●原始細胞とミトコンドリアの連合が進化を齎した
「人間は如何に生きるべきか?」。人間であるなら誰でも悩むものだ。或る者は宗教に頼って答えを見つけ出し、或る者は自分の哲学を作り出し、或る者は自分勝手気に気儘に生きて行くことであろう。それぞれ自分なりの選択をしても別に構わないのだが、その選択は正しい答えになっていないのだ。
人間は「動物」なのである。幾ら高尚なことを言っても、この地球上で生まれ育って来た動物にすぎないのだ。この前提を踏まえて意見を言って来ないと、人間が本当にどう正しく生きて行くかの答えを得ることができないのだ。ではどうすれば正しい答えを導き出せるのかといえば、それは進化の過程を調べてみれば導き出せるのだ。
まずこの地球上には当初「原始細胞」が生まれた。この原始細胞は光合成を繰り返してエネルギーを得て活動していた。光合成では老廃物として酸素を吐き出すために徐々に大気中の酸素濃度が上がって行き、酸素を嫌う原始細胞にとっては非常に住みにくい環境になってしまったのだ。
そこにミトコンドリアなる生命体が突然変異で生まれ、酸素を使って活発に活動するということを遣り出したのだ。酸素は生命体を酸化させ死滅させるという危険物質であるにも拘わらず、ミトコンドリアは酸素を使うことで原始細胞のなんと18倍ものエネルギーを作り出せることができ、その行動範囲は飛躍的に広まったのだ。
更に原始細胞とミトコンドリアという相反するものが融合し、それ以降、様々な動植物を生み出して行くという進化を可能にさせたのである。地球の歴史では、恐竜が大繁栄を遂げたとか、人類が大繁栄を遂げたとかいうのは大して重要な事件ではなく、実は原始細胞にミトコンドリアが入り込んだ事件こそ、地球の歴史を変える最大の事件であったのである。
●乳幼児はなぜ忙しく動き回るのか?
人間も原始細胞とミトコンドリアの組み合わせで生きているのであって、それがどのように作用するのかが解れば、人間にとって最適の生き方を導き出すことができるのである。簡単に言ってしまえば、人間は生まれた当初は原始細胞のエネルギー発生量の方が優位で、成長と共に徐々にミトコンドリアのエネルギー発生量が優位になって行くのである。胎児は酸素に触れない世界で生きているのだが、出生以降、酸素のある世界に慣れて行き、人間は酸素に慣れ切った所で死ぬことになるのである。
今まで胎児であった赤ちゃんは原始細胞のエネルギー発生量の方が圧倒的に優位なのである。
このためエネルギーを大して産み出すことができない。だから2時間おきにオッパイを吸うということを繰り返すのだ。大きくなって正規の食事が始まってもすぐにエネルギーを使い果たしてしまうので、オヤツをせがむようになり、1日5食の日々を過ごすことになるのだ。それだけ食っているのだから活発に体を動かせると思いきや、原始細胞のエネルギー発生量が優位になると瞬発力しか出て来ないので、すぐにダウンしてしまうのだ。
①乳幼児は感情的な生き物だと割り切る
育児を大変だと思う母親たちは、乳幼児は原始細胞の塊であるということが解っていないからなのである。原始細胞の塊は非常に感情的に生きているのであって、乳幼児は感情的な生き物だと割り切るべきなのである。乳幼児の感情を母親が否定してしまうからこそ、育児が大変になっているだけなのである。
②瞬発力は3分間しか続かない
乳幼児は原始細胞が優位なために瞬発力はあっても、持続力がないのだ。乳幼児は何をやっても3分間しか続かないので、その時間を巧く見極めることだ。例えば乳幼児が泣き出しても、すぐさまあやすのではなく、少し時間をおいてからあやすようにするのだ。こうすると乳幼児は自分の感情を発散させることができるので、母親に頼るべきことは母親に頼るが、それ以外のことは自分で遣り出すようになるのだ。
③母親も時には感情的になる
乳幼児が感情的な動物なので、母親も時には感情的にならないと相手に伝わって行かないのだ。乳幼児を叱る時は大袈裟になって叱った方がいいのである。母親が自分の感情を出してくれるからこそ、乳幼児の方もその感情を受け止めることができ、「これはやっていいのだな」「これはやっては駄目なのだな」ということが解るようになるのだ。
④時には冷静になる
