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産婦とウンコ

●出産直後はなぜだか空腹にならない

 妊婦にとって出産は妊婦生活のラストを飾る一大イベントである。妊娠中に運動をして筋肉をつけたり、陣痛が起こっている最中に飯を食うのも、この出産を安全な形で行うためなのである。それだけ出産は莫大なエネルギーを消費してくるのであって、きちんと準備するからこそ出産を安産に持ち込めるのである。

 これだけ出産という激しい運動をした以上、当然に産婦の体に変化が起こる。

 それは「空腹」にならないということなのである。

 出産が40分以内の短時間で終わらない限り、産婦は出産のために脂肪が燃焼し始めてしまい、その脂肪がエネルギーを放出することによって、空腹感を感じないのだ。それ以前に出産前に腹ごしらえをしているので、その飯を食うだけで24時間は持つのである。更に出産によって脂肪が燃焼しているので、そう簡単に空腹にはならないのだ。

 妊婦に一番多いケースとして夕方頃から陣痛の間隔が狭くなって出産体制に入り、明け方に出産したしよう。

 この場合、産婦の仮眠後の最初の仕事は「ウンコ」である。仮眠を充分に取っても昼までには起きて来る筈だ。産婦は出産で体力を使いきっているので、確かに顔はげっそりとしている。このため病院であろうが助産院であろうが食事を出してしまうのである。「ちょっと待て!」と言いたい。その産婦は本当にお腹を空いているのか? 空いていない筈だ。空腹になっていないのに、食事を取れば産婦の体をおかしくしてしまうものなのである。

 産婦が仮眠後にすべきことは排便なのである。産婦は出産で体力を相当に使った以上、体内では老廃物と毒素が溜まっているのだ。それを体外に排出しない限り、産婦の体にとっては有害になるのである。だから何よりも排便を最優先し、特に食事よりも先にウンコをしなければならないのである。

 そうやってウンコをしたとしても、当分の間、お腹が空かないものだ。なんせ脂肪が燃焼してエネルギーを発生させたために、産後とはいえ体を動かしてエネルギーを消費していかないと空腹にならないのだ。産婦だからといってベッドで横になっていたのでは駄目なのである。少しでもいいから歩き、エネルギーを消費しなければならないのである。

 食事は空腹を感じてからでいいのである。出産に一晩かかって明け方に出産したのなら、空腹を感じるのは夕方であろう。どんなに早くても昼過ぎである。食事を空腹を感じてからにすればいいのだ。出産日当日は「1日1食」で充分だと思っておいた方がいい。出産日当日では1日2食でも多いのである。増してや1日3食では体がギブアップしてしまうものなのである。

●母親の体は母乳を出せる体に変化中

 産婦の体には出産直後から急激な変化が起こっているのである。それは母乳を出せる体に変化中なのである。乳房から母乳が出るのを当たり前と思ってはならない。まず母乳を出すためには乳房が大きくなるのだ。ベチャパイの人なら産後に自分のオッパイが異様に膨らむのが解ることであろう。更には乳管を整備し、そこに血管から母乳の成分を通して、そしてやっと乳首から母乳が出て来るのである。

 この作業が完了するまで出産後48時間かかるのである。

 だからこの間に滅茶苦茶な食事をして体の変化を妨害してはならないのだ。まず出産日当日は排便を優先させ、原則として1日1食にする。1日1食で足りないのなら1日2食でも構わないが、1日3食では多過ぎる。出産で脂肪が燃焼するということは、普段の食事よりも高いエネルギーを発生させているので、それは当然に乳房の変化にも使われているのだ。そのため食事の回数を多く取ってしまうと、折角のエネルギーが食事の消化吸収に使われてしまい、肝腎の乳房には使われなくなってしまうのである。

 問題は出産日当日の翌日である。

 産婦としては2回目の睡眠を取れたので、体力は充分に回復する。産婦としてはもう普段の生活に戻ってもいいと思ってしまうのだ。そこかが甘いのだ。この出産日の翌日が大事な日なのであって、この日の過ごし方で母乳がきちんと出るか出ないのか決まってしまうのだ。

