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女性宮家なんて必要ない!

●宮家の意味

 野田首相が「女性宮家」の導入を検討しているという。

 しかもこれが「緊急課題」だという。

 野田内閣は消費税の増税こそが緊急課題なのであって、消費税増税が野党の反発のために不可能になりつつあり、この問題から国民の目を反らすためにわざわざ女性宮家のことを云々と言い出したのであろう。日本の内閣制度は首相経験者の竹下登が喝破したように「1内閣1仕事」なのであって、1つの内閣が幾つもの仕事をこなすことなどできないのである。ただでさえ消費税増税は野田首相には荷が重すぎるのに、更に荷が重い皇室問題に手が出せるわけがないのだ。身の程を知るべきなのである。

 大体、「女性宮家」という言葉が意味不明である。皇室の歴史に於いて「宮家」というのは「男性しかなれないもの」なのである。なんで宮家は男性しかなれないのか? それは皇室の直系が途絶えた時、皇位継承者のスペアとして皇統が途絶えないようにするためなのである。それが解っていれば、宮家というのは男性しかなれないし、女性が宮家になっても意味がないということが解るのである。野田首相が女性宮家を創設しようとすること自体、皇室の歴史を全然知らないということなり、皇統断絶を企む「逆賊」であると言っていいのである。

 宮家の価値というのは、皇室から宮家を学んだ徳川家の御三家を例に取って説明した方が早い。徳川家康は江戸幕府を創ると、徳川家の直系が途絶える可能性もあるということで、「水戸徳川家」「尾張徳川家」「紀州徳川家」の御三家を創設するのである。徳川家は7代で直系が絶え、紀州徳川家から徳川吉宗を抜擢することで血統が途絶えないようにしたのである。

 人間というものは家族の永続を願うものだが、直系で相続して行くと7代目か8代目で危機的な状況を迎えることになる。どの家族も初期の頃は多産なのに、家督が相続され続けて行くと豊かになって行くから、段々と子供を産まなくなり始めるのだ。子供の数が少なくなれば当然に家系の危機を迎えることになるのだ。

 現在の皇室も明治天皇を近代国家に於ける初めての天皇と見るなら、今上天皇陛下で4代目なのであって、4代目の天皇陛下には3人しか子がおらず、その皇太子殿下になれば娘が1人しかいないのである。家督の相続は何も財産を相続すればいいのではなく、子供の数も相続すべきであって、家系を維持できるだけの数の子供を必ず生まねばならないのである。

●罪を負うべきは皇太子殿下

 今回の「女性宮家創設問題」は小泉首相の際に「女帝容認問題」と同じことであろう。これらの問題は形は違えと原因は全く同じなのである。一体何が原因なのか?

 それは「皇太子殿下ご夫妻が男の子を生まないということ」が原因なのである。

 皇太子殿下は皇太子として実に様々な仕事をこなすことになるが、皇太子殿下の最大の役割は男子を産むことである。男子を産むことで皇統を途絶えないようにすることなのである。それができないのなら皇太子として失格なのであって、皇太子の称号を返上し、弟の秋篠宮殿下を以て皇太子とすべきなのである。秋篠宮殿下には3人の子がおり、その中に男の子も含まれているので、きっちりと皇族男子として果たすべき仕事をきちんとこなしているのである。

 はっきりと言ってしまえば、皇太子殿下は妻選びを間違えたのである。皇太子妃に求められるのは多産なのであって、子供がなかなかできず、できたと思えば女の子で、しかもその育児や子育てで問題を起こしている雅子妃殿下では皇太子妃として役に立たないのである。せめて「これらの問題は私の不徳の致す所でございます」と謙虚になるぐらいの姿勢があるなら、まだ許されるが、そういう気配を全く見せて来ないほど傲慢な女性であるのだ。

 そもそも雅子妃殿下は「地黒女」である。地黒女は仕事に生きる女性であって、結婚して家庭に入る女性ではないのだ。なぜ女性に白い肌が求められるかといえば、白い肌の女性は女性ホルモンの分泌が盛んなので、結婚して家庭に入る女性には相応しい女性だからなのである。雅子妃殿下は結婚前には外交官として働いていたのであって、その仕事をさせておけば良かったのである。それを皇太子殿下が無理矢理プロポーズしてしまうからこそ、後日、こういう悲劇が起こって来るのである。

