この女性はまだまだ伸びるな」ということで栄転して行くことができるようになるのである。

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