 まず朝食を絶対に食べない。乳房を変化させている以上、老廃物や毒素が大量に出て来るものなのである。それらを午前中にウンコをしまくることで体外に排出して行くのである。それと無理をしない形で体を動かして血行を良くし、乳房の変化に対して充分な血液を供給してあげるべきなのである。

 食事は昼食と夕食の2回だけでいいのだ。昼食時には果物と生野菜を大量に食べることだ。体は酵素水分やビタミンやミネラルを大量に必要としているので、果物や生野菜をしっかりと摂取してくれないと体内ではそれらの物が不足してしまうのである。それと穀物を多めに摂取して行くことだ。穀物を多めに取ると、心身に充分なエネルギーが行き渡るということ、それに翌日に排便がスムーズになるのだ。

 出産後48時間で産婦に母乳が出て来るようになる。胎児はその間、断食をし、胎便を出させるようにする。胎便は産婦にとってびっくりする位の量を出すが、この胎便を出しておかないと「癲癇」になったり、「自閉症」になったり、「精神病」を病んだりするようになるのだ。飲んでいい物は「水」。できれば「天日塩を少し入れた水」にし、排便をスムーズにさせてあげればいい。「粉ミルク」や「砂糖水」は絶対に禁止である。栄養価のある物を飲ましてしまうと、消化吸収が排泄を阻害してしまい、胎便が巧く出なくなってしまうのだ。

 胎便は胎児の宿便なのであって、最初は黒色で量も多い。こんな小さな体のどこにこんなウンコが入っていたのかと思うくらい多いのだ。それが回数を経るごとに黒色から黄土色に変化し、量も少なくなってくる。出産後から48時間経てば胎便は出し切ってしまうので、それからやっと授乳することができるのである。

●豪華な食事では良質の母乳が出ない

 病院でも助産院でも産婦に体力をつけて貰おうと豪華な食事を出すものであるが、産婦が豪華な食事を食べているようでは良質の母乳が出ないのである。特に産婦には肉が不要なのである。肉はそれ自体が消化吸収にエネルギーを取ってしまうし、老廃物や毒素も大量に発生させてしまうからだ。

 さすがに助産院では肉を出さないが、それでも魚料理を出してきたりする。出産後、暫くの間、産婦にとっては魚ですら重いのである。脂肪や蛋白質は木の実や野菜で取った方がいいのである。植物性の物であるなら、産婦の体に負担をかけず、効率よくエネルギーを発生させることができ、良質の母乳を出せるようになるのだ。

 赤子に授乳をするということは、当然に自分の体内から水分が失われるということなのである。このため食事の際には味噌汁をたっぷりと飲んでおくことだ。リンゴ人参ジュースもお勧めである。それ以外にも果物や野菜を沢山食べて、酵素水分を補給しておくことだ。授乳のための喉が渇いたからといって水を飲むような真似はしないことだ。食事以外の時なら「ヨモギ茶」とか「タンポポ茶」をお勧めする。

 産婦の食事は当分の間、素朴な料理になるものなのである。素朴な料理だからこそ、良質な母乳を出せるようになるのである。だから裕福な家の者だからといって産婦に手の込んだ料理を食べさせていると、産婦は粗悪な母乳しか出なくなってしまい、それで赤ちゃんが病気になってしまったりするのである。

 昔から「産婦には鯉の料理を食べさせよ」と言い伝えて来た。鯉はビタミンやミネラルを豊富に含んでいるから良質の母乳が出易くなるのだ。しかしこの言い伝えにはもう1つ捻りが入っているのだ。それは「産婦に普段の食事のように肉や魚を食わすな」ということなのである。普通の家で鯉なんてすぐさま手に入らないものだ。そのため出産から暫く時間が経ち、産婦の体が肉や魚を食べられる状態になってから、やっと鯉の料理を食べたということなのである。

●母親の異常な食事は赤ちゃんを病気にさせる

 近代化以降、日本の乳幼児の死亡率が激減した原因は水道の整備にある。水道が整備されることで綺麗な水が供給され、それによって母親たちは安全な母乳を出せるようになったのである。江戸時代のように水道が整備されていないと、どうしても汚い水が供給されてしまい、それで母親たちが危険な母乳を出してしまい、それを飲んだ赤ちゃんたちが死んでいったのである。

