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恐怖の金余り現象

●金欠より恐ろしい金余り現象

 貧乏を経験した者であるなら「金欠の恐ろしさ」を知っていることであろう。借金取りに押し掛けられたり、料金の滞納で電気や水道やガスを止められたり、食費がないために断食ではなく絶食で過ごしたとか、そういう経験した者なら金欠の恐ろしさは強烈な体験だし、終生忘れないものだ。

 しかし金欠より恐ろしい「金余り現象」があるということを知っているだろうか?

 結婚が成功し、更にはビジネスが成功してしまうと、その夫婦に「金余り現象」というものが発生する。具体的な数値を言うと「年収3千万円」を超えると、一切の生活苦から解放されて、経済的にお金のことで困るということはまずなくなる。自分たちに欲しい物があればお金を出しさえすれば手に入ってしまうのだ。その10倍の年収3億円を超えてしまうと、どうやったとしても金余り現象が生じて来てしまうのである。

 この時期にこそ落とし穴が潜んでいるのである。

 例えば今年、芸能界ではタレントの島田紳助がヤクザと関係があることが問題視されて芸能界を強制的に引退させられてしまった。ヤクザと関係を持っている芸能人は他にも沢山いるのになぜだか島田紳助が狙い打ちされたのだ。フィギュアスケーターの浅田真央は去年スケートが絶不調で、今年は母親が48歳という若さで病死してしまった。大王製紙の井川意高社長は大王製紙を建て直したのにマカオのカジノで大敗し、なんと150億円もの借金を作ってしまったのである。

 島田紳助はテレビ番組の司会者をさせれば誰よりも巧かったし、サイドビジネスも巧く行っていたのに。浅田真央はバンクーバー五輪で銀メダルを取り、テレビ番組の出演料や広告収入が沢山あったというのに。井川意高は創業者の孫として生まれ、東大卒という学歴もあり、大王製紙の社長になれば経営を再建した実績があったというのに。まさに或る日突然強烈な不幸が襲いかかってきたのである。

 金余り現象の恐ろしさを普通の人たちは知らない。普通の人たちが知っているのは「金欠の恐ろしさ」の方だ。だから危険なのである。結婚して夫婦の相性がいい場合、その夫婦が真面目に努力さえすれば、裕福になっていくものなのである。結婚に成功した夫婦は遅かれ早かれ、金余り現象に見舞われてしまうものなのである。そしてそこで凄まじい不幸が発生してくることになるのである。

●この手の悲劇は「人生の踊り場」で起こる

 金余り現象の恐怖はただ単にお金が余れば起こるものではないのだ。金余り現象の恐怖は必ず人生の踊り場で悲劇が起こるようになっているのだ。成り上がって来る者たちは目標を定めてその目標めがけて突進していく。念願の目標を達成した時、その直後に人生の踊り場に入り込んでしまうものなのである。

 島田紳助は漫才師としては二流だったが、司会者に転ずるやメキメキと頭角を笑わし、芸能界の頂点に君臨してしまった。悲劇はその後に起こったのである。浅田真央にしても子供の頃から夢だったオリンピック出場を果たし、銀メダルを取った後から悲劇が起こり始めたのである。井川意高は大王製紙の経営の再建に成功した後にカジノに嵌ってしまったのである。

 人生というものは成功して万々歳ではないのだ。何かに成功した後、必ず停滞する時期を迎えるのだ。第三者から見れば成功したのだから停滞しているなんて思えない。しかしそここそが「人生の踊り場」なのである。この時期は少し休んで、ギアチェンジしていかなければならない時期なのである。この時期にそれをやらないと不幸が起こり始めるのである。

 成功すれば裕福になる。しかしお金自体がパワーを持ち、自分の意思を超えてエネルギーを放出し始めるのである。

 このことは自分が貧乏な時にはなかなか解らない。貧乏な時は金欠を解消するためにお金を掻き集めているだけだからだ。しかし自分が裕福になって貧乏が解消された時に、知らず知らずの内に大金を貯め込んで行ってしまうものなのである。パワーを持ったお金が集まれば自然と引力を発生させ、幸運を引き寄せると同時に、不幸をも引き寄せてしまうのである。

 だから金余り現象の恐怖に遭遇した人たちは不幸だけを体験した訳ではないのだ。その以前に幸福をも体験しているのだ。しかしその直後に不幸が襲いかかってきたのである。だから自分が大した努力もせず、幸福になり過ぎているのなら、減速するなり、休むなり、ギアチャンジをしたりすべきなのである。

 「そこが人生の踊り場だから」、そういったことを遣らねばならないのである。

●平常心を忘れない

 ではどうすれば金余り現象の恐怖を避けることができるのだろうか?

