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ビジネスに成功した既婚女性たちはなぜ本音を言えないのか?

●家族の支援があってこその成功

 女性の学者たちは女性の社会進出に対して必ず嘘を言って来る。

 例えばフェミニストの上野千鶴子は「女性が社会に進出して行くためには、女性でもなく男性化するのでもなく、宇宙人のように性別不明になればいい」と言っている。

 結婚後も出産後も働き続けている既婚女性たちなら、この手の意見に対して「馬鹿じゃないの?」と言い返すことができることであろう。自分は実際に女性を捨てて働いている訳ではないし、女性としての人生も充分に満喫して生きているからだ。しかし上野千鶴子はなんと東京大学大学院教授なのであり、日本のフェミニストたちの親玉として君臨しているのである。だからこそ女性の学者たちは間違った意見をそのまま信じてしまい、平気で嘘をつきまくることになるのだ。

 ビジネスで成功した既婚女性たちは家族の支援があったからこそ成功したのである。特に夫の理解と協力がなければ働き続けることができなかったし、自分が全てをこなすのではなく、夫が巧い具合に自分を支援してくれたからこそ、家事も育児も仕事も全て巧く行くようにすることができたのである。

 既婚女性が結婚後も働き続けるために、フェミニストたちが言うように政府の支援なんて必要なのである。幾ら政府が支援した所で、家庭内の細々したことを解決して行くことができる訳がないのだ。家庭というのは政府の力が入ってこなければこないほど、家庭は充実して行くのであって、既婚女性が結婚後も働くというのに政府の支援を求めていては、逆に家庭が崩壊してしまい、仕事どころではなくなってしまうのだ。

 結婚すればとにかく夫婦で話し合う時間をたっぷりと持つことだ。夫というものは赤ちゃんが生まれて来ると、養育費を稼ごうと必死になって働き出すのだ。育児休暇ならそれでも別に構わないが、時短勤務になれば少しは手伝って貰う必要性が出て来るし、時短勤務が終わり正常の勤務になれば、夫のサポートなしではとてもではないが仕事などできないのだ。

 どの夫婦も夫婦の力関係が違っているので、どのようにすれば最善なのか決まりきった答えはないのだ。その答えは夫婦が何度も話し合い、試行錯誤しながら見つけ出していかなければならないのだ。どんなに話し合って決めたものでも、夫に負担がかかりすぎたり、逆に妻に負担がかかりすぎたりしているのなら、すぐさまその決定を覆してしまい、他の方法を模索して行くしかないのだ。そういうことを地道にやっているから、自分たち夫婦にとって最善のスタイルを見つけ出すことができるようになるのである。

●保育園での罪の意識

 働く既婚女性たちには自分が仕事をし続けて行く上で、どうしても背負わなければならない罪が存在している。

 それは自分が仕事をするために、自分の子供を保育園に預け入れた時に、自分の子供に大泣きされてしまったということだ。子供としてはまだまだ母親と一緒にいたい時期なので、それなのに保育園に預け入れてしまえば、子供が大泣きするのは当たり前なのだ。しかし子供がいては仕事ができないから、已むに已まれず保育園に預けているのである。

 この罪は1つの罪として存在するのではない。子供を保育園に預け入れてしまったために、働く既婚女性たちは専業主婦に比べて家事や育児に於いては絶対に劣るようになってしまうのだ。自分がどんなにビジネスで成功したとしても、自分は専業主婦に対して劣等感を抱いてしまうことになるのだ。

 保育園に預け入れても、順調に育ってくればそれでいい。しかし保育園に預け入れても、子供は事故を起こしたりするし、その度に母親は職場から保育園に駆けつけなければならないのだ。更には子供は母親がいないために不機嫌になり、母親とまともに会話してくれなくれば、母親として心が痛まない訳がないのだ。

 もしも将来、子供が中高生になって不良になったら、それは確実に自分の責任として受け止めることであろう。子供が母性愛を大量に欲している時期に、自分は仕事をしていたのだから、子供が母親を殴ったり蹴ったりしても、まともに抵抗することもできなくなってしまうのだ。

 子供というものは生後3歳までは母親の元を離れないものなのである。できることなら3歳を過ぎてから働き出せばいいのである。しかし現代社会では子供が3歳を過ぎていないのに働きに出て来るので、その皺寄せは確実に子供の方に及ぶのであって、その罪を母親の方が背負わなければならないのである。