 しかし現在の水道水は塩素消毒しているから、そのまま飲むのは逆に危険なのである。水道水だから大人には安全であっても赤ちゃんにはそうではないのだ。水道水を使う際はきちんと浄化して、塩素を取り除いた状態で使うようにすることだ。自宅に浄水器があるかないかで赤ちゃんの健康がまるで違ったものになるのだ。

 それと母親は果物や生野菜中心にした食事にした方がいいのだ。これら物に含まれる「酵素水分」や「ビタミン」や「ミネラル」がなければ安全な母乳を作り出すことはできないのだ。その上で穀物をしっかりと食べ、味噌汁をたっぷりと飲み、オカズをバクバクと食べるべきなのである。

 当たり前のことだが、清涼飲料水やお酒や牛乳や珈琲や紅茶や緑茶といった飲み物は駄目なのである。炭酸水ですら駄目なのである。これらの飲み物は体を冷やしてしまうということでは共通しているので、母親はこれらの飲み物を飲むと体を温めることにエネルギーを奪われてしまい、肝腎の母乳に充分なエネルギーを回せなくなるのだ。

 赤ちゃんが病気になったら、母親の食事を疑え。粗悪な母乳を飲ましているから赤ちゃんが病気に罹るのである。ではどうすれば正しい食事をしているのか否かが解るというのか? それは1日2回以上のウンコが出ることで判別がつくのである。正しい食事をしていれば1日2回以上のウンコが出るので、自分の排便の具合を見ながら、ちょこまかと食事に改善を加えて行くことだ。ウンコが出れば出るほど体内の老廃物と毒素が少なくなって、良質な母乳を出せるようになるのである。

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コメント

タマティー様、今回と前回のブログはとても勉強になりました
やはり、毒素を出すのって大切ですね。

37週を過ぎ、乳首には汁?のような物がつまむと出てくるようになり、自分の身体の変化に驚きます。
この間、バースプランの確認があり、殆便を出してから母乳をあげたいと伝えたら、宗教の考えですか?なんの本で知りましたか?といろいろ聞かれてびっくりしました。わりと臨機応変に対応してくれる個人病院だったので、良かったのですが、こだわりの強い面倒な妊婦と思われたかな?と感じてしまいました
でも、意見を聞いてくれる病院は少ないと思うので、ありがたいですよね。こういうやりとりは得意ではないですが、頑張って伝えていきたいと思ってます。

今回の記事はタイムリーで、読めてラッキーでした
ありがとうございました。

あと、里帰りの件はタマティー様のアドバイスを参考にして考えていきます。
おかげ様で、体力回復が早くなるよう運動も今からもっとちゃんとしないと!と気合いが入りました

投稿: ちぃ | 2011年12月20日 (火) 15時07分

タマティーさま

冬が寒いというのは、自分の感覚で申し訳ないのですが、年々、冬が寒くなってきている感じがするんです。流産した一昨年もそうですが、10年くらい前は12月だとまだ暖かかった感じがするんです。

逆に夏は夏で、年々、暑くなってきている感じがします。

地球って、どうなってしまうんだろうと思います。
まあ、自分が歳をとっただけかもしれませんが。(爆)

投稿: ゆきねこ | 2011年12月20日 (火) 15時51分

サザエさん家の冷蔵庫って、東芝製なんですか(笑)
カツオとか大きくなったら、東芝のパソコン使っていそうですね。
今日のお話、私は出産の時に切開してしまったので、心理的にウンコができなくなってしまい、五日目にして、二どめの出産みたいに出たので、すごく大変でしたよ~。

投稿: ゆきねこ | 2011年12月20日 (火) 15時59分

 ゆきねこさん、確かに夏は暑くなっていますね。
 
 しかし冬はそんなに寒くはなっていないと思います。
 多分、新潟の方なら冬は氷点下になって雪が降るだろうけど、東京の方は氷点下にならず、1℃から10℃までの間をウロチョロするので、それが寒いんじゃないかな?
 要は湿気がないから、異様に寒く感じるんですよ。

 加齢はまだまだでしょう?
 まあ、リンゴとかアンズとか木の実とか、そういう物を食べて酵素水分を補給しておけば、体温は上昇してくるんじゃないかな?
 果物類が不足しているのかな?

