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2011年8月

アクティブ投資とインディックス投資

●株式投資には2種類ある 

 株式投資には大きく分けて2種類存在する。「アクティブ投資」と「インディックス投資」の2つである。アクティブ投資は上場企業の株券を直接買う遣り方であり、インディックス投資は市場の株価の動向そのものを買う遣り方である。アクティブ投資の方が株式投資の基本であり、インディゥクス投資の方がその応用ということになる。

 株式投資にはこの2種類が存在しているということが解っていないと、株式投資に関する情報を正確に掴めなくなる。例えば株式市場が暴落した時に、最大級のショックを受けることになるのはインディックス投資をやっている投資家たちなのである。株式市場が暴落している以上、自分たちだって大損してしまうのだ。しかし株式市場が回復してくれば、再び儲けることができるようになるのだ。

 一方、アクティブ投資をしている投資家は自分が買った株券の上場企業が倒産でもしない限り、別に困ることはないのだ。株式市場が暴落したら、確かに表面上は株の資産が下落することになるのだが、その上場企業の株券を安く買うことができ、それによって資産を増やして行くことが可能なのだ。株価というのは暴落したとしても、いずれ回復して来るものだから、株式市場が活気を取り戻すと莫大な資産を築いているということになるのだ。

 日本の知識人たちは社会主義の圧倒的な影響力を受けているので、株式市場というのは大暴落して貰わないと困るのである。カール・マルクスの『資本論』では資本主義の宿命として暴落が起こることが書かれているために、株式市場というものはいずれ暴落するものだということが頭の中から離れないのである。

 株式市場は景気循環の影響から、定期的に暴落することになる。しかしそれで資本主義が終わるのではなく、株式市場が暴落するからこそ、不要な企業は倒産して行き、新たな企業が勃興してくるチャンスが出て来るのだ。投資家としては株式市場が高騰していても儲けを叩き出すべきであり、株式市場が暴落しても儲けを叩き出すべきなのである。

●上場企業の株券を直接買うからこそ物凄く勉強になる

 アクティブ投資に「アクティブ」という形容詞が付いているのは、アクティブ投資は景気に左右されることなく行動的に投資して行く遣り方だからだ。アクティブ投資ではその上場企業のことを物凄く勉強することになるので、その会社が新たな事業を打ち出して来るのなら、その事業が成功する前に安い値段で株券を買ってしまい、その事業が成功して株価が高くなったら売り払えばいいのだ。

 アクティブ投資ではその会社の情報や経済全体の情報を一生懸命に収集することになる。投資家本人が勉強しないとアクティブ投資は成功しないのだ。逆に言えばお金を貰いながら勉強をさせて頂いているようなもので、勉強好きの人にとってはアクティブ投資の方が断然魅力的なのだ。

 アクティブ投資は自分の得意とする分野にだけ集中して投資して行くことだ。自分が得意とする分野だからこそ、その上場企業の動きが良く解るのであって、間違った投資をしなくなるのだ。危険なのは儲けに走って自分が全然知らない分野に分散して投資してしまうことだ。これをやってしまうと、その投資が如何に危険なのかが解らず、自分が気付いた頃には自分の資産が跡方もなく消えてしまっているということもありえるのだ。

 アクティブ投資をするなら、せめて1度は株主総会に出席しておいた方がいい。というのは会社の経営は社長で殆ど決まるので、社長が有能ならその会社は発展して行くし、社長が無能ならその会社は破滅して行くことになるのだ。社長を直接に見るということは、想像以上に大事なことであるのだ。

 アクティブ投資でより凄い手段を取りたいのなら、株券を増やして行って有力株主になってしまうことだ。有力株主になれば自分の意見を会社の経営に反映させることができるので、その会社が馬鹿げた経営をすることを防止できるようになるのだ。日本の会社は社員が社長に伸し上がって来るサラリーマン社長の形式が多いために、サラリーマン根性で会社を経営してしまい、それで会社を危機的状況に追い込んでしまうのである。

●株券ではなく市場をそのものを買う

 株式投資をしたいのだけれども、株式投資に関して余り勉強したくないという人はインディッツクス投資の方がお勧めである。自分の資金を「ETF」(株価指数連動型上場投資信託)に提供して、年間の僅かな手数料で専門家たちがあなたの資金を運用して利益を出してくれるのである。

 インディックス投資は基本的には投資信託であるので、その専門家の能力によって儲けが大いに異なって来るということだ。まずは信用できる会社を選び、安全な銘柄で構成される指数に連動し、優秀な専門家がいる投資信託を選ぶことだ。インディックス投資はその投資信託を選ぶことで結果が決まってしまうのである。

 投資信託の対象地域は「日本」「アメリカ」「ヨーロッパ連合」に限定した物にすることだ。これら3国は安心して投資でき、どんなことがあっても最終的には利益を確保できるからだ。しかしこれ以外の国々だとその国の株式市場がいつなんどき暴落するか解らないのだ。特に気をつけるべきは「中国」と「オーストラリア」と「ブラジル」であり、これらの国々は経済規模が大きいように見えて、実は経済基盤の弱い国家なので、通貨それ自体が暴落してしまい、それに引き摺られて株式市場も大暴落してしまうことになるのだ。

 インディックス投資はリクスが低く、短期的に利益を得ることはできないが、長期的に利益を得ることができるものである。インディックス投資はそういう物なのであって、絶対に大儲けを狙わないことだ。大儲けをしたいのならアクティブ投資で行くべきなのである。資産の保全に重点を置くなら、インディックス投資を選択すべきなのである。

 インディックス投資で成功したいと思うなら、インディックス投資に投資する資金を巨大な物にして行くことだ。資金が豊富にあれば、それだけ良質の投資信託に出会える可能性が高くなるのだ。しかもそういう投資信託に出資して来る人たちはお金持ちの人たちが多いので、危険を冒してまで大儲けを狙うこと要求してこないので、自分の資産を安全な形で守りきることができるようになるのである。

●投資家個人の性格や能力で決まる

 アクティブ投資かインディックス投資かを選ぶ際、結局はその投資家個人の性格や能力で全く別々の物を選んでしまうことになるのであろう。例えば俺なんかは絶対にアクティブ投資を選ぶ。アクティブ投資をするからこそ、その上場企業や経済のことを勉強するようになるので、お金以上の物を得ることができるからだ。

 しかし主婦の立場に立てばインディックス投資の方がいいだろう。主婦としてはまずは自分たち夫婦の資産を保全したいと思うので、儲けが少ないインディックス投資であっても、資産をきちんと保全することができるのなら、インディックス投資の方を選んで来るのである。家事や育児が忙しい時は、そんなに勉強していられないので、どうしてもアクティブ投資の方に全力を投入することができなくなるのだ。

 主婦が株式投資を始める際、株主優待目当てに株式投資をしてしまうと、既にアクティブ投資を選択してしまったということなのである。確かに株主優待を手に入れると、株券を持っている実感が湧くので、それは良いことなのである。しかしその僅かの利益のために、もしかしたら自分の性格や能力とは違う投資の仕方を選んでしまったかもしれないのだ。

 主婦であるなら、資金が少ない時はアクティブ投資をして儲けを稼ぎ出し、資産が大きくなったらインディックス投資にも手を出して、資産の保全を図りながら儲けて行くようにした方がいいのだ。アクティブ投資は株式投資の基本なので、これをやらずしてインディックス投資に手を出す方が危険なのである。

 アクティブ投資をすれば時には痛い思いをすることになる。その痛い思いをするからこそ株式投資のなんたるかが解るようになるのであって、その後、株式投資で儲けて行くことができるようになるのである。株式投資の世界で、無傷の投資家なんて1人もいないのであって、逆に言えば無傷であることの方が危険なのだ。

 もしも夫婦で意見が対立した時は、妻の意見の方を優先させた方がいい。というのは妻は子供たちのことを考えて資産を保全しようとしているので、危険な投資を回避して来るからだ。しかし夫の意見を無碍に否定してしまうと、夫は妻に対してストレスを感じてしまうものだ。そういう時は夫に或る程度の資金を与えて自由に株式投資を行わせればいいのだ。夫が成功すれば大儲けすることができるし、夫が失敗しても妻の利益までなら損失を補填することができるので、資産はビクともしないのである。要は頭の使い方であって、誰か1人の意見を押し通してしまうことの方が危険なのである。

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株式投資の鉄則

●株式投資の鉄則に基づいて株式投資を行え

 株式投資に手を出す場合、安易に儲かるからといって手を出すべきではないのだ。株式市場というものは、金儲けのために株式投資に手を出すと、最終的に大損してしまうものなのである。なんでこんな逆説的なことが発生するのかといえば、株式市場には株のプロたちがウヨウヨ存在しているからだ。

 よくマスコミで「機関投資家」と呼ばれる連中が株のプロの連中であって、証券会社や銀行などを足がかかりにして、株式投資を行っているのだ。当然にこの手の連中にかかれば、株の素人たちが負けるの当たり前のことなのであって、絶対に彼等と戦うようなことをすべきではないのだ。

 株式投資というのは、株のプロたちと株の素人たちとでは戦い方が全然違うのだ。株のプロたちには株のプロなりの戦い方があるし、株の素人たちには株の素人なりの戦い方があるのだ。株の素人なら、株の素人なりに戦うべきであって、株のプロたちが如何に大儲けしていても、決して羨ましがることをしないことだ。

 株式市場は巨大であるがゆえに、株のプロたちだけが勝つということは有り得ないのだ。株の素人だって戦域を限定すれば充分に勝つことができるのである。株のプロたちは資金量が桁違いに豊富だからこそ、株式市場の全面で戦うことになるが、その分、大儲けすることもあるが、大損することもあるのだ。だから定期的に証券会社や銀行が倒産するという事態が起こって来るのだ。

 株式投資をする場合、株のプロたちの遣り方を真似ることは非常に危険である。特に株のプロの中でも「株の相場師」と言われるような伝説的な男の意見は魅力的ではあるが、株の素人たちにとっては真似ることができないのだ。それよりも株の素人なりの「株式投資の鉄則」を見つけ出し、それに忠実になって株式投資をし続けるしかないのだ。

 株式投資の鉄則は以下の3つである。

①短期投資ではなく長期投資

②株式で得た利益は再投資に充当する

③市場変動で資産を爆発的に増やす

●短期投資ではなく長期投資

 株の素人たちが株式投資をする場合、短期投資ではなく、長期投資にならざるをえない。短期投資を繰り返していれば手数料が取られたり、税金が異様にかかって来てしまい、自分の労力に比べればそれほど儲からないのだ。株価というのは長期的に見れば、常に右肩上がりなのであって、株は長期投資した方が確実に儲けることができるのである。

 長期投資である以上、10年や20年や30年といった長期的視野で投資を行うようにすればいいでいいのだ。これだけ長い期間で分析すると、投資可能な銘柄は非常に限られているのであって、そこに集中的に投資して行けばいいのだ。投資当初は株価が安くても、10年も経てば値上がりして来るものなのである。

 長期投資の場合、株式市場の動向を細かく調べるのではなく、自分が投資した企業の情報を正確に調べまくることだ。企業というものは社長で99.99%以上決まるので、社長はどのような人物なのか、そしてその企業の商品やサービスは高品質なものなのか、企業の財務状況はどのようなものなのかを調べ上げ、それに基づいて投資して行けばいいのだ。

 夫婦で株式投資を行う場合、夫は理詰めで投資を行い、妻は直感で投資を行うものだ。もしも夫がこれはいい銘柄だと思っているのに、妻が直感で反対意見を述べて来るのなら、その銘柄を買うのはやめた方がいいのだ。女性の直感はできる限り尊重した方がいいのであって、その直感が現在解らないことをも当ててしまうこともあるからだ。

 よく株価が下落すると、証券会社を訪れているオジサンやオバサンにインタビューして「株価が落ちて大変ですね~」とマスコミが言って来るのだが、マスコミは株式投資について何も解っていないのだ。株というのは、株を保持している限り、株価など関係ないのであって、株価が下落して困るのは株の素人たちよりも、株のプロたちの方であるのだ。

●株式で得た利益は再投資に充当する

 株式投資で資産を増やして行くためには、株式で得た利益を再投資に充当してしまうことだ。株式売却益や株式配当金を消費に回さないことだ。そうやって資産運用益を再投資に回していると、資産が雪達磨式に増え始めて、最初は僅かだった資産が年収程度の資産になり、そして年収の10倍もの資産へと膨れ上がって行くのである。

 株式投資で幾ら儲けたとしても、株式投資で得た利益を消費に回さないことだ。自分たちの生活は夫婦の所得収入で賄い、質素倹約に徹した生活をし続けるべきなのである。株式投資に手を出している人たちの間では、株式投資で得た利益を生活費に回して贅沢な生活をしている人たちがいるものだが、決して真似しないことだ。そんな生活をしていれば、生活感覚が完全に狂ってしまい、いずれ経済的な破綻を引き起こしてしまうようになるのだ。

 しかし株式投資で自分の労力や時間を費やした以上、ご褒美を欲しがるものだ。そういう場合、株式投資で得た利益の20%を限度にご褒美として認めてしまえばいいのだ。資産運用益の20%なら、80対20の法則を適用すると、20%の出費でも80%の効果があるのであって、それで充分に満足することができるのである。

 勿論、できることなら自分にご褒美を与えるようなことをしない方がいいのだ。株式投資というのは投資金額が多い方がその分、多く儲けることができるのであって、株式投資で成功しても、その利益を消費に回していれば、投資金額が増えて行かないのだ。投資金額が多くなればなるほど株式投資は安全になり、確実に利益を上げて行くことができるようになるのだ。

 株式投資では「行動的禁欲」という倫理がどうしても必要になってくるのだ。自分たちの生活を質素倹約し、資産運用益を再投資に回していれば、10年後には年収を超えるだけの資産を持つことができるのである。そして一旦、年収以上の資産を持ってしまうと、その資産は急速に増え始めて、一気に年収の10倍の資産に膨れ上がって行くものなのである。

●市場変動で資産を爆発的に増やす

 株式市場は基本的に右肩上がりで進んで行くものであるが、株式市場は一時的に大暴落を引き起こすことなる。しかもその株式市場の変動は突然に遣って来るものではないのだ。株式市場の変動は必ずその変動が起こる前になんらかの情報が流れて来るものなのであって、その兆候を決して見逃すべきではないのだ。

 株式市場が変動する前にその情報を得ていれば、資産を爆発的に増やすことができるものなのである。株価が高騰している時に株を売り払ってしまい、株価が暴落した時に底値で株を買ってしまえばいいのだ。こうすれば難なく資産を爆発的に増やして行くことができるのである。

 ではそんな貴重な情報は一体どこから齎されるのかといえば、それは歴史学や経済学から齎れて来るのだ。だから歴史学や経済学をしっかりと勉強しておくことがあるのだ。自虐史観に基づく書物や、社会主義に基づく書物のような偏った見方をする本を読まず、より高い観点から研究した学術書を読むべきなのである。ますは自分で学術的に考えることが大事なのだ。

 次にマスコミの情報に惑わされないで、正確な情報を収集することに努めることだ。その際、貴重な情報源となるのが、政府が出した情報と、シンクタンクが出した情報なのである。特に政府が出した統計をじっくりと見ていると、株式市場の変動を或る程度予測することができるのである。株式市場に大きな影響を与えるのは「税金」なのであって、税金が高ければ株式市場も異常な変動を引き起こすものなのである。

 第三に「宗教団体」や「紳士クラブ」とかである。宗教団体は何かとマスコミでは流れない秘密の情報が流れて来るものなのである。特に新興既成宗教団体とは違って、株式市場に興味を持っているので、株式市場が変動する前に信者たちに情報を知らせて来ることも有り得るのだ。時には「神託」や「予言」という形で出て来るか、こういうのを決して馬鹿にしない方がいいのだ。紳士クラブなどは男性しか入会できず、しかも高額所得がないと入会できないので、そのような社会的に地位の高い人たちがいる所では株式市場の変動は事前に情報が流れて来るものなのである。

 だからこそ、株式投資で資産を爆発的に増やす人の家には学者となんら変わらないほどの書物があるものだし、マスコミの情報を決して鵜呑みにしない。宗教のことを決して馬鹿にせず、宗教団体となんらかの関係を持っているのだ。紳士クラブに至っては入会して当たり前なのである。妻がこの方面の出費をケチってしまうと、夫は重要な情報を掴むことができなくなるので、株式市場の変動で大損してしまうことになるのだ。株式市場の変動を巧く乗り切るためには、この手の出費がどうしても必要になってくるのだ。

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三分割投資法

●投資は一箇所に纏めて投資しない

 金儲けというのは様々なものがあるけれど、突き詰めてみると、たった3つの形態しか存在しない。「時間」「組織」「資産」のいずれかを活用したものだ。時間を活用した金儲けは、アルバイトのように時給や日給だと安く、会社員のように月給になると高くなってくる。時間というものは、1日24時間と限られているために、如何に質の高い仕事をし、労働時間を増やして行くしかないのだ。

 組織を活用した金儲けの典型は会社であって、会社の株主や会社の経営者たちが会社組織を動かして行くことによって金儲けをして行くのである。だから会社員になれば必死に努力して出世して行き、取締役になろうとするのである。取締役になれば報酬が格段に高くなるからだ。起業家たちも危険を顧みず、新たな事業を展開して行くのは、それが成功すると莫大な創業者利益を手にすることができるからなのである。

 資産を活用した金儲けは「株式」「不動産」「債権」の三つを巧く使って行って行くのだ。資産を活用して金儲けをして行くのに、1つに絞ることは非常に危険なのだ。これが時間を活用した金儲けや組織を活用した金儲けの違いだといっていい。いい仕事をしたいのなら、できる限りその仕事に専念した方がいいし、いい組織を作りたいのなら、できる限りその組織だけを経営することに専念した方がいいのだ。しかし資産を活用した金儲けは最初からそうではないのである。

 資産を運用して行くに当たって、最も危険な時期はその初期にこそあるのだ。初期では投資の対象を1つに絞るしかない。資産の量そのものが少ないのであって、行き成り3つのい分野に投資することなどできないからだ。だから危険なのであって、資産運用ではここで躓く人たちが最も多いのだ。

 今までしつこいくらいに現金第一主義を述べてきたが、なんで現金第一主義がそんなに大事なのかというと、そこまで貯金に徹することで、普通の人たちよりも多くの貯金を手にすることができるからなのである。そのため最初の投資をより多くの資金を使って進めて行くことができ、投資の初期の危険度を大いに引き下げることができるからなのである。現金第一主義を否定すると、少ない資金で投資に手を出してしまい、それで大失敗を仕出かしてしまうようになるのだ。

●「株式」「不動産」「債権」

①株式

 現在では最も投資し易いのが株式であろう。株式投資は少ない資金でも始めることができるので、ますは挑戦してみればいいのだ。日本経済が発展し続ける限り、株式市場も発展し続けるのであり、早目に株式投資を開始しておけば、それだけ確実に利益を手にし続けることができるのである。

 今まで会社員であるなら、株式投資をし始めると、経済のことに関して本格的に勉強仕出すようになるものだ。日本経済新聞の記事も良く解って来るようになるし、ビジネス誌やビジネス書をより多く取り寄せ、真剣になって読むようになるのだ。株式投資で成功したいのなら、テレビの視聴時間を激減させ、一般紙を読まないようにすることだ。これをするだけでも時間が相当に浮くので、その時間を株式投資の勉強の時間に充てればいいのだ。

②不動産

 不動産投資は株式投資よりも巨額の資金を必要とするが、実際に遣ってみると株式投資より断然に面白いのだ。なんせ不動産投資をすれば、確実に自分の不動産が増えるし、賃借人の顔も見えるからだ。お客様である賃借人に素晴らしい住居を提供してあげれば、それでお金を貰えるのだから、これほど解り易い投資は他にないのだ。

 不動産投資をすると不動産の勉強をすることになるのだが、その勉強の過程でなんで日本が経済大国なのに、日本国民自体は貧しい生活を強いられている理由が解るようになる筈だ。それは不動産に関しては法律が雁字搦めになっており、様々な税金を取られる過程で住宅費が高騰してしまうからなのである。これが解るようになると、貧富の格差の解消を主張して来る知識人たちの意見の殆どが間違っているということに気付くようになるのだ。

③債権

 債権は投資の中でも最も安全性を追求した投資である。個人が手を出す債権となれば、定期預金と社債と国債ぐらいになるだろうが、自分の資産を守るためにはこの債権を決して馬鹿にできないのだ。債権はインフレ時では金利が高騰し、デフレ時では金利が下がってしまう。しかしそれでも資金を貸すだけで金利を貰える以上、手堅く資産を守って行くためには必要な投資なのである。

●自分の適性に応じて必ず偏る

 資産を三分割して投資して行くことを「三分割投資法」というのだが、この三つの方面に満遍なく投資できるという者は1人もいない。自分の適性によって必ず偏ってしまうようになるのだ。かといって1つの分野に特化してしまうことは非常に危険であって、その投資が失敗した時に全ての資産を失ってしまうことになるのだ。

 大儲けを狙うのなら株式投資であろう。まあ、投資の世界で「大儲けした!」と騒いでいるのは、大抵、株式投資だけをやっている人たちなので、株式投資は大儲けをすることが可能なのだろう。しかし株式投資で「大損した!」と騒いでいる人たちもいるので、お金が儲かるからといって安易に手を出さないことだ。

 株式投資では広く浅く投資して行くのではなく、狭く深く投資して行った方がいいのである。余りにも多くの企業に投資してしまうと、資金が分散されすぎてしまい、肝腎の利益に繋がらないからだ。資金を集中して投資して行くからこそ、莫大な利益を手にすることができるようになるのである。

 手堅く設けて行きたいのなら不動産投資であろう。デフレ経済では都市の再編成が行われることになるので、質の高い不動産を提供することができれば、確実にお客様に入って貰うことができるようになるのだ。旧式のボロい不動産を持っている人たちは、都市の再編成で淘汰されて行く運命にあるのだ。

 不動産投資に一言言わして貰うと、不動産投資が上手な人たちはファッションセンスが物凄くダサいということだ。不動産投資の世界でお洒落な人というのを見かけたことがない。そこでもしも自分のファッションセンスがダサいと思うなら、自分は不動産投資に向いているということなのだ。

 安全策を取りたいのなら債権投資だ。デフレ時では債権投資は下火になってしまうが、それでも確実に金利を手にすることができる投資であるのだ。どんな投資をしたとしても、矢張り何かしらの定期預金を持っておくべきだし、なんの債権も持たずに投資を展開していくべきではないのだ。

●要は如何に資産を保全するか?

 投資をして行くと、「投資で如何に儲けるか?」という観点の意見しか出て来ない。しかし投資というものはそういうものではないのだ。投資は金儲けするために行っているのではないのだ。要は如何に資産を保全するのかという観点から投資をし、資産を保全する過程で利益を手にして行くだけのことなのである。

①資産を保全すること

 投資というのはまず資産を保全することなのである。これが解っていれば危険な投資に飛びつかないものだ。投資の世界では毎年詐欺事件が起こるものなのであるが、金儲けのことしか考えていないからこそ、詐欺を食らうのである。資産を保全しなければならないということが解っていれば、信用できない投資話には絶対に拒絶することができるようになるのである。

②資産運用で資産の目減りを防ぐこと

 資産というものは所有しているだけで目減りして行くものなのである。例えば株券を所有していても、その株券の株価が暴落してしまうこともあるし、不動産を所有していても、その不動産の地価が下がってしまうこともあるのだ。債権が意外と手堅いのは余り目減りしないからなのであって、かといってハイパーインフレが起きれば債権が紙屑と化してしまうのだ。

③資産運用で儲けて行くこと

 資産運用というのは、まずは資産を保全し、資産の目減りを防ぎ、その上で資産運用益を出して行くものなのである。利益は最後の最後に出て来るのであって、最初に出て来るのではないのだ。資産運用は利益追求を目的に行わなければ、そう簡単に失敗しないものなのである。

 現金第一主義も三分割投資も資産を保全するために生み出された考え方なのである。それなのに資産の保全という肝腎なことを忘れてしまうと、一時的に投資で儲けても、最終的に資産を失って行くものなのである。逆に言えば資産を保全し続けているのなら、確実に利益を出して行くことができるようになるのである。

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はぐまろさんに捧げる絵本:『おなかの赤ちゃんとお話ししようよ』

●結婚して妊娠しないとジリ貧になるもの

 タマティーのブログには様々な女性たちがコメントをして来るようになってしまったのだが、記事をちゃんと読んで、その上で自分の意見を言ってきたり、逆に記事をちゃんと読まずに誤読して、滅茶苦茶な意見を言って来たりと、これだけコメントを貰い続けていれば、コメントを出した女性の頭の良し悪しがモロに解るようになってしまった。

 コメントを出して来る女性の中でも、頭の良し悪しを通り越して、性格的に超ネガティブで、その性格に基づいて超ネガティブなコメントを寄せて来るのが、「はぐまろ」さんである。この女性は新年早々、非常に暗いコメントを寄越して来るわ、不妊治療に失敗する度に悲惨極まりないコメント寄せて来るのだ。

 あのだな、俺のブログは超ナガティブなコメントの最終処分場じゃないって!

