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部下を育てたいのなら平等に扱うな。公平に扱い、思いっきり依怙贔屓しろ。

●平等に接すると部下たち全員が不満を抱くようになる

 育児をすれば解るだろうが、母親が子供たちに対して平等に接すると、子供たちは全員が全員が不平不満を抱くようになり、とてもではないが家庭内が大混乱に陥ってしまうものだ。学校や大学で散々平等を教え込まれてしまうと、自分が結婚を育児をし出しても平気で平等な態度で子供たちに接するという馬鹿げたことをしてしまうようになるのだ。しかし実際にやってみると、平等が大嘘だということが解るようになるのだ。

 なんで母親が子供たちに平等に接すると子供たちの全員が不平不満を抱いてしまうのかといえば、母親自身が自分の本心に反して育児をしているからなのである。普通、母親は子供の中で一番小さい子供に最も多くの愛情を注ぐものだ。それと子供たちの中で一番頼りになるのは常に一番上の子供なのであって、第一子を巧く立てることができれば、家族はきちんと機能するものなのである。

 家庭内ですら子供たちを平等に扱うのは無理なのに、それを職場でやってしまったら、部下たち全員が不平不満を抱くように成ってしまうのだ。「人間は生まれながらにして平等である」というのが大嘘なのである。実際に職場で平等を実践しても、絶対に出来っこないのである。

 人間には2つの大きな欲望が存在している。1つは自分を公平に取り扱って欲しいという欲望だ。自分が何も悪いことをしていないのに、公平に扱ってくれないと、どんな弱者でも強烈な怒りを発生させて来るのだ。もう1つは自分だけ特別扱いして貰いたいという欲望だ。公平と特別扱いは矛盾するものだが、自分だけが特別扱いされると、その者はヤル気が湧いてきて、通常の人たち以上の働きをするようになるのだ。

 その部署がどんなに小さな部署でも、部下たちを公平に扱うのと、或る特定の部下を特別扱いするということをし続けなければならないのだ。これら2つのことをやってくれないと、部下たちは仕事をまともにしてこないし、反乱を起こす可能性も出て来るのだ。組織を維持し機能させるためには、公平さと特別扱いという矛盾したことを遣り続けなければならないのである。

●部署の中でも起こる「80対20の法則」

 まず組織を運営して行くに当たって、如何なる部署に於いても「80対20の法則」が作動するということを知っておこう。その部署の成果は上位20%の人々によって80%の成果が作り出されるのだ。下位80%の人々はどんなに一生懸命に頑張ってもたった20%の成果しか生み出せないのである。

 だから部下たちの中で使い物になるのは、上位20%の部下たちだけなのである。10人部下がいたら、使い物になるのはたった2人だ。この使い物になる部下たちを早目に特定して、この連中を特別扱いし、重要な仕事をどんどん多く回して行くべきなのである。この連中は重要な仕事を回されると、確実にやってのけるので、その部署での成果が確実に上昇して行くことになるのだ。

 部下たちの中で平均的な能力を持っているのが、中間層の60%の人たちだ。部下が10人いたら、6人はこのレベルの人たちなのである。この連中は重要な仕事をやり遂げる能力を持っていない。その代わり、ありきたりの仕事ならきちんとこなせる能力を持っているので、そういう仕事を回して行くようにすることだ。

 部下たちの中で問題児が下位20%の人たちである。この連中は仕事をまともにこなす能力を持っていないし、それどころか部署内で問題を起こして来るのは、確実にこの連中なのである、部下が10人いたら、2人はこの要注意人物たちなのである。この連中は大した仕事ができないのだから、絶対に重要な仕事を回してはならないし、ありきたりの仕事を回しても、それすらもきちんとやってこないのだ。

 上司の能力が低いと、仕事ができない下位20%の連中に目が言ってしまい、散々にその連中を罵倒する言葉を言ってしまうものだ。しかしその代償は高くつき、下位20%の部下たちが恨みを抱くだけでなく、それ以外の部下たちも上司を軽んじ、陰口を言うようになってしまうのだ。

 上司が平均的な能力の持ち主だと、中間層の60%の部下たちを基準にして仕事を進めて行くようになるのだ。こうなると確かに仕事はできるようになるのだが、優秀な部下たちは不平不満を抱き始めるし、無能な部下たちも不平不満を抱き始めるようになってしまい、挟み撃ちを食らってしまうのだ。。