かといっていつも感情的になってばかりはいられない。時には冷静になって、乳幼児を諭すことも必要だ。子供が大きくなってくれば、「そんな悪いことをしているのなら、お父さんに言うわよ」という切り札を持つことも必要だ。子供はこれをやられると大泣きして、母親の言うことに従うので、こういう陰険な方法も子供に非常に有効なのである。
⑤競争させまくる
原始細胞の塊である乳幼児はとにかく体を動かしたくて堪らないのである。だから乳幼児の体をとにかく動かせまくるようにすることだ。自宅の中ばかりにいないで、外に連れ出して、外で動き回れるようにすればいいのだ。乳幼児はエネルギーを使い切れば眠たくなって寝てしまうので、だからこそベビーカーや乳母車が必要になってくるのだ。
乳幼児は競争というものが大好きなのである。それゆえ子供をより多く産んで行き、兄弟姉妹同士で競争させるようにすればいいのだ。幼稚園にしてもお遊戯優先の幼稚園に行くのではなく、園児たちを巧く競争させる幼稚園に通わせるべきなのである。下手に仲良くする幼稚園だと子供の能力が伸びてこないのだ。人間の運動神経は6歳までに発達を終えてしまうので、この時期に競争をしていないと、その後、どんなに努力しても大して大成してこないのである。
●小学生にはゲーム感覚で競争をさせろ
小学生になったら原始細胞の塊ではなくなるが、瞬発力がまだまだ優位で、少しは持久力が芽生えて来る時期なのである。実を言うと小学校はこの事実を踏まえて作られていないために、子供たちの能力を大いに伸ばせていないのが現状なのだ。朝に登校させて、昼過ぎまで学校に居させるというのは、子供にとって苦痛でしかないのだ。
小学校の授業は午前中だけにすべきであって、午後は下校させ外で遊ばせておけばいいのだ。瞬発力しかない小学生を学校に集めても、朝から勉強すればお昼頃になればもう集中力は切れてしまうのである。もしも授業を午前中だけにするとしたのなら、授業内容を圧縮することが大切さになってくるのであり、相手が小学生と雖も内容の濃い授業をしなければならないのだ。
小学生たちは学校では遊んでしまい、学習塾では真剣になって勉強するのは、その授業内容の圧縮度の違いを敏感に感じ取って来るからなのである。
瞬発力の優位な小学生では、 集中力が持つのはせいぜい30分なのである。授業だって30分間にしてしまい、それ以上、授業し続ける必要性はないのだ。大体、 テレビアニメは全て30分なのであり、子供たちは静かにしてテレビアニメを見ているのである。授業時間が長いからこそ、子供たちが騒ぎ出して来るのである。
学校での勉強もスポーツや芸術でも、ゲーム感覚で競争することが大切になってくる。事実、テレビゲームを遣り始めるのは小学生辺りなのであって、テレビゲームで遊ばせるくらいなら、勉強やスポーツや芸術をゲーム化して競争させるべきなのである。試験があれば成績優秀者を紙に張り出したり、運動会では優勝した者に景品を与えたり、優れた芸術作品を作った者には表彰状を与えたりすればいいのだ。
小学生という大事な時期に充分な競争をしてこないと、人間としての根本的な実力がつかなくなってしまうのだ。小学生たちは競争して実力をつけて行くのであって、それ以外の方法では実力はつかないのだ。勿論、競争すれば落ち零れて来る者たちが出て来る。だから小学校の教師たちは落ち零れた生徒たちに補習を受けさせればいい。補習をしないからこそ、落ち零れの問題が深刻化するのである。
●中学生と高校生とでは全然違う
人間の成長過程の中で一番厄介な時期が中学生の時期なのである。中学生は瞬発力がまだまだ優位であり、持久力が出始める時期なのである。しかし体自体、この変化について行けず、小学生でなければ高校生でもないという非常に微妙な時期を迎えてしまうのだ。不良の生徒が出て来るのもこの時期であり、勉強好きやスポーツ好きが出て来るのもこの時期であるのだ。
まず勉強に関しては「短時間の勉強をすべし」ということなのである。1つの科目をじっくりと勉強するのではなく、集中力が切れたら次の科目を勉強するようにし、数多くの科目をこなして行くようにすべきなのである。勉強が終わればさっさと外に出て遊ぶということも、成績を上げて行くために必要なことなのだ。