 はぐまろさんがなぜこんなに性格を暗くしているのかというと、結婚してから赤ちゃんが出来ず、不妊症に苦しんでいるからに他ならない。女性は早目に結婚して、早目に赤ちゃんを産んでしまうべきなのである。独身生活を謳歌して結婚を先延ばししたり、結婚して夫婦2人の生活を長くして妊娠をしようとしないと、ジリ貧になってしまうものなのである。

 しかも前日、仕事場で子持ちの母親から指摘を受けて、精神的に相当問題があることを手厳しく言われてしまったのだ。多分、母親たちからしてみればはぐまろさんは妻としても母親としても未熟なのだ。だからそうやって手厳しい指摘を受けてしまうのだ。しかし夫婦の仲も良くないし、不妊症でなかなか赤ちゃんができないとなれば、どうやってそこから抜け出せばいいのか解らないものなのである。

 俺は女性が結婚式に強い憧れを抱くことは非常に危険だと思っている。そういう女性に限って結婚式を豪華にやってしまうからだ。しかし結婚式でそんな大金を使ってしまえば、新婚生活は金欠になってしまい、生活が苦しくなってしまうものなのだ。結婚式なんて、所詮は人間が作りし儀式なのだから、それよりも妊娠や出産に重点を置いた方がいいのである。結婚式を挙げたとしても夫婦としては半人前で、赤ちゃんを出産して初めて、夫婦として一人前になれると思った方がいいのである。

●大脳辺縁系を使い過ぎ

 俺は『不妊症バトルロワイヤル』で散々不妊症の女性たちを見て来たために、不妊症の女性たちの特徴というものを良く解っている。それは「頭がいい」ということなのだ。頭がいいからこそ、頭を使い過ぎてしまい、自分の頭に対して行動が追い付いていないのだ。だから不妊症を発症してしまうのだ。

 これを科学的に説明すると、頭が良いということは、脳の中でも「大脳辺縁系」ばかり酷使してしまい、脳幹を充分に使っていないのだ。女性が妊娠するかしないかは、脳幹が決めることなので、大脳辺縁系ばかり使い過ぎていると、脳幹の機能が衰えてしまい、それで妊娠できなくなってしまうのだ。

 仕事柄、頭を使う仕事をしているのなら、仕事が終わった後は脳幹を刺激することをすべきなのである。例えば「スポーツ」をすることだ。スポーツの中でもジョギングとか水泳のように頭を使わずに単調な動作を繰り返すスポーツがいいのだ。球技だと頭を使ってしまうので、不妊症の克服には不向きなのだ。

 それ以外には「断食」だ。断食をすると体を飢餓状態にさせてしまい、脳幹が否が応でも活性化するように仕向けてしまうべきなのである。本格的な断食をやって宿便を排出してしまうと、体内の老廃物と毒素は完全に排出されてしまうために、脳幹が物凄く活性化して、その後、妊娠できるようになるのだ。

 トドメは「セックス」である。脳幹を刺激するようなセックスはとにかく長時間セックスをして、オルガズムに行きまくることだ。この「長時間」というのが大事なのであって、不妊症の女性たちはセックスを肯定的に捉えていないので、セックスの時間が短すぎるのだ。射精すればいいってものではないので、まずは女性自身がセックスを楽しむことが必要なのである。

●そこで絵本

 ところがこうやって不妊症の女性たちに脳幹を鍛えることを教えても、なぜだか不妊症の女性たちは実践に移してこないのだ。矢張り頭がいいから「頭でっかち」になっているのであって、「そんなことで効果があるの?」と疑ってみたり、実際にやってもすぐさまやめてしまうのだ。脳幹を鍛えることを持続して行い、脳幹を鍛えて行くということをしないのだ。

 特にはぐまろさんのような人物は、頭が良いくせに、性格に相当な問題を抱えているので、俺が脳幹を鍛えることを教えても、俺に対して穿った見方をしてきてしまい、文句をつけて行動に移さないし、行動に移しても文句を言って来てすぐさまやめてしまうのだ。だから不妊症を克服できないという悪循環に陥ってしまうのだ。

 そこで「絵本」の登場である。絵本のように幼稚な物を読むことで、頭の良さを抑え、脳幹を活性化できるように仕向けてあげるのである。たださすがに俺自身絵本を読まないので、あれこれと探しまくり、結構悩みに悩み抜いてしまった。悪戦苦闘の末、見つけ出したのが、この絵本である。

 葉祥明著『おなかの赤ちゃんとお話ししようよ』(サンマーク出版)

        おなかの赤ちゃんとお話ししようよ

 この絵本はなんと初めての妊娠をした女性たちの間でロングセラーとなっており、毎年、5万人もの妊婦たちがこれを読んで感動し、その後、出産して母親になっているのだ。隠れたベストセラーだといっていいのだ。逆に言えば、この絵本は初めての妊娠した女性しか読まない特殊な絵本だともいえるのである。

 実を言うと、この絵本には内容に多少問題点がある。作者が本当に妊娠のことを理解した上で物を書いているのか、怪しい点が多々あるのだ。例えばこの絵本では赤ちゃんはお腹の中に入ったり出たりすると書いてあるのだが、お腹の中に入った赤ちゃんはそんなことができないのだ。雲の上から下りて来た赤ちゃんには天使の翼がついているのだが、それが母親に胎内に入る時に天使の翼が取れてしまうのだ。

 正確さを欠いていることこそが、初めての妊娠した女性たちだけに読まれ、2人目以降の妊娠をする女性たちに読まれない最大の理由だろう。しかし初めての妊娠なら、この手のファンタジーに満ちた絵本の方がいいのであって、妊娠は本当にどのようなことがあるのかは、自分で体験して悟って行けばいいのだ。

●応用編:大人が絵本を読む時にすべきこと

 絵本は速読可能なので、本屋で立ち読みで済ましてしまうことができる。しかしそんなことをやったら、この絵本を使って脳幹を活性化することはできないのだ。だからまずはこの絵本を買ってきて、自宅で一字一句丁寧に読むことだ。そして涙を流すことだ。この絵本と涙はセットなので、涙を流すことなく、絵本を読まないことだ。

 この絵本をより効果的に使いたいのなら、大脳辺縁系を人為的に弱めてから読むようにすることだ。例えば「軽ジョギング」を行って汗を流し、体が温まった状態でサウナに入り、サウナで汗を流しまくり、体内の毒素を排出させるのだ。その後、汗を引いた後に果物を食べまくり、酵素水分を補給しまくることだ。

 こうやって大脳辺縁系の機能を落としてからこの絵本を読むと、涙がボロボロ落ちて来るようになるのだ。体を動かすことで大脳辺縁系の機能が低下しているので、絵本が脳幹を刺激しまくることになるのだ。涙を流しすぎるために号泣することもありえるのあが、それでも別に構わないのだ。

 この絵本をより堪能したいのなら、音読することだ。音読すると自分の耳から自分の言葉が入って来るので、余計にこの絵本の良さを理解することができるようになるのだ。この絵本は短いので、できれば暗記してしまうことだ。脳幹を活性化すると、簡単に暗記できてしまうので、暗記できたということは脳幹が活性化しているということなのである。

 はぐまろさんがこの絵本を読んでどのような変化が起こるかは解らないけど、まずはこの絵本を読んで妻として母親として成長して行くことだ。余りにも自分に拘りすぎていると、妻としても母親としても成長できないのだ。はぐまろさんはちゃんと成長してくれば、いずれ不妊症を克服し、妊娠することができることであろう。

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若い時の贅沢は敵、若い時は質素倹約で切り抜ける

●給料は30代後半で急上昇し始める

 現在の日本では教育システムと経済システムが連動していない。学校で職業訓練を行った上で会社に行くということになっていない。せいぜい専門学校がその連動を行っているだけであって、だからこそ「高卒」であろうが「大卒」であろうが、幾ら学校や大学で勉強しても、それがビジネスの知識と技術に結びつかないのだ。

 このため若者たちは20代に於いて貧乏せざるを得なくなってしまっている。即戦力としては使えないために、会社が10年かけて育てて行くということをせざえるえなくなっているのだ。例えば大卒の場合、入社してから3年間は雑用係で、その後の7年間は様々な部署で学ばせ、10年目になってやっと役つきになるということをしているのだ。

 会社員なら20代ではどうやっても給料は低いのだ。30代前半で能力が追いつき始め、20代後半で給料が急上昇し始めるのだ。給料の変化はそういう過程を経るのであって、20代や30代前半に於いて、派手な生活を絶対にすべきではないのだ。若い時の贅沢は敵であるのだ。それなのにこの現実が解っていないために、無駄遣いを平気でしてしまうのである。

 「若者は搾取されている」とか「若者はかわいそう論」とかいうものは全くの出鱈目で、日本の社会構造が若者を貧困にさせるのではなく、若者たちは教育システムの犠牲者であるにすぎないのだ。事実、スポーツ選手のように幼い時から職業訓練を受けてしまえば、高額の所得を得ることが可能になっているのだ。安易に学校や大学に行って真面目に勉強したが、学校や大学で職業訓練を受けていないからこそ、社会に出た時に悲惨な目に遭ってしまうのだ。

 20代で結婚した夫婦は、絶対に生活に浮かれないことだ。給料が急上昇し始めるのは、30代後半なのであって、その時期が来るまでは所得収入はそんなに増えて来ないのだ。もしも家計が苦しく、家計自体を維持できないというなら、妻自身が外に働きに出なければならない。そうなると子供は保育園に預けなければならず、そのための出費が嵩むことになるのだ。

●質素倹約するしかない

 結婚する際は派手な結婚式を挙げないことだ。新婚旅行に行くことすら既に無駄遣いであるのだ。派手な結婚式を挙げ、新婚旅行に長期間行ってしまった夫婦はスタート時点でマイナスからスタートしたと思った方がいい。自分たちの経済状況が解っていれば、地味な結婚式を挙げ、新婚旅行は後回しが正解なのである。

 結婚後に妻が豹変してしまい、質素倹約に徹して、無駄遣いを徹底して削減することをする夫婦がいるものだが、それはその妻が自分たちの経済状況を直視し、的確な判断を行っているにすぎないのだ。生活費を切り詰めない限り、とてもではないが生活して行けないし、貯金すら貯まって行かないのだ。

 貯金こそ「夫婦の資本金」なのである。この夫婦の資本金があれば夫婦は安定することができるのである。これが出来上がらなければ夫婦はいつまで経っても経済的に安定しないのだ。この夫婦の資本金は親から貰っても意味がないのだ。自分たち夫婦が力を合わせて作るからこそ価値があるのであ。

 夫婦の資本金の最善の貯め方を教えてしまうと、早目に赤ちゃんを産んでしまうことだ。赤ちゃんを産んでしまえば、確かに養育費がかかるが、その反面、夫婦自体が一切の無駄遣いをやめようとして来るのだ。しかも赤ちゃんがいるために、この赤ちゃんのために活動し始め、「自利」から「利他」へと変わり、今までの何倍ものパワーが出て来ることになるのだ。

 幾ら自分たち夫婦が貧しいからといって赤ちゃんを産まないと、経済状況は一時的に小康状態を保てたとしても、いずれ崩壊して行くことになるのだ。赤ちゃんがいないために夫婦双方が利己的な行動を取って来るために、無駄遣いを平気で行ってしまい、なかなか夫婦の資本金を作り出すことができなくなってしまうのだ。

●ボーナスは生活費に回さない

 もしも厳しい経済状況を早くに脱したいのなら、ボーナスの使い方を巧く考えてしまうことだ。生活は普段の給料だけで営み、絶対に赤字にさせないようし、その分、ボーナスはそっくりそのまま貯金してしまうことだ。これをやると「ドカン!」と貯金額が増えて行くので、何度かボーナスを経験すればアッという間に夫婦の資本金が出来上がってしまうのだ。

 幾らボーナスだからといって、それを生活費に回してしまえば、ボーナスなど瞬時に消えて行くものなのである。しかも家庭内に所有物が増えたために家は狭くなるし、所有物が多くなれば更に多くの所有物を欲しくなるという悪循環に嵌ってしまうのだ。所有物を多く持つことが豊かであるという発想を捨てないと、ボーナスの消滅は延々と続いて行くことになるのだ。

 もしもなんらかの理由でボーナスを使いたいのなら、ボーナスの内、使っていいのは50%までとすべきなのである。なんで50%なのかというと、「80対20の法則」を使うと、入力が50%で出力が95%になるので、ボーナスの半分を使えば自分たち夫婦の欲しい物が手に入ってしまうものなのである。それ以上多くのお金を使っても、それほど効果は出て来ないのである。

 ボーナスの使い方で一番差が出て来るのは、住宅ローンの返済の仕方であろう。住宅ローンを組んだ時、そんなに長期間に亘って借金の返済をし続けなければならないのかと思ってしまうものだが、ボーナスを巧みに使って行くと、早目に借金返済を成し遂げてしまうものなのである。普通の夫婦にとって住宅ローンさえなくなれば、後は急速に豊かになって行ってしまうものなのである。

 ボーナスの使い方を解っていないと、赤ちゃんを産むのも手控えるものだし、マイホームを持つのも手控えてしまうのだ。日本のビジネスマンの給料は月給だけでなく、それにボーナスが加わるために、欧米風の遣り方で生活していると、いつまで経っても貧乏になってしまうのだ。「ボーナス=消費」という発想は早目に捨てた方がいいのだ。

●総収入と総支出の割合こそ要

 解り易く言えば、「総収入-総支出=貯金」なのである。総収入が一定なら、総支出を抑えない限り、貯金は出来上がって行かないのだ。主婦まらまずは総支出を抑えることに全力を注ぐべきであって、無駄な支出をどんどん削減して、有益な分野へと回して行くべきなのである。少ない出費で高い効果を出しているのなら、生活が豊かになってくるので、「あれも欲しい」「これも欲しい」と言わなくなるので、貯金が確実にできるようになるのだ。

 もしもどうやっても家計が苦しいというのなら、自分が外に働きに出るというのも選択肢の内の1つだ。しかし赤ちゃんがいるような既婚女性なら、さすがに外に働きに出て行けないものだ。それなら夫に充分な自己投資の費用を回し、夫の仕事を成功させることで収入を増やして行くようにすべきなのである。

 幾ら質素倹約に徹する余りに、夫の自己投資費まで削減してしまうと、夫はなかなか出世して行くことができなくなってしまうのだ。よく男性は結婚こそが出世の分かれ道だといわれるものだが、奥さんが自己投資の重要性に気付いていないと、平気で自己投資費を削減してしまい、それでその男性の能力向上がピタリと止まってしまい、出世競争で脱落して行くことになるのだ。

 主婦であるなら、30代後半まで家計簿と睨めっこの日々が続くものなのである。それは一見貧しいように思える。しかしそうやって家計を必死に切り盛りしているからこそ、無駄な支出はどんどん削減され、重要な支出だけが残り、家計は合理化されて行くのである。しかも貧しいながらも着実に貯金ができ、夫婦の資本金もできあがり、何が起こってもびくともしない夫婦へと成長して行くことができるのである。

 自分の貧しさを「社会が間違っているのだ!」と擦り替えて来る連中はいつの世にも出て来るものだ。社会主義のように「資本家が搾取している!}とか、フェミニズムのように「男社会だから女性が搾取されている!」とか、そういう現実離れしたアホな意見が出て来るものだ。現実はそうではないのだ。ただ単に我々が学校や大学できちんとした職業訓練を受けていないだけのことであり、それに個々人が各自で家計の合理化に着手していないからなのである。

 もしも早くに貧困を脱したいのなら、幾ら貧しくても夫は絶対に自己投資の費用を削減しないことだ。貧しくても勉強をし、家に本が大量にある人物なら、いずれ必ず出世して行くものなのである。妻は家計の合理化に徹して、少ない所得収入でも遣り繰りができる技術を身につけてしまうことだ。家計の合理化ができた主婦がなら、いずれ豊かな生活を営むことができるようになるのである。大事なのは「お金」ではないのだ。目標に向かって努力し続けることこそ、夫婦にとって最も大事なものなのである。

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消費支出の3倍の金額を現金で持つ

●天引き貯金と繰越金の組み合わせ

 天引き貯金というのは、所得収入発生時に先に引いてしまうので、それが慣れなるまでは大変だが、慣れてしまえば自動的にお金が貯まって行くことになる。しかしこれで家計の安全を保障することはできない。天引き貯金をしても消費支出が多くて家計が赤字なら、どう仕様もなくなってしまうからだ。だからこそ毎月の家計に於いて、地道に繰越金を出すことが大切になってくるのだ。

 繰越金を生み出すことこそ、主婦の力量の発揮の場であるといっていい。消費支出に関しては主婦が全権を握っているといっていいくらいに絶大な権力をもっているので、ここで消費支出を抑えるからこそ、確実に繰越金を貯め込んで行くことができるようになるのである。天引き貯金と繰越金を組み合わせると、家計の安全を確実に保障することができるようになるのだ。

①食べ物を腐らせない

 主婦が繰越金を多く作って行くためにまずすべきことは、食べ物を腐らせないということだ。冷蔵庫の中の食料品を腐らせたり、食べ物を外に出しっ放しにして腐らせたり、そういうのが積み重なって来ると、結構高くつく出費になるのだ。そこで食料品をきちんと管理し、食べ物を腐らせないようにすると、食費を巧く抑えて行くことができるようになるのだ。

②お菓子やジュースを買わない

 子供がいる場合、とにかくお菓子やジュースを買わないことだ。子供にお菓子やジュースを与えてしまうと、3度の食事をきちんと食べなくなるし、白砂糖のために頭は悪くなるし、虫歯にもなるので、なんのいいこともないのだ。もしも子供にオヤツを与えるのなら、母親が自分の手作りのお菓子を与えるべきなのである。それが面倒なら、常時、「木の実」を置いておき、それを食べさせればいいのだ。

③水道代や光熱費を地道に節約する

 子供がいれば主婦は家庭にいることが多くなるので、そこで主婦が遣り始めるのが、水道代や光熱費を地道に節約していくことだ。例えば歯磨きをする際に水を出しっ放しにしない。お風呂の残り湯を再利用する。電気はこまめに消して、冷房など電気を大量消費するものは使わないとか、そういうことを地道に繰り返すのだ。些細なことかもしれないが、これを遣っている主婦というのは、半端じゃない繰越金を持つようになってしまうのだ。

●貧困を撃退するためには総支出の3倍の金額が必要

 毎月の支出は変動するために、家計を常に黒字にすることはできない。時と場合によっては赤字になってしまうこともある。それはそれでいいのだ。例えば結婚式や葬式が重なると、どうしてもその出費のために赤字になってしまったりするのだ。その際に繰越金から資金を充当すればいいのであり、繰越金がありさえすれば、家計は多少の変動に耐えることができるようになるのだ。

 ではどれだけ繰越金があれば家計が安全になるかといえば、それは毎月の消費支出の3倍である。これだけ多くの繰越金を持ってしまえば、家計はどんなことがあっても安全になってしまうのである。結婚当初はそんなに多くの繰越金を持っていないから、だからこそ不安定な家計を繰り返して行くしかないのだ。

 繰越金を作ったり、繰越金は生活費の3倍にするためには、絶対に家計簿を持つことが必要になってくるのだ。家計簿を持たないと、夫の所得収入がどんなに多くても、生活費も繰越金も解らないので、それで滅茶苦茶なお金の使い方をしてしまい、結果的に家計が火の車になってしまうのである。

 だから家計簿を持つのである。当初は家計簿の付け方も良く解っていないし、消費支出が多いので赤字を何度も繰り返すことになるし、家計簿をつけることを途中で諦めて来る人が出て来てしまうのだ。それでも家計簿と睨めっこをしながら、地道に繰越金の増やして行けば、最終的には毎月の消費支出の3倍の金額を手にすることができるようになるのである。

 繰越金は消費支出の3倍を超えたら、最早、他の貯金に回してしまった方がいい。しかし幾ら繰越金が多いからといって、全部の繰越金を他の貯金の回してはならない。繰越金は普通預金に置かれるために、殆ど金利がつかないのであるが、それでも手許に置いておいた方がいいのだ。家計を預かる主婦としては、それだけ多くの繰越金を持っていれば、余裕を持って生活を送ることができるようになるからなのである。

●貯金が毎月の生活費の3倍を切ったら、その家計は非常事態であり、非常に危険である!

 結婚生活は毎月の消費支出の3倍の繰越金を持たなければ、非常事態なのであり、非常に危険な状態なのである。結婚生活を送っていれば一体何が起こるか解らないものなのである。事故や病気をしてしまい、突然に大金の出費が出た時には、もう家計は破綻してしまうことになるものなのである。

 世の中にはこの繰越金を重要性が解っていないからこそ、些細な借金のために自殺してしまったり、一家心中してしまう人たちが出て来るのである。普段から繰越金を地道に溜め込ます、所得収入を最大限使って贅沢な暮らしをしているために、借金に耐えきることができなくなってしまうのだ。

 多くの主婦たちは「そんな多くの繰越金を持つことなんてできない!」と言ってしまうものであるが、だからこそ我武者羅になって新婚生活を勢いで乗り切って行くべきなのである。新婚当初は夫婦双方、結婚によって新たなパワーが噴き出し始めるので、そのパワーを使って無我夢中で走り抜けるしかないのである。

 結婚当初から繰越金を地道に貯め込み始めると、結婚後3年以内で消費支出の3倍の繰越金を持つことができるようになるのである。繰越金がそんな金額になってしまうということは、生活の合理化が徹底してなされたので、後はそのライフスタイルを維持し続ければ、お金は急速に貯まって行くことになるのだ。

 子供が小さい時はそんなにお金がかからないのだが、子供が幼稚園に行く頃からお金がかかり出すものなのである。しかし繰越金がきちんとあれば、幾ら教育費が高くなっても、それに耐えきることができるようになるのだ。「教育費が高い!」と言って騒ぎ出す主婦たちは、家計簿をつけず、繰越金を作らないからこそ、そんな馬鹿げたことを言い出してしまうのだ。本当に教育が必要なのは、その子供ではなく、実はその母親の方であるかもしれないのだ。

●貧困を撃退してしまうと、後は投資に主力を投入すべし

 生活が苦しく、どうも繰越金が貯まらないというのなら、「断食」をすることをお勧めする。断食をするとその日の分の食費を大幅に浮かすことができるようになるので、確実に繰越金を作り出すことができるようになるのだ。断食は本格的な断食をしなくていいから、その日1日は正規の食事を食べないが、1日3回リンゴ人参ジュースを飲めばいいというプチ断食にしてしまうことだ。これなら無理なく断食をすることができる筈だ。

 断食をすると胃が小さくなるので、日々の食生活で大量に飯を食うことがなくなるのだ。少ない食事の量でも充分に満足できるようになるのである。それ以外に物欲が少なくなってしまい、無駄な物を買わなくなるようになるのだ。それだけ断食をしないと無駄な物を買い込んでしまうものなのである。

 断食日を毎月1日設けて、家族全員で断食をするようにすることだ。断食をすれば食事を作る作業が不要になるので、母親は家事に時間を取られることがなくなり、家族団欒の時間を大量に且つ濃厚に過ごすことができるのである。因みに断食をしている時はテレビを消した方がいい。断食をしていると、テレビの馬鹿らしさが目についてしまい、イライラして来てしまうからだ。

 断食をすると無理なく繰越金を貯め込んで行くことができる。そうやって繰越金が消費支出の3倍になってしまえば、貧困は確実に撃退されたといっていいだろう。後は下手に家計を弄ることなく、その家計を維持しさえすればいいのであって、後は主力を投資に向けるべきなのである。

 投資の戦いはこれから始まると言っていいのだ。主婦が家計を整えずに投資に手を出しても、それは危険なことをやっているのである。主婦が家計を整えたからこそ、投資に手を出しても巧く行くようになるのである。家計になんの心配もないからこそ、家計に囚われることなく、投資を積極的に行って行くことができるようになるのである。

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必殺の天引き貯金

●貯金は消費の後でできるものではない

 ではどうすれば100万円を貯金して行けばいいのかというと、多くの主婦たちはそれなら生活費を使った後の残りを貯金して行けばいいと考えてしまうものだ。しかしこれは実際にやってみると無理なのである。主婦というのは、生活費に回されれば全額使い切ってしまう動物なのである。

 なんでこんな現象が起こるのかというと、生活自体にお金がかかるということ、それにお金を使うことになんの制約をかかっていないから、あればあるだけ使ってしまうのである。日本の伝統的な夫婦なように、旦那がお金を稼いで来て、妻にポンと手渡ししてしまうのは、非常に危険なことをやっているということなのである。

 家計を火の車にしてしまう夫婦が絶えないのは、自分の欲望を制御していないからといっても過言ではないのだ。例えば日々美味しい物を食べていては経済的も健康にも悪いのである。だからたまには粗食を食べたり、断食をして、自分の食欲を制御して行けばいいのである。

 欲望というのは、その欲望を大きくし、それを満たすことで満足することも有り得る。逆にその欲望を小さくして、それを満たすことで満足することも有り得るのだ。所得収入が限られているのなら、生活に関する欲望を少なくして、それを満たすことで満足する方法を求めるべきことなのである。その一方で貯金額を増やして行くという欲望を持ち、それを満たすことで満足するようにして行くべきなのである。

 多くの人々は自由に憧れを抱き過ぎてしまい、なんの制約もないことが自由だと勘違いしているのだ。法の下にない自由は、それは自由ではなく、勝手気儘に生きているというだけのことなのである。自由というのは何かしらの制約があるからこそ、その制約下で産まれるものなのであって、その自由を徐々に大きくして行くことで、自分の自由の領域を広げて行くことができるようになるのである。

●天引き貯金の威力

 家計に最大級の制約を与え、家計を運営する主婦に最大級の自由を与え、貯金を確実に行わせるものが「天引き貯金」である。天引き貯金とは、所得収入の2割を所得の発生時に強制的に貯金してしまうのである。これなら確実に貯金が貯まって行くし、主婦としては所得収入の8割で家計を運営することになり、知恵と工夫を最大限凝らさなければならなくなるのである。

 天引き貯金の凄さは家計の変動の影響を受けず、常に貯金が出来てしまうということだ。毎月確実に貯金されて行くのだから、貯金通帳を見るのが楽しくなってしまうのである。無理して貯金したのではないのだ。自動的に貯金をしているからこそ、毎月、確実に貯金が成長して行ってしまうのである。

 天引き貯金は生活費そのものを抑制することに最強の威力を発揮する。今まで自分の物欲を全て満たしていた主婦であっても、天引き貯金を導入してしまえば、不必要な物を買うのをやめて、必要な物しか買わなくなる。このため家計の贅肉がどんどん削ぎ落されて行き、非常に合理的な家計に成長して行くことになるのだ。

 天引き貯金は生活それ自体を楽しくさせるものなのである。主婦としては生活費に回せる金額が制限されているので、自分の知恵と工夫を使いまくることができるのである。確かにお金があればそのお金を使って便利に暮らすことはできる。しかしお金がなければ自分が手間暇をかけて何をしなければならず、それが自分の生活を充実させ、生活を楽しくさせてしまうことになるのである。

 経験則から言うと、天引き貯金は所得収入の2割にしておいた方がいい。貯金額を増やしたいといって、2割以上にしてしまうと、どうしても家計が苦しくなってしまうのである。家計を楽しくしながら貯金をして行くためには、所得収入の2割が限界であるのだ。妻が過度の節約に走ってしまうと、夫や子供たちから苦情が寄せられるようになるものなのである。

●80対20の法則から分析すると

 なんで天引き貯金がそんなに威力を発揮をするのかというと、「80対20の法則」を使うときちんと説明できるようになる。80対20の法則というのは、入力の20%が出力の80%を生み出し、入力の80%が出力の20%しか作り出さないという法則のことだ。この法則を使うと、天引き貯金は所得収入の2割を貯金に回すからこそ、貯金をする8割の効果を得ることができるのである。

 もしも所得収入の1割しか貯金に回さないと、その成果は貯金をする5割の効果しか生み出さないのだ。逆に貯金の割合を増やし、所得収入の5割を貯金に回しても、その成果は貯金をする96%の効果にしか上昇しないのだ。だったら、所得収入の20%を貯金に回し、その貯金の効果を80%にし、地道に貯金をして行くのが最も無難であるということなのである。

 因みに貧乏人が益々貧乏になって行くのは、ただ単に「貯金をする習慣」がないからなのである。せめて所得収入の1割を貯金に回さないと、貯金の効果の50%を生み出せないので、それを下回ってしまうと、いつまで経っても貯金額が増えて行かないということになるのだ。貯金をする習慣こそ、確実に貧乏退治をしていく最強の武器なのである。

 逆に金持ちが益々金持ちになって行くのは、所得収入の5割を貯金を回してしまい、貯金の効果を95%にまで引き上げることができるので、貯金額が猛スピードで増えて行くことになるからなのである。たとえお金持ちになっても贅沢三昧をしてしまえば、そこまでなのである。お金持ちになっても多少の贅沢はしたとしても、質素倹約をし続けるからこそ、お金持ちは更にお金を増やして行くことができるようになるのである。

 「80対20の法則」を使って100万円の貯金を分析すると、貯金額が20万円に達してしまえば、その効果は既に80%に達しているので、20万円さえ貯金してしまえば、残りの80万円は実に簡単に貯金して行くことができるようになるのである。何事も重要な部分はごく僅かであって、そこを押さえてしまえば後は簡単に処理して行くことができるものなのである。

●所得の80%以下で生活していると暮らしが楽になる

 貧乏から脱出して行くためには、なんといっても貯金をする習慣が大事なのである。これは誰がどうやっても同じ結果になるのであって、これ以外の方法を探そうとしないことだ。貯金をした夫婦は確実に貧乏退治に成功し、貯金をしない夫婦はいつまでも貧乏し続けるというだけのことなのである。

