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趣味と株式投資の意外な関係

●成功している男性の投資家たちはみんな趣味を持っている

 株式投資と意外な関係を持つものに「趣味」がある。趣味それ自体は株式投資とは全然関係ない。しかし株式投資で成功して行くためには趣味というものがどうしても必要になってくるのだ。というのは男性の投資家たちで成功している者たちは全て本格的な趣味を持っているのだ。

 趣味は単なる趣味ではないのだ。本格的にその趣味をやっている所が普通の人たちと全然違うのである。投資家たちの間で有名な所では「ゴルフ」であって、ただ単にゴルフをするのではなく、ゴルフの道具も一流の道具を揃え、ゴルフの会員権も持ち、月に数回は必ずゴルフをするようようにしているのだ。

 骨董品収集なども実益を兼ねた趣味であろう。骨董品の収集自体、趣味ではあっても、それ自体が投資として使えるので、骨董品収集の趣味を楽しみながら、地道に資産を蓄えて行くということをするのだ。横山大観のような有名所を狙うのもいいし、無名の画家に目につけて、今の内から買っておくのもいいのだ。 

 クラシック音楽鑑賞やオペラ観賞や歌舞伎鑑賞も投資家たちに好まれる趣味だ。自分が株式投資で一流の人物になって来ると、音楽や演劇に関しても一流の物を求めるようになるのだ。だから現代音楽を余り聞かなくなりクラシックに走り、オペラや歌舞伎を好むようになるのだ。株式投資をやっているのに、アイドルの音楽を聞いたり、前衛芸術や宝塚歌劇団を見ていたら、それは非常に危険なことをやっていると思った方がいいのだ。

 世界で最高の投資家である「ウォーレン・バフェット」は株式投資を真面目にやって世界最高の儲けを叩き出したのではなく、株式投資の合間に世界中を旅行するのが趣味で、世界各国を単なる観光旅行ではなく、丁寧に自分で計画を立てて、自分1人で回っていったのである。海外旅行をするにしても、パックツアーのような旅行では駄目だということなのである。旅行をやるなら、もっと本格的にやらねばならないのだ。

●なぜ趣味が大事なのか?

 なぜ株式投資をする人たちの間でそれほどまでに趣味が大事なのかというと、自分が趣味を持つことで、株式投資を冷静に見ることができるようになるからなのである。だから趣味も本格的になっているのである。株式投資を真剣にやっている以上、趣味を本格的にやらないとバランスが取れないのだ。

 もしも株式投資だけを専念して行った場合どうなるかというと、恐らく株式市場に流れる様々な情報に反応しまくって、わざわざ自分が大損をするようなことを自分の意思でしてしまうようになるのだ。ここでも「80対20の法則」が作動するのであって、株式投資だけをやっていると、株式投資の効果はゼロになってしまうのである。

 株式投資の効果を最大化するためには、株式投資にはせいぜい50%のエネルギーを投入し、趣味には50%のエネルギーを投入すべきなのである。そうなると株式投資の効果は95%になり、趣味の効果も95%になり、合計して190%もの高い効果を発揮することができるようになるのだ。

 一流の投資家ほど、タフであり、行動的であり、実に様々な知識を知っているものだ。しかしそれは株式投資だけをやっているからそうなったのではなく、株式投資と同時に趣味を真剣に行ったからこそ、そうなったのである。株式投資だけをやっていたのでは、タフにもなれないし、行動的になれないし、膨大な知識だって持つことはできなかったのである。

 自分が仕事をしながら株式投資をする場合、仕事で大半の労力や時間を取られてしまうために、株式投資にも趣味にも充分な労力や時間を投入できなくなってしまうのだ。大方の男性たちは趣味にかける労力や時間を削減して行くものだ。それが株式投資では命取りになるのであって、結果的に株式投資で損出を出しまくることになるのである。

●無理をして趣味を持つべきではない

①自分の趣味は自然と出会うもの

 株式投資に趣味が必要だからといって、趣味を無理矢理に作ったとしても意味がないのだ。自分の趣味は自然と出会うものなのであって、そういう自然な出会いを大事にすることだ。幾ら趣味であるといっても、無理矢理やっていれば続かないし、家族から批判続出するので、とにかく自然の出会いを大事にすることだ。