 女性宮家問題も女帝容認問題も、皇太子殿下ご夫妻に男の子が生まれれば、全て雲散霧消してしまう問題なのである。だから皇太子殿下としてすべき行動はとにかく自分の妻を孕ませることであって、それ以外ではないのだ。そのためには雅子妃殿下が精神病の治療を受けさせるのをやめさせることだ。投薬のために顔が異常な顔つきになってきているので、こんな状態では妊娠することなど不可能なのである。

 その上で、夫婦が一緒になって断食をすればいいのである。鶏が玉子を産まなくなっても、断食させて体重を落とさせると再び玉子を生み出すように、人間だって断食して体内の老廃物や毒素を全て排出してしまえば、再び妊娠し出すようになるものなのである。宮中晩餐会などで豪華な食事を食べているからこそ、夫婦双方肥満になり、それで子供ができないという悪循環に陥っているだけなのである。

 もしも雅子妃が男子を妊娠出産しないのなら、雅子妃と離婚してしまい、新たな女性を妃として迎え入れるべきなのである。それぐらいの覚悟でやらないから、ズルズルと二人目不妊に悩まされ続けてしまうのである。夫婦共々覚悟が足りないのであって、覚悟を決めてかかれば妊娠なんて簡単にできてしまうものなのである。

●文明国とは男系相続を行う国家のことである

 小泉首相も野田首相も戦後民主主義が直撃した世代なので、男女平等は絶対に正しいのであって、皇室は女性に対して差別を行っているという、全く不当な考えを持っているのである。だからこそ女帝容認を考え出したり、女性宮家を創設しようとしているのである。間違った考えを持っているからこそ、間違った解決策を考え出して来ているだけのことなのである。

 皇室が差別しているのは女性に対してではないのだ。男性に対してであるのだ。

 皇室では日本人女性なら結婚という形で皇族になれるのである。しかし男性は如何なることがあっても皇族になることができないのである。なぜなら皇室は男系相続を行い続けているからであって、女性を受け入れることはあっても、男性を受け入れることはないのである。これは奈良時代の道鏡事件で道鏡が皇位に就くことができなかったことでも解るように、皇室は如何なることがあっても皇族以外の男性が皇室に入ってくることを拒絶するのである。

 文明国家というのは全て男系相続を行う家族が主流になった国家のことなのである。女系社会では文明を生み出せないのである。人類はどの民族も文明以前は女系相続の方が強かったのである。それを男系相続を行う民族が女系家族を征服し、文明を起こして行ったのである。

 なんで女系社会では文明を作れないのか?

 それは女性相続を行う家族では男性たちが腐ってしまうからなのである。男性たちには相続権がないために、誰も責任感を感じず、遊び呆けてしまうのである。せいぜい、いい家に婿入りすることで才能を発揮する機会がある程度なのである。また女性たちも家督を相続した女性はいいかもしれないが、他の女性たちは資産がないために冷遇された人生を送り続けることになってしまうのである。

 ところが男系家族は男子に相続権があるために、まず男性たちが責任感を持つようになり、その能力を如何なく発揮して来るのである。しかも男系家族は教育に熱心なのであって、最初は男の子に教育を施すが、その後、必ず女の子にも教育を施すようになり、男系家族で生まれ育った女性たちは女系家族で生まれ育った女性たちよりも遥かに高い能力を持つようになり、それによって経済が異常に発達して来るのである。

 実を言うと、女系社会から男系社会の移行は至難の業なのである。

 この視点から旧約聖書を読んでみると、如何にユダヤ教徒たちが女系家族たちへの征服を繰り返し、その逆襲に何度も遭い続けたかが解るのだ。日本でもイザナギ尊から男系相続が始まり、文武天皇の御世になってやっと男系相続が法制化されたのである。しかも妻問い婚に終止符が打たれるのは平安時代末期なのであって、日本の社会が完全に男系社会に移行したのは鎌倉時代になってからなのである。それほど女系社会から男系社会への移行は気の遠くなる時間がかかるものなのである。

 だから、女性宮家創設とか女系相続とかいうのは皇統を破壊する行為だけでなく、我々の先祖たちの営みを破壊する行為であり、そして文明を破壊する行為でもあるのだ。

●宮内庁のリストラこそ緊急課題

 現在、皇族女子の多くが結婚可能な時期に入っているのであり、その皇族女子たちが結婚していけば皇族の人数は確かに少なくなる。宮内庁長官はこれを問題にしているのである。皇族女子というのは結婚することで外に出すものなのであって、そうやって皇族女子が外に出てくれるからこそ、皇族の外から女性を貰うことができるようになるのである。

