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子供たちに金銭教育をさせる

●家事手伝いと小遣い帳

 お金を守る努力の中で最も気をつけなければならないのは、実は「自分の子供たち」なのである。幾ら自分たち夫婦が財産を築き上げたとしても、自分たち夫婦の子供たちがそれを食い潰してしまっては意味がないのだ。子供たちはお金の有難味なんか全然解っていないのだ。だから「金銭教育」が大事になってくるのである。

 金銭教育は学校教育とは比べ物にならないくらい大事なことであると肝に銘じるべきなのである。

 まず乳幼児の段階で下手に贅沢をさせないことだ。乳幼児に愛情を注ぐことと、贅沢をさせることは別物なのである。大体、子供に幾ら贅沢させても、子供が大きくなればその記憶を忘れてしまうので、全く意味がないのだ。それよりも一度贅沢な暮らしに慣れてしまうと、それが当たり前になって更に贅沢しようとして来るのだ。長く続くお金持ちの家は絶対に子供たちに贅沢をさせず、質素倹約に基づいた生活をさせるのである。

 お小遣いは家事手伝いをしたのなら与えるようにすることだ。お小遣いをサラリーマンのように毎月貰っていては子供の金銭感覚は狂って行くものなのである。家事手伝いをするからこそお小遣いを与えるようにすれば、子供は自分が労働したからこそお小遣いを貰えるのだということが解るようになり、自分のお小遣いを大切に使うようになり、無駄遣いがなくなるのである。

 子供にお小遣いを与えたのなら、一緒に「小遣い帳」まで与えてしまうことだ。自分のお小遣いを小遣い帳で管理してしまい、今自分のお小遣いがどれくらいあるのかを解らせ、無駄な支出があれば削減させるようにすることだ。お小遣い帳がないと子供はお小遣いを与えればすぐに全て使いきってしまうということを繰り返すので、お小遣いの増額要求をしてくるようになるのだ。問題はお小遣いの金額が少ないことなのではなく、計画性が何もないということなのである。だから小遣い帳で計画性をしっかりと身につけさせるべきなのである。

 育児や子育ての中で一番気をつけるべきは、「お年玉」なのである。馬鹿な大人だと、お年玉に高額な金額を入れてしまい、それで子供の金銭感覚を狂わしてしまうのである。親戚一同で話しあってお年玉の金額に制限を設けるとかすべきなのである。もしも高額な金額を入れて来る親戚がいるなら、その人の家には行かないことだ。金銭感覚は一度狂うとそう簡単には治らないのだから、子供の金銭感覚を守るためには、少ない金額のお年玉を与え続けるべきなのである。

●本格的なビジネスごっこ

 子供は10歳までなら、如何なる子供であっても親の言うことを聞くので、10歳までに何かしらのビジネスを体験させることだ。そのビジネスは遊びなんだけど、本格的なビジネスごっこにしてしまい、ビジネスの基本をその遊びの中で教え込んで行くのである。遊びだからこそ、そんなに肩肘張らず、楽しみながら学べるのだ。

 一番のお勧めは、お祭りの時に屋台を出さして貰い、そこで子供たちを動員してビジネスを展開するのである。ビジネスの基本は「計画をしっかりと立てて合理的に行う」なのであり、「安く仕入れて高く売る」ことなのであり、「お客様に喜んで貰う」ということなのである。これらのことをビジネスごっこをして学ばせていくのだ。

 京都市では祇園祭の際に子供たちに特別な商品を売らせることで町ぐるみで金銭教育を行っているのだ。だから京都市では優秀なビジネスマンたちが大量に出て来るし、伝統産業も潰れることなくしっかりと生き残り続けているのだ。もしも自分の住んでいる地方自治体が商売に熱心でないなら、逆にチャンスなのである。自分たちがやり始めてしまえば、どんなに下手糞な遣り方でも競争相手がいないから成功してしまうのである。