読書を真剣に遣り出すのも中学生からであろう。中学生なら「短歌」や「詩」や「短編小説」をどんどん読んで行くべきなのである。瞬発力が優位なために、これらのジャンルの方が理解し易いのだ。中学生なのに長編小説を読むのは頂けないものだ。中学生では長編小説を読んでもきちんと理解できず、読んでいる内に頭の中がポーっとしてしまうようになるのだ。
スポーツをやるなら瞬発力を活かした運動をすべきなのである。特にやるべきは100m走のインターバルであって、100mを全力疾走で走ったら、その後歩き、そして再びダッシュするということを繰り返すべきなのである。こうすると体力が異様に付き始めるので、どのスポーツをやっても勝ち易くなるのだ。この時期に絶対にやってはならないのがマラソンである。中学生では持久力が出始めた時期なので、この時期にマラソンをやってもそれほど効果は出て来ないのだ。それどころか瞬発力を台無しにしてしまい、体力が逆に低下して行くようになるのだ。
高校生になると徐々に持久力が出て来るので、この時期になったら瞬発力と持久力の双方を活かしたトレーニングをしていいのだ。しかもこの時期は性ホルモンが大量に分泌されるので、体を徹底的に鍛えまくって筋肉量を増やして行くべきなのである。当然に食事も蛋白質を多く食べさせるべきであって、「肉」「魚」「玉子」「木の実」「豆類」を大量に食べさせていくべきなのである。
高校生は中学生とは違って持久力も出て来るので、長時間勉強することが可能になり始める。それゆえ質の高い勉強を徹底的にしまくるべきなのである。大学受験のために勉強するのはまさにこの時期なのだ。できることならこの時期に自分で自由研究をしておくべきであって、それを論文という形で発表しておくべきなのである。何か1つの分野を徹底的に研究すると、それが自分の自信になって、その後の学問で大いに役立つことになるのだ。
高校の3年間は「黄金の3年間」なのである。この黄金の3年間に一体何をやっていたのかを聞けば、その人物について大体のことが解るようになるのだ。
●20代は必殺の12時間労働を繰り返す
人間は男女ともに19歳が成長のピークなので、これ以降、原始細胞とミトコンドリアが出すエネルギーが拮抗し始め、瞬発力と持久力のバランスが取れ始めるようになるのだ。しかも成長期が終わったので、睡眠時間も短くなり、時には睡眠時間を削ることもできるので、自由に活動できる時間が大量に確保されることになるのだ。
大学生の時期は勉強を思いっきりできる時期であるのだ。勉強すればするほど頭の中に入って来るので、この時期こそ勉強に費やすべきなのである。俺は大学生の頃、1日8時間から12時間は勉強した。多い時には16時間も勉強したのである。あれは大学生だからこそできたのであって、30歳を過ぎてしまえばもう絶対にできないのだ。
部活動をやるなら、命懸けでやるべきであろう。瞬発力と持久力の双方を活かせるので、どのスポーツをやったとしても素早く上達してくるのだ。毎年正月に行われる「箱根駅伝」が面白いのは、大学生だからこそ真剣になって練習し、試合では全力を出し切ることができるからなのである。マラソン選手が活躍するのはもっと後のことなのであって、駅伝だから丁度いいのである。
因みに、日本でプロ野球が振わなくなったのは、高校野球が盛んだからという意外な原因が判明して来るのだ。高校野球で勝つためには野球部員たちに走り込みをさせて持久力をつけさせればいい。しかしそれはその時期にやってはならないトレーニング法なのであって、たとえ高校野球で活躍できたとしても、プロになってから伸びなかったり、故障に悩まされることになるのだ。
この時期に遊んでしまった学生たちは、絶対にもう二度と後で取り返すことができないのだ。日本の大学生たちが遊んでしまう理由は、大学入試が厳しいことと、大学の教授たちの教え方が非常に下手糞であるという2つの理由を主に挙げることができる。学生たちが遊んでしまうからこそ、日本の大学のレベルは世界的に見て、非常に低いレベルにあるのであって、大学側は真剣になって大学改革を施して欲しいものだ。
就職すれば必殺の「12時間労働」を繰り返すべきなのである。朝早くから出社して、夜遅く帰ってくればいいのだ。祝祭日は休まない。月に休んでいいのは2日で充分なのである。特に気をつけるべきは「ハッピーマンデー法」で、この法律が出来てから、日本の企業の生産性は急激に低下してしまった。1週間の始めである月曜日を休んでいるのだから、火曜日から働いたとしても、それほど生産性は下がってしまうのである。俺はこの法律が制定された当初からこの法律を無視して、月曜日には必ず仕事をしている。これが生産性を異様に高くしてくれるのだ。