●女性だから成功したのではない。女性である自分が遣るべきことを遣ったからこそ成功したのである。

 働く既婚女性たちは女性だからという理由で成功していったのではないのだ。女性である自分が遣るべきことを遣ったからこそ成功して行ったのである。女性が結婚すれば結婚それ自体がドタバタ劇であり、結婚を整えて行く期間ではどうしても仕事に対して重点を置くことはできない。育児がひと段落するまで仕事は片手間で処理して行くというのが当然の選択肢になる。

 しかしその減速した期間というのは無駄なのではなく、減速したからこそ夫婦の愛の形を築き上げることができたし、家事や育児をこなしながら仕事ができるように生活を変えて行ったのである。これらのことをやっても給料が上がる訳ではないのだ。それどころかこの期間は給料が据え置きか下がるものなのである。だがそうやって自分自身が後退しないと、新たな生活を築き上げることは不可能になってしまうのである。

 こういうことは既婚男性の方にはないものだ。既婚男性なら結婚すれば妻に家事や育児を任し、自分が仕事に全力を投入して来るものだ。既婚女性だからこそこの生活の変化が必要になって来るのである。既婚女性は女性を捨て去ったからこそ成功したのではないのだ。女性らしさを思う存分に生かしたからこそ成功できたのである。

 「減速できたからこそ加速できる」というのは、フェミニストたちは解らないらしい。というかやったことがないのであろう。だからこそ「ジェンダーフリー」を唱えて来て、女性が変化しなくても生きて行けられるようにして来るのである。自分が変化しないというのは、成長しないということなのだから、だからこそいつまで経っても自立できないし、まともな仕事もできないし、まともに結婚することもできないのである。

 我々人間には「ジェンダーフリーの大嘘」に騙されてしまう危険性を常に持っているのだ。というのは、本当にいい物は男女の性別に関係なく、いい物だと認めることができるから、ジェンダーフリーと聞けば、「それはいいんじゃないの?」と思ってしまうのだ。嘗て与謝野晶子ですら、平塚雷鳥の意見に騙されてしまったぐらいなのだから。しかしそれはジェンダーフリーをやったから実現できたのではないのだ。男性なら男らしさを追求したからこそ、女性なら女らしさを追求したからこそできたのである。

●お金は人を豊かにするが、お金があれば必ず人が幸せになれるものではない。

 実を言うと、既婚女性の内、20数%の既婚女性たちだけが結婚後も出産後も雇用され続けるという統計が出ているのだ。ということは既婚女性の内、70%以上の女性たちは結婚を機に退職するか、出産後に退職しているのだ。矢張り女性は自分が結婚なり出産してしまえば、一旦仕事を辞めることで、新たな結婚生活を築き上げようとして来るのである。

 俺はこの数値を道理に適った数値だと認めている。というのは、「80対20の法則」を使えば、既婚女性の内、仕事に関して優秀なのは「20%程度」でしかないからだ。従って、結婚後も出産後も雇用され続けた既婚女性たちはビジネスレディーとしては優秀だったからこそ、会社が辞めさせなかったのである。

 「80対20の法則」を退職した既婚女性たちに当て嵌めてみると、既婚女性の内、20数%の既婚女性たちだけが家事も育児も巧くこなすことができる女性たちなのである。こういう女性は大方専業主婦を選んでくるので、政府がどんなに男女共同参画社会を推進したとしても、専業主婦は確実に20数%は存在することになるのだ。

 だからこそ既婚女性の内、約50%の女性たちが仕事も巧くできなければ、家事も育児も巧くできないというグータラ妻候補の連中なのである。この手の既婚女性たちこそが、政府に保育園の設置を要求したり、子供手当てを要求して来るのだ。自分が結婚によって生き方を変えず、政府に頼っているからこそ、家事も育児も仕事もまとにこなすことができないということが全然解っていないのだ。

 ビジネスに成功した既婚女性ほど、お金を追い求めたりしないものだ。確かにお金は人を豊かにするが、お金があれば必ず人が幸せになれる訳ではないからだ。仕事をしていれば、お金があるのに不幸になっていった人たちを大勢見ることになるものなのである。ではビジネスで成功した既婚女性はどうやって仕事をしているのかといえば、それは学びを得られる仕事をしているのである、人は学んでいる限り成長して行くので、自分が成長しさえすれば能力も収入もそれに比例してついて来ることになるのだ。

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