 どうせ貯金をするならできる限り大きな目標を持ってしまうことだ。貯金額の目標を「1億円」に設定し、それを実現して行く過程でまずは「100万」を貯金するということにしてしまうことだ。こうすると100万円を貯金することが相対化され、100万円を難なく貯金して行くことに成功してしまうのである。

 欲望を持つなら「少欲知足」ではなく、「大欲知足」こそが必要なのである。欲望は大きければ大きいほどいいのだ。小さな欲望では小さな満足しか得られないものなのである。大きな欲望を持つからこそ大きな満足を得てしまうのである。安月給だからといって現実に拘泥されず、どんどん法螺を吹きまくることだ。法螺を吹いても無料なので、法螺を吹けば吹くほど、大きな欲望が生まれて来るのだ。

 その一方でその大きな欲望を満たすためには、「少欲知足」も必要となってくること忘れるべきではないのだ。生活費に関しては小さな欲望で満足してしまい、「あれも欲しい!」「これも欲しい!」という生活からオサラバするべきなのである。自分たち夫婦に大きな欲望があれば、そんな小さな欲望はどんどん切り捨てて行くべきなのである。

 所得収入御の80%以下で暮らしていると、生活が非常に楽になるのである。物欲に振り回されず、自分たち家族にとって必要な物しか買わなくなるので、生活が合理化され、生活をして行く上で莫大な利益を得てしまうものなのである。しかも貯金が確実に貯まって行くのだから、預金通帳を見ながら笑顔になってしまうものなのである。そういう生活を繰り返していれば、簡単に目標金額を達成してしまうものなのである。

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貧乏洗脳からの脱出

●親が育児や子育ての過程で洗脳してくる

 人間の若い時の金銭感覚は自分が作ったものではなく、実は自分の両親に洗脳されたものなのである。子供の頃に自分の親から金銭に関して何気なく言われた言葉が、自分の心の中に蓄積されて行き、それが自分の金銭感覚を形作ってしまうのである。如何なる親でも自分の子供に最善の金銭感覚を与えるということはできないのである。

 例えば自分の家が貧乏なために、自分が何か欲しいと思っても、親から「我慢しなさい!」「うちにはそんなお金はないのよ!」「そんな我儘を言うなら、うちから出て行け!」と言われてしまうものだ。別に両親に悪気はないのだ。両親は貧乏だからこそ、我が子に贅沢をさせなかっただけのことなのである。しかしこれは歴とした「貧乏洗脳」になってしまうのである。

 こういう両親から育てられると、その子供が大人になって外で働き出すと、収入を得ればすぐさま散財してしまうことになるのだ。今まで自分の欲しい物を変えなかったからこそ、自分に欲しい物があればバンバン買ってしまうことになるのだ。それが自分にとって本当に必要な物かを確かめず、しかも自分の経済状態を考慮せず、浪費を繰り返してしまうことになるのだ。

 逆にお金持ちの家に生まれ、子供が欲しいと言った物を親がすぐさま買ってしまうな育られ方をした場合、通常の貧乏洗脳よりも遥かに強力な貧乏洗脳をかけてしまうことになるのだ。その子供は経済的な分別が全くついていないのだから、大人になって働き出せば、自分の給料内で生活しようとは思わず、親のお金にまで手を出して使いまくるようになるのだ。

 人間は育児や子育ての過程で貧乏洗脳をかけられてしまうからこそ、自分の生活がいつまで経っても貧乏なままなのである。そこに平等イデオロギーが吹き込まれてしまうと、「この世に貧富の格差があるのは怪しからん!」と言い出し、社会を変えることに躍起になってしまうのである。変えなければならないのは社会ではなく、自分の生活なのに、貧乏洗脳をかけらているために、そのことに全く気付けないのである。

●100万円を貯金した経験は貧乏洗脳を解除させる

 貧乏洗脳を解くためには、若い時に起業家やスポーツ選手や芸能人で成功して、巨万の富を手にするしかない。自分が若い時に両親の生涯年収を遥かに上回る金額を手にしてしまえば、両親がお金のことに関して言っていた事は嘘なんだなということが解るからだ。しかし普通に学校や大学を卒業して就職してしまうと、自分の両親と大して違わない給料しか貰えないために、貧乏洗脳を解くことができないのだ。

 ところが夫婦で100万円を貯金した場合、この貧乏洗脳を解除することができてしまうのだ。要は目標を定めて、それに向かって努力をし続ければ、幾ら時間がかかったとしても必ず実現できてしまうのである。しかも貯金をして行く過程で生活は合理化され、無駄な支出が徹底的に削減されるので、確実に収入よりの低い生活費で暮らすことになるので、自動的に貯金ができるシステムが構築されてしまったのである。

 恐ろしいのは、100万円貯金できた殆どの夫婦はその後、マイホームを手に入れているという事実なのである。マイホームはどんなに安くても数千万円もするから、数十倍ものお金を動かせるようになってしまうのである。これは非常に凄い事実なのであって、マイホーム云々言う前に、まずは或る一定の金額を貯金することこそが大事なのであるということなのである。

 より具体的に言うと、女性というものは子供を産み育てるために、できることならマイホームを要求してくる。自分たち夫婦が所有している住宅でないと安心して出産や育児ができないからなのである。そのため子供が生まれる前か生まれてから引っ越すことになり、家計はこの時期、最も苦しい局面を迎えることになるのだ。

 特に子供が2人になると、家族構成が4人になり、「死の結界」が張られてしまうことになり、その家族の家計は非常に苦しくなってしまうのだ。ところが子供が3人目になると、その家族が死の結界を脱して吸引力が起こり始め、所得が急増し始めたり、資産を増大させて行くのでる。だからこそマイホームを30年ローンで買ったとしても、比較的に早い時期に完済してしまうことになり、家計が一気に好転して行くことになるのである。

●貧乏洗脳から脱出できないからこそ、いつまで経っても貧乏なのである

 しかし貧乏洗脳が解除できないと、貯金をしようとする気すら起こらない。というか貯金をしないからこそ貧乏洗脳を解除できないのである。新婚の夫婦が親の支援を受けてしまうとより貧乏洗脳が強化され、自分たち夫婦の所得以下で暮らそうとせず、所得を遥かに上回る金額で暮らそうとしてしまうのである。

 憧れのマイホームにしても、「30年もローンを支払い続けるなんて馬鹿らしい!」と言って、いつまで経っても借家住まいを続けてしまうのである。確かにマイホームを買わなければ、家計は圧迫されないので、その分、贅沢な暮らしができるが、マイホームを買った人たちが住宅ローンの支払いが終わった頃には、資産が全くないという現実が露呈してしまうことになるのだ。

 子供の数にしても、子供は3人産むと家族に吸引力が働くということを全く知らないから、養育費にばかり囚われてしまい、「子供はお金がかかるから1人にしよう」とか言い出し、それ以上増やさないのだ。実は育児というのは子供は1人か2人の時が最も養育費が高くつくのに、貧乏洗脳にかかっているからこそ、その事実を見抜けないのである。酷い夫婦になると、「子供を育てるのはお金がかかるから、子供を産むのはやめよう!」と言い出して来るのである。

 この連中は自分の生き方こそが間違っているのだが、それなのに社会が間違っていると言い出して来るのである。貧富の格差を主張して来る人たちに限って、自分の親から独立を果たしていないのである。貧富の格差があるのは当たり前のことで、文明が誕生した時点から存在し、今まで誰がどうやっても解消することができなかったのである。それなのになんで現代の自分たちができると思い込んでしまうのか!?

 貧困を見つけて裕福になった者など誰もいないし、貧困を社会から撲滅しようとすればするほど、社会は貧困化して行くものなのである。自分に貧困をもたらすのは、社会ではなく、自分の頭の中にある貧乏洗脳なのである。貧乏洗脳にかかっているからこそ、自分が貧乏になってしまうというだけのことなのである。

●投資をする上で最も貴重な体験

 恋愛結婚をした夫婦であるなら、その恋愛結婚自体が親からの自立の物語でもある筈だ。男性は親元から離れて冒険旅行に出かけ自力で自立を果たして来る。女性は自立できた男性と巡り会うことで恋に落ちて、その恋愛の過程の中で偽りの上位自我を破壊し、親からの自立を果たして行くことになる。だからこそ恋愛結婚をした夫婦に、その恋愛の話を聞かせて貰うと、映画やドラマよりも遥かに面白い物語を話して来ることになるのだ。

 そして今度は自立から独立へということになる。自分が親から独立して家族を作り上げて行くためには、なんといっても経済的な独立が必要なのである。親から資金援助を受けずに自分たち夫婦の所得だけで生活し、地道に貯金をして行かなければならないのである。経済的独立抜きにして、精神的な独立が有り得る訳がないのだ。

 では経済的な独立を果たすために、一体幾らの金額が必要になるかといえば、それはたった100万円なのだ。たった100万円で親からの経済的な独立を果たしてしまうことになるのだ。非常に安い金額であると同時に、夫婦が力を合わせて貯金をして行くことが如何に大事かが解る筈だ。

 投資とは、資産を増やし、資産収入を増やして行くことなのである。仕事のように、所得を増やして行くものではないのだ。所得に関することなら、自立で充分なのである。自分の親から自立してしまえば、自然と所得は上がって行くものなのである。しかし投資では自立ではなく独立していることが要求されているのであって、自分の親から独立していない限り成功することは絶対に有り得ないのだ。

 投資というと、株式投資や不動産投資や債権投資を想像してしまうものだ。確かにそれは華々しく大儲けを狙える場所ではある。しかし投資の中で基礎となるのは、夫婦が貧乏な時に地道に貯金して100万円を貯めることなのである。そうやって経済的独立を果たして行くのである。その投資の基礎が出来上がっているからこそ株式投資や不動産投資や債権投資で成功して行くことができるのである。

 この世には禁じ手という物が存在する。投資の世界でも貯金をせずに借金をしてしまえば、投資資金を得ることができるものである。夫婦で投資をやらなくても、離婚して自分1人で投資を遣って来る人だっているのだ。しかし貧乏洗脳をそのままにして投資してしまうと、一時的に儲かっても、最終的には破滅して行くものなのである。貧乏洗脳を解除していないから、いつかどこかで悲劇が炸裂し始め、自分の財産を全て奪い取られてしまうことになってしまうのである。

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なぜ夫婦で100万円を貯めることが大事なのか?

●若奥様向け雑誌の特集記事の定番

 投資をするためには、なんといっても貯金が必要になってくる。借金をして投資を訳には行かないのだ。投資は自分が地道に貯金し、その現金を元に投資を展開して行くことになるのである。そのためには常に収入以下の支出で生活することだ。この当たり前すぎることができてこそ、着実に貯金が貯まって行くことになるのだ。

 このため若奥様向けの雑誌では必ずといっていいほど100万円を貯金する特集記事が定番となっている。これは何も今現在、若奥様の間で流行しているからそういう特集記事が組まれるのではななく、昔も今もこの100万円を貯金するというのは若奥様向け雑誌の定番中の定番なのである。それほどどの若夫婦もこの問題が非常に大きな問題なのである。

 独身時代に高給を貰っていた人なら100万円を貯めるなんて簡単なことだと思うことだろう。その人は結婚前にこの問題をクリアしただけのことなのである。しかし殆どの人たちは独身時代この問題をクリアできなかったのである。理由は簡単で、安い給料なのに贅沢な暮らしをしていたからなのである。

 余程の人物でない限り、独身時代に家計簿をつけていたなんてことはないであろう。新婚生活が家計に大いに貢献するのは、新婚の夫婦は新婚でラブラブのために、金のかかる遊びをしなくなり、しかも妊娠や出産や育児を体験してしまうと、赤ちゃんを育てることに全力を投入して来るので、無駄な出費が出て行かなくなるからなのである。

 新婚の夫婦というのはどこの夫婦も似たようなことをしているのだから、この若奥様向け雑誌の特集記事は非常に参考になるのだ。勿論、中には「遣り過ぎ!」と思える記事もあるが、そういう極端な遣り方を見て、逆に自分に最適な遣り方を考えて行くのである。「そんなに貯金したいのなら、その雑誌を買わなければいいじゃないか?」という反論もあるだろうが、それは言いっこなしである。その雑誌の値段とその雑誌の情報量の多さを比較すれば、断然お買い得商品なのである。

●1:3:5の法則

 貯金というのはランダムで動いて来ることはない。貯金だって法則性があり、その法則性の下で動いているのである。貯金に関して作動して来る法則は「1:3:5の法則」である。この法則が解って貯金をして行くと、貯金は事実その通りに動くのであって、非常に簡単に貯金を成し遂げて行くことができるようになるのだ。

 まず100万円貯めようとした場合、最初の「10万円」を貯めるまでが一番難しい。しかし10万円貯めると少し成長が鈍り、その後加速して「30万円」に到達する。そして30万円貯めると少し成長が鈍り、その後加速して「50万円」に到達する。50万円の貯金が貯まってしまうと、一気に「100万円」の大台に乗ってしまうのである。

 貯金というのは「L字曲線」を描くのである。長らく低成長をし続けて、最後に一気に急上昇してしまうのである。

 だから100万円貯金できてしまえば、後はどんな金額であっても同じ現象が起こるのである。例えば1000万円貯金しようとした場合、その100万円を土台に低成長で「300万円」に持って行けばいい。その300万円を更に低成長で「500万円」に持って行けばいい。しかしその後は一気に加速して「1000万円」に持って行ってしまえばいいのだ。

 「1:3:5の法則」が解っていたら、1000万円を1億円にするのも簡単だし、1億円を10億円にするのも簡単だし、10億円を100億円にするもの簡単なのである。誰がどうやっても同じパターンで動いて来るのであって、法則が解りさえすれば貯金は自分が欲しい金額を確実に貯めることができるようになるのである。

 これをやらないで纏まったお金を得ようとすれば、それは借金をするしかない。勿論、世の中には借金をして成功して行くこともできる。そういう人物に限って地道に貯金する遣り方を馬鹿にするものだ。だが借金の上に成功を築いたとしても、その成功はいずれ必ず崩壊して行くのである。投資をする際、地道に借金をすることを否定している意見があるなら、絶対に耳を貸さないことだ。そういう意見は一時的な繁栄しか築けない考え方なのである。

●100万円を貯金して行く過程で生活が合理化される

 100万円を貯金して行くと、お金自体が大切ではないのである。100万円を貯金しようとすれば、その過程で「生活の合理化」を成し遂げばならず、生活から無駄が切り落とされてしまい、非常にシンプルな生活になってしまうのである。それは当然に収入よりも遥かに少ない支出で暮らすことになるので、後は自動的に貯金が増えて行くようになるのである。

 逆に言えば、今まで無駄な物を買い込みすぎていたし、無駄な物が家の中に溢れていたということなのである。独身女性なら1年に1度も着ない服がクローゼットの中に大量に溜まっている筈だ。それにバッグやアクセ、帽子や香水など、実に不要な物を大量に抱え込んで暮らしていたのである。それが結婚によって生活が一変してしまい、生活を合理化して、シンプルな生活を営むことができるようになったのである。

 貧乏な夫婦なら100万円を貯めることに急ぎ過ぎてしまい、夫婦双方が大いにストレスを抱え込むような生活の合理化をしてしまうことだろう。その遣り方は間違っているのだ。大事なのは100万円を貯めて行くプロセスにあるのであって、目標金額が定まっているのなら、後は焦ることなく地道にやっていけばいいのである。

 逆にお金持ちの家庭で育った夫婦なら、100万円を貯金して行くことをどこかで馬鹿にしている心がある筈だ。このため生活の合理化ができず、非常に支出の多い生活をし続けてしまうことになるのである。そうやって支出の多い生活をし続けていると、一向に貯金が貯まらないという事態が起こってしまうのである。

 生活の合理化は非常に簡単なものだ。要は収入以下の支出で生活するということなのである。その基本を守って、後は無駄な支出を抑えて行けばいいのである。その浮いたお金を貯金に回して行けば、多少の時間はかかっても確実に目標の貯金額に辿り着くものなのである。

●最初が肝腎

 何事も最初が肝腎なのである。新婚の夫婦が早い段階で独身生活に別れを告げ、貯金の目標金額を定め、地道に貯金して行けば、必ずその目標金額の貯金を貯めて行くことができるようになるのである。大事なことはスタートを切ることであって、スタートせずに議論することではないのだ。

 夫婦の中には自分たち夫婦は無一文だから、とてもではないがそんな大金を貯金することはできないと思ってしまうものだ。しかし無一文だからこそ有難いのである。無一文なら如何なる夫婦よりも100万円を貯金した時の喜びが大きいのだ。如何なる夫婦もスタートは平等にはなっていない。だが不平等だからこそ、もっと低い地位にある人たちは目標金額を貯金できた時に大感動することができるのである。

 貯金の前には、身分の格差とか、貧富の格差とか、男女の性差は全く関係ないのである。

 早くに遣り始めた夫婦が早くに成功しているのである。夫婦の中には自分たち夫婦と同じような収入しかないと思っていたのに、その夫婦には100万円どころか1000万円の貯金があって、その金額を見せられた時に驚いてしまった経験があるものである。その理由は簡単で、その夫婦は結婚してから早くに貯金し始めただけのことなのである。

 マスコミで「貧富の格差は日本社会に何か構造的な問題があって~」というような論調で述べて来るものだ。しかし貧富の格差は、要は貯金をした者が豊かな資産を持ち、貯金をしなければ資産がないだけのことなのである。貯金の絶対的重要が解っていないからこそ、自分が貧乏になっているだけのことなのである。

 所得の格差は能力の格差であり、自分の能力は自分の努力でしか向上していかないのである。しかし資産の格差はシステムの有無なのであって、自分たち夫婦が家庭の中にシステムを築き上げない限り、資産を作り出して行くことはできないのだ。そしてシステムを一旦築き上げてしまえば、後は自動的に資産が増加し続けて行くことができるようになるのだ。

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投資の非情の鉄則は「現金第一主義」

●そもそも資産って一体何?

 投資を始めるに当たって知っておかなければならないのは、「資産って一体何?」ということなのである。一体何が資産で、どれが資産でないかが解らないと、滅茶苦茶な投資を展開してしまうことになる。当たり前すぎるから誰も教えてくれないので、恥を掻いてでも資産とは何かを知っておくことは絶対に必要なのである。

 投資で使われる資産は次の5つかない。

①「株券」「不動産」「債権」

②著作権や特許などの知的所有権

③ネットワークビジネスに於ける権利収入

④宝石や貴金属

⑤骨董品や絵画

⑥現金

 投資では「株券」「不動産」「債権」の3つが主要な投資物件といえる。勘違いしないでほしいのは、株が儲かるから手を出しているのではなく、株が資産だからこそ手を出しているのである。株券の売却益とか配当金とかはそれに付随するものなのであって、まずは株券自体が資産でないと投資の対象物件にはならないのだ。

 著作権や特許も資産なのである。本は思いつきで書くことはできず、せっせと執筆し続けないと本は出来上がらないのだ。特許にしても閃きは大事であるが、その閃きを具現化して行くには大変な労力を必要とするのだ。主婦なら家事や育児関連に於いて、自分がこの世で言いたいことがあるなら、本に書き記して行くべきなのである。生活をしていてアイデアが浮かんで来たのなら、それを特許にすべきなのである。こういうのは立派な資産になるので、莫大な収入を確保することが可能になるのだ。

 ネットワークビジネスの権利収入とは、ネットワークビジネスで顧客を開拓した場合、顧客が消費する数%を権利収入として貰うのである。特許が商品の発明に重点を置いていたのに対し、ネットワークビジネスの権利収入は顧客の開拓に重点を置く訳なのである。ネットワークビジネスは実際にやってみると大変なのだが、それは主婦が家事や育児をこなしながらできるビジネスではあるのだ。普通のビジネスと違うのは、それが所得収入として入って来るのではなく、資産収入として入って来るのである。

 宝石や貴金属も歴とした資産になる。夫婦は誕生日祝いや結婚記念日などで宝石や貴金属を贈りあったりするのは、そうやって相手を祝いながら、実はその夫婦の資産を増やして行く行為なのだ。宝石や貴金属はそれを売ろうとした時、買値よりも遥かに安い値段で売る羽目になるのだが、それでも確実に売れるので、どういう状況下でも現金に換えることができるのである。

 骨董品は資産の中でも最も怪しい資産である。骨董品の殆どは偽物だからだ。だから骨董品は自分が勉強して目効きになって、信用できる骨董商から掘り出し物を見つけ、それを自分が趣味で楽しめる程度にしておくべきなのである。絵画というのも、有名画家の絵を買うのではなく、若くて有望な画家の絵を安い内に買っておき、その画家が有名になって絵の値段が高騰してから売るようにすればいいのだ。こちらも飽くまでも趣味でやるべきなのであって、趣味として楽しめない人は絶対に手を出すべきではないのだ。

●投資で見落としてしまう「現金の価値」

 そして現金なのである。ここでいう現金というのは、所得収入から生活費を差し引いて残ったお金のことだけをいう。現金も立派な資産なのだ。ところが誰もお金が資産なんて気付いていない。だから投資に失敗してしまうのである。現金以外の資産は全て投資してしまえば固定されてしまうので、すぐさま使えるものではないのだ。この現金だけが常にいつでも使える状態になっているのだ。

 投資で見落とされるのが現金の価値なのである。通常、生活費から差し引いた現金は普通預金されているものであって、利子欲しさに貯金しているのではないのだ。銀行預金が欲しいのなら定期預金に回して、そこで利子を得ようとするものだ。まさか少ししか利子がつかない預金残高が、これも資産などと誰も思っていないのだ。

 投資で成功を収めたいのなら、まずは生活を合理化してしまい、所得収入に対して生活費を低く抑えてしまい、それで確実に貯金が出来上がって行くシステムを構築して行けばいいのだ。自分たち夫婦の生活から自動的に現金という資産が出て来るのであって、その資産を使って他の投資物件を買えばいいのである。

 「投資はお金持ちがやるもの」という考え方は捨ててしまった方がいい。幾らお金持ちであっても、生活が余りにも豪華過ぎてしまえば、生活費にお金がかかりすぎるので、肝腎の投資に資金を回すことができなくなってしまうのだ。投資で成功しているお金持ちたちは恐ろしいほどまでに生活を合理化しており、生活から贅肉を切り落としているのである。だから常に大量の現金を有して、その現金を投資に回しているのである。

 現金以外の資産を買うためには現金が必要だし、一旦投資すればその資金が固定されてしまうのである。しかし現金だけは常に動かすことが可能なのであり、その機動力の高さは他の追随を許さないのだ。現金の価値が解っていないと、異常な儲け話に騙されてしまい、まんまと詐欺に遭ってしまうのである。現金こそが資産の基本ということが解っていないために。大事な現金を全部固定化してしまい、非常に危険な状態にさせてしまうのである。そして事実、その投資が大失敗してしまうことになるのだ。

●黒字破産も有り得る

 こうやって現金を資産の筆頭に掲げる考え方を「現金第一主義」という。

 現金第一主義が解っていると、まず投資で騙されることがなくなるのだ。自分の生活を合理化することで現金を生み出し、まずはその現金を温存するために投資するのである。投資で利益を生み出すのは、二の次でいいのだ。このことが解っていないために、多くの人々は利益追求に走ってしまい、大事な資産を破壊してしまうことになるのだ。

 こう言われても、イマイチ良く解っていない人たちが大勢いると思うので、具体的な例を挙げておくと、銀行から借金をしてマイホームを購入した場合、所得収入から生活費を差し引いた余りは、すぐさま借金返済に充てられてしまうことになる。ということは手持ちの現金が不足し、他の投資に資金を回せないということなのである。現金第一主義を忘れ、マイホーム第一主義に走ってしまったために、家計は火の車になっているのである。

 もしも景気が悪化し、夫の収入が減少した場合、事実上の黒字破産も有り得るのだ。住宅ローンを支払えないばかりに、折角、自宅があるのに債務不履行に陥り、その自宅を手放すことになってしまうのだ。確かにマイホームは資産である。しかし大量の資金が固定されてしまう資産なのであって、なんの計画性もなく買うべきではないのだ。

 夫婦にとっては手持ちの資金不足が離婚の引き金になる。夫婦に何かあった場合、手持ちに現金があればすぐさま解決できてしまうものなのである。しかしその夫婦に手持ちの現金がないからこそ、問題を解決できなくなってしまい、それで夫婦喧嘩が連発し、離婚してしまうことになるのである。この世はお金がありさえすれば、殆どの問題は解決できるものなのである。

 自分が将来、お金持ちになりたいのなら、絶対に離婚しないことだ。離婚ほど大損害を被るものはないのだ。夫婦としては結婚して子供が2人までの時はどうやっても家計は苦しいのである。その間は質素倹約に努めて、地道にお金を溜め込んで行くべきなのである。3人目の赤ちゃんが生まれると、その家族に吸引力が作動し始めるので、それで収入が増え始め、家計が非常に楽になって来るものなのである。

●現金第一主義に徹すると投資の本当の姿が見える

 投資の本を全て読んでみても、この現金第一主義を教えてくれる本は1冊もない。理由は簡単で、その本を書いている人たちが投資に関して本当のことが解っていないのだ。票券マンや銀行マンのように、自分が早くから仕事で金融ビジネスに接しているために、素人たちより多くの情報を得ていたから、まぐれで成功したにすぎないのだ。事実、「株で儲けた!」と言いながら、巨万の富を稼ぎ出すほどまでには至っていないのだ。そこそこの儲けしか手にしていないのだ。

 投資をするに当たって、投資に関して書かれた本を読むことは絶対に必要なことだ。しかしそれで投資のことが解ったことにはならないのだ。現金第一主義こそ投資の真髄であって、現金第一主義が解れば投資の本当の姿が見えて来るようになるのだ。この主張には反論もあるかもしれないが、では自分が実際にやってみればいいのだ。投資で痛い思いをしながら、いずれ現金第一主義こそが正しいということが解るようになる筈だ。

 投資の成功率は、結局、現金をどの程度投資に回して行くかで成功率が決まってしまうのである。手持ちの現金を全て投資に回すことは絶対にやるべきではないのだ。必ず手持ちの現金を残しておくべきなのである。しかも投資は1つに集中してしまうのではなく、株券、不動産、債権の3つに分け、どれか1つの投資が駄目になっても、全体が破綻しないように安全策を取っておくべきなのである。

 手持ちの現金こそが「投資の総予備」なのである。普段は手許に現金を置いておいて、ここぞという時にその現金を大事な場所に投入してしまうのである。特に株式投資ではここぞという時に資金を投入できなければ、株式投資で大儲けができないのは当然のことなのである。手許に現金を残さず、全てを投資に回してしまうからこそ、市場の変化を見破ることができないのである。

 更に手許に現金があることは「安心感」を作り出すことにも劇的な効果を発揮することになる。自分に安心感があるからこそ、冷静に市場を分析できるのであって、資産の安全を保障しながら、利益を出せる場所を見つけることができるのである。手許に現金がなければ些細なことで不安になってしまい、それが焦りを生み、碌でもない投資に手を出してしまうことになるのである。

 それゆえ現金第一主義こそ投資の基本中の基本なのである。

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投資の原理原則

●家族資産力とは何か?