②趣味は仕事ではない

 趣味をやっている以上、自分の趣味を仕事に持ち込むべきではないのだ。例えば野球ファンのように昨日の野球の結果を職場で延々と話しているようであるならば、それはまともな趣味になっていないのだ。仕事と趣味は完全に分けるべきであって、仕事に趣味を持ち込まず、趣味に仕事を持ち込まないからこそ、仕事も趣味も両立することができるのである。

 仕事と趣味の違いは、趣味は少しやるからこそ楽しいのであって、仕事は長くやっても楽しいものなのである。中年男性がゴルフに嵌って、幾らゴルフが好きになったからといって、年がら年中ゴルフをすべきではないのだ。そうやってゴルフをしたいのなら、自分がプロゴルファーになるべきであって、そうしないのならゴルフを趣味とすることをやめることだ。

③体に無理がかからない趣味

 株式投資をしながら趣味を行う以上、体に無理がかからない趣味を選ぶことだ。趣味で激しい体力を使うために、趣味をし終えた後にヘトヘトになっていては、株式投資で頭が全然回らなくなってしまうからだ。少なくとも、投資家たちの中にトライアスロンをやっている人は1人もいないのだ。

 テニスも投資家たちの趣味には向かないものだ。テニスはどうしても効き腕を強く使うために、年を取って来ると「肩が痛い」とか「膝が痛い」とか言い出すようになるのだ。テニスはポピュラーな趣味であるために、若い時にテニスをやってしまうと、年を取ってもやってしまうものだが、早い内にテニスを卒業してしまった方がいいのだ。

●子育て終了後でも夫婦が愛し合えるために趣味は必要

 趣味というものは、夫婦仲を円満にするためにも必要になってくる。子供が乳幼児の時は、夫は仕事に専念し、妻は育児に専念するものだ。しかし子供たちは成長して来るのであって、子供が小学生になり、中高生になり、大学生になり、そして親から自立して行けば、妻の方は育児や子育てに向けていたエネルギーの行き場がなくなってしまい、それで夫に不満をぶつけてくるようになるのだ。

 夫婦仲を良くし続けるためには、夫は仕事だけをするのではなく、趣味を持つようにすることだ。妻は育児中には趣味を行うことができないが、子供が小学生になり、育児が子育てに変わる頃には趣味を行える労力や時間が出て来るものなのである。その際、夫が妻に趣味を持つように勧めておけば、子供が親離れした時に夫に不満をぶつけてくることがなくなるのだ。

 「熟年離婚」をするような夫婦は趣味を持つことの大切さを知らない野蛮人であるのだ。既婚者なのに「趣味がありません」ということは殺されたとしても言うべきではないのだ。趣味がないからこそ、配偶者に過剰なことを要求してしまい、その過剰な要求を受けた配偶者はいずれギブアップしてしまうことになるのだ。だから熟年になってから、熟年離婚をしてしまうだけなのである。

 結婚は自分にとって相手が一番だと思ったからこそ結婚に踏み切った筈だ。しかし趣味は一番を目指すものではないのだ。趣味それ自体を楽しむために行うものなのである。家族という自分が一番になれる所があるからこそ、趣味では一番を目指すことなく、趣味それ自体を楽しむことができるのである。

 株式投資が発達すると、それに応じて趣味も発達して来るものなのである。嘗てイギリスでは「ゴルフ」「クリケット」「ラグビー」「サッカー」「テニス」「卓球」など実に様々な趣味を生み出して行ったのだ。産業革命が起こった時代のイギリスの人口が今よりもずっと少なかったことを考えれば、このように趣味が大量に生まれた歴史的事実は驚異的なものなのである。

 日本でも今後、株式投資が発達して行けば、日本生まれの趣味が大量に生まれて来る可能性もあるのだ。テレビでプロ野球中継がなされなくなったということも大きな変化と見るべきなのである。これはテレビの前でビール片手にプロ野球観戦をしていた既婚男性たちが激減してしまったということなのである。日本でも自分の趣味をきちんと持って楽しむ既婚男性たちが急増してきたということなのである。

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