 子供たちに仕事を教えないと、子供たちは盗みを働くしかないのだ。

 親が子供に仕事を教えないというのは、子供を泥棒になるよう育てているようなものなのだ。親だからこど子供に仕事を教えなければならない。義務教育があるからといって、教育を学校に任せてしまうと、その子供は碌でもない人間に育ってしまうものなのである。なぜなら学校の先生たちはビジネスのことを何も解っていないから、子供たちはどうやって生活の糧を得るのかを誰からも教えてくれる機会を失って育ってしまうからなのである。

 農業や漁業や牧畜業、自営業といった者なら自宅で仕事をしているから、子供たちに仕事を教えることができるのだ。しかし会社勤めになってしまうと、子供たちに仕事を教えることができなくなってしまうのだ。その危険性は十二分に承知しておいた方がいい。余程気をつけておかないと、子供たちに仕事を教える機会がなくなってしまうのである。

●将来になりたい職業を決めさせる

 子供の脳は5歳から6歳の間に脳の臨界期を迎えるので、その時期までに自分の将来の夢を明確にさせてしまうことだ。子供は4歳辺りに記憶の消去が起こるので、5歳になると途端にまともなことを言い出して来るようになるのだ。赤ちゃんの頃の記憶が強烈だと、いつまでも子供扱いしてしまうものだが、幼児の後半は子供なのに大人びたことを言い出して来るものなのである。

 そこで子供に将来の夢を聞き、もしもそれが真っ当な物なら、それに向かって進めて行くべきなのである。子供の脳は臨界期を迎えているので、自分の夢が明確になれば、シナプスが増えまくり、その夢を可能にする脳に変化させていくことができるようになるのである。夢を持つのは早ければ早いほどいいのだ。

 星を掴もうと動き出した者が何も得ることがないということは有り得ないのだ。必ず何かを掴むことができるようになるのだ。自分の夢が一体なんなのかが解っていれば、それに向かって動き出すことになるので、自分が必要とすべき物が向こう側から飛び込んで来るようになるのだ。

 親が子供に絶対にやってはならないのは、子供に闇雲に勉強させることなのである。そういう勉強の仕方だと一時的に成績を上げることはできても、子供の側に巨大なストレスを溜め込ませてしまうからだ。英語を身に着けさせようと、英会話教室に行ったりするのも同じことなのである。

 デフレ経済では大学を卒業しても就職できない経済なのだということを理解しておくことだ。経済は生産量が上昇して行くのではなく、豊かさの質が上昇していくのである。だからそこで働く人たちも質が高くなければ儲けて行くことができないのである。子供の頃から質に拘り、質の高い人間を育てて上げてしまえばどこにでも通用する人物になるものなのである。そのためには学校の成績に拘るのではなく、子供自身の夢が必要になってくるのだ。

●早くに自宅を追い出す

 中学生や高校生になったら、勉強しながらアルバイトをさせるようにすることだ。自分のお小遣いぐらいは自分で稼がせるようにした方がいいのだ。特に夏休みなどは子供たちは閑を持て余すことになるので、アルバイトを入れてしまった方がいいのだ。遊び呆けて不良に走るより、アルバイトをさせることで鍛えてしまった方がいいのである。

 子供は中学生や高校生になると、どんなに素直な子供でも反抗期を迎えてくるのだから、早くに自宅を追い出してしまい、自立させていくことだ。経済的に見れば、親子がいつまでも同居するのが安上がりなのだが、それでは子供の方は自立する機会を失ってしまうものなのである。

 高校を卒業したら家を追い出してしまい、そう簡単に帰ってこさせないようにすることだ。自立する時は最初が肝腎なのであって、一旗あげるまで自宅に帰らせないようにすれば、子供の方は自然と自立し、ビジネスで成功するようになるのだ。自立するか否かは飽くまでも子供自身がすることなのだが、親の方も子供の自立に大きな影響力を持っているということを決して忘れるべきではないのだ。

 男の子が自立できないなら、確実に親の財産を食い潰すことをしてくるのだ。その危険性は空き巣どころの比ではなく、親の財産を全て奪い取って来るという恐ろしい怪物になってしまうものなのである。女の子が自立できないなら、フェミニズムに洗脳され、親の脛をかじりながら、「男女共同参画社会」の実現を唱え、自分が自立できなかった恨みを世間に対してぶつけるようになってしまうのだ。