 夫婦で投資を行う場合、なんの原理原則もなく、出鱈目にやっては駄目だ。小さな利益を欲しがったために損害を被ったり、儲け話ばかりに目が行って仕舞い、その背後にあるリスクに全然考慮しなかったりするからだ。投資をするに当たって、「働かずして儲けよう」などと思っていると。必ずどこか大損をするものなのである。確かに投資は肉体労働をしないけど、その分、頭脳労働をしまくることになるのだ。

 投資という物は無一文の者が行うことはできない。その者に僅かでもいいから資産があって初めて投資を行うことができるのである。夫婦の場合、結婚当初から行き成り投資をしまくる夫婦は余り少ないだろうが、新婚ムードが落ち着いて、育児もひと段落し始めた時から投資を遣り始めるものだ。結婚も数年経てば幾らかの資産は貯まっているものなのである。それが投資の原資となる訳である。

 そこで大事になって来るのが、「家族資産力」という考え方だ。家族資産力が解れば、投資のメカニズムの基本は解ったといっていいのだ。この家族資産力が解っていないからこそ、「投資は儲からない!」「株で大損した!」「不動産投資に失敗した!」とか言い出すのである。では、家族資産力とはどのようなものかといえば、それは簡単な数式で表すことができる。

 家族資産力=(資産+再投資量)×速度の二乗

 この家族資産力の公式は暗記しておいた方がいい。簡単なのですぐに記憶できる筈だ。家族資産力というのは、資産と再投資量の合計、それが速度の二乗を掛けることで正確な数値が出て来ることになるのだ。だからまずは資産を持つ。その次に再投資を行う。そしてそれらは時間の二乗を掛けることになるので、すぐさま成果が出て来ることはないということなのだ。

 この家族資産力の公式が解っていると、投資の謎が殆ど解けてしまう。例えば投資には巧い儲け話なんてないってことだ。資産を大量に持っていない者が大儲けすることなんてできないからだ。資産運用をして儲けたとしても、それを消費に回していたら、いつまで経っても儲からないということだ。再投資の量こそ、資産を拡大して行く重要な数値だからだ。それに時間の二乗を掛けることになるので、投資は絶対にすぐさま儲からない。儲かるまでには時間というものがかかるのである。

●資産収入は全て再投資に回す

 投資をしたいのなら、とにかく地道に貯金していくことだ。そうやって資産を貯め込んで行くしかないのだ。これは投資の王道なのであって、他に道はないものと思っておいた方がいい。投資の成功者たちはすべてこの投資の王道を歩んでから投資を遣り始めたのであり、最初から投資で大儲けしていたのではないのだ。

 勿論、この投資の王道を使わなくても、投資の原資を集める方法はある。それが「借金」という手段だ。銀行から借金をしてしまえばいいのだ。地道に貯金して行くことを馬鹿にする者は必ず銀行から借金をして投資をスタートさせる。それで一時的には成功を収めたとしても、最終的には破滅する。理由は簡単だ。投資の世界で投資のテクニックが巧いのは、常に銀行の方なのであって、素人が銀行を上回るほどの巧さを発揮することなんてできないからだ。絶対に借金の上に繁栄を築き上げようとしないことだ。

 貯金をして或る一定の資産が出来始めたら、それを投資に回す。投資の金額が限られているので、儲けは非常に少ないが、その資産運用益は生活費に回さず、再投資することで資産を増やして行くようにするのだ。こうすると資産が雪達磨式で増えて行くことになり、気付いた時には巨万の富になっているものなのである。多くの人たちは資産運用益を生活費に使ってしまうからこそ、資産がなかなか貯まって行かないのである。

 しかし資産運用で自分が働いた以上、何かしらのご褒美が欲しいものだ。そういう時は資産運用益の20%を限度に御褒美として使えばいい。資産運用益の20%なら、「80対20のj法則」で自分が充分に御褒美を堪能できると同時に、再投資に関してはそれほど被害が出て来ないのだ。資産運用益の20%を超えてしまうと貰い過ぎなのであって、しかも再投資に支障が出て来るようになり、資産がなかなか増えて行かないことになるのだ。

 投資の世界に足を踏み入れると、資産運用益を使って贅沢な生活をしている人たちがいるものだが、そういう人たちには絶対に憧れを抱かないことだ。そういう人たちは投資家としてやってはならないことをやっているのであって、いずれその悪魔のツケを支払うことになるのだ。資産運用益は生活費に回す物ではなく、再投資に使うべき物なのである。生活費は所得収入で賄うべきなのである。

●生活費は所得収入で賄う

 だから「質素倹約」という倫理が必要になって来る。質素倹約して生活していれば、そんなにお金がかからないので、所得収入でも充分に生活して行くことができるようになるのである。結婚生活を軌道に乗せるためには、なんといってもこの質素倹約という倫理が必要なのだが、その質素倹約は投資を開始した時も、投資が成功し始めた時も、常に必要な倫理で有り続けるのである。

 妻が家計簿をつけることがなぜ大事かといえば、家計簿をつけない限り、なかなか質素倹約が身につかないからだ。自分が巧く家計を切り盛りしていても、家計簿がなければどこかに無駄な支出があるものなのである。家計簿をつければそれを一発で見破ることができるのに、家計簿をつけていないばっかりに見過ごしてしまうことになるのである。家計簿をつけるだけで随分と生活が引き締まって行き、大してお金を使わなくても生活して行けるものなのである。

 もしも妻が家計簿をつけていないと、夫が投資で儲け始めた時に、その儲けた資金を生活費に回してしまうということを仕出かして来るのだ。こんなことをやられたら、いつまで経っても資産が増えて行くことはないのだ。投資は資産運用益を再投資に回すからこそ、資産が自動的に増えて行くものなのである。妻が家計簿をつけていてさえすれば、夫は安心して投資をし続けることができるようになるのである。

 夫婦として最も難しい局面を迎えるのは、実はマイホームを建てた時からなのである。現金で自宅を買わない限り、必ず銀行から借金をすることになる。そのためマイホームのロ0-ンが家計を圧迫して来るのである。マイホームのローンを早くに終わらせ、資産支出をゼロに持って行くべきなのである。この時期は10年近く続くので、妻が家計を引き締めない限り、どうにもならんことになってしまうのである。

 この時期、夫の方は徐々に資産運用が成功しつつあり、資産が着実に増えて行っている時期なのだ。そのため妻としては「そんなに儲かっているのなら、ローン返済に回してよ」と言ってしまうようになるのだ。もしも夫が妻の要求を受け入れてしまうと、夫の投資はなぜだか巧く行かなくなってしまうのだ。再投資の金額が激減したために、投資に勢いがなくなり、それで劣勢に立たされることになってしまったのである。

●投資で儲けるのではなく、資産を保守する方が大事なのである

 「投資=大儲け」と思っている人たちは非常に多い。そんな虫のいい話がこの世に存在する訳がないのだ。よく「驚異的な高利回り!」「株で資産を倍増!」「鉱山開発で大儲け」とかいう儲け話をする人たちがいるのだが、だったら自分でやればいいのである。なんでそんな都合のいい儲け話を他人に持ってくるのか? もうその時点でこの話は嘘だなということが解るのだが、人間は欲望まみれになると冷静な判断ができなくなり、その危険な儲け話に飛びついてしまうことになるのだ。そして大損をするのである。

 そこで投資をする際はこう考えたらどうであろうか?

 「投資は資産を目減りさせないために行うものである。」

 こう考えると、危険な儲け話に飛びつかなくなる筈なのである。自分たち夫婦が地道な努力をして貯金して行く。その貯金を投資に回し、しかも「ハイリスク」「ハイリターン」の物件ではなく、利益は少なくても安全性が高い物件に投資し、確実に資産運用益を出して行くのだ。そしてその資産運用益を再投資に回し、徐々に資産を拡大させて行くのである。家族資産力は速度の二乗がかけられるのだから、短期間に大儲けできるということは絶対に有り得ないのである。

 投資で儲けるのではなく、投資を通じて資産を保守する方が大事なのである。その資産は夫婦の血と汗の結晶なので、インチキな投資話に引っかかって資産を失ってしまってはどうにもならなくなってしまうのである。だから投資に関して夫婦で話し合うことが必要となってくるのだ。夫が妻になんにも知らせずに投資を行うとか、妻が夫に家計の実態を伝えないとか、そういうことでその夫婦の投資は非常に危険なのである。必ず投資で大損をしてしまうようになるのだ。

 しかし夫婦の会話の重要性を話すと、必ず「仕事が忙しくて、夫婦で話し合う時間なんてありません!」と言い返して来るのだ。時間がないと言いつつ、なんでテレビを見る時間だけは大量にあるのだ。携帯電話で長々と会話をしているのに、それでも夫婦の会話の時間がないというのか? 確かに生活は忙しい。だがテレビを消し、携帯電話を手放して、強制的に夫婦の会話の時間を作るべきなのである。時間なんて作ろうと思えば幾らでも作れるのだ。時間を作る気がないからこそ、時間を作らないだけなのである。

 結婚当初から自宅のある夫婦は別であるが、大方の夫婦は借家からスタートするものだ。そうなればまずは借家を脱出し、マイホームを購入することになる。その一方で夫は既に家族のことを考えて投資に着手し始めているものなのである。この時期は資産支出をできるだけ早くゼロにし、常に家計を引き締め、消費支出を極力抑え続けなければならないのだ。投資で資産運用益が出ていても、その資産収入を消費に回してはならないのだ。

 そういうことは夫婦が話し合わない限りできる訳がないのだ。そして夫婦で話し合っても、すぐさま解決策が出て来る訳がないのだ。だが夫にしても妻にしても充分な情報を持っていれば、投資にも家計にも不安がなくなり、苦しい時期ではあるけれど、楽しみながら進めて行くことができるのである。そうやってマイホームのローンを返済し終わった時に、自分たち夫婦の資産が莫大になっていることに気付いて、非常に驚いてしまうのである。結果だけを重要視したのではなく、そのプロセスをも重要視したからこそ、苦しい時期を巧く乗り切ることができたということなのである。

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受精卵を着床させる謎が解けました!

●転倒事故の後遺症

 今年は踏んだり蹴ったりの年になってしまい、3月に東日本大震災で自宅が被災して滅茶苦茶になり、4月には転倒事故を起こして全治1ヵ月の重傷ですよ。しかも転倒事故の重傷は、一応、傷が治ってもその後延々と右手に違和感を感じてしまい、重たい荷物を持つ時に、堪え切れなくて物を落としてしまうということが多々起こるようになってしまった。

 更には転倒事故を起こした時にどうも背骨が曲がってしまったらしく、それが原因で様々な症状が出て来ることになった。例えば読書スピードが物凄く低下し、いつもなら1日3冊をスラスラ読めたのに、1日1冊読むことすらきついようになってしまったのだ。それ以外にもいつものなら長距離を歩いても疲れないのに、なぜだか疲れてしまうのだ。

 そこでどうにかしなければと思ったのだけれども、右手が痛いので、筋肉トレーニングできないのだ。考えてみると、俺の筋肉トレーニングのメニュウーには結構右手を使っているのだ。それに体が不調なために筋肉トレーニングをする意欲が湧いて来ないのだ。それで他に何かあるかといえば、それは「ストレッチ」以外になかったのだ。

 実を言うと俺はストレッチがそれほど好きではない。ストレッチをやって筋肉を伸ばしてなんになるのかと思っているくらいだからだ。しかし今回、ストレッチをやってみて劇的な効果を知ってしまったのだ。それはストレッチをやると病気を治すことができる。特に後遺症のように病気は治ったのだけれども、その後延々と体に違和感を感じてしまうものは効果が絶大なのである。

 ストレッチを丁寧にやってみると、なんと右手の後遺症はたった1日で治ってしまったのだ。ストレッチをやった翌朝にはもう治っていたのだ。背骨の方もストレッチをやってみると行き成り効果が高く出て、読書スピードが低下して苦しんでいたのに、なんと1日10冊も本が読めるようになってしまったのだ。

●筋肉ストレッチと間接ストレッチ

 ということは、もしやストレッチって不妊症の治療の絶大な効果があるのではないかと思ってしまったのだ。

 俺が『不妊症バトルロワイヤル』を執筆していた時、不妊症の女性たちに筋肉トレーニングと同時にストレッチをやるように勧告していた。ただこの2つには非常に温度差があって、筋肉トレーニングに関してはきちんとメニューを書いたりしたのだが、ストレッチに関してはメニューを書かなかったのだ。

 理由は単に俺があんまりストレッチが好きではなかったからだ。

 しかし今回、自分がストレッチで病気を治してしまうという経験をしてしまい、しかも「これは不妊症に効く筈だ!」と思ったしまった。不妊症の女性たちを襲う不可思議な現象、受精卵が子宮に着床してくれないということを、ストレッチを使えば治して行くことができると、直感で理解してしまったのだ。

 不妊症の治療でストレッチをうやるなら、「筋肉ストレッチ」と「関節ストレッチ」の2つに分けて考えることだ。筋肉ストレッチでは「足」と「背中」と「腕」を重点的に行うことだ。足は脹脛と太腿をストレッチで伸ばすこと、背中は上半身を反らして伸ばすこと、腕は二の腕を伸ばすことで肩の筋肉をも伸ばしてしまうこと。これらのことを丁寧にやることだ。

 関節ストレッチは「足首」「股関節」「骨盤」「手首」「背骨」「首」を重点的に行うことだ。とにかく関節で回転できる所は回転させることで関節を柔らかくすることだ。骨盤や背骨のようなものは、伸ばすことで骨を動かしてあげて、骨を柔らかくさせてあげることだ。大事なことは丁寧にやることであって、毎日コンスタントに続けて行くことだ。

 関節ストレッチは閑な時でも簡単に行える。例えば外に居る時などは、足首を回してしてしまえばいい。自宅でテレビを見ている時には手首を回してしまえばいい。なんか疲れたのなら肩を回して、思いっきり深呼吸すればいい。こうすると体が徐々に柔らかくなっていき、子宮が活性化して行くことになるのだ。

●骨盤底筋を鍛える

 ストレッチで体を柔らかくしたのなら、骨盤底筋を鍛えることだ。骨盤底筋とは股間の筋肉のことで、多分、不妊症の女性たちはこの筋肉が異様に衰えているのだと思う。西洋式の生活をしていると、確実に骨盤底筋が衰えてしまうので、それで子宮の動きが鈍り、受精卵が子宮に着床してくれないという異常事態を引き起こしてしまうのであろう。

 骨盤底筋を鍛えるためには、なんといっても「雑巾がけ」をすることだ。これが一番骨盤底筋を鍛えることになる。日々雑巾を使って掃除をしまくることだ。特に便所掃除は効果的で、便所という狭い空間で中腰の姿勢で掃除をするということは、相当に骨盤底筋を鍛えることになるのだ。

 骨盤底筋を積極的に筋肉トレーニングで鍛えていくためには、「蹲距」の姿勢を取り、そのまま姿で歩いてしまうことだ。蹲距はお相撲さんが取組の直前に土俵で示すあの姿だ。この「蹲距歩き」はやってみると骨盤底筋が相当についたなと思うくらい効果があるのだ。慣れていないとすぐに転んだり、疲れてしまうが、それは骨盤底筋が非常に弱っているということなので、せっせと蹲距歩きをしまくることだ。

 テレビを見てる時には「ウンコ座り」をすることだ。非常に柄が悪い姿になってしまうけど、このウンコ座りは骨盤底筋を静かに鍛えてくれる優れ物なのだ。夫には骨盤底筋を鍛えているということを伝えて、誤解を解いておくことだ。ウンコ座りをしっ放しではなく、右足を上げてみたり、逆に左足を上げてみたり、骨盤底筋を意識しながら骨盤底筋を鍛えて行くようにすることだ。

 外出先で排便排尿をする際には、できる限り「和式便所」を使うことだ。こっちの方が排便排尿をする度に骨盤底筋が鍛えられることになるのだ。特に洋式便所に慣れてしまった女性には、和式便所で用を足すのにはたった1回でも難儀するものだ。それだけ骨盤底筋が弱っているのである。

●セックスは最低でも3連続で行う

 ストレッチはセックスをする直前にも行うことだ。スポーツをするためには準備体操をする必要性があると同じように、セックスする前にもストレッチが必要なのだ。特に足首と股関節にストレッチを行い、柔らかくしておくことだ。ここが硬いとセックスしても体が巧く動かないし、子宮も正常に動いてくれないのだ。

 セックスは愛撫を重点的に行い、妻の緊張を巧く解いてあげることだ。愛撫が充分にされていないからこそ、妻は体を緊張させたままで夫が射精してしまうので、子宮が充分に動かなくなってしまうのだ。子宮を巧く動かして行くためには愛撫で妻の緊張を解くことがどうしても必要になってくるのだ。

 ペニスの挿入後も、オルガズムに行くようにし、できるならオルガズムを連発させるようにすることだ。子宮はオルガズムに達すると子宮口を開いて、精液を吸い込む動きをするので、オルガズム抜きに射精しても、妊娠できるのではないのだ。オルガズムを経験させることで子宮を動かすということが妊娠のためには必要なのである。

 排卵期になったら、セックスを3日連続で行うことだ。一度でもセックスをすれば、体が柔らかくなっているので、翌日に何もしないというのは非常に無駄なことをしているのである。3日連続でセックスを行えば、初日は大した出来でなくても、2日目は出来がよくなり、3日目には上出来の結果になるものなのである。

 もう1つ付け加えておくと、月経直前にもセックスをするようにすることだ。女性はこの時期にも性欲が高まるので、排卵期に射精したからもう充分と思うのではなく、月経直前にもセックスを行い、子宮を充分に動かしておくことだ。こうすると子宮は着床した受精卵をそのまま保持して、流産するということがなくなるのだ。

●排卵痛と着床痛

 不妊症の女性たちは体が硬くなっているし、骨盤底筋が異様に衰えているのだ。そのために子宮が受精卵を着床することができず、たとえ着床できても流産してしまうことになるのだ。それだけ文明生活の中で女性が本来持っている力を急激に低下させているということなのである。

 女性が健康であるなら「排卵の快感」や「着床の快感」を経験したりする筈だ。卵巣が卵子を生み出すということは、排便と同じく快感になる筈であって、本来なら気持ちがいい筈である。健康の女性ならこの時期、「子宮が疼く~」とか言い出して、排卵の快感を言葉で表現しているのだ。

 「着床の快感」も女性の体が健康ならば当然に起こりうる。というのはセックスで女性がオルガズムに達すると、それが長らく持続することになるので、体が快感の状態が続き、その過程で受精卵が子宮に着床するなら、なんらかの変化があって然るべきだからだ。普通の新婚の夫婦なら、この時期、妻が夫に甘えてきたりした経験を持っている筈だ。あれが「着床の快感」であり、そういう行動を取ることで「着床の快感」を表現しているのである。

 ところが女性の体が硬くなり、骨盤底筋も低下したら、一体どうなるのか?

 多分、「排卵痛」や「着床痛」を経験することになるのだ。体が硬く、骨盤底筋が衰えているために、本来なら排卵が快感な筈なのに、排卵に痛みを感じるようになるのだ。排卵期に入ってどうも下腹部が痛いというのなら、それこそが排卵をした証拠なのであり、体をストレッチするなり、骨盤底筋への筋肉トレーニングを行い、それからセックスに臨むべきなのである。

 「着床痛」はもっと酷く、体が硬いために基本的に子宮は受精卵を着床させないので、子宮が受精卵を着床させるというなら、なんらかの痛みを発生させる筈だ。もしも下腹部に痛みを感じたら、とにかく横になることだ。寝たままの状態で足首を回したり、股関節を回して行くようにすることだ。そうやって体を柔らかくさせあげると、子宮は受精卵を保持してくれるようになるのだ。

 不妊症の女性が不妊症を発症させるのも、不妊治療で多大なストレスを感じてしまうのも、要は体が硬く、骨盤底筋が衰えているからなのである。しかもストレスを感じてしまえば、余計に体が硬くなり、骨盤底筋の筋肉も衰えて行くのだ。こういう場合、1つは考え方を変え、子供ができなくても別に自分は困っていないと思うことだ。もう1つはストレッチをしたり、骨盤底筋への筋肉トレーニングをして、体を柔らかくし、体力をつけて、ストレスを跳ね返し易い体にしてしまうことだ。こうすれば体は妊娠できる状態になり、妊娠することができてしまうことになるのだ。

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仏教は宗教ではない、哲学である。

●仏教を宗教と捉えるからこそ解らなくなる

 日本がデフレ経済に突入してから、宗教界では前代未聞というべき異変が起こっているのだ。それは既成仏教の勢力が急速に衰えているということなのである。既成仏教の全ての教団の信者数を合計しても、既に5千万人を切っており、4千万人を割るのは最早秒読み段階になってしまっているのだ。

 なんでこんな現象が起こったのかというと、経済不況の中で仏教の信者たちが仏教寺院の経済的負担に耐えきれなくなったからなのである。葬式の度に高額の戒名代を請求されたり、永代供養として毎年料金を支払わなければならなす、仏教寺院の財政が危機になると信者たちに寄進を要求するというのでは、仏教信者たちは幾ら働いてもお寺に搾取されるだけになってしまうからだ。

 ところがこの異常事態を無視して、出版界では『仏教が好き』だの、『仏教について語る』など、仏教界の現状を全く無視した書籍が出版されまくっているのだ。仏教の教義だけを引っ張り出して云々言っても、仏教の信者たちは最早その経済的負担に耐え切れず、減少の一途を辿っているのである。

 中でも「ひろさちや」や「瀬戸内寂聴」は仏教に関して大量の書籍を出しているのだが、それだけ本を出しているのだから、きちんと仏教を理解した上で書いていると思いきや、全然仏教について理解していないのである。仏教を根本的な所で完全に間違えているのである。

 俺に言わせれば、「仏教は宗教ではない。仏教は哲学である」ということなのである。

 宗教とは神と人間の関係を取り扱うものである。それに対して釈迦は「煩悩から解脱」を行うために教えを広めたのである。ということは、仏教は哲学なのである。仏教は神の存在を否定する訳ではないが、その基調にあるのは無神論なのである。仏教が哲学であるということが解らない限り、仏教を正しく理解することは絶対に不可能なのである。

●仏教を正しく理解するために必要な本

 日本は仏教の中でも大乗仏教を受け入れてしまった国なのである。大乗仏教は釈迦が死んでから1千年後に起こった仏教であり、本来の仏教とはまるで違うのである。大乗仏教の経典を読んでいる限り、絶対に釈迦の教えがどんなものであったのかを正確に理解することはできないのだ。

①阿含経

 釈迦の教えを一番良く理解できるのが『阿含経』である。『阿含経』を読むと釈迦の直の声が聞けるので、とにかく読んでみることだ。しかも内容は平易なので、どんな馬鹿でも理解できる筈だ。釈迦は意外にも知恵のある言葉をバンバン言う人なのであって、しかも若者たちに人気があったということが理解できるのだ。日本の仏教のように僧侶が小難しいことをいい、爺婆たちが集まる宗教ではなかったのだ。

②凝然大徳『八宗綱要』

 日本に於ける大乗仏教の展開を理解したければ、『八宗綱要』を読むといい。この本はなんと鎌倉時代に書かれたもので、読んでみると未だに色あせていない名著なのだ。作者の凝然大徳は宗派に囚われず真面目に仏教を研究しており、だからこそ現在にまで生き残ったといえるのである。現在の仏教学者たちが書く本のように、幾ら研究していても自分の宗派に拘っており、そのような宗派性の強い書物はいずれ消えて行ってしまうものなのである。

③中村元『中村元選集』(春秋社)

 中村元の意見は日本の仏教学界に於いて通説になっているので、仏教学を知りたければ、中村元の全集を読んでおいた方がいい。これほど凄い学者はそう簡単に現れて来ないので、まずは第一級の書物に触れた方がいいのだ。下手な仏教学者が書いた本を読んでいると、余計に仏教のことが解らなくなってしまうのだ。

④宮本啓一『ブッダが考えたこと』(春秋社)

 仏教学の通説を理解した上で宮本啓一著『ブッダが考えたこと』を読むと、釈迦の教えが明確に理解することができる。釈迦は天才的宗教家なのであって、だからこそ仏教の教祖になることができたのである。仏教学者の通説は釈迦を凡人と看做し、釈迦の教えが一体どうなのかは解らないということになっているのだが、そんなことは絶対に有り得ないのだ。当時の古代インド人がビックリするようなことを釈迦が言ったからこそ、仏教は信者たちを獲得して行き、急速に広まって行ったのである。

⑤赤間剛『釈迦の秘密』(三一書房)

 仏教を共産主義の観点から見ると、赤間剛著『釈迦の秘密』という本が出来上がってしまう。この本を読むと、仏教というのは宗教的な共産主義であるというのが良く解る。出家者たちが共産主義をするなら、それは可能なのである。共産主義を出家していない在家の人たちでやろうとするから、共産主義は失敗するのである。多少、俗っぽい本かもしれないが、仏教の経済的側面を理解するためには格好の書物なのである。

●最も釈迦の教えに近いのは曹洞宗、最も釈迦の教えから懸け離れているのは浄土真宗

 釈迦の教えがきちんと理解できると、大乗仏教というのは釈迦の教えを完全に捻じ曲げたものだということが理解できる筈だ。仏教は小乗仏教の方が正しいことを言っているのである。但し小乗仏教も歴史を積み重ねて来たために、下らない物を大量に抱え込んでおり、小乗仏教の僧侶になった所で釈迦の教えに触れることはできないのだ。釈迦の教えに触れたければ「原典主義」に走るべきであって、釈迦の本当の教えが書かれている仏典を見つけ出し、それを熟読して行く以外に方法はないのだ。

 釈迦の教えをきちんと理解した上で、日本の仏教界を審査して行くと、釈迦の教えに最も近いのは「曹洞宗」だということになる。釈迦は座禅をして悟りを開いたのであって、座禅を無視するようであるなら、絶対に解脱に辿りつくことはできないのだ。仏教といえば読経すると短絡的に思ってしまうが、あんなことをやっているからこそ解脱できないのである。

 しかし曹洞宗の座禅と釈迦の座禅はまるで違う。釈迦の座禅は修行中にもやったり、解脱後にも涅槃の境地を味わうために行ったのである。だが曹洞宗の座禅は修行のために行うのであって、そのままでは解脱できないのである。曹洞宗は座禅を引っ張り出した功績は高いが、座禅だけでは解脱できないのもまた事実なのである。

 逆に釈迦の教えから最も懸け離れているのが浄土真宗なのである。仏教には「何かを信ずれば救われる」という思想はないのである。釈迦の教えは非常に論理的であって、非論理的なことに対して信仰しろとは言っていない。釈迦が信じなさいというのは、全て論理的説明がつくものだけなのであって、阿弥陀如来が救済すると約束したというのでは論理的な説明になっていないのだ。親鸞が言うように「騙されてもいいから信じる」というのでは、仏教のなんたるかを全く理解していないといっていい。

 それに仏教は「法燈明自燈明」であって、「他力本願」ではないのである。

 因みに、オウム真理教が地下鉄サリン事件を引き起こした時、僧侶や仏教学者たちは「あれは仏教ではない!}と言っていたが、オウム真理教も歴とした仏教系の新興宗教団体なのである。「ポアの理論」は何も麻原彰晃の独創なのではなく、実は仏教では正統派の教えなのである。ポアの理論が解っていなということは、仏教の教義をきちんと理解していないという証拠なのである。

●解脱するためにはどうすればいいのか?