●女性の30代、男性の40代前半は人生の転換期
成長のピークは男女共々同じであるが、老化は女性の方が早く迎えてしまう。女性は男性よりも成長が早く、初潮も男性の精通よりも早く来るので、逆に老化も早く来てしまうのだ。女性が30代に突入すると、瞬発力が急激に低下して行くことになる。徹夜などすれば、すぐに目の下に隈が出来てしまうし、睡眠時間を充分に確保しないと前日の疲労が取れないということになってしまうのだ。
女性の30代は結婚し、妊娠出産育児を経験し、家族を形成して行くという大事な時期なのである。この時期こそ人生の転換期なのであって、自分の人生をどんどん変えて行くべきなのである。「非婚」を唱えて結婚もせず仕事をするというのはどう考えても得策ではないのだ。30代を独身で過ごしてしまうと、女性の人生に変化が起こって来なくなり、自分の人生をレベルアップすることができなくなってしまうのだ。
男性の老化は40代前半に起こるものであり、男性にとっては「天職」を見つけ出す時期であるのだ。極論を言ってしまえば、40歳以下までなら転職を繰り返してもいいし、失業していたっていいのだ。しかし40歳前半までに天職を見つけて、その仕事に全力で精進しないと、男として大成して行くことができなくなってしまうのだ。
40代前半までに天職を見つけ出さず、お金を得るために仕事をしているような男性は、アッという間に定年を迎えてしまうものなのである。40代前半以降は瞬発力が急激に低下し、持久力が優位になってしまうために、仕事をすれば難なく働けるのである。しかしそれをお金のためにやるのか、何かしらの使命を持ってやるのかでは、時間の経過と共に結果が余りに違い過ぎることになってしまうのである。
男女は平等ではなく、男女には性差があるということが解っていないと、とんでもない愚論を言い出してしまうことになる。例えば「パラダイスサーティー」とか、「肉食系女子」とか、「女子会」とか、30歳すぎの女性なら取るべきではないことを平気で言ってきたりするのだ。女性は30歳になればパラダイスどころか老化を感じてしまうものなのである。女性が30歳になれば肉を食うのが余り必要にならなくなってくるのだ。女性が30歳になれば女性同士で集うことより、家族を優先する方が楽しいものなのである。
●不妊症が発生するのは女性が社会進出をしてしまったから
既婚女性たちの間で不妊症に苦しむ者たちが出て来るのも、30代であるのだ。自分の体がミトコンドリア優位になり始めているので、10代や20代のような生き方をしていれば、当然に妊娠できなくなってしまうのだ。不妊治療を受けている女性たちに限って。「不妊治療を頑張ろう!」と言い出して来るものだが、不妊治療を頑張って受けると逆に妊娠できなくなるのだ。頑張っていいのは10代や20代までなのであって、30代以降はもう頑張ってはならないのだ。
①生活を再編成する
不妊症を克服していくためには、とにかく仕事の量を減らすことだ。仕事の量が多ければ、どうしても仕事にエネルギーを使いきってしまい、妊娠できなくなってしまうのである。女性の社会進出が多くなればなるほど、不妊症が激増して行った歴史的事実を決して忘れるべきではないのだ。
自宅にしても模様替えなどしてリラックスできるようにすることだ。自宅が自分に緊張を強いるような殺風景な有様になっているからこそ、常に交感神経が優位してしまい、妊娠できないのである。赤ちゃんを欲しいと思うのなら、赤ちゃんが来たくなるような家を作るべきなのである。
②食事を変える
30代になったらとにかく栄養バランスを考えることだ。逆に言えば20代までなら栄養バランスのことを考えず、自分が好きな物を食っていればいいのだ。しかし30代になると何かが変わり始めるのだ。お菓子の量が減ったり、肉の量が減ったりしてくるのだ。瞬発力に適した食事ではなく、持久力に適した食事に変わり始めるのである。