 最善の遣り方は上位20%の部下たちを基準にして仕事を進めるようにし、とにかく仕事の成果が出て来るようにしてしまうことだ。仕事の成果が出て来ないと、「うちの上司は一体何をやっているんだ!?」ということになってしまうので、どう取り繕っても不平不満が出て来てしまうのだ。その一方で中間層の60%の部下たちや下位20%の部下たちに能力に応じた仕事を回してしまい、上位20%の部下たちがやっているような働きを絶対に要求しないことだ。こうすると部下たちは不平不満を抱かなくなるのだ。

●競争を巧く煽る

 部下たちを特別扱いして行くためには、個別ミーティングを巧く活用して行くことだ。部下に何か用事があるのなら、みんながいる前で用事を頼むのではなく、会議室などに1人で呼び出し、「これは君だから出来る仕事だから、この仕事は君に頼む」とか言って用事を頼まれれば、その部下は自分だけが特別扱いされたと思い、仕事に励むようになるのだ。

 これを部下たち全員にやってしまうのである。用事がある度に飛び出され、自分は特別扱いされたと思わせることができたのなら、部下たちは不平不満を抱かなくなり、仕事をこなして行くようになり、確実にその部署内で成果を積み上げて行くことができるようになるのだ。

 確かにその部署はチームで活動しているのだから、全員前で命令を通知したり、会議を多用しても別に構わない。しかしそれでは自分だけを特別扱いして貰いたいという欲望を満たすことができないのだ。上司が部下を依怙贔屓しないと、部下たちはヤル気を出すことがないのだ。

 だから部下たちを依怙贔屓して巧く信頼を取りつけることだ。こうすると部下たちは自分だけがより多く特別扱いして貰いたいと思って、より多くの手柄を立てて来るようになり、それが部署内でいい競争になってくるのである。同じ部署内である以上、相手の足を引っ張るような競争は認められないが、手柄を多く立てて来るという競争はどんどん奨励して行くべきなのである。

 無能な上司に限って、部下たちの欠点を直すことばかりをやってしまうものだ。しかし欠点を幾ら直しても巧く行かないものなのである。それよりも部下たちの長所を伸ばしてあげて行ってしまえば、いつの間にか短所が消えてしまい、その長所のお蔭で仕事の成果が出て来るようになるのだ。

●全ての人を公平に扱うからこそ、依怙贔屓を使うことができる

 人間の能力というのは満遍なく備わっているのではない。どの人たちも何かしらの欠点を抱えているものなのである。だから「平等」にではなく、「公平」に取り扱うことが必要になってくるのだ。平等を唱えているからこそ、いつまで経っても部下たちを巧く統率して行くことができないのである。

 例えば男性と女性とでは脳そのものが違っている。女性は言語能力が達者でペラペラち色んなことを喋ることができるが、男性は言語能力が劣っており、女性たちのように巧く振る舞うことなどできないのだ。しかしその一方で男性たちは専門的な能力を発揮し易く、女性たちではできないような仕事を成し遂げて来るのだ。

 男女の性差が存在しているのだから、それを無理矢理に否定してしまうのではなく、それを巧く活用して行けばいいのだ。例えば営業では、男女1人ずつでペアを組まして営業に行かせ、女性の部下はざっくばらんに話を進ませて行き、専門的な内容になれば男性の部下に任して離させればいいのである。こうすると相手方は非常に理解することができ、営業が成功するようになるのだ。

 上司が女性だというのに、女性の部下たちばかり優遇されれば、男性の部下たちは強烈な不平不満を抱いて来るものだ。自分が女性である以上、女性の部下だろうが、男性の部下だろうが、公平に取り扱うという態度は絶対に崩してはならないのだ。男女平等を唱えているのに、女性だけを優遇する女性の上司は必ずいるものなのである。その代償は非常に高くつき、いずれ自分が社内で窮地に追い込まれて行ってしまうのである。

 平等イデオロギーには絶対に騙されないことだ。育児をしていれば、平等イデオロギーは使い物にならないということが解るのだから、育児を通じて人間の取り扱い方を学んでいくことだ。公平と依怙贔屓は絶対に矛盾する。しかし人間は自分を他の人たちのように公平に取り扱って欲しいという欲望と、人自分だけを特別扱いして貰いたいという欲望を持っているのだ。その相矛盾する欲望を巧く満たしてあげるからこそ、部下たちを巧く統率できるようになるのであって、これ以外の方法では必ず部下たちに恨みが残るものなのである。

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コメント

今日のblogは旦那さんに読ませたいです。
先日、係長研修が泊まり込みであって、コーチングとかいろいろやってきたそうです。
私は途中でドロップアウトしてしまったので、家のことで負担をかけないようにして、最大限にバックアップしています。でも働いている主婦も最近、いいなぁと思ってきました。
とりあえず小説書くのを頑張ります。

投稿: ゆきねこ | 2011年6月 8日 (水) 13時10分

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