 仏教は宗教ではなく、哲学なのであるが、仏教が通常の哲学と違うのは、釈迦の教えが解っても解脱できる訳ではないということなのである。確かに釈迦の教えは論理的であり、彼の言っていることは理解できる。しかしその釈迦の教えを理解したとしても解脱できないこともまた事実なのである。

①母親を早くに亡くし、父親から甘やかされて育ち、結婚後は不妊症で苦しんだ

 釈迦は出生後すぐに母親を亡くしたので、母性愛が相当に欠乏していた筈だ。しかも父親は非常に釈迦を甘やかし、春夏秋冬に応じた4つの宮殿を釈迦に与えたのである。釈迦は子供の頃から憂鬱気味で、非常にひ弱で、それなのに自意識だけは過剰に育ったのである。

 その釈迦が初めて挫折するのが、実は結婚に於いてなのである。釈迦は17歳で結婚することになるのだが、釈迦夫妻は結婚後、不妊症に苦しみ、10年に亘って子供ができないという事態に襲われるのだ。王太子としては世継ぎを作ることが最大の使命なので、それを果たせないというのは王太子失格なのである。

 この時期に経験するのが、有名な「四門出遊」である。しかし釈迦が不妊症で苦しんでいたとするなら、この「四門出遊」の話は全く別の解釈をせざるを得ない。釈迦は世継ぎを産めない苦しみから、余計に鬱病を悪化させたのでおり、病人や老人や死体に異常なまでに恐怖するようになり、自分は王太子失格なのだから、「沙門」という出家修行者に強い憧れを抱くようになったのだ。

 10年に亘って子供ができなかったのに、妃が突如妊娠して赤ちゃんを産んだことは実に怪しい。というのは釈迦はもう出家することを決意しており、そうであるなら夫婦の性生活は途絶えていた見るのが普通だからだ。夫婦でパッコンパッコンやっているのに、出家しようする旦那はいないものだろう。夫婦の性生活がない以上、妃は不義密通を働くチャンスは幾らでもあり、他の男性の赤ちゃんを産んだということも考えられなくはないのだ。

 事実、釈迦は自分の子供なのに「障害」という意味の「ラーフラ」と名付けているのだ。しかも釈迦はその赤ちゃんを踏んづけて出家して行ったのである。普通、自分の赤ちゃんを踏むなんてことするか? 釈迦のこの異常な行動はこの子は自分の子ではないと知っていたからなのではないか? こう考えると釈迦の出家は相当悲惨な結婚生活があったからこそしたということが理解できるのである。

②出家

 解脱するために絶対に必要なのは出家なのである。しかも世俗に絶望した状態で出家しなければならないのである。出家しない限り、煩悩から解脱することは絶対にできないのだ。現在のように僧侶でありながら出家せず、それどころか結婚して子供をなしているようであるなら、解脱なんて永遠にできる訳がないのだ。

 煩悩から解脱して行くのに、最も邪魔になるのは私有財産だと言っても過言ではないのだ。僧侶が裕福な暮らしをし、高級車を乗り回しているようであるなら、解脱なんて永遠にできる訳がないのだ。増してや僧侶が本を執筆して、その著作権料で億万長者になってしまったら、幾ら仏教の本とは言え、その著者は仏教のことを何も解っていないといっていいのだ。

③木食行

 もう1つ忘れてはならないのが、釈迦は解脱する食前に木食行をやっていたということなのである。釈迦は木の実だけを食べる断食をした後に解脱をしたのである。断食中に木の実だけ食べると、頭の回転が非常に良くなるのであって、その頂点で起こった現象こそ解脱なのである。

 よく釈迦は苦行を捨てたというが、釈迦は全ての苦行を捨てた訳ではないのだ。釈迦は解脱に不要な過酷な苦行を捨てただけなのであって、解脱のために必要な苦行は温存しているのである。僧侶なのになんにも苦行をしないからこそ、解脱できないのである。矢張り苦行は解脱のために必要な行為なのである。

 釈迦は僧伽を作った後、木食行の重要性を説いた形跡がない。だから僧侶たちは解脱できなくなったと考えるべきなのである。仏教というのは、出家した上で釈迦の教えを理解し、座禅を組みながら木食行を行うと、或る日突然に解脱してしまうという、実践しなければ絶対に解らない哲学なのである。

 日本の庶民たちは昔から僧侶たち戒律破りを嫌ったのだが、それは僧侶なのに戒律を守らないと解脱できないというのをなんとなく解っていたからなのである。特に批判は「肉食妻帯」に集中するのであり、僧侶が肉を食い、結婚していたら、解脱なんてできる訳がないのだ。現在、既成仏教の信者数が激減しているのは当然といえば当然であり、僧侶たちが戒律を守らない以上、誰も解脱なんてできないのだから、それなのに信者たちが僧侶たちにお金を出すなんて馬鹿馬鹿しい限りなのである。

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暗殺の効用 ~いっそのこと、菅直人首相を暗殺してみたら?~

●震災直後に増税は禁じ手である

 今回の東日本大震災で、大地震や大津波よりも恐ろしいのは、無能な政府による「政治公害」だということがはっきりした。確かに大地震も大津波も国民に損害をもたらすことでは一緒だ。しかしそれは国内の一部分だけなのであって、政治公害のように国内全体に及ぶものではないのだ。

 考えてみれば、菅直人首相は東日本大震災が起こっても、自衛隊を本格的に投入せず、逐次投入という絶対にやってはいけないことをしてしまったのである。自衛隊の投入が遅かったからこそ、助かる命も助からなくなってしまったのだ。それに震災直後になぜだか福島第一原発を訪れ、その後、この原発では水素爆発が起こり、放射性物質が東日本全体にばら撒かれることになったのである。

 更には日本の各シンクタンクでは今回の復興計画には30兆円必要になると試算していたのに、菅直人首相が出した復興計画は今後5年間で「19兆円」なのであり、30兆円に11兆円も足りないのだ。これでは被災地の復興が相当に遅れ、この地域を日本の後進地帯にしてしまうことになるのだ。

 しかもこの復興計画の財源を増税で賄おうとしているのである。日本は経済大国なのだから、国債を発行して資金を調達すればいいものを、なぜだからこの不況下にある日本経済に対して、消費税を5%から10%に増税にするということを仕出かそうとしているのだ。今度は被災地だけでなく、全国にまで被害をもたらそうとしているのである。

 震災直後に増税というのは、政府の政策としては禁じ手なのである。

 考えてもみて欲しい。阪神淡路大震災の2年後に消費税を3%から5%に増税しただけで、日本経済は不況になり、「失われた10年」と表現されるくらいに、経済は低迷し、文化も大いに後退してしまったのである。増税をやった自民党は、その後迷走をし続け、遂には政権を喪失してしまったのである。

●暗殺は利益になるからこそ起こる

 ところが与党である民主党はリコール制を採用していないために、この危険な首相を退陣に追い込むことができないでいるのだ。一方野党の自民党も総裁に適切な人物を書いているために、菅直人首相を総辞職に追い込めないでいるのだ。菅直人首相は自分の代わりになるような人物が政界にいないからこそ、事実上、遣りたい放題にやりまくっているのである。

 菅直人首相が辞職しないのなら、いっそのこと、暗殺してみてはどうだろうか?

、菅直人首相は既に暗殺されるだけの条件を充分に満たしている。多くの国民は知らないのだが、菅直人首相は憲法違反をやりまくっているのだ。まず菅直人首相は原発で水素爆発を引き起こしたりして、行政権の乱用を行っているのだ。次に、首相官邸で被災地の復旧支援を妨害したりして、個人の尊厳を大いに破壊しているのだ。更には国会独裁制を唱えて、憲法遵守義務違反を行っているのだ。憲法の条文に3つも違反しているのであって、その憲法犯罪者を警察官や検察官が逮捕しない以上、国民が抵抗権の発動として菅直人首相を暗殺したって構わないのだ。

 暗殺はテロではないのだ。国民が持つ抵抗権を発動して、首相官邸にいる憲法犯罪者を除去するという政治行為なのである。その憲法犯罪者がたとえ首相であったとしても、憲法に違反している以上、法の保護は一切受けないと考えるべきなのである。憲法犯罪者には天誅あるのみなのである。

 菅直人首相を暗殺してしまえば、国民は窮地から脱して、莫大な利益を得ることができるようになる。

①増税の阻止

 まずは増税の阻止である。増税を阻止することで、大震災で傷ついた日本経済であっても、経済成長を引き起こすことができるようになるのだ。復興資金は国債で賄い、30兆円という大金を被災地に重点的に投入してしまえば、被災地は震災特需に沸いて、徐々にその特需が全国に広がり、日本経済は発展して行くことができるようになるのである。

②復旧復興が猛スピードで進む

 次に菅直人首相を暗殺してしまえば、復旧復興が猛スピードで進むことになるのだ。菅直人首相は脱原発のために、復旧復興を妨害しているだけなのである。だからこそ首相官邸に20以上の会議を設けて、被災者たちが飢えに苦しんでいるのに、いたずらに復旧復興を遅らせているのである。菅直人首相を暗殺し、20以上ある会議を全て廃止させ、閣議で一元的に処理してしまえば、復旧復興は猛スピードで進むことになるものなのである。

③政治家たちに最大級の衝撃を与えることができる

 暗殺は国会議員全員に恐怖を与え、悪政を未然に防止することができるようになる。議会制民主主義や議院内閣制があるために、今まで国会議員たちは遣りたい放題であったのであり、それに対して暗殺を行使すれば、碌でもない政治を行った国会議員は暗殺されるとなれば、そう簡単に悪政を展開できなくなるのである。

●古代ローマ共和国ではどのように非常事態を乗り切ったのか?

 近代以降の日本では、憲法上、行政権をどのように運営して行けばいいのかという本格的な議論がなされたことがなかったのだ。明治憲法は当時通説であった行政控除説に立脚して、行政権とは立法権と司法権を抜いたものであるという考えに立ち、その学説に従って、行政権の条文を定めてしまったのだ。だからこそ、明治憲法では内閣総理大臣の規定すらないのだ。昭和憲法もこの学説を踏まえてしまったので、もしも首相が権力を乱用したのなら、一体どうすればいいのかという規定が全然ないのである。

 これに対して、古代ローマ人たちは行政権について真剣に議論し合い、古代ローマ共和国では行政権に対して実に巧みな規定をしまくったのである。それも行き成り完成させたのではなく、長い年月をかけて試行錯誤しながら、自分たちの国家にとって最善と思えるシステムを作り上げて行ったのである。

①二人制の執政官

 まず古代ローマ共和国では、執政官を二人制にし、互いに拒否権を持たせ、1人の執政官が間違った政治をしようとすれば、もう1人の執政官が拒否権を発動して、止めることができたのである。三権分立とかで権力を均衡させることも確かに大事なことだが、行政権の担当者を二人制にして、自制する形で権力の乱用を抑えるということは、それ以上に大事なことなのである。

②護民官

 次に古代ローマ共和国では市民集会から選ばれた「護民官」なる官職を設置し、執政官が悪政を働いた時には拒否権を発動させ、その政策を止めることにしていたのである。こうやって市民の代表者たる人物に、行政権という具体的な権力を持たせるのではなく、行政権の行使に対して拒否権を持たせたことが、その後の古代ローマの発展を決定づけたのである。古来より、政治というものは善政より悪政の方が多いものだから、護民官がいれば悪政を阻止することができたのである。

③独裁官

 古代ローマ共和国では非常時を平時の遣り方で乗り切るなんてことはしなかった。非常事態になれば元老院は2人の執政官の内、1人の執政官を独裁官に任命し、その独裁官に全権を与えて、半年間独裁を行使させたのである。非常事態は独裁を行使するからこそ、非常事態を巧く乗り切ることができたのである。民主主義では絶対に非常事態を乗り切ることはできないのである。

●憲法上の欠陥は如何ともし難し

 日本国民は学校で散々に「議会制民主主義は絶対に正しいのである」「議院内閣制は絶対に正しいものである」と洗脳されてしまったからこそ、議会制民主主義こそが日本の国益を大いに損ない、議院内閣制ではどうやっても優れた首相を産み出すことができないということが解っていないのだ。

 国家というものは、その政体の良し悪しで繁栄するか没落するかの現象が起こるにすぎないのである。古代ローマ人たちが素晴らしかったのは、当時先進国であった古代ギリシャの民主主義に学ぶことをせず、自分たちでせっせと独自の政体を築き上げていったことにあるのである。政体を当たり前のものとは思わず、民主主義というイデオロギーを鵜呑みにしなかったからこそ、最善の手を打つことができたのである。

 戦前の日本でも急成長を遂げたのは「藩閥政治」であった。元長州藩士と元薩摩藩士が交互に首相になる政治をしたからこそ、日本は大発展を遂げたのである。戦後の日本では自民党の「派閥政治」こそが日本に繁栄をもたらしたのである。党内の派閥で派閥抗争を散々しまくったからこそ、優れた政治家たちを産み出すことができ、日本は戦後復興を成し遂げたのである。

 しかしこれは飽くまでも人間同士の権力闘争なのであって、憲法とか政体を考えたから発展できたのではなかったのである。現在、日本国民が直面しているのは、憲法上の欠陥なのであって、憲法に欠陥があるからこそ、現に被災地では被災者たちが悲惨な状態に置かれ続けているのである。、

 菅直人なる人物は、所詮は、市民運動家なのであって、政治家になる器ではないのである。政治家としての能力を持っていない人物を国会議員に選ぶ、首相にしてしまうという、現在の憲法システムが異常なのである。日本国民が日本にとって最も相応しい憲法や政体はどのようなものであるかを考えなかったツケが、無能な人間による悪政という形で支払わされているだけなのである。

 戦前、関東大震災が起こり、首都東京が壊滅したことがあった。ところが政府は復旧復興を誤り、金融恐慌を引き起こしてしまい、日本国民を貧乏のドン底に叩き落としてしまったのである。そして衆議院議員であった鳩山一郎(鳩山由紀夫の祖父)は国会で統帥権干犯問題を引き起こして、軍部の政治介入を招き、国会にあった全ての政党は自滅する形で大政翼賛会に変わって行ったのである。その後、日本は第二次世界大戦に突入して行ったのである。

 民主主義は自殺するものなのである。

 大正デモクラシーは自殺したし、戦後民主主義もいずれ自殺することになるであろう。憲法や政体にとって民主主義が大事なのではないのである。如何に国家の独立を守り、国民に自由と繁栄をもたらすかなのである。そのために憲法や政体をどうすればいいのか、国民は延々と考え続けなければならないのである。国民が考えれば考えるほど、優れた憲法や政体が出来上がって来るものなのである。

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恋愛に隠された「3」という秘密の数字

●結婚線は1本から3本

 俺は運命学をやっていても、手相を見るのは余り得意ではない。それでも運命学といえば手相が主流になっているので、多少は手相を見ることができないと話にならないのだ。しかし手相の本を幾ら読んでも、俺が完全に納得できる物がないのだ。手相はどうにでも解釈できるし、それに手相自体が変わって行くから、姓名判断や算命術のようには行かないのだ。

 俺が手相を調べて行く内に、「これは違うぞ!」と思うものが「結婚線」なのである。この結婚線は結婚の運命を現わすものではなく、「恋愛結婚線」というべきものであって、基本的には恋愛結婚を示したものではないかと俺は思うのである。結婚線に線がなくても、お見合い結婚などをすれば結婚できてしまった事例を多々見ているからだ。

 この恋愛結婚線は、大抵の男女には1本から3本しか走っていないものだ。統計的に言うと90%以上の男女がその数値しかないので、殆どの人たちは人生の中で1回から3回ほどしか恋愛結婚をできないのであって、とするなら人間ができる恋愛は非常に少ないということなのである。

 勿論、中には恋愛結婚線に多くの線がある男女もいるのであるが、それは非常にごく少数なのである。だから女性雑誌とかで恋愛を矢鱈に持ち上げ、恋愛至上主義的な意見を言って来るのは非常に危険なのである。そうやって恋愛をしても、自分にとって本当に必要な恋愛は非常に少ないものだからだ。要は自分が恋愛していると思っても、無駄な行為をしまくっているということになるのだ。

 人間が行う物事は数をこなせば上達して来るものである。しかし恋愛に関しては数が少ないのであって、その少ない恋愛を一生懸命に行うことで上達して行かなければならないのだ。女性だったら「恋多き女」だとか、男性なら「百人斬り」だとかを自慢したりするものであるが、それはまともな恋愛をしていないということなのである。恋愛に関しては数を減らすからこそ上達するという不思議な現象が起こって来るのである。

●3回の恋愛はどのような恋愛になるのか?

 恋愛の統計を取ってみると、如何なる男女の恋愛も恐ろしいほど似たような結果になっているのである。まず男女共々重要なのは「初恋」なのである。初恋の良し悪しこそが、その後の恋愛の運命を決めてしまうことになるのだ。男女共々初恋をした場合、20%の労力しか出していないのに、なんと80%の成果を得ることができるのである。

 初恋をする時期は大体「高校生」か「大学生」の時期であろう。この時期は男女双方恋愛に関して殆ど知らないし、働いていないからお金もないし、無い無い尽くしで恋愛を勧めて行かなければならないのである。それなのに初恋は非常に盛り上がるものなのであって、その成果は非常に大きいのだ。だからこそこの時期は初恋を徹底的に遣って行けばいのである。

 2度目の恋愛というのは、50%の入力に対して、50%の出力しか出て来ない。2度目の恋愛は初恋ほどには盛り上がらないのだ。男女双方が労力もお金も使って行かない限り、恋愛に見合う成果が出て来ないのである。男女双方に恋愛の経験値があるからといって、いい恋愛ができるわけではないのである。

 3度目の恋愛になると、80%の入力に対して、20%の出力しか出て来ないのだ。3度目の恋愛は非常に労力もお金もかかるものなのに、それに見合う成果が出て来ないのである。女性なら3度目の恋愛を20代後半か30代前半でしたのなら、とっとと結婚してしまった方がいいのだ。幾ら恋愛をやっても、もうそれほど恋愛は盛り上がってこないのである。

 本当に人生の中で3回しか恋愛をしなければ、この数値がモロに出て来ることになるのだ。自分がそんな数の少ない恋愛では嫌と思って数多く恋愛をこなしても、結局、自分が盛り上がった恋愛は3回しかなく、他の恋愛は全て無駄になってしまうのである。人間は恋愛を3回しかできないようになっているのだ。

●恋愛で学ばないと同じことを繰り返す

 恋愛をやってみれば恋人同士で楽しいことをすることになるのだが、その恋愛で何かを学び取って行かないと、次のステージには行けないのだ。例えば男性なら女性への告白の仕方だとか、女性ならデートで男性と巧く話を合わせる遣り方だとか、そういうことを1つ1つ学んで行くのである。それをすっ飛ばしてしまうと、同じような過ちを延々と繰り返してしまうことになるのだ。

 例えばチャラチャラした遊び人の男性と付き合い、彼氏の浮気に悩んでいる女性というのは、そもそも男性を見る目がないのだ。男性の外見にしか興味がないので、男性の心の中にまで入って行くことができないのだ。その彼氏と別れても、自分がその恋愛から学ばない限り、また同じような男性と付き合ってしまい、彼氏の浮気に悩まされることになるのだ。

 彼氏から暴力を振るわれるような女性も、自分の発言が男性のプライドを大いに傷つけるということが解っていないために、先に彼女の方から言葉の暴力を振るわれたために、彼氏は怒り心頭に達して暴力を振るって来るのだ。この女性もその恋愛から何かを学ばない限り、その彼氏と別れて他の男性と付き合っても、また暴力を振るわれるようになるのだ。

 女性の中で男性にモテてしまい、彼氏のいない時期を作らないということをする女性がいるものであるが、この遣り方は賢明ではないのだ。そういう交際は可もない不可もない交際になってしまい、恋愛とは言い難いものになってしまうからだ。どうでもいい交際だからこそ、男女双方が何も学べないのである。矢張り恋愛というのは。それが終われば大いに傷つくものなのであって、失恋で落ち込む時は徹底して落ち込んでおいた方がいいのだ。

 女性が40歳を超えて恋愛に夢中になっているのは、正常な行為ではないということができる。矢張り恋愛は10代20代で経験し終えておくべきであって、30代ですらもう遅すぎる感じがするものなのである。それなのに40代になっても恋愛に夢中になっているということは、自分が若い時にちゃんと恋愛していなかったということなのである。統計的に言えば、40代の恋愛は入力が如何に多くても、出力は非常に少ないものなのである。

●恋愛のS字曲線

 恋愛には「3」という数字が隠されているのであるが、この秘密の数字は恋愛の至る所に出て来る。例えば恋愛中の男女が初めてセックスするのは、3回目のデート以降であるという統計が出ているのだ。最初のデートでセックスしてしまうと、なぜだかその交際は呆気なく終わってしまうことになるのだ。デートを3回も積み重ねるからこそ、セックスすることが許され、そのセックスをしてから恋愛が益々盛り上がって行くことになるのだ。

 恋愛はS字曲線を描くことになる。恋愛は「勃興期」「成長期」「爛熟期」「衰退期」の4つの時期を送ることになるのであって、恋愛は勃興期と成長期と爛熟期だけが恋愛を楽しめるのであって、衰退期に入ってしまえば恋愛は崩壊して行き、悲惨なものになってしまうのである。もしも男女が結婚したいと思うなら、衰退期に入る前までに結婚に至ってしまうべきなのである。

 恋愛のタイムリミットは3年間である。恋愛ホルモンは3年間しか分泌されないので、交際後3年以内に結婚してしまい、恋愛ホルモンが切れる前に結婚して、新たな生活を営むべきなのである。恋愛を10年近くずるずると行うのは褒めたものではないのだ。だらだらと交際しているために、恋愛を盛り上げて行っていないのである。

 「恋愛の自由」を騒ぎ立てる人々は非常に多いものなのであるが、運命学から言わせると、人間に「恋愛の自由」などというものは存在しないのである。恋愛は神の予定であって、その範囲内でしか自由意思を発揮できないのだ。或る日突然に恋愛が起こり、人間はその恋愛に対して全力で取り組んで行かなければならないのである。

 恋愛というものは、ごく稀な場合を除いて、男女の誰もがするものである。だったら、自分が恋に落ちた時は真剣にやってしまった方がいいのである。カップルが全力で恋愛に取り組んでいれば、相当高いレベルにまで達することができる筈である。そうやって質の高い恋愛をしてしまえば、恋愛に関する意見の真偽をきちんと区別するだけの能力が備わり、恋愛に関して騙されなくなるのである。

 恋愛だけは自分が真剣になって経験しないと、恋愛の本当の姿が解らないものなのである。

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なんで児童虐待が起こるのか?

●少子化だからこそ起こる児童虐待

 政府の発表によると児童虐待が過去最高の5万件に達したという。

 なんか嫌な予感がする。政府がこれを口実に家族に直接手を出そうという気配が濃厚だからだ。現在、政府は東日本大震災の復旧復興に全力を投入すべきであって、他の仕事には手を出すべきではないのである。政府が児童虐待の防止に手を出せば、結局、厚生労働省の規模を拡大せねばならず、その負担は増税でということになってしまうのである。

 児童虐待は少子化の世の中になれば当然に起こりうる事態なのである。

①食事の悪さ

 少子化になると必ずグルメになる。養育費が浮いた分、そのお金がグルメに費やされることになるのだ。そのため母親自身が栄養バランスを欠いた食事を食べ続けてしまい、それで脳や自律神経が狂い、凶暴化して来るようになってしまうのだ。特に妊婦には野菜や果物を大量に食べるべきであって、妊娠中に野菜や果物の摂取量が少ないと、赤ちゃんの夜泣きが非常に激しい赤ちゃんになってしまうのだ。

 育児というのは結構頭を使うので、「白米」を主食にしていたら必ず脳がオーバーヒートを起こしてしまうようになるのだ。白米を食べ続けると、その母親は非常に感情的になるので、それで子供が少し悪さをすると、烈火の如く起こってしまい、それが児童虐待へと悪化して行くことになるのである。

②出産後の母子切り離し

 少子化というのは、母親が子供を産む数が極端に少なくなるから、助産院のような医療設備の整っていない場所よりも、病院のように医療設備が整った場所で産もうとするようになるのだ。しかし病院で赤ちゃんを産んでしまうと、出産直後に母子が切り離され、これが赤ちゃんの側にも、母親の側にも、長期間に及ぶ悪影響を与えてしまうことになるのだ。

 というのは、赤ちゃんは出生直後に「母親確認」という大事な作業をするのである。産道を通って生まれた赤ちゃんは、脳が覚醒状態にあり、出生後2時間以上は絶対に眠ることがないのだ。この間に母親に抱かれ、赤ちゃんは自分の母親が誰であるかを確認するのだ。母親の方もこの母親確認をされるからこそ、母親としての自覚が芽生え、母性掘るモルモンが出まくるようになるのだ。、

③紙オムツに粉ミルク

 トドメは紙オムツに粉ミルクである。豊かな社会では必ずこの2つが出て来る。この2つを使ってしまうと、母親は育児の最も大事な期間に、赤ちゃんへの世話の回数が激減してしまうので、母親の側が母親として育って行かないのである。母親としてきちんと育って来ないからこそ、「育児は母親育て」とか「育児は育自」とか有り得ない言葉が出回ることになるのである。

 紙オムツではなく布オムツにする。粉ミルクではなく母乳にする。布オムツで赤ちゃんを育てればオムツの交換に大変な作業を強いられることになる。しかし布オムツを使うからこそ、赤ちゃんへの接触回数が多くなり、赤ちゃんへの愛情がより強くなるのだ。赤ちゃんに母乳を吸われる度に、母親は子宮が刺激され、母性ホルモンが大量に分泌されるようになるのだ。布オムツや母乳は大変な作業であるかもしれないが、母親としては非常に充実した日々を送ることができ、母親としてきちんと成長して行くことができるのである。

●赤ちゃんを3人以上産まないと、母親が一人前の母親になれない

 俺は母親たちに「3人以上赤ちゃんを産みな」と言っている。なぜなら女性が3人以上赤ちゃんを産まないと、どうしても一人前の母親になれないからだ。言葉は悪いかもしれないが、1人目の赤ちゃんは実験台なのだ。2人目の赤ちゃんでパワーアップし、3人目の赤ちゃんでやっと母親は一人前になって行くのである。

 少子化で恐ろしいのは、母子2代に亘って子供の数が1人か2人になってしまうので、いざ自分が母親になっても、実母や義母から育児の仕方をちゃんと教えてくれないということになってしまうのだ。このため母から娘へという形で伝えられていく「育児の仕方」が伝わらなくなってしまうのである。

 祖母も一人前の母親になっていないのである。

 人間は他の動物たちとは違い、育児の仕方を本能レベルで知っているという動物ではないのだ。人間は群生動物であるために、他の母親たちから育児の仕方を教えて貰い、その育児の仕方を使って赤ちゃんを育てて行くのである。それなのに、もしもどこかでその関係が切断されてしまえば、如何なる母親でも育児の仕方が解らなくなってしまうのである。

 女性の婚期が遅れるというのは、自分が児童虐待の予備軍に入ったと思うべきなのである。自分が母親からちゃんとした育児や子育てを受けていないために、「赤ちゃんが欲しい!」という感情が低くなっているということなのである。またいざ自分が赤ちゃんを産んでも、自分の実母は育児や子育てになんの役にも立たないということが暴露されて来ることになるのだ。

 少子化になった場合、ママ友同士の付き合いが非常に大事になってくる。ママ友同士で育児や子育ての情報を交換することで、育児の仕方や子育ての仕方が解り、児童虐待を未然に防いでいるのである。実際に育児をしている母親たちは、実母や義母から何も教えてくれないからこそ、ママ友同士で育児の仕方や子育ての仕方を教え合っているのである。

●愛の逆説

 育児に於いて絶対に必要なのは、「母性愛」である。漠然とした「愛」なのではなく、母親だからこそ出せる「母性愛」なのである。この母性愛は自分の心の中にちゃんと蓄積されていないと、いざ自分が母親になって母性愛を出そうとしても母性愛が出て来ないのである。母性愛の蓄積がないから、赤ちゃんを愛そうとすればするほど、憎しみをぶつけてしまうことになるのである。