果物や野菜を美味しいと感じられるようになるのは、大体が30代からなのである。だから毎朝果物を食べ、野菜をふんだんに使って調理していけばいいのだ。できれば季節には季節に合った食材を使い、体を冷やさないような食事を食べるようにすることだ。普段は質素な食事でも、祝い事があれば豪華な食事にして、食事に対してメリハリをつけるようにすることだ。
③長時間の運動をする
女性は30代になると長時間労働が苦痛にならなくなる。持久力が優位になって来るので、長時間に亘って働けるようになるのだ。だからこそ「家事」をきちんと行うことだ。料理に掃除に洗濯に、時間をたっぷりとかけて家事をするようにするのだ。長時間に亘って家事をし続けると、体が芯から温まって来るので、妊娠し易い体に変わって行くのである。
スポーツも若い時にやった激しい運動をするのではなく、「ウォークング」や「軽ジョギング」といった、長時間できるスポーツに切り替えて行くことだ。「ヨガ」や「ダンス」に人気が出て来るのも30代以降の女性たちの特徴なのだ。若い時に「テニス」や「エアロビクス」などの激しい運動をやっていたのなら、そろそろ卒業の時期なのである。
④セックスの時間を長くする
妊娠をしたいのなら、セックスの時間を長くすることだ。女性が30代になってしまえば、短時間のセックスでは楽しめないし、妊娠できないのだ。瞬発力を使ったセックスは若い時には楽しめても、30代以降ではもう駄目なのである。30代以降は長時間のセックスをするからこそ楽しめるし、妊娠できるのである。
⑤男性には冷水シャワー
不妊治療をすると夫は積極的ではないものだが、そういう夫を無理矢理に病院に連れて行くのではなく、風呂場で冷水シャワーを浴びせてしまうことだ。こうすると早漏ではなくなるし、質のいい精子が出て来るので、非常に妊娠し易くなってくるのだ。日々暖衣飽食をし、熱いお風呂に浸かっているようでは、ペニスの機能が落ちて行くものなのである。
因みに地方の神社では裸祭りをしたり、寒中水泳をさせたりするが、そういうことをやっている地方では不妊症の発症率が異様に低い。逆に裸祭りや寒中水泳のない都市部に限って不妊症が異様な高さをマークして来るものなのである。恐らく昔の人々は男性の体を裸にしたり、冷水に晒すことが、ペニスの機能を高めるということを知っていたのであろう。
●生き方を変えるからこそ人生の後半を成功させて行くことができる
人間は同じスピードで走り続けることはできないのだ。原始細胞とミトコンドリアという全く異質な物を体内に持っているために、この2種類のエネルギー発生量の比率の変化が自分の生きるスピードを変えてしまうのである。より正確に言うなら、成長に応じてギアチェンジしながら生きて行くしかないのである。
人生が変わる時期に変わる!
人間は「乳幼児」「小学生」「中学生」「高校生」「20代」と何度もギアチェンジしながら生きて来たのである。そして女性は30代で、男性は40代前半で最も大きな変化を迎えるのである。この時期の変化は家族から離れて行って変化するのではなく、新しく家族を形成し、家族を土台にして、より大きな変化をして行くという非常に大事な時期なのである。、
人生の前半で考えたことは人生の前半でならそれでも別に構わないが、人生の後半になるとそれでは駄目なのである。若い時の考えは時が来れば捨てた方がいいのである。青春時代というのは誰にとっても輝かしいものであるから、過去に縋る人ほど、もう使い物にならない考え方を捨て切れないのだ。
人生の前半はさっぱり成功して来ないのに、人生の後半になると成功し出す人たちが出て来るのは、その人たちは生き方を変えたからなのである。捨てるべき物を思いっきり捨てたからこそ、新たな生き方を取ることができるようになったのである。しかも人生の後半では人生の前半のような変化がないために、一度生き方を変えてしまえば、後は成功しっ放しの状態になってしまうのである。
寿命が80歳だとしても、後40年もの時間があるのである。もしも寿命が100歳なら、後60年もの時間があるのである。暦が一回転するほどの時間があるのに、若い時の生き方ではまともに生き続けることはできないのだ。人生の後半は今までとはまるで違う生き方を求められるのである。
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