 それは自分自身が「平常心」を忘れないことだ。

 自分の夢が実現したからといって下手に喜び過ぎて我を忘れないようにするのである。夢を実現できたら嬉しいに決まっている。しかし嬉しさの余りに自分を忘れてしまうと、その後にやってくる金余り現象の恐怖に滅多打ちにされてしまうのである。「勝って兜の緒を締めよ」ぐらいの気持ちでいないと危険なのである。

 それと自分たち夫婦が裕福になっても、自分たち夫婦がそれまでに築き上げたライフスタイルの基本を絶対に変更しないようにすることだ。大体、結婚して10年も経てば夫婦の関係は完全に出来上がってしまうものだ。その関係が裕福になったからといって変わる訳ではないのだ。亭主関白になる旦那は裕福になってもそのままだし、嬶天下になっている妻は裕福になってもそのままなのである。それでいいのである。そういう関係がその夫婦にとって最善なのである。

 仕事でも当たり前のことを当たり前のようにすることだ。裕福になれば生活のために仕事をするということがなくなる。しかしそれは仕事に対してリアリズムをなくしてしまうという危険な兆候なのである。だから仕事を再編成し、必要な仕事を当たり前のように行い、自分が取り立てて凄い仕事をやっているなどと決して自惚れてはならないのだ。

 銀座には或る有名な床屋さんがあるのだが、その床屋は日本のセレブの紳士たちが通う床屋さんなのである。しかしその床屋の主はいつも早朝出勤であり、朝から掃除をしまくり、愛妻弁当を持参し、昼には床屋の控室でそのお弁当を食べるのである。なんでこんなことをするのか? それは「平常心を忘れないため」なのである。床屋なのだから早朝出勤なんかしなくていいのだ。掃除だって業者に任せることだってできるのだ。銀座なら美味しい料理店が沢山あるのだ。しかしそういうことをやっていてはいずれ平常心がなくなってしまうのである。

 自分が平常心を持ち続けるためには、「ここが人生の踊り場だよ」と教えてくれる賢者を持つことも必要である。その賢者が「師匠」であるか「友人」であるか「部下」であるかは解らないが、自分が人生の踊り場に入った時、そのことを教えてくれる人物がいないと、なかなか正常心を保つことができないのである。必要以上の幸福が訪れて来ると、人間はこのままもっと行けるのではないかと自惚れてしまうものなのである。

●お金の使い方を学ばない限り、これ以上進めない

 金余り現象の恐怖を回避するためには、資産を人為的に減少させてしまうことだ。お金自体がパワーを持っているので、今の自分では制御しきれないお金は手放してしまった方がいいのである。そうやって金余り現象を解消すれば、当然に金余り現象の恐怖が起こらなくなるのである。

 実をいうと、これが一番難しい。

 成功者たちでこれをきちんとやっている人たちは殆どいない。なぜなら成功者たちはお金を儲ける方法を知っていても、お金を効果的に使う遣り方が全く解らないからだ。金余り現象が発生した時、豪邸や高級車や高級腕時計や高級ブランド品や海外旅行などで消費していくのだが、それでは追いつかなくなる時が必ずやってくるのだ。

 これこそが成り上がり者の誰もが経験する「お金の使い方の難しさ」なのである。

 貧乏人たちには絶対に解らないが、お金の使い方というのは本当に難しいのである。貧乏人に限って物欲まみれだから、滅茶苦茶な浪費をしまくるものだ。だから貧乏から脱出したいのなら、徹底して支出を抑え、無駄な支出を一切しなければいいのだ。家計簿が貧乏脱出の最大の武器になるのは、家計簿で家計を管理してしまえば、無駄な支出を完璧に止めることはできるのである。

 そうやってケチに徹したからこそ裕福になっていけるのである。そしてお金持ちになると価値ある商品を買うのである。それが豪邸や高級車や高級腕時計や高級ブランド品や海外旅行などなのである。しかしそうやって高額の商品を買いまくっても、いずれ金余り現象に追いつかなくなってしまうのである。

 そこで「ドカン!」と或る日突然に金余り現象の恐怖が襲いかかって来るのである。

 結論を言ってしまうと、もう自分のために消費してはならないということなのである。自分のために消費せず、この金余り現象を解消させていかなければならないのである。ビジネスに成功するだけではまだまだなのである、ビジネスの成功後に、成功者たちを待ち受けているものは、想像以上の難問なのである。

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