 幸せな家庭である筈なのに、「愛の逆説」が突然に起こって来るのである。

 なぜなら自分の心の中は母性愛が空っぽだからだ。

 如何なる女性であっても、自分の母親から愛されることでしか充分な母性愛を蓄積することはできない。かといって母親の母性愛だけでは不十分なのである。だから最低でももう1人の母親が必要なのである。普通は祖母がもう1人の母親になってくれて、母性愛を自分の孫に注いで行くのである。母性愛は絶対肯定の愛だから、自分が大人になっていざ恋愛した時に、その相手の男性を肯定できるようになるので、恋愛が非常にスムーズに行き、結婚へと昇華して行くことになるのである。

 しかし自分の心の中に母性愛の蓄積がないと、いざ自分が恋愛しようとしても、相手の男性を肯定することができず、相手の外見に拘ったり、相手の欠点を指摘したりして、恋愛が恋愛にならなくなり、破局してしまうことになるのである。恋多き女性というのは非常に要注意で、そういう女性に限って、自分の母親や祖母から充分な母性愛を貰うことができなかったのである。

 母性愛の蓄積が少ない女性は、婚期が遅れるのは当然なことなのである。恋愛が巧く行かないし、結婚にも憧れを抱くこともないのだ。仕事を通じて様々な人たちと出会うことで、自分の歪んだ心を治して行っているのである。仕事で手柄を建てれば、自分を評価してくれる人たちが出て来るので、その中から素敵な男性と巡り会って結婚して行くことになるのである。

 下手に愛を叫ぶ人は要注意なのである。そういう人に限って母性愛の蓄積がないために、いざ自分が赤ちゃんを出産して育児をしていても、自分の子供に対して母性愛が出て来ないために、児童虐待を仕出かしてしまうのである。児童虐待がなかなか解決できないのは、児童虐待を働いたその母親だけが問題なのではなく、その祖母にも問題があるからなのである。

●本来は宗教家の仕事

 はっきりと言ってしまえば、児童虐待を防止する仕事は宗教家たちの仕事なのである。宗教家たちが宗教を通じて、その歪んだ心、正確には傷ついた心を治して行かなければならないのである。オウム真理教の地下鉄サリン事件以降、宗教への信用が急激に低下してしまい、それ以降、徐々に児童虐待の件数が上昇して行ったという事実を決して見過ごすべきではないのだ。

 意外なことかもしれないが、児童虐待をする母親は生まれた赤ちゃんに行き成り児童虐待をするのではないのだ。児童虐待をする母親は、赤ちゃんが大きくなっても手放さないということをしてくるのである。母性愛の蓄積量が少ないために、自分の子供を絶対的に肯定することができず、常に子供を自分の身の回りに置いてしまうのだ。

 普通、まともな宗教家なら、「もう子供は大きくなったのですから、母親がそんなに手を出すべきではありませんよ」とビシッと言われるものだ。こう言われると、大抵の母親たちはビックリしてしまい、自分が異常な育児をしていたことに気付くのである。児童虐待というのは未然に防ぐのが一番効果的なのである。

 児童虐待は「愛」によって引き起こされるものなのである。母親がまともな母性愛を出せないからこそ、子供を溺愛してしまい、子供を自分の元に縛り付けてしまうのだ。だからこそ子供が母親から離れようとし始めると、母親は怒り出し、児童虐待を働いてしまうのである。神道では自然な愛を尊ぶから、異常な愛を排除することができるし、仏教なら渇愛こそ煩悩の正体であると喝破しているので、異常虐待になるような危険な愛を排除できるのである。

 それゆえ宗教から離れて、「愛こそ全て」なんて呑気に言っている人々は要注意なのである。愛の危険性について何も解っていないからこそ、自分が産んだ子供に愛を注いでいるつもりなのに、愛とは正反対の児童虐待を引き起こしてしまうのである。児童虐待は愛の延長線上にあるのであって、この愛と児童虐待の関係が解っていないと、児童虐待を防止して行くことは絶対にできないのだ。

 児童虐待を防止するためには宗教家たちの活躍が絶対に必要なのである。政府が幾ら介入しても絶対に解決できないのだ。児童虐待で恐るべきは、「虐待の連鎖」が起こってしまうということなのである。政府の介入で児童虐待を一時的に防止できても、その子供が親になった時、自分も母親と同じように児童虐待を仕出かしてしまうのである。児童虐待は相続されるものなのである。だから政府が介入しても、なんの解決にもならないのである。

 児童虐待を防止するためにはなんといっても家族を健全に機能させることだ。そのために政府ができることは減税なのである。家族は少人数で構成されるために、問題が発生した場合、解決できない時がある。だからその時は宗教家の力が必要なのである。現在の政府のように、男女共同参画社会を唱えて家族を破壊し、無宗教を唱えて宗教を破壊しているようでは、誰がどうやっても児童虐待を防止することはできないのである。、

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絶体絶命のピンチを切り抜ける「悪の手法」

●正攻法で勝てない時は、悪の手法を使え

 世の中を見回してみると、結婚こそが運命の分かれ道になっている。結婚して飛躍して行く夫婦がいれば、結婚して破滅して行く夫婦もいる。赤ちゃんが生まれたら急に収入が増え始めたりする一方で、赤ちゃんができないために延々と苦しみ続ける人たちもいる。なんとも如何し難いものなのであるが、それこそが結婚が引き起こす現象なのである。

 結婚はそれほど自分の人生にとって大事なのだから、自分が結婚する際に良く他人の意見を聞くべきなのである。まずは両親に自分の恋人を紹介して、その批評を素直に聞いておくべきなのである。親だからこそズケズケと言って来れるものなのである。それから占い師に自分たちの運命を占って貰い、最善の時期に結婚できるように手配すべきなのである。

 結婚に関して不思議で仕様がないのが、住宅や自動車を買う際にはあれほど丹念に調べる人でも、結婚となれば何も調べもせず、結婚に踏み切ってしまうことだ。そうやって安易に結婚するからこそ、結婚してから大問題が発生して来るのである。俺の知り合いが或る女性と結婚する際、その女性の両親は自分たちの親族には身体障害者が1人もいないことを証明する書類を提出して来て、その男性は驚いてしまったことがあったのだが、そうやって結婚に慎重になるからこそ、結婚を幸せにすることができるのである。事実、その夫婦は平凡ではあっても、お金に不自由することなく、豊かに暮らしているのだ。

 どんなに相性のいい夫婦でも、結婚する時期を間違えてしまうと、10年間ぐらいは想像を絶するような地獄を見ることになる。夫の方が仕事が巧く行かなくなってしまったり、失業したり、妻は不妊症に罹ってしまったり、病気で体調を崩してしまったりする。こういう夫婦が陥りがちなのが、安易に借金をしてしまい、そのために利息の支払いで汲々としてしまい、結果的に首が回らなくなってしまうことなのである。

 正攻法で勝てない時は、「悪の手法」を使うしかない。悪の手法は、平時であるなら、絶対に使ってはいけない。悪は所詮「悪」だからだ。しかしいざという時は悪の手法を使って、ピンチを切り抜けなければならないのだ。下手に善人ぶらないことだ。生きていれば絶体絶命になる時があるのであって、そういう時は悪人になって悪の手法を使いまくるべきなのである。

●偽装離婚

 まず借金の金額がそれほど多くないが、かといって利息の支払いのために生活がなりたたないのというのなら、「偽装離婚」をしてしまうことだ。妻は夫に全財産を譲渡した上で離婚するのだ。そして子供たちを連れて近くのオンボロアパートに引っ越し、明らかに貧乏であることを装うのである。

 その後、市役所に行って生活保護を申請し、更には寡婦年金を申請するのだ。この2つを合わせると相当な金額になるので、妻と子供たちはそのお金で充分に暮らすことができるのである。生活保護や寡婦年金は支給の基準が厳しいので、だからこそ全財産を夫に譲渡した上で離婚し、オンボロアパートに引っ越す必要性があるのだ。

 夫は妻子にかかる費用がなくなったので、その浮いたお金を借金返済に充てればいいのだ。偽装離婚することで身軽になってしまえば、生活費は殆どかからなくなるので、借金返済はスムーズに行くものなのである。妻子の所に頻繁に帰るのではなく、普段は自宅に寝泊まりし、週に1度か2度帰るようにすることだ。こうすると夫は死に物狂いになって働き、猛スピードで借金を返済して行くことができるようになるのである。

 借金を早くに返済したいのなら、「必殺の12時間労働」を使うことだ。1日12時間働くのが労働の限界点なので、1日8時間労働なんてものはやめて、とにかく朝早くから夜遅くまで働くようにすることだ。借金取りたちも、そこまで必死に働いているのなら、過酷な借金返済を迫って来ることがなくなるものなのである。

 借金を完済し、或る程度の貯金が出来たのなら偽装離婚を解消して再婚すればいいのだ。再婚する際には占い師に相談して、運気を上昇させることができる日を選んで結婚することだ。要は前の結婚の時は結婚した年月日が悪すぎたために借金まみれになってしまっただけのことであり、再婚する際は然るべき年月日を選べば裕福になることができるようになるのである。

●計画的破産

 借金が余りにも多過ぎ、その利息の支払いが余りにも巨額になってしまい、最早、どう仕様もなくなったら、「計画的破産」という最終手段を取ることだ。まずただでさえ巨額な借金をしているのだが、更に夫が借金を目一杯して、偽装離婚をして妻に全財産を譲渡し、その後、破産するのである。妻子には迷惑がかからないように、できる限り夫の住んでいる家から遠く離れた所に住まわせることだ。

 破産は無料で行えるものではなく、或る一定の資金が必要なので、事前に調べてその金額だけはちゃんと用意しておくことだ。破産してしまえば、債権者たちから罵声を浴びせられるが、破産することで借金が帳消しになるのだから、罵声など幾ら聞いてもなんの苦痛にもらないのだ。

 妻はほとぼりが冷めるまで、パートに働きに出るなどして、如何にも生活苦と戦っているように偽装することだ。偽装離婚する前に借金をしている以上、そのお金で充分に暮らしていけるのだが、だからといって専業主婦でいるべきではないのだ。専業主婦をしていれば、債権者たちはカンカンになって殴り込んで来るのは必定だからだ。

 破産して借金を帳消して、借金関連のゴタゴタが過ぎ去ったら、どこか違う都市に引っ越しして、そこで再婚して再スタートを切ることだ。夫は破産のために今後様々な制約がつくことになるので、財産に関しては基本的に妻名義にしてしまい、夫には財産を持たせないようにすることだ。

 破産した夫婦はその破産事態が罪悪なので、いずれその罪悪をどこかで支払うことになる。大方は病気に罹り、早死にする可能性があるので、健康には充分注意しておくことだ。喫煙や飲酒は絶対にやめておいた方がいい。慈善活動をするなどして、どこかで罪滅ぼしをしておいた方がいいのだ。

●一旦御破算にすることの大切さ

 幾ら借金をしているからといって、夜逃げは絶対にしないことだ。夜逃げはただ逃げているだけなので、結局、事態が悪化していくものなのである。借金をしているからこそ、債権者と真摯になって話し合い、自分が僅かであっても借金を返済して行くようにするべきなのである。

 増してや自殺なんて絶対にしないことだ。借金で自殺する人は、人里離れた場所で自殺してくれればいいのだが、なぜだか鉄道に突っ込み、死しても鉄道の利用者たちに大迷惑をかけた上で死んでいくのである。自殺では何も解決していないし、それどころか自殺のために更に新たな問題を引き起こしてしまったのである。

 生きていれば借金まみれになることだって有り得るのだ。その際、一旦御破算にしてしまえばいいのである。大方は結婚した年月日が拙かったのであり、偽装離婚することで再出発を図ればいいのだ。より巨額な借金があるのなら、計画的破産して借金をチャラにしてしまえばいいのだ。一旦ゼロにしてしまうからこそ、窮地を脱することができるのである。窮地を脱したら再婚し、元の鞘に戻ればいいのだ。

 政府が生活保護や寡婦年金や破産法など馬鹿げたことをやっているのなら、それを悪用してしまえばいいのだ。政府が生活保護なんて行わなければ、貧乏人たちは死に物狂いになって働くものなのである。寡婦年金がなければ、シングルマザーたちは死に物狂いになって働くものなのである。破産法がなければ、借金をしている人たちは死に物狂いになって働くものなのである。政府が安易に貧乏人たちを助けようとするからこそ、貧乏人たちは必死になって働かないのである。

 人生というのなだらかな道が続くばかりではないのだ。時には悪路を進まねばならぬ時もあるのだ。そういうことがあるのだから、非常時の手段を勉強しておくことも大事なことなのである。しかし実際には、悪の手法を使うことはないであろう。だが悪の手法を知っていれば、最悪の時期を恐れることがなくなり、いつも冷静沈着でいられるものなのである。

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非合法販売! 「億万長者になる薬」をお売りします!!

●貧乏は若い時に罹る病である

 貧乏というのは、若い時に罹る病気である。しかもそれは重症で長期間に亘って感染し続けるということになる。世の中に貧乏を克服できない人たちが大勢いるのは、この貧乏を克服することを真剣にやらないからなのであって、貧乏というものを放置しておくと益々悪化してくることになる。

 貧乏は病気であっても、若い内に感染しておくべきものなのである。10代や20代で貧乏であるからこそ、学問やスポーツに対して真剣になって打ち込むものだ。もしも若くして裕福であるなら、学問やスポーツを真剣になって打ち込むことがなくなり、遊び呆けてしまうものだ。

 自分が貧乏であるからこそ、就職してから給料を貰った時にその喜びを感じるものだし、お金の大切さが解って来ることになる。経済というものは、特殊な場合を除いて、20代の男女には薄給しか渡さないものだ。それは若者たちの能力が低いからなのであって、貧困の中で自分の能力を鍛えるよう促すのだ。

 結婚してから貧乏であるというのも、その夫婦にとっては必要なことなのである。貧乏であるからこそ家計を整え、家族を経済的に独立させて行くのである。もしもこの時期、余りにも裕福であれば、家計を整えるということをしないものだ。貧しいからといって双方の両親から経済支援を受けていては独立するどころか、自立することすらできなくなってしまうのだ。貧乏は人間が持つ独立心を旺盛にさせるので、その威力を決して軽んじてはならないのだ。

 自分たち夫婦が貧乏だからといって、貧富の格差を指摘して、その解消に躍起になるべきではないのだ。日本は育児支援が整っていないからといって、妊娠や出産を拒否するような馬鹿げたことをすべきではないのだ。なんで自分たちが貧乏なのに、政府の力を借りて克服して行かなければならないのだ。貧乏という病気に罹っているのは、自分たちなのであって、自分たちが自分たちの力を使って貧乏を克服して行けばいいのである。

●貧乏だからこそ『日本永代蔵』に学ぶ

 しかし世の中には自力で貧乏を克服できない夫婦が必ず出て来る。そこでタマティーが貧乏を克服し、億万長者になれる薬を販売しよう。、貧乏ゆえにお金を持っていない以上、億万長者になった暁に、その年収の10%を支払ってくれればいい。因みにこの薬は厚生労働省から認可されていないので、非合法販売となる。

 その薬は「長者丸」という。

 長者丸というのは何もタマティーが考え出した薬ではなく、井原西鶴の『日本永代蔵』にも登場する由緒正しき薬なのだ。江戸時代、大阪から豪商が続出したのは、大阪の商人たちがこの長者丸を服用したからなのである。タマティーはその薬を改良して、現代に於いても充分通用する薬にしたのである。

 『日本永代蔵』によると、長者丸の成分配合は、

 早起き5両

 家業20両

 夜業8両

 始末倹約10両

 健康達者7両

 である。これだけ時代にそぐわないので、現代バージョンに作り変えることにする。

 早起き 10%

 仕事 40%

 自己投資 16%

 始末倹約 20%

 健康 14%

 早起きがその筆頭に出て来るのは当然といえば当然なのだ。早起きしてしまえば、朝から時間がたっぷりあることになり、その分、多く働けるのだ。しかも午前中は人間の集中力が高まっているので、この時間帯に仕事をしてしまうと、非常に生産性が高くなるのだ。若い内に貧乏してしまうのは、成長ホルモンの関係上、なかなか早起きができないからなのである。

 仕事が40%しかないというのは驚きかもしれない。多くの人々は仕事をしすぎているのである。仕事に時間を多く割いてしまうために、他の作業ができないのである。人間が本当に創造的になれるのは、1日の内、せいぜい3時間程度であり、それ以上は無理なのである。8時間労働というのは、明らかに人間の生理に反しているのである。それゆえ勤務時間中は集中して仕事に取り組むということを心掛けないと、仕事の生産性が上がって来ないのである。

 仕事が終わったらそれで終わりなのではなく、自己投資が必要になってくるのだ。仕事をしていれば解らないことが多々出て来るのであって、それを勉強によって克服していかなければならないのだ。残業をやってしまうと、とてもではないが勉強なんてできないので、如何に残業を減らし、その浮いた時間を勉強に充てるかが問題になってくるのだ。

 始末とううのは、「火の用心」ということであり、金持ちになりたければ、絶対に火事なんて起こしてはならないのだ。自宅が火事になれば全財産が一瞬にして消滅してしまうのである。お金持ちになるために禁煙が必要になってくるのは、タバコさえ吸わなければ、火事になる危険性がグッと減るからなのである。

 倹約というのは、その名の通りであるが、実際に倹約で必要になるのは、家計簿である。結婚しているのなら、妻に家計簿をつけさせ、夫婦でその情報を共有することができるようにしておくことだ。幾ら収入が多くなっても、家計簿がなければ、それに比例して支出も多くなってしまい、結局、家計は火の車で有り続けてしまうのだ。

 そして最後に健康である。健康であるということは、確実に医療費を節約できるのである。それに病気で寝込まないから、確実に仕事をし続けることができるのである。健康を軽んじて、徹夜の作業を繰り返していたりすると、いずれ重病になってその悪魔のツケを支払うことになる。20代なら体力があるから無理をしてもいいが、30代になったら生き方を変え、できる限り養生していく生き方に変えて行くべきなのである。

●習得して行く順番で書かれてある

 長者丸というのは、貧乏人が金持ちになるために、習得して行く順番で書かれてある。まずは早起きである。これが貧乏人にはできないのだ。朝寝坊を平気でして来る。だから貧乏を克服できないのである。早起きして朝飯前のひと仕事をしてしまう。これこそが貧乏を克服して行くために非常に重要なことになるのである。

 「お金というのは働かなければ得ることができない」と貧乏人たちは思っているのだ。だから貧乏を克服できないのだ。この考え方を経済学では労働価値説というのだが、労働が富を産むなら、肉体労働に従事する労働者たちは全員が億万長者になっていなければならなくなる。しかし実際はそうではないのである。労働しかしないからこそ、貧乏になっているのである。

 仕事と自己投資は密接な関係にある。優れた仕事をするためには、自己投資が必要なのである。仕事をしているからこそ、自分の能力が足りないことに気付き、自己投資をしてくるのである。仕事をすることは確かに大事なことだ。しかし仕事で全エネルギーを突き切ってしまえば、帰宅後に勉強できる余力なんて残っていないものなのである。勉強するためには、労働時間を削減し、仕事が終わっても余力を残すしかないのである。

 始末倹約と健康も密接な関係にある。始末倹約ができる人は、健康でもあるのだ。例えば家計簿をつければ家計の現状を的確に把握することができるようになるので、経済上の悩みが殆ど消えてしまうのである。それが自分の精神にどれほど貢献するか計り知れないのだ。お金の心配がなければ、人間は健康でいられるものなのである。

 しかしこの順番、重要度は逆の順番になるのだ。幾らお金持ちになっても健康を害してしまってはどう仕様もないのだ。お金持ちであっても年寄りの人に限って、健康であることをその筆頭に挙げるものだ。若くしてお金持ちになった人なら、必ず早起きを挙げて来るものだ。お金持ちから話を聞く時は、その年齢によって意見が異なることを知っておくべきなのである。健康を挙げたら年寄りだな、早起きを挙げて来たら若いんだなと思うことだ。

●結局、遣り始めた者が億万長者になっている

 長者丸はこれを服用すれば必ず億万長者になるものなのである。しかし実際にこの薬を販売してみると、「この薬、本当に効くの~」とか言ったり、「私にはこの薬を飲み続けるのは無理だな」とか言って来るのである。自分が貧乏なのに、わざわざ自分が貧乏を脱出できるチャンスを自らの手で破壊して来るのである。

 結局、この長者丸を服用し、遣り始めた者が億万長者になっている。遣り始めれば生活習慣が変わって行き、その生活習慣に従って生きていれば、自然と億万長者になって行くものなのである。この長者丸の凄さは無理なく、自然と億万長者になって行くということなのである。

 問題はやるかやらないかなのである。ここが運命の分かれ道なのである。やる人は意外と少ないのだ。自分が勇気を出して遣り始めれば、自然と成功して行くものなのである。貧乏人に限って得体の知れない言い訳をし、行動を起こさないのだ。自分の体を動かさないのに、口だけは盛んに動かし、他人や世の中を批判しまくっているのだ。これでは貧乏になるのは当たり前のことなのである。

 自分の貧乏を克服しようとしているのに、カール・マルクスの『資本論』を読んでも仕様がないのだ。益々貧乏を悪化させるだけなのである。テレビや新聞を見るのも問題があるのだ。ジャーナリストたちは所詮貧乏人たちなのであって、彼らが流す情報は全部ネガティブなものばかりなのである。テレビや新聞を読んでいてば、いつまでも貧乏で居続けてしまうものなのである。

 お金持ちになりたければ、長者丸を飲んで動き出すことなのである。大変なのは最初だけで、動き出してしまえば慣性の法則が作動するので、自然と前進して行くものなのである。その内、加速度がついて猛スピードで突き進んで行くことになるのである。はっきりと言えることは、貧乏人が貧乏を克服して行くためには、我武者羅になって働いた時期が必ずあったということなのである。そこを抜けてしまえば、貧乏は克服され、お金持ちになって行くものなのである。

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専業主婦は家事と育児が仕事

●専業主婦は収入がないことを恥じるべきではない

 今まで既婚女性たちが働いてお金を稼ぐことを述べて来たのであるが、こうなると専業主婦である女性は肩身が狭くなってしまった筈だ。専業主婦の登場こそ、日本の近代化を支え、戦後復興に大いに役立ったのに、フェミニストが大学を占拠してしまうようになると、一転して「最悪の悪者」になってしまったのである。

 専業主婦は収入がないことを恥じるべきではない。自分が外で働かず、家事や育児を専門的にやっているからこそ、夫は仕事に全力を投入できるのであって、経済の協業と分業を巧く活かすことで、生産性を最大化しているのである。しかも着実に子供たちを産み育てて行くために、日本の人口を維持し、または増大させることに貢献しているのであって、フェミニストたちのように子供を産まず、自分の後先のことを考えていないような女性たちではないのだ。

 事実上、専業主婦を行うためには、夫に或る一定以上の収入がなければならない。専業主婦になっているのなら、自分は特権階級に属しているのだという自負を持つべきなのである。最高の専業主婦になれるように、一体何を考え、何をすべきかを問い続け、その一方で、専業主婦たちを罵倒するフェミニストたちの理論を論破するだけの知力を持たなければならないのである。

 アダム・スミスが『国富論』を書いた頃のイギリスでは、なんと工場労働者たちよりも、執事や女中のように家庭内で家事や育児に労働する人たちが多かったのである。それでもイギリスは充分に豊かになり、覇権国家をへと伸し上がって行ったのである。『国富論』をそのまま読むと大間違いをしてしまうことになるのだ。イギリスが豊かになれたのは、工場で工場労働者が商品を生産したからだけではなく、王族や貴族や豪農豪商が豊かな消費生活を送っていたからと見るべきなのである。

 このことは日本政府が男女共同参画社会政策を取った頃から、日本がずっと不況になっている事実を見れば理解することができるのではないのだろうか? 確かにその政策を取れば、女性たちは社会に進出して行くことができる。だが肝腎の消費を合理的に行う専業主婦たちが少なくなってしまって、結局、国民全体が貧しくなってしまったのである。政府が社会を弄ってしまったために、逆に国民は大損害を被ってしまったのである。社会は放置しておくに限るのである。放置しておけば、自生的秩序が形成され始め、国民の誰もが利益になるような社会が出現して来るものなのである。

●家事と育児に特化する

 専業主婦は家事と育児が仕事なのであって、この2つに特化してしまうべきなのである。専業主婦だというのに、家事と育児に特化するということをしていないと、絶対に生産性が上がってこないのだ。漠然と仕事をこなすことほど、危険な物はないのだ。特化してしまえば、自分が無理することなく、自然と生産性が向上して行くものなのである。

 家事の中で最も大事なことは、料理をすることでも、掃除をすることでも、洗濯をすることでもない。家計簿をつけることこそが、家事の中で最も大事なことなのである。専業主婦なのに家計簿をつけていなければ、その時点で専業主婦として失格なのである。専業主婦なら家計簿をつけるのは当然だし、自分が最も遣り易い家計簿の付け方を見つけ出してしまうことだ。

 簡単に言ってしまうと、「収入より低い支出で暮らす」「天引き貯金をしてしまう」「繰越金を1ヶ月の生活費以上にする」、この3点を心掛けていれば、絶対に家計は苦しくならないのだ。家計簿の最大の利点は、家計簿をつけることで自然と出費を抑えることができ、それで生活が豊かになるだけでなく、生活そのものがシンプルになり、非常に機動性の高い生活を実現することができてしまうことなのである。

 育児の中で最も大事なことは、我が子を健康に育てることなのである。子供は免疫力の関係上、病気への抵抗力が弱いので、すぐに病気にかかってしまうのだ。子供を病気にさせないためには、食事に気を使い、栄養バランスの取れた食事を作ると同時に、間食をするのをできる限り抑えて、空腹を味わせることで血液を浄化させていかなければならないのだ。

 コンビニ弁当やスーパーで総菜を買ってというのでは、とてもではないが子供は健康に育って来ないのだ。増してやお菓子を食べることが主食になっていれば、最早、成人病予備軍というべき体になっているのである。食事をどうするのかということも、家計簿をつけていないと、的確な解答を見つけ出すことができなくなってしまうのだ。家事と育児はばらばらのものではないのだ。

●夫の仕事の成功と、子供たちの出世

 専業主婦の場合、夫婦の収入源は夫の稼ぎにかかっているので、とにかく夫には仕事で成功して貰わねばならないのである。自分が夫の仕事で支援できるものは、必ずしておくべきなのである。ヨレヨレのYシャツ、ダサいネクタイ、汚い革靴では、出世して行くことなんてできる訳がないのだ。

 夫の成功をし易くするためには、子供を多く産んで行き、養育費が余計にかかる状態にしてしまうことだ。子供の数が3人を超えてしまえば、夫は必死になって働かざるを得なくなり、自然と出世して行くことが可能になるのだ。夫が「今の収入では子供1人を育てるのが限界」などと言い、それを妻が鵜呑みにしてしまうようであるなら、夫の収入は大して上がってこないものなのである。夫に負荷を負わすからこそ、収入が上がって行くのである。

 子供の数が多いということは、「胎児教育」や「乳幼児教育」を上達させて行くことができるということだ。人間の脳は胎児でいる時に基本が出来上がるものだし、乳幼児の時にシナプスを増大させて行くので、母親が胎児教育や乳幼児教育をしてくれればしてくれるほど、子供は高い知能を持つことができるようになるのだ。