 今すべきことは宮内庁をリストラすることなのである。皇族の人数が減って行くなら、それに応じて宮内庁の人員を削減していくべきなのである。宮内庁は戦後一度たりともリストラを行っていない旧式の組織なのである。だからこそ頓珍漢なことを言い出して来るのである。手始めに宮内庁長官の首を切ればいいのである。その後、宮内庁全体をリストラし、不要な人員を削減していけばいいのである。

 宮内庁のリストラこそ、緊急課題であるのだ。

 皇族の人数が減れば皇族は危機的に状態になるから、皇族の誰もが真剣になり、そこで皇族男子が生まれて来るのである。現在のように皇族女子が多い状態ではこういう危機感は生まれないのだ。皇族の誰もが「まだ大丈夫だろう」と思っているからこそ、事態が徐々に悪化していくのである。

 宮内庁のリストラ以外に皇室がすべきことは、皇太子にきちんとした仕事を与えるということであろう。皇太子殿下を「摂政」に任じて「摂政皇太子」とし、天皇陛下がなさっている御公務の幾つかを摂政皇太子殿下に回し、皇太子殿下に天皇としての経験値を積ませると同時に、天皇陛下のご負担を軽減させてあげるべきなのである。

 また皇族女子も結婚するまで遊ばせていないで、「斎宮女王」を復活させ、皇族女子にも仕事をさせるべきなのである。良妻賢母になるような女性を皇族男子の妃に迎えたいのなら、皇室だって賢い皇族女子を作り出して行かなければならないのだ。皇族女子の全てが大卒という高学歴の持ち主なのである。それが結婚するまで遊んでいるようでは碌な女性にならないものなのである。

 皇室は首相たちのように短い家系の持ち主ではないのだ。日本国民の中で最も家系が古く、その家系の流れは歴史書にきっちりと残されている名門中の名門なのである。碌な政治ができないよう首相の戯言など聞くべきではないのだ。我々がすべきことは皇室の歴史と伝統を継承し、皇室をきちんと未来に繋げて行くことなのである。

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コメント

こんにちは、タマティーさん。
そうですよね。たしかに皇太子さまに男の子が産まれていれば問題ない話ですよね。
皇太子さまももっと早くにご結婚されていればと思いました。普通の方ではないのでその辺りは気を使うべきではないのかと思います。お后様について、宮内庁の方の指導等はないのでしょうかね?

私事ですが、先日健康診断で
肝血管腫疑いが要精密検査で、
胆嚢ポリープが要経過観察でした。
精密検査は受けた方が良いのでしょうか?
そして旦那は、胃体部小隆起性病変で紹介状が入っておりました。
何を気をつけるべきが知っておりましたら、タマティーさん、アドレス下さい。
宜しくお願い致します。<(_ _)>

投稿: ぽんちゃん | 2011年12月10日 (土) 13時14分

 ぽんちゃん、肉の食い過ぎじゃ。
 精密検査を受けるのは自分の勝手だけど、肝臓に問題がある以上、多分、医者は手術に持ち込むと思いますよ。
 育児をしているのに手術はつらいって!

 まずは朝食を抜くこと!
 朝はリンゴ人参ジュースで充分ですよ。
 その代わり、朝はウンコをしまくること。
 排便によって体内の老廃物や毒素が出て行けば、肝臓の機能も正常化するようになるんです。

 それと育児のために結構運動していないので、家事をしっかりとやるとか、散歩の時にしっかりと歩くとか、そうやって体を動かすようにすることですよ。

 肉料理は控えるようにし、肉料理を食べる時は生野菜をたたっぶりと取ることです。
 それにジャスミンティーのように脂肪の分解を早めてくれるお茶を食後に飲むようにすることです。
 たまには魚料理を出したり、精進料理でも出して、メニュ―にメリハリをつけるようにしたらいいと思います。

投稿: タマティー | 2011年12月10日 (土) 17時02分

タマティーさん、有り難う御座いました
前に、ミキサーで人参りんごジュースを作ってみましたが、あまり美味しく作れなかったのでジューサーを購入したいと思います。
確かに、お肉大好きです
手術ですか…
それと、歩くのは好きなので毎日買い物で歩いているかと思っていましたが、それだけでは運動不足の解消にはなりませんね
最近は、お米に玄米を入れるようにしました。
ヨーグルトは手作りで水分を抜いてチーズみたくして食べています。(凄く美味しいですよ)
どちらも、タマティーさんに教えて頂きました
いつも有り難う御座います感謝します。
合掌<(・人・)>

投稿: ぽんちゃん | 2011年12月10日 (土) 18時29分

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