 それとタマティーは今まで自分んちの「お雑煮」しか食べたことがないのですが、新潟のお雑煮って、鮭やイクラを入れるって本当?
 今日、全国各地のお雑煮の比較の話が出たので、新潟県出身のゆきねこさんに質問してみました。
 ゆきねこさんちのお雑煮って何を入れるの?

投稿: タマティー | 2011年12月20日 (火) 17時47分

そういえば五年前に杉並区から調布市にきたこと。前は団地で今は一戸建てになったこと。引っ越ししたから、寒くなったかもしれません(爆)
新潟のお雑煮は大根や鮭(自分家の軒下に干したもの)、いくらをいれて具だくさんです。味つけはお醤油ですが、材料からお出汁がでて、とてもおいしいのですV(^-^)V
東京で義理母の作ったお雑煮が小松菜とか蒲鉾くらいしか入ってなくて、驚きました。
あと切り干し大根も新潟と東京では違います。その土地、その土地で面白いですよね。
その点でNHKの鶴瓶がやっている家族に乾杯という番組で、いろんな土地が見られて、出てくる家族もいいし、暖かくてすごく好きな番組です。

投稿: ゆきねこ | 2011年12月20日 (火) 19時46分

タマティーさん

今年5月に次男を超スピード安産したひさこです。
安定期から、このブログで紹介されていた万田酵素を飲み始め、
産後も、母乳育児で体力が必要なので、万田酵素を続けて飲んでます。

そのため、次男は、おっぱいを良くのみ、良く寝て、起きているときは、人見知りもせず、笑顔でニコニコ穏やかで、どこに連れて出かけても、見知らぬおばあちゃんたちから褒められる、とても良い子です(親ばかですみません・汗)

・・・が、私は長男の妊娠中から、甘いお菓子類が好きになってしまい、扱いにくいお年頃の2歳児・長男にギャーギャー言われたときなど、ストレスで、こっそり豆大福を台所で立ち食いしたり、どこかで買い食いしたりすることが多くなってしまいました。

出産前は、市販のあんぱんの餡子ですら、甘すぎて食べられなかったのに、いまは、市販の餡子、和菓子はペロリ!と食べられてしまう自分が恐いです。

なるべく添加物の入っていない、老舗の和菓子や、洋菓子ならマクロビ、ビーガンのものを選んでいますが、ジャンクなクッキー類に手が伸びることもあります。

この嗜好の変化を、以前のようなヘルシーなものに戻すにはどうしたらいいでしょうか?

産後体型のほうは、おかげさまで、母乳をせっせとだして、週1-2回ジムに通っていますので、妊娠前+1-2キロまで戻りました。もう少し体重を絞りたいので、甘いものをなんとか止めたい一心です。何かアドバイスがあれば、よろしくお願いしますm(_ _)m

投稿: ひさこ | 2011年12月28日 (水) 22時31分

 ひさこさん、凄いですな。
 週1回か2回ジムに通えば、結構、筋肉がついたんじゃないの?
 筋肉量が多いと、育児は楽になりますからね。
 マジで育児は体力勝負ですよ。
 最近、華奢な女性たちが多いので、あれじゃ育児ストレスで大変になるだろうとタマティーは思っています。

 多分、果物と木の実が足らんのでしょう。
 果物を沢山食べていると、お菓子はあんまり欲しくなくなりますよ。
 因みに果糖はどんなに摂取しても太らないので、バクバク食べた方がいいです。
 今なら「リンゴ」とか「みかん」が美味しいですよ。

 それと木の実!
 脳の大半は脂肪で出来ているので、木の実を食べることで植物性脂肪を取ることは大事ですよ。
 イライラした時には木の実を食べていれば、いずれイライラが収まりますよ。
 できることなら長男にも木の実をたべさせてみよう!
 母親に木の実が足りていないということは、息子も木の実が足りてないってことですからね。
 だからギャーギャー騒ぐのでしょう。
 木の実はスーパーで買うと結構高いので、問屋とか専門店で買うことをお勧めします。

投稿: タマティー | 2011年12月29日 (木) 07時02分

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受信: 2011年12月29日 (木) 13時38分

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