 子供の頭を良くしたいのなら、学校を中心にしてしまわないことだ。学校での教育は非常に限定されているので、学校での勉強なんてできて当たり前なのである。それよりも何かスポーツをさせたり、お稽古事をさせたりして、脳に刺激を与えられる環境を作ってあげるべきなのである。

 専業主婦が産み育てた子供たちは、大学進学率が異様に高いということを決して忘れてはならない。大学に進学して当たり前なのである。そのため普通の子供たちのように大学受験にエネルギーを取られてしまうような人生を遅らせるべきではないのだ。それよりも「お前は将来一体何になりたいんだい?」と常に聞き、子供自身が自分の夢を把握できる状態にさせ、その夢に向かって突進させるようにすべきなのである。

●主婦業は成功したとしても誰も評価してくれないもの

 忘れてならないのは、フェミストになるような女性たちの多くが、専業主婦が産み育て子供であるということだ。彼女たちの母親たち自身が家事や育児を楽しんで行っていなかったために、娘は多大なストレスを受けながら育ち、それが大学生になってフェミニズムに洗脳されることで爆発してしまい、手のつけられない状態になってしまったのだ。

 専業主婦だからこそ家事や育児を徹底的に楽しむということが大事なのである。

 専業主婦が家事や育児で失敗しても、夫や子供たち以外からは非難されないものだ。そのため夫や子供たちの反論を巧く捩じ伏せてしまえば、家事や育児に於いてなんら改善をすることなく、問題があるままで延々と遣り続けてしまうことになるのだ。専業主婦にとって、夫と子供たちこそがサービスをする相手なので、その意見は真面目に聞いておいた方がいいのである。

 しかし専業主婦が専業主婦として成功したしても、誰も評価してくれないのだ。夫が仕事で成功すれば、夫の手柄になる訳だし、子供たちが大学に進学しても、子供たちの手柄になる訳である。逆に言えば評価してくれないことこそ、自分が専業主婦として成功したと思うべきなのである。

 専業主婦が「私は専業主婦として大成功を収めました!」なんてことは言って来ないし、またそのようなことを書いた本も存在しない。成功すればするほど、自分の存在を隠していかなければならないのだ。専業主婦にとって大事なのは夫や子供たちなのであって、自分がしゃしゃり出ることではないのだ。

 だからこそ家の中で家事や育児を徹底的に楽しむことが必要になって来るのだ。妻や母親が家庭の中でいつもニコニコしていれば、夫も子供たちもそれに釣られて笑顔になってしまうのである。そういう妻であればこそ夫は仕事に精進して来ることになるし、そういう母親であればこそ子供たちはすくすくと成長して来ることになるのだ。

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「オムツなし育児」の衝撃

●オムツは自然に取れるもの

 布オムツか紙オムツかと問われれば、断然に布オムツの方がいい。まず経済的に布オムツは家計に大いに貢献するからだ。紙オムツは使い捨てのために、毎日出費を強いられることになるのだ。しかも紙オムツはゴミの量を増大させるために、地球環境をも破壊してくれるのである。俺は紙オムツを使いながら、エコを唱えている主婦の意見は絶対信用しないことにしている。

 しかも布オムツは赤ちゃんの成長を大いに手助けする道具となりうるのだ。オムツはオムツに非ず、事実上の腹巻なのである。布オムツで一体どこが一番厚くなるかといえば、お尻なのではなく、お腹の方なのである。ここに布が当てられることによって、赤ちゃんの血流量が増大し、免疫力が活性化し、成長も着実に行えるようになるのである。

 布オムツにすれば、育児が大変になるのは解りきったことなのである。しかしそれは母親が赤ちゃんと接触する回数が多いということなのであり、赤ちゃんの脳に対して大いに刺激になるのである。赤ちゃんはオムツの中で小便をすると、オムツが濡れて冷たくなり、それで大泣きするし、男の子になれば小便が出たことで膀胱が冷えてしまうので、余計に大泣きしてくるのである。

 オムツの卒業時期なんて、自然に起こるものであろう。というのは「立っち」ができて、二足歩行を開始すれば、布オムツが邪魔になるのだから、赤ちゃんは布オムツを嫌がるようになるのだ。しかも二足歩行ができるようになると、脳と括約筋との間に回路ができ、赤ちゃん自身が排便をコントロールできるようになるのだ。それで尿意や便意を催せば、母親に知らせるようになるから、1歳の前半にはもうオムツが取れる筈なのである。どんなに遅くとも2歳までにはオムツが取れることであろう。

 但し注意を付け加えておくと、布オムツと母乳育児は密接な関係にあるということなのである。赤ちゃんは母乳を飲むことで、顎を大いに発達させることができ、それで脳を大きくして行くことができるのである。当然に脳が早くに発達するのであって、二足歩行を開始すれば、オムツなんて穿いてはいられないという判断を、赤ちゃん自体がすることができるようになるのである。粉ミルクを使って育児をすれば、赤ちゃんは顎を発達させられないから、脳の成長が遅れてしまい、当然に長らくオムツを穿き続けてしまうのである。

●ところがオムツなし育児の登場!

 俺は布オムツに関してはそういう見解を持っていた。

 しかし、そこに現れたのが「オムツなし育児」なのである。

 この「オムツなし育児」は本当に衝撃的であったのである。

 「オムツなし育児」というのは、その名の通り、オムツなしで育児をしてしまおうとするものだ。この育児法の最大の利点が、布オムツの洗濯回数が激減するので、母親の方の負担が大いに少なくなり、育児を楽しめるようになるということなのだ。赤ちゃんの側にとっても、オムツの中で排泄をしなくて済むので、性格が非常に明るくなり、温和になるのだ。

①生後半年目

 まず生後半年目でオムツを卒業してしまうという遣り方だ。これは赤ちゃんが「ズリバイ」を始める時期とピタリと一致するので、赤ちゃんはオムツなしの方がズリバイをし易くなり、赤ちゃんの運動性能が大いに高まるのだ。大体、赤ちゃんが「ぐにゃ座り」をし始めたら、オマオルで用を足すようにし始め、ズイバイの時期までに間に合わせればいいのだ。

②生後3ヵ月目

 より早まると生後3ヵ月からということになる。赤ちゃんが寝返りを打てるようになると、背筋が多少は発達してくるので、赤ちゃんを抱き起こしながら排泄をさせることが可能になるのだ。赤ちゃんは生後3ヵ月以降、かなり自分の性格を発達させてくるので、排泄がオマルで行われるということは、母親に対して非常にいい感情を持ち始めるようになるのだ。

③出生後行き成り

 より早まると出生後行き成りということになる。赤ちゃんの排泄サイクルやベビーサインを巧く掴み取ってしまえば、出世後行き成りオマルで排泄させることは可能だ。しかしこの遣り方では完璧にオマルですることができず、赤ちゃんのベビーサインを巧く理解してあげないと、赤ちゃんはベッドでお漏らしをしてしまい、大変なことになる。

 オムツなし育児では、「捧げ方」と「タイミング」こそが肝腎だと思われる。何度も失敗して、コツを掴むことが大事なのである。

 因みに赤ちゃんの排便排尿に関するベビーサインは、

・バタバタと暴れる。

・甘えた声で泣く。信じられないような大声で泣く。

・母親と目が合う。母親を見つめて、執拗に視線を外さない。

・オッパイを飲んでいる際に、乳首を離す。

・如何にもウンチをしたいという姿勢になる。

・指で大きな丸を描く

大体、こんなもんなのである。育児をした経験のある母親なら、「あの仕草って、ウンチをしたいって意思表示だったの?」と思うかもしれないが、その通りなのである。多くの母親たちは赤ちゃんのベビーサインを無視して来たがために、仕方なく赤ちゃんはオムツで排泄をしていたのである。

 オムツなし育児の最大の問題点は、「赤ちゃんの腹巻をどうするか?」なのである。排泄をオマルでできるのなら、それはそれでいいのである。しかしオムツは赤ちゃんの腹巻の用も兼ねていたことを決して忘れるべきではないのだ。特に日没後から夜明けまで、気温は一気に下がるものなのであって、その間に、腹巻をさせておかないと、赤ちゃんにとっては非常に寒いということになってしまうのである。

 赤ちゃんに腹巻をつけたり、腹巻つきのパジャマを着させたりしないと、赤ちゃんが健康に育って行っているのに、或る日突然に病気に罹って死んでしまうということになるのだ。これは免疫力の問題であろう。オムツなし育児が当たり前になっているアフリカ諸国で、赤ちゃんの死亡率が高いのは、赤ちゃんのお腹を冷やしてしまうからなのである。

●2歳以降オムツを穿くことは、子供の脳に悪影響が出て来る

 オムツなし育児の実践者たちは、一様に「赤ちゃんの表情が非常に明るくなった」ということを感想で述べて来る。赤ちゃんは仕方なくオムツで排泄をしていただけのことであり、母親がベビーサインを巧く掴み取ってくれれば、赤ちゃんはオマルで用を足すことができるのである。

 しかも母親の方も赤ちゃんを注意深く見るようになるので、育児が非常に楽しくなってしまうのである。ベビーサインを読み取ることができるということは、言葉を離せない赤ちゃんとコミュニケーションを取れるとうことなのであり、赤ちゃんの言っていることが解るようになるのだ。そのため育児をしていた大変だという思いが消滅してしまうことになるのだ。

 オムツの構造を考えるのなら、生後半年目までに取るのが正しいと言えるのである。より突っ込んでいうなら、生後3ヵ月目でオムツは取った方がいいのである。寝返りを打ったり、「ぐにゃ座り」ができるということは、既に背筋の筋肉量が増えているので、母親が手で支えれば、オマルで用を足してくれるようになるのだ。オムツなしなら、赤ちゃんは自由に動き回ることができるので、赤ちゃんの運動性能が想像以上に高まるのである。

 逆に言えば、紙オムツだと二足歩行をしても、紙オムツの運動性がいいために、オムツを卒業する時期が大いに遅れてしまうということなのである。だから生後2歳を過ぎても紙オムツを穿いている乳幼児がいるし、下手をすると幼稚園にまで紙オムツを穿いて来る子が出て来てしまうのだ。

 これはどうのこうのなのではなく、紙オムツを使った弊害なのであり。その子の母親は赤ちゃんをきちんと見ることなく育ててしまったのであろう。

 2歳以降、紙オムツを穿き続けることは、脳の成長に悪影響が必ず出て来る。紙オムツを穿いているということは、脳と括約筋の回路が未だにできていないということである。これで起こるのが、「忍耐力の急激な低下」であろう。だからこそ、最近の子供たちは我慢することができず、些細なことで「ブチ切れる」ということをしてしまい、それが凶悪犯罪の原因になっているのだ。

 母親としては紙オムツの方が楽だから採用したのであろう。しかし育児に於いて楽な遣り方を取ると、結局、余計に大変な目に遭ってしまうものなのである。赤ちゃんは滅茶苦茶なことをやってくる生き物なのである。育児は手間暇かかるものなのである。育児は非合理的で非効率的なのである。最初からそれが解っているのだから、手間暇かけ、非合理的且つ非効率的なことを繰り返せばいいのである。そうやって育児をするからこそ、育児の楽しさが解るようになり、育児をすることが楽しくて楽しくて仕様がなくなってしまうのである。

●子供たちの二極化

 今後、子供たちのレベルから二極化が起こるのは、当然に予想される。布オムツと紙オムツでは、圧倒的に布オムツで育った赤ちゃんの方が、高い知能を持つことができるからだ。オムツを卒業する時期が早ければ、その赤ちゃんの性格は非常に温和になり、大人になってもそう簡単にはその性格を変えることはないことだろう。

 しかも布オムツで育とうが、オムツなし育児で育とうが、子供が5歳から6歳の間に迎える「脳の臨界期」までに幼児として充分に成長することができるので、この時期に思いっきり遊べば、脳のシナプスを最大級までに増やすことができる。紙オムツで育ったために、この時期にお漏らしをしてしまうような幼稚な子供であるなら、脳のシナプスを増やす量が低下するのは当然のことなのである。

 乳幼児教育も確かに大事だが、オムツを早くに卒業することの方がもっと大事なのである。自分の排泄を自分でコントロールできるからこそ、子供たちはなんの気兼ねもなく遊ぶことができるのである。脳の臨界期になれば、子供たちが飛び回って遊ぶだし、両親はこの時期に子供を連れて旅行に行きたがるものなのである。そうやって脳のシナプスを増やして行くのである。そんな時期にお漏らししてしまうようであるなら、脳のシナプスを増やすどころの話ではなくなってしまうのである。

 俺が『幸せ色の出産ラブストーリー』を書いていた時、つくづく思ったのが、「アメリカ式の育児法は駄目だ」ということなのである。アメリカ式の育児法は伝統の裏付けが全くなく、ただ単に合理性を追求する育児法なので、赤ちゃんの側に多大な損害が出て来てしまうのである。紙オムツや粉ミルクなどその代表例なのである。

 かといって、アメリカ式の育児法に反対して、他の国の育児法を持ち込んでも、それはそれで駄目なのだ。オムツなし育児で気にかかるのは、アフリカのお母さんたちに憧れを抱いている母親たちが多かったということなのである。アフリカの黒人たちは文明を作り上げたことがない人種である以上、そのような人たちの育児法など憧れにすべきではないのだ。アメリカ式育児法が駄目と同じようにアフリカ式育児法も駄目なのである。

 日本の母親たちがすべきことは、日本の伝統を生かしつつ、自分たちが創意工夫をして行くことなのである。伝統は伝統として受け継ぐべきなのである。その伝統を土台に自分たちで創意工夫していけばいいのである。日本式の育児法が外国からどんなに批判されても、結局、その育児方こそが日本人の心身に最もフィットしたものなのであり、優秀な人間たちを育て上げることができるものなのである。

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いずれ1ドル=1円になる日が必ずやってくる!

●超円高って?

 東日本大震災で日本経済は大打撃を受け、更には原発事故のために電力の使用に対して制限がかかり、日本経済の景気は真っ暗だといっていい。それなのに円高が急速に進んで、1ドル80円を切り、1ドル=70円台で取引されるようになったのだ。マスコミは1ドル=80円を切ったら「超円高」と言い出し、大騒ぎになっているのだ。

 自国の通貨が高くなっているのに、それに対して否定的な報道をする方がおかしいのである。日本経済は構造的に円高になるような仕組みになっているのである。日本は貿易立国として外国から商品を買い、それを加工して外国に売るということを繰り返している以上、日本の通貨の価値が高まり続けるというのは当然のことなのである。それだけ日本人の働きが世界の人々から認められているということなのである。

 しかも東日本大震災が起こったために、今回の大震災で死んでしまった人たちには悪いが、「震災特需」というものが起こり、今後、日本経済は大いに経済発展して行くことになるのだ。現在ですら、復旧のために建設関連や輸送関連は特需に沸いているのだ。復興に関しては、日本政府は出し渋りをしているのだが、それでも実際に復興計画が実施されれば、震災特需が起こることになるのである。

 それに対してアメリカは国債の発行額が限界に来てしまい、もうこれ以上、国債を発行して、景気刺激策を打てないのだ。ヨーロッパもギリシャの財政危機があるために、ユーロ自体が暴落する危険に晒されているのだ。このような状況下で、日本経済だけが震災特需で経済成長して行くことができるのである。

 アメリカに旅行した人なら解ると思うが、日本の円とアメリカのドルには大きな隔たりがあると解る筈だ。日本は食料品に関して自由化していないために、物価が高く感じられるが、生活レベルでは1ドル=50円が妥当な所なのである。大体、アメリカで映画を見ると、日本でなら500円程度の感覚なのである。日本で映画を見ると、千数百円支払わされることになるので、まだまだ日本経済はデフレしていかなければならないのである。

●円の歴史

 忘れてならないのは、日本とアメリカの関係は、1ドル=1円から始まったということなのである。明治維新を引き起こし、新たな政府を樹立して通貨を整えると、1ドル=1円で以て通貨の取引を開始したのである。その後、日本は近代化に成功し、日清戦争、日露戦争に勝利したまでは良かったのである。

 ところが、日本は勝利の美酒に酔いしれてしまったために、事もあろうに世界で最も貧乏だった李氏朝鮮を植民地にするのではなく、大日本帝国と併合してしまい、そのために朝鮮に対して大量に投資する羽目になり、日本国民全体が貧乏になってしまったのである。戦前に於いて朝鮮を切り離す事を主張したのは、石橋湛山だけだったのであり、如何にこの点に関して、日本国民が盲点だったかが解るのである。

 日本は第一次世界大戦に勝利して一等国に伸し上がったのであるが、その後、日本は基本的に軍縮をしなかったのである。大正デモクラシーによって多少の軍縮を行ったが、それでも軍事費が余りにも多過ぎ、政府は公共投資を充分に行うことができなかったのである。そして満州事変、支那事変、大東亜戦争を引き起こし、帝国陸海軍は壊滅的な敗北を喫して、無条件降伏することになってしまったのである。

 日本は戦争に負けて1ドル=365円から再スタートを切ったのである。日本は国連の占領中、国連軍の日本での軍事費を全て負担することになったのであり、だからこそ占領中は戦時中以上に軍事費がかかってしまい、日本国民は戦時中よりも遥かに貧乏になってしまったのである。

 日本経済が浮上し始めるのは、朝鮮半島で朝鮮戦争が起こって戦争特需が起こり、その翌年に日本はサンフランシスコ講和条約を締結して、独立国に回復してからなのである。国連軍が徹底してくれれば、その軍事費を経済復興に回すことができるようになり、それで急成長を遂げて行くことができるようになったのである。通貨というのは、経済現象だけでなく、政治や歴史をきちんと踏まえないと、その展開を巧く見極めることができないのである。

●円高だからこそ日本経済は大繁栄

 円高になるとマスコミは「産業の空洞化」が起こると主張してくるのであるが、嘗て竹下内閣の時にプラザ合意をして円高になって行ったが、それで日本経済で産業の空洞化なんて起こらなかったのである。それどころか日本経済では新たな企業が発生して来て、産業の空洞化ではなく、「産業の充実化」が起こったのである。

 確かに円高になれば、旧式の産業は外国に出て行かざるをえない。それで失業者が増大することになる。しかし失業者が出て来てくれるからこそ、ベンチャー企業はその失業者たちを吸収することができるのであって、新たな事業をどんどん展開して行くことができるのである。逆に危険なのは「完全雇用」を実現してしまい、失業者がいないために、ベンチャ―企業が発生して来ないことなのである。

①未分野への技術開発

 まず円高になると、日本の製造業は最早普通の商品を製造していても勝てないので、身分野に投資して、新技術を開発して行かなければならなくなるのである。そういう新技術は先進国でなければ産まれないし、通貨の高い国でしか生まれないのである。円高に慌てふためいて、研究開発費を充分に確保していなければ、当然にその企業は倒産して行くことになるのである。

②金融資本の充実

 通貨が強くなってくれば、金融資本が充実して来るのである。金融資本が充実してくれるからこそ、産業の再編成というものが起こることになるのである。どんな産業でも生き残れる企業は3社程度なのである。その産業が爛熟期に入ったというのに、3社にまで淘汰されていなければ、その産業は資源を大いに浪費しているのである。資源を効果的に使って行くためには、企業の合併を繰り返して、生き残れる企業を少なくして行くしかないのである。

③質の高い消費者の増大

 通貨の強い国家は消費者も強くなるのである。強い通貨を持っているからこそ、何かしらの不満があれば、文句を言えるのである。そしてその文句を企業はきちんと受け止め、改善して行くことができるのである。だからこそ商品の改善が図られ、更に良い商品を作り出して行くことができるようになるのである。

 円高のために日本経済が大繁栄を遂げる一方で、国内で起こったのはテレビや新聞の質の急激な低下なのである。視聴率も全体的に下がったし、新聞も発行部数が下がり続けているのである。円高は産業の空洞化を引き起こすどころか、日本経済を強くするということが解らなかったために、国民が見なくなってしまったのである。

●アメリカが覇権を手放す日

 日本国民が絶対に忘れてはならないのは、いつの日かドルが大暴落し、紙屑と化す日が必ずやってくるということなのである。ドルは基軸通貨なのであって、アメリカが覇権を維持しているからこそ、世界に通用しているのである。もしもアメリカの国力が衰え、覇権国家から転落していけば、世界中に流通しているドルはアメリカ1国に集中し、アメリカはハイパーインフレーションに見舞われてしまうのである。

 アメリカ政府も自国の国力が落ち始めているのは重々承知なのである。そこでカナダの通貨とメキシコの通貨をドルと統合して、「アメロ」なる通貨を生み出そうとしているのである。実際に実現するかは解らないが、ドルが大暴落を引き起こすくらいなら、こういうアクロバットな手法だって使って来るのである。

 しかしたとえアメロが誕生しても、それはアメリカ合衆国の滅亡を遅らせるだけの延命措置に過ぎないのである。アメリカの国力が低下してしまう原因は、なんと言っても戦争を頻繁にやっていることなのであって、滅亡したくなければ、できる限り戦争をしないことなのである。増してやアフガニスタンのようにユーラシア大陸の奥深くまで攻め込むべきではないのである。嘗てイギリスもアフガニスタンに手を出した辺りから転落して行ったのである。

 円高だからといって政府や日銀が介入して円高を一時的に止めても、いずれ1ドル=70円が定着し、次は1ドル=60円、更には1ドル=50円となって行くのである。そして最終的には1ドル=1円になってしまうのである。だから円高でそんなに喚くべきではないのである。戦後の日本は「大いなるマイナス」からスタートしたのであって、現在の繁栄を当たり前のものだと思い込んではならないのだ。

 日本の通貨が高くなるというのは、それだけ日本のビジネスマンやビジネスレディーたちは優秀だということなのである。それに比べて、日本政治も日本のマスコミも世界レベルから見れば余りにも酷過ぎる状態なのである。衆議院議員の定員を300名に削減すべきだし、首相だって国民投票で選べるようにすべきなのである。法律だって国会で決めてしまうのではなく、国民投票にかけて国民の賛否を問うてから制定していくべきなのである。

 マスコミの改革に関しては、まずNHKを民営化し、受信料を徴収することを禁止すべきなのである。また法人税を改正して、企業の収入に税金をかけて、テレビCMが必要経費で落ちるようなシステムを改めるべきなのである。こうすれば低俗番組を垂れ流しているテレビ局は倒産して行き、質の高い番組を作れるテレビ局だけが生き残って行くことができるようになるのである。

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育児中は休息という手もあり

●長寿時代では労働スタイルが激変する

 昔の日本人は寿命を50年であると思っていたのである。例えば、織田信長が桶狭間の戦いに出陣する際に、『敦盛』を舞い、「人生五十年下天のうちをくらぶれば~」などと歌っているのだ。ということは、平安時代も戦国時代も平均寿命はさほど変わらなかったということだ。変わっていなかったからこそ、なんの違和感もなくその歌を歌えたのである。

 ところが江戸時代になると平均寿命が延び、還暦を祝う習慣が定着し始める。明治維新以降は水道が整備され、食生活も向上して行ったので、平均寿命はどんどん伸びって行った。しかも老人でありながら非常に健康なのである。このため政府は国民年金を昔は60歳から支給していたのに、65歳からの支給に変えてしまい、いずれ70歳からの支給に変更する予定すら持っているのだ。

 これだけ長寿時代にになったら、当然に労働スタイルは変化すると見ていい。

 例えば女性は結婚を機にその人生を大きく変えて行くが、結婚を否定してまで働くという考え方は非常に時代遅れになってしまったのである。女性が大学を卒業してから結婚をせずに働き続けても、30代辺りでバテてしまい、それ以上の高い能力を持てなくなってしまい、大した仕事ができなくなってしまうからだ。

 また既婚女性も多少の育児休暇を取り、子供を保育園に預けて職場復帰して来るというのも時代遅れの遣り方になってしまったのである。確かに結婚後もそのまま働き続ける女性は、既婚女性たちの中でも優秀な女性たちであるのだが、子供を保育園に預けて自分が仕事に出かけるというのは、子供に相当な負担を強いた上で働きに出ているということなのである。子供が成長してくれば、いつかどこかでそのツケを支払わされることになるものなのである。

 現在、女性の寿命が80歳代なのであるが、我々が老人になる頃にはそれが90歳代、100歳代になることを想定しておくべきなのである。これだけ豊かな食生活を営み、更に医学が日進月歩で発展し続けている以上、そう簡単に死ななくなるであろうことは予想できるのである。自分が100歳まで生きるというのに、結婚を否定してまで働いたり、子供を保育園に預けてまで働きに出るという遣り方は、古すぎる遣り方になってしまうのである。女性たちには「第三の道」が出現しつつあるのである。

●若い時は全力疾走する

 女性の体は肉体的に19歳がピークになっている。このため高校を卒業することは絶対に必要になる。中卒や高校中退では基礎学力に於いて深刻な問題が出て来てしまうのである。しかし問題は高校を卒業した後なのであって、体力がピークに達している以上、高卒で働き出すか、専門学校や短大や大学に行っても勉強ばかりしていないで、バイトをしながら学生生活を送るようにすべきなのである。

 なぜこんなことをしなければならないのかというと、現在の教育システムは男性の成長に合わせたものになっているからだ。男性なら女性よりも成長が遅く、30歳になった頃に自立し始めて来る。大学に進学し、更に大学院に進学して、修士課程と博士課程を終えれば、28歳になっているのだ。解るだろうか? 大学とか大学院は本来男性たちのためにあるのであって、女性たちのためにあるのではないのだ。だから女性であるなら、大学生であっても勉強しながら働くという遣り方をやってしまった方がいいのだ。

 学生時代にバイトをして助走を付けておけば、いざ就職しても猛スピードで働くことが可能になるのだ。しかも仕事は結婚するまでと予め決めてしまい、その間を全力で働くするようにすることだ。制限時間を設けて仕事をすると、生産性が急上昇することになるので、その仕事で非常に成功し易くなるのだ。

 20代は体力が有り余っているので、下手に休まないことだ。祝祭日に休むべきではないし、週休2日だって要らないのだ。休みなんて月に1日か2日で充分なのである。もしも仕事が休みの日は勉強の時間に当ててしまい、能力を高めて行くべきなのである。こうやって仕事に全力を投球していれば、20代で何かしらの功績を打ち建てられるようになるのだ。

 女性がまともに仕事をせず、遊び呆けているのなら、碌でもない男性たちとしか出会えないが、女性が仕事に専念して、仕事で成功してしまえば、非常に優秀な男性たちと巡り会えることができ、結婚相手はその中から選べばいいのである。いざ恋愛したとしても、双方が仕事のできる男女なので、その恋愛自体が濃厚な物になり、その恋愛が結婚に発展しても、収入は充分にあるので、生活費に困るということは絶対になくなるのだ。

●育児中は育児に専念し、勉強の時間に当てる

 結婚したのなら、結婚退職してしまい、家事や育児に専念するのである。自分は仕事で既に成功している以上、仕事にはもう未練がないのだ。それよりも家事や育児に専念して、妻として母親として成功して行く道を選ぶのである。家政婦や保育園に家事や育児を任せなければ、それだけ出費が減るのであって、そこそこの収入がありさえすれば、充分豊かな生活を送ることができるようになるのである。

 しかし専業主婦に埋没してしまうのではなく、家事や育児をこなしながら勉強するようにすることだ。この勉強が学校や大学のように受け身の勉強ではなく、自分が仕事をしてみて、この分野が不足しているからこそ積極的になって勉強して行くという勉強なのである。このような勉強だと、学生時代には珍紛漢紛であったものが、頭の中にバンバンと入って来るようになるのだ。

 家事や育児をしている以上、勉強時間は1日1時間か2時間程度でいい。長時間に亘って勉強をしてしまうと逆に生産性が落ちてしまうので、時間を短くする努力をすべきなのである。しかし短時間ではあっても濃密な勉強をしまくることで、異様に生産性の高い勉強をするようにすればいいのだ。

 もしも独学が苦手というのなら、放送大学に入学して、自宅でテレビを見ながら勉強してしまえばいいのだ。放送大学は一流の大学教授たちによって講義が行われているし、その講義の内容も大学で行う講義よりも遥かに素晴らしい内容になっているのだ。放送大学なら自宅で閑を見つけて勉強することができる筈だ。

 技術を要するものであるなら、育児がひと段落してから、その技術を教えてくれる専門学校に行けばいい。普通の学生とは違い、自分は主婦なのでその技術だけを学びに行くので、非常に濃厚な勉強をすることができ、しかも短時間でその技術を習得してしまうことができるのである。

●絶対にバテなくなる

 こうやって育児をしている最中に勉強を地道に行い、育児を終えてから仕事に復帰すればいいのである。即席で能力を高めたのではなく、じっくりと長い時間をかけて能力を高めて行ったので、仕事の成功率が高くなるのである。しかも育児中に充分な休息を取ったので、心身とも充実しており、エネルギッシュに仕事を進めて行くことができ、これがまた成功率を高くしてしまうのである。

 女性の20代は体力があっても、仕事に対する知識や技術を追っつかないものだ。無理矢理に体力で押し切っているだけなのである。女性の30代は厄年が連発する時期であって、この時期に自分の考え方や生き方を変えていかないと、災厄が炸裂してくることになるのである。

 育児中に勉強し、その後、新たな仕事を始めるという遣り方は、女性の30代を丸丸結婚に充てることになるので、30代という危険な時期を仕事に充てなくて済むようになるのだ。仕事を再開するには女性の厄年が過ぎ去った40代からで充分なのであって、厄年の災厄を巧く避けると同時に、30代は勉強の時間に充てたので、その後の人生に於いて飛躍してことが可能になるのである。

 もしも女性が大卒で働き続けても、30代で能力の向上が鈍り始め、それ以上の高いレベルの仕事ができなくなるのだ。後はありきたりの作業の繰り返しであって、なんの創造性もない仕事ばかり行い、しかも自分がいつも不機嫌モードで、精神衛生上、非常に悪い状態で働き続けなければならなくなるのだ。こんな働き方をしていれば病気になるのは当然なのであって、長寿時代だというのに、自分だけが早死にしてしまうことになるのである。

 長寿時代では「死に急ぐべからず」なのである。20代は体力があるから突っ走ってもいいが、30代になればそんな生き方はもうできないのである。女性の場合、結婚することで一旦離脱することができるのであって、結婚を大いに利用して休みまくってしまえばいいのだ。但し家事や育児をしながら勉強し、能力を上げた上で40代になって仕事を再開すればいいのだ。

 平均寿命が100歳なら、「人生三毛作」にしてしまった方がいいのだ。20代の内に仕事で成功を収め、その後、結婚で成功を収め、40代になって仕事を再開し、そこでも成功を収めればいいのだ。しかも40代で仕事を再開しても、死ぬまで50年以上もあるのである。そんなに長い時間があるのなら、成功していくのは簡単なことなのである。「人生三毛作」にしてしまえば、結婚を否定してまで働き続けた女性たちや、結婚しても休まず働き続けた女性たちよりも、比較にならないほど莫大な利益を手にしてしまうものなのである。

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夫婦で本格的に起業する

●既婚女性たちの中には夫に独立させてしまう運気の持ち主がいる!