 自分の子供は結婚して一人前なのである。結婚するまで絶対に一人前と看做すべきなのである。下手に愛情をかければ子供の方が腐って行くものなのである。自分の子供が自立していくためには、子供自身が葛藤するだけでなく、親の方だって葛藤しなければならないのだ。そうやって親子の相克があってこそ、子供は一人前の大人に育って来るものなのである。

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コメント


タマティーさん、おはようございます。
今日もお仕事頑張って下さいね。

さわやかな朝だというのに、
私はまだ寝れていません。。。
最近、不眠症で朝方にならないと寝れないのです。
しかも、昨晩は急に偏頭痛に襲われ
目の奥が痛くて余計に寝れませんでした。
今も若干痛みます。。。

彼氏と喧嘩というか、別れ話に
なっているので考えちゃって
更に余計に寝れなくて辛いです。

彼氏は何か嫌になると、
すぐ『別れる』と言い出すので
とても困りますし悩みます。

今回はお金に余裕がなくなり
『もう無理』と言い出しました。
前回もそういう事があったのですが。。。
彼にお金に余裕がない理由は
今、私は働いていないので(夜の仕事を辞めたので)
食事代など彼に全部負担して
もらっているからだと思います。

彼氏の仕事もあまり忙しくなさそうで
収入も微妙みたいで。。。

私が夜の仕事を辞めたのは
彼氏が嫌がっていたからです。
まあ普通の男性なら自分の彼女が
水商売なんかやっていたら
嫌がるのが普通なんでしょうけど。
でも、彼自身お客さんだったし
最初から私が水商売勤務なのを
知ってたくせにとか思ってしまいます

正直仕事を辞めてから私もお金に困っていて
そろそろヤバいかもと思ってました。

でも私が仕事を辞める時に彼は
『俺が頑張るから』と言ってくれたので
その言葉に甘えていました。

昼間の仕事は状況的に今は出来なくて
(両親は働いていて、保育園も高くて
経済的にきついので)
本当どうしたらいいのか悩んでおります。

今すぐには働けませんが、
市営住宅に住所をうつして子供と独立すると、
保育園代があまりかからないので
今日、申込書を送付してみようと思います。

もし市営住宅に当選したら
保育園に応募し、子供を預けて
昼間働こうと考えております。

働くまで時間がかかると彼氏に言ったら
『じゃあ働くようになるまで会うのやめよう』
と言ってきます。
更に、私がそんなにお金がないなら
収入額からちゃんと計算して生活に
困らないくらいに節制しようよと提案すると
『でも、毎日りあ居ないじゃん』
と子供じみた事を言ってきます。

いままで彼の収入は彼任せにしていたので、
解決策を提案したらスネるし本当子供みたいで困ります。

お酒もタバコもやるくせに、
なんか全部私のせいにされてるみたいで
ちょっとイライラします。

ちゃんと話し合いたいのに
話がかみ合わなくて大変です。

このひねくれた彼氏は
どうしたら丸くなるでしょうか?


投稿: りあ | 2011年11月23日 (水) 07時35分

 りあさん、そういう彼氏は放っておきなさい!

 もうちょい恋力をパワーアップしないと。
 こういう場合、相手が「別れよう」と言っているのだから、別れればいいんですよ。
 別れても、縁があれば、必ず相手の方が折れてきますよ。
 下手に別れを引きとめるから、りあさんが窮地に成ってしまうんですよ。

 大体、「バツイチ」「子持ち」で無職ってのは如何なものか?
 生活費は一体どうするんじゃ。
 彼氏になんと言われようとも、再婚するまで働かないと。
 その保育園に預けてバイトするのもいいアイデアですよ。

 因みにりあさんは財産運が強烈なので、できることなら女性たち相手の仕事をしてみたら、どう?
 子供がいる以上、長時間働けないので、人を雇って効果的に働いた方がいいんじゃないかな?

投稿: タマティー | 2011年11月23日 (水) 16時59分

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