 女性たちの中には、結婚後、夫に対して独立を促す運気を持っている女性たちがいて、その割合はなんと20%程度に達するのだ。意外と多いというか、想像以上に多い訳だ。このため結婚前はその彼氏の職業が安定していて、これで収入は確保できたなんて思っていると、結婚後は夫が職を変えてしまい、家計は当分の間ピンチになり続けることになるのである。

 転職のように、次にすぐさま仕事がある時はまだいい。結婚後に夫が失業してしまったり、夫が退職を決意してしまうとかして、次の職業が見つからない時があるのだ。こうなると収入は途絶えるので、妻自身がパートに出て、生活費を稼ぎ出さねければならない。当然に家計は火の車になってしまうのである。

 男女が結婚すると、その運勢が整って来るまでに、3年から5年はかかるものだ。それゆえ結婚後5年以内は何があっても別れないことだ。夫婦の人生が飛躍して行くためには、一旦低下するという現象も起こるので、結婚してから運気が低迷したからといって離婚していては、自分たちの運命を変えて行くことはできないのだ。

 『ゲゲゲの女房』が面白かったのは、布枝夫人が男性に独立を引き起こす運気を持っていたために、夫の水木しげるは貸本漫画家が行き詰まり、月刊誌や週刊誌の漫画家へと転身せざるを得なくなってしまったからなのである。布枝夫人が何か積極的に動いてそうなったのではなく、結婚することで自然とそのような方向に流れてしまったのである。

 しかも不思議なことに、この手の夫婦は生活費すら困っている状況にあるのに、なぜだか妊娠してしまい、赤ちゃんが生まれて来ることになるのだ。大体、その時期から運命が好転して行き、夫の仕事が成功し出すようになるのだ。「貧乏だから赤ちゃんを産むのをやめよう!」などと言っていると、運気は更に低迷し、その状況から抜け出せなくなってしまうのである。

●思いきって起業してしまう

 妻としては夫が転職したり、失業したり、退職してくれば、不甲斐ないものだ。勝気な女性なら夫を詰って、夫婦喧嘩を引き起こすことであろう。温和な女性なら夫の行為を素直に認めるけど、家計を処理して行くのが非常に大変なことになってしまう。自分が夫に独立させる運気の持ち主のために、自分の力ではどう仕様もなく、その運命の変化を受け入れるしかないのだ。

 では、妻は何もできないのかというと、決してそうではない。夫婦で起業してしまえばいいのだ。夫婦で会社を設立し、夫婦二人三脚で会社を経営して行けば、この最悪の状況を脱して行くことができるようになるのである。会社を経営していれば、妻は夫の話し相手になることができるので、夫が悩み込んでしまい、場違いの発想をしなくなるようになるのだ。

 会社をどうやって設立すればいいのか知りたいのなら、本屋に行って株式会社の作り方の本を買ってくればいい。その本を読めば会社の作り方が解るようになるのだ。後は書類を整えて行けばいいのであって、2週間程度で夫婦だけの会社を設立して行くことができるのである。

 新しく会社を起こすに当たって、大事なことは事業内容ではない。「社名」なのだ。社名が良ければ、会社経営なんて成功して行くものなのである。但し、夫婦の運気が低迷している時に会社を作ると、大抵の夫婦が碌でもない社名を作って来る。それで余計に運気が低迷するということになってしまうのだ。そこで社名を作る時はなるべく多くの社名を考え、その中からいい社名を選び出すようにすることだ。

 今までサラリーマンやOLをやってきた人たちにとっては、会社を作ることにビビってしまう。自分たちが会社を所有することなんてできるのかなと思ってしまうのだ。だから必要なものは「小さな勇気」だけなのである。自分たちには已むに止まれる状況下で会社を設立して行くのであって、小さな勇気さえあれば会社を設立して行くことができるようになるのである。

●夫は社長を、妻は経理担当副社長に

 会社を設立したら、夫を社長にして、妻を経理担当副社長にすればいい。とにかく夫に社長という肩書を与えて、前面に走り出さなければ駄目だ。妻が社長になって走り出してしまうと、夫は自分のすべき仕事がなくなってしまい、遊び呆けてしまうことになるからだ。社長という責任を持たせれば、夫は仕事をし出すようになるのだ。

 会社は夫婦二人三脚で経営すると大忙しになるのであるが、この中で妻がやらねばならないことは、複式簿記の付け方を習得して行くことだ。経理というのはお金を生み出す仕事ではない。夫が営業で稼いで来たお金を守る仕事なのである。営業をやっている者に経理をやらせると双方の仕事が巧く行かなくなってしまうので、夫が営業に行っている以上、妻が経理を処理することでお金を守って行かなければならないのだ。

 会社経営で一番大事なことは「現金第一主義」に徹することだ。経理を間違えてしまうと、黒字倒産という事態が起こってしまうからだ。必要経費をできる限り抑えて、手持ちの資金を大量に持っておくことなのである。夫婦2人で会社を経営しているのなら、事務所は自宅で充分だし、余所に店舗が必要になっても、絶対に賃貸にすることだ。所有する必要性は全くないのだ。

 もう1つは税金対策をしっかりとしておくことだ。日本の法人税は非常に高いので、折角、事業が成功したのに、そこにごっそりと税金が課せられてしまい、途端に会社経営がピンチになってしまうことになるのだ。どうすれば税金を安くできるのか、節税をしまくるしかないのだ。

 会社の経営が軌道に乗るまでは嵐のような日々が続くことになる。1日12時間労働は当たり前だし、休日も殆ど取れなくなる。「余所の夫婦は休日に遊んでいるのに」なんて絶対に思わないことだ。自分たち夫婦は運気が低迷しているのであって、その状況を脱するために悪戦苦闘しているのである。余所の夫婦と同じことをやっていては、自分たち夫婦の運気を好転させることはできないのだ。

●妻はいずれ経営から外される

 最初は夫婦2人で経営していた会社でも、経営が成功して行けば、他人を雇い入れて行くことになる。社長夫婦が経営しているので、当然に家族経営のようになって、社員たちも家族同様に扱うことになる。このため労働争議なんて無縁の、非常に暖かい会社になっていくのである。

 しかし社員数が300名を超えてしまうと、最早、家族経営なんてものは行うことはできなくなる。社長夫婦自体が知らない社員が増えて来て、とてもではないが家族経営なんてできなくなってしまうのだ。この時期に突入すると、夫は妻を会社経営から外すという決断を取ることになる。妻を切り捨てない限り、会社の組織を機能集団化して行くことができないからだ。

 妻としては自分だって会社のために汗水垂らしたのだから、「この会社は自分の物だ!」という思い入れがある。もしもその思いが強いのなら、社員数を300名以下に抑えてしまうことだ。300名以下なら家族経営を持続できるので、自分が退職しなくて済むようになるのだ。

 逆に自分が育てた会社だからこそ、更に発展していってほしいと願うこともありえる。そういう時は、会社が大きくなればいずれ経営から外される時が来るのだから、会社の経営が軌道になり、人材も充分に揃ったら、とっとと引退してしまうことだ。「いつまでも働き続けなくてもいい」と解っていれば、全力を投入して働くことが可能になり、会社の経営を成功させると同時に、心地よく引退して行くことができるようになるのである。

 どのような選択を取ろうとも、会社経営を成功させた暁には、株券をたっぷりと持っているので、株式配当の金額が半端じゃないものになるのだ。その資金を生活費に回すのではなく、資産運用を行って資産を増やして行けば、巨万の富を手にすることができるようになるのである。幾ら会社経営が成功しても、株式配当金を生活費に回してしまえば、そこで資産の増加は終わりなのだ。株式配当金を資産運用に使うからこそ、更に豊かになって行くことができるようになるのである。

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夫婦でプライベート会社を作ってしまおう!

●夫婦が一緒に仕事をしている限り、夫婦の会話はなくならない

 夫婦で気をつけるべきは、会話の仕方なのだと思う。

 結婚前に恋愛をしてから、結婚に突入すると、そのラブラブモードを当たり前としてしまい、双方の言葉の使い方に工夫をしなくなってしまうからだ。例えば夫なら余りにも強圧的な物の言い方をしたり、余りにも論理的な話を展開したり、妻なら余りにもトゲのある言い方をしたり、余りにも感情的な喋り方をすれば、当初は双方が我慢できたものでも、最終的には双方が話すのを嫌になってしまい、夫婦の会話が消滅してしまうことになるのだ。

 本来なら新婚当初で直しておくべきことなのである。多少遅れても育児中に直しておくべきなのである。恐らく子供たちの方が両親の会話の仕方に疑問を呈し、どうたらこうたら言って来るし、泣きわめいたりするようになるからだ。夫婦は外部の人たちと接触を持たず、家族だけでくらしていると、その異常な状態を改善できすに、そのまま最悪の結果をへと突き進んでしまうことになるのだ。

 幾ら夫婦だからといって、漠然と生活していると夫婦の会話は消滅する。

 下手に夫婦愛に頼り過ぎないことだ。愛というものは人間を感情的にさせてしまうので、まさか自分のちょっとした物の言い方が、相手にストレスを与えているなんて思わないのだ。夫婦の会話が消滅した時になって、何かを改善しようなどもう遅すぎるのである。夫婦双方が互いに巨大なストレスを溜め込んでいるので、一触即発の状態になっているのだ。

 そうならないためには一体どうすればいいのかというと、夫婦で何かしらの仕事をすることだ。自営業をやっている夫婦に、この手の問題が起こらないものだが、それは夫婦の会話以外に、仕事の会話もしなければならなくなるので、それで夫婦の会話の仕方が改善されていって、夫婦双方が「この人と話していると楽しいな」と思うようになるのだ。

 自営業者でない夫婦だと、こういうことが起こらないので、そこで「プライベート会社」を作ってしまうことをお勧めする。夫婦二人だけが株主になる会社を持っておけば、その会社の経営を巡って夫婦双方で会話をする機会が幾らでもあり、それで会話の仕方が修正されて行くものだし、会話のネタだって尽きることがなくなるのだ。

●土日だけ本格的に働けばいい

 プライベート会社が有難いのは、夫が他の会社で仕事をしていても、会社の経営ができてしまうことなのである。

 夫は平日に於いて他の会社で働き、土日だけプライベート会社を経営すればいいのだ。本格的に会社が動くのは土日だけにして、平日に関しては妻に任しておけばいいのだ。妻が空いた時間を使ってチョコマカと働いて、土日のために準備をしておけばいいのだ。プライベート会社を自分1人だけで経営するのはさすがにつらい。しかし夫婦でなら簡単に経営ができてしまうのだ。

 プライベート会社の事業内容は、自分たち夫婦が好き勝手に決めていい。例えば土日だけレストランを開くとか、パン屋さんをやってみるとか、オリジナルグッズを販売してみるとか、不動産賃貸をやってみるとか、株式投資をしてみるとか、自分たち夫婦の能力を活かせるものなら、何をやってもいいのだ。

 しかも実質的な労働が土日だけなので、想像以上に仕事に集中することができ、その高い集中力で以て非常に生産性が高くなるのである。毎日8時間労働するからこそ疲労が溜まるのであって、毎日働くのではなく土日に集中的に働けば、どんなに小さな会社であったとしても経営が成功して行くことになるのだ。

 夫婦以外には上司も同僚も部下もいないので、好き勝手に働くことができるようになるのである。何か問題があれば、夫婦で話し合って解決してしまえばいいのだから、如何なる問題があったとしても簡単に解決して行くことになるのだ。外に働きに出ると、如何に人間関係のためにエネルギーを消耗しているかが解るものだ。

 会社の経営者は夫婦だけなのだから、自分たちが正しいことをやれば大当たりするものだし、自分たちが間違ったことをやれば失敗してしまう。会社の経営がどのよう転ぼうが、全て自分たちの責任でやっているのだから、会社経営者としての能力がメキメキと向上して行くことになるのだ。

●主婦なのに社長の視点を持てる

 プライベート会社を作ってしまうと、妻に社長という肩書を持たせることができる。そのため妻は社長という視点を持つことができ、普通の主婦ではなくなってしまうのだ。例えば今までは商品を買うなら安い値段を基準にしてしか買わなかったのに、商品の品質に拘るようになったりするようになるのだ。

 それ以外にも政府が「子供手当て」を実施しようとしている場合、他の既婚女性たちならその政策を歓迎しているのに、自分の妻だけは反対を表明し、「ではその財源はどこから来るの? 私たちの税金からじゃない!?」と言い出すようになるのだ。夫にしてみれば、こうやって国家レベルで物を考えられるようになった妻がいれば、幾らでも話が弾むようになるのだ。

 今まで専業主婦であった女性なら、プライベート会社を設立した同時に自分の「名刺」をで作ることができる。専業主婦の場合、名刺を持っていないのが、難点といえば難点なのだ。名刺がないからこそ、仲のいいママ友だけが知り合いになってしまい、交友関係を広げて行くことができないのだ。しかし名刺を持って、そこに社長と銘打ってあれば、どこに行っても友達を作ることができてしまうようになるのだ。

 妻が土日だけしか働かなくても、妻は会社の経営を通じて、ビジネスの会話ができるようになるのだ。夫がサラリーマンの場合、職場で問題が発生しているのに、妻がビジネスには無知のために、妻にはその問題を話すことができないのだ。だからこそホステスクラブやキャバクラが存在して、夫がお金を支払って、自分の悩みを聞いて貰っているのだ。だから妻がビジネスの話ができるようになると、この手の無駄な出費が一瞬にして消滅してしまうことになるのだ。

 妻が社長になっていれば、妻も余計な出費をしなくなる。お金を儲けることが如何に大変だということが解るので、安易にお金を使わなくなるのだ。今まで専業主婦だった者なら、今までは臍繰りをして家計をちょろまかしていたのに、会社を経営するとそういうことは粉飾決算になるので、どうやっても家計が良くならないということに気付き、家計を正常化するようになるのだ。そうなれば家計を正確に把握することができるようになるのだ。

●赤字会社なのに家計は黒字

 プライベート会社は赤字であっても別に構わない。

 夫婦がフルで働いていないのだから赤字になるのは当然だといっていいのだ。会社が赤字だからこそ、税金を支払わないという遣り方を選ぶべきなのである。しかし社長として報酬は貰うので、家計は黒字になってしまうのだ。たとえ会社が高収益を叩き出しても、社長としてドッサリと報酬を貰えば、当然に会社は赤字になるのだ。

 そのくせ夫は他の会社から給料を貰っているのだ。基本的に生活費は夫の給料で賄ってしまい、夫婦双方の社長としての報酬は10%から20%程度を家計に回してしまい、それ以外のお金は貯金に回してしまえばいいのだ。そのために家計が大いに黒字になるのである。

 それ以外にも本来なら家計で落とすお金を、会社の経費で落としてしまえばいいのだ。会社で使う物であるなら、合法的に会社の経費として落とすことができるのだ。特に「走る税金」と言われる自動車に関しては、個人で所有するのではなく、会社の所有にしてしまい、会社の経費として処理するようにすればいいのだ。

 夫婦二人で会社を経営した場合、恐らく妻の方が経理を担当することになる。そのため妻は複式簿記を学ぶことになり、その知識と技術が家計にまで活かされるようになり、それで家計のなんたるかが解るようになるのだ。はっきりと言ってしまえば、このことこそがプライベート会社を持つことによる最大の恩恵かもしれない。

 要は「現金第一主義に徹せよ」ということなのである。

 手持ちの現金がなくなってしまえば、会社は倒産してしまうのだ。夫婦だって手持ちの現金がなくなれば破産になるのである。だからこのとっても大事なことが解るようになると、無駄な支出を抑えて、現金を大量に持つように成り始めるのだ。こうなると家計は絶対安全状態になり、その資金を使って資産運用するという方向に走り、その資産運用益で以て、更に資産が増大して行くという結果を引き起こして来るのである。

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主婦の特技を活かしてビジネスを始めてしまう

●主婦の仕事はそれ自体が職業教育である

 主婦業というのは、社会に出て働く職業とはまるで違う。家事や育児はオールマイティーの仕事なので、通常の職業のように何か1つに特化されたものではないのだ。家事や育児に関するものなら全部をやらねばならない。だから真面目にやれば相当に実力がつく訳だし、サボれば途端に問題が噴出することになるのだ。

 専業主婦たちが結婚もしないで働く女性たちを見て、取るに足らない人物だと思ってしまうのは、その仕事を幾らやっても何か1つの作業に特化したものであり、到底、専業主婦のやっている仕事に及びもしないからだ。赤ちゃんを産んでしまえば、その赤ちゃんはどんどん成長して行くのであり、それに対して自分自身も変化し続け、様々なことをやらねばならなぬというのは、当然に自分を大いに成長させることになるのだ。

 主婦の仕事はそれ自体が職業教育のようなものなのであって、専業主婦の仕事がきちんとできれば他の仕事もできてしまうものなのである。専業主婦が生活苦を理由に働きに出るからこそ自分が圧倒的優位の立場に立っていることを利用できないのであって、生活に余裕を持って暮らしていれば、自分の圧倒的優位が解るようになるものなのである。

 専業主婦がパートに働きに出るのは決して悪いことではない。遣りたければ遣ればいいのだ。しかし専業主婦として成功を収めて来たのなら、家事や育児のことを利用して、その分野で仕事を見つけ出してしまうべきなのである。パートなら幾らでも自分の代わりはいるものだ。しかし家事や育児の分野だと、自分の代わりはそう簡単にはいないし、競争相手だっていないのだ。

 家事や育児を遣り続ければ、その中で様々なアイデアが浮かんでくるものだ。それをビジネス化してしまえばいいのだ。少なくとも女性の半分は既婚者で家事や育児をしている以上、これほど広い市場は他にないのである。自分が専業主婦だったからこそ、自分が思いついたアイデアに共感してくれる既婚女性たちが大量に出て来ることになるのだ。

●育児関連

①育児の手助け

 育児関連の筆頭は「ベビーサイン」であろう。赤ちゃんは言葉を話せないために、ベビーサインを掴み取って翻訳できるようになれば、それが立派なビジネスになるのだ。例えば泣き叫んでいる赤ちゃんにホトホト困り果てた母親に、「赤ちゃんはウンチをしたいって言っているのよ」と翻訳してあげれば、「そうなのか!」と感嘆して問題の解決が図れるようになるのだ。その母親が非常に驚くからこそ、有料でも利用してくれるようになるのだ。

②育児グッズを発明する

 育児をしていれば、こんな育児グッズがあれば便利なのにと思うことは多々ある筈だ。だったらそれを具現化してしまえばいいのだ。例えば子供に普通の陶器を使わすと壊す可能性があるので、プラスチック製の食器を使ってしまうものだ。でもそうなると殺風景になってしまう。そこで絶対に壊れない食器を作って、売り出せばいいのだ。それをお洒落な物にしてしまえば、母親たちが食いついて来ることになるのだ。

③本を書いてしまう

 育児は母親の遣り方次第で大いに結果が違ってしまうものだ。賢い母親が育てれば、その子供は健康に育って、大人になれば出世して行き、愚かな母親が育てれば、その子供は問題ばかり起こし、学校に行けば不良に走り、大人になれば刑務所に走るようにな人物になってしまうものだ。

 なんでこんな差が出て来るのかというと、「胎児教育」と「乳幼児教育」をきちんとしたかしなかったかの差なのである。人間の胎内にいる時に脳として成長して来るものだし、6歳の時にシナプスの量が最大化するのだ。だから妊娠時には胎児教育を、出産後からは乳幼児教育を施せば、非常に頭のいい子ができるようになるのだ。

 育児のことを学術的に書いて行くのもいいし、自分の体験談をメインに書いて行くのもいいし、漫画で書いて行くのもいい。自分が最も表現し易い遣り方で表現してしまえば、必ず母親たちに伝わって行くことができるようになるのである。但し、育児で真っ当な意見を言いたいのなら、子供を3人以上産むことは絶対に必要だ。子供が1人や2人だと、母親として未熟だから、真っ当なことが言えないのだ。

●家事関連

①家事の手助け

 家事をビジネス化していくなら、是非とも「肥満解消」を踏まえて考えて行くことだ。家電が大量に導入されたことで主婦たちの労働量が減り、それで家事は便利になったかもしれないが、誰もが肥満に苦しむようになってしまったのだ。家事をこれ以上便利にしようという発想を捨てて、家事をしながら肥満を解消できるものを考え出せばいいのだ。

 例えば「踵なしスリッパ」なんて言うのは、非常に優れた商品なのだ。このスリッパを履けば、常に踵を上げた状態になるので、足は引き締まり、体重だって落ちて行くのだ。スリッパは足の裏全体を覆う物という制約から解除できれば、一転してスリッパがダイエットグッズに早変わりするようになるのだ。

②生活グッズの発明

 主婦の中で脱落率が多いのが家計簿をつけることなのである。毎日の統計を取るのが面倒なために、多くの主婦たちが脱落して行くのだ。そこでそういう主婦たちに向けて開発されたのが、「レシート付き家計簿」なのである。ただレシートを家計簿に貼り付けて行けば、簡単に家計の管理ができてしまう超優れ物なのだ。

③本を書くいてしまう

 家事関連の本は必ず売れるものだ。どの主婦たちもより良い家事をしたいと思っているので、良いアイデアのある本なら、お金を出して買うものなのである。自分が家事をやっていて、ボサ~と家事をするのではなく、アイデアが浮かんだらノートに書き留めながら遣って行くようにすればいいのだ。

 そのアイデアの中で優れた物があるのなら、そのアイデアを膨らまして本を書き綴って行けばいいのだ。ちょっとした料理の本や、ちょっとした掃除の本や、ちょっとした洗濯の本が売れるのである。常識的な内容でも売れるものだし、奇抜なアイデアの物でも売れるのだ。それほど需要がある分野なのである。

●不平不満不便不快のある所、必ずビジネスチャンスがある!

 はっきりと言ってしまうと、自分が不平不満不便不快と感じているなら、それがビジネスチャンスなのである。余りにも真面目すぎる主婦だと、その不平不満不便不快な物を当たり前のこととして受け止めてしまい、なんの改善も図ろうとしないのだ。一応真面目に遣りはするが、問題があるならなんとか改善したいという意欲のある主婦だけが、偉大な発明をして来るものなのである。

 しかも一旦自分のアイデアがヒットしてしまうと、それが自分の脳に最大級の快感を引き起こし、次から次へとアイデアが出て来るようになるのだ。主婦業はオールマイティーの仕事ゆえに、主婦業が広範囲に及ぶ分野で、実に様々なアイデアを生み出して来るようになるのである。

 今やっている家事や育児が不変な物だと決して思わないようにすることだ。

 例えば戦後の赤ちゃんは紙オムツを使用しているために、3歳児になっても未だにオムツを卒業できないという事態に陥ってしまったのである。3歳を超えてまで紙オムツを穿き続けるために、家計を大いに圧迫してしまっているのである。そこで布オムツの重要性を教えてあげて、しかもお洒落な布オムツを販売してしまえばいいのである。相手に利益に与えるからこそ、儲けることができるのである。

 ベビーカーなんて今まではプラスチック製だったから、いつもギスギスして、赤ちゃんだって乗り心地は悪かったのだ。そこでステンレス製のベビーカーが出て来たのだ。これなら安定感が増し、荷物を大量に載せることができるし、しかも機動性が高まるので、母親はベビーカーを押しながら、ジョギングだってすることができるようになったのである。

 便利さを追求すると逆に不便になるものなのである。人間が作りし物には何かしらの欠点があるものなのである。紙オムツだって当初は便利な物として発明されたものだ。しかし時間が経てばそれが最も不便を引き起こす物になっているのである。ベビーカーにしても、今までプラスチック製の物を使って不便をしていたのに、ステンレス製の物を使うようになれば、「なんて便利なの!」と思ってしまうものなのである。

 家事や育児をやっている時は、漠然とやらないことだ。一体どこにビジネスチャンスが潜んでいるか解らないものなのだ。家事や育児でビジネスチャンスを見つけ出し、大成功して行った主婦たちは殆どが普通の主婦たちなのである。本当に些細な「微差力」がその主婦たちを億万長者に伸し上げて行ってしまったのである。

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