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微差力が絶対的な差を生む

●結婚時のスタートの差は余り関係ない

 結婚時はどの夫婦も平等な状態でスタートするのではないのだ。結婚には大きく分けて、「恋愛結婚」と「お見合い結婚」の2つがある。恋愛結婚では結婚前に充分恋愛を楽しんでいるし、お見合い結婚では結婚を前提として付き合い、結婚してから本当にスタートになる。恋愛結婚が良くて、お見合い結婚が駄目ということではないのだ。

 よりリアルな格差になると、「所得の格差」がある。夫が高額所得者なら新婚当初からリッチな生活ができるし、夫が低額所得者なら新婚当初は貧乏を強いられる。持ち家住まいと借家住まいも大きな格差で、持ち家からスタートするなら家賃がないし、借家住まいから家賃に負担が重く圧し掛かってくるようになるのだ。

 しかしそういう結婚初期の差は大して問題ではないのだ。事実、恋愛結婚で成功していく夫婦もあれば、お見合い結婚で成功する夫婦もいる。新婚当初は高額所得者だったのに後に破産してしまったり、逆に新婚当初は低額所得者だったのにその後、億万長者になってしまう夫婦もいるのだ。

 結婚に於いて最も大事なのは「運命の出会い」をしたか否かなのである。その夫婦が互いに運命の相手であるなら、必ず成功していくのだ。具体的には「夫婦の相性」であり、「結婚の時期」なのである。。相性がいいからこそ巧くいくし。結婚の時期を間違えなかったからこそ成功していくのだ。

 運命の出会いをした結婚ほど、トントン拍子で進んでしまい、そのくせ第三者から見れば破れかぶれの新婚生活なのである。明らかに独身生活をバサッと切り捨て、新たな結婚生活が始まっているのである。いわばそれはゼロの状態なのであって、新婚当初はゼロから始めてしまった方がいいのである。

●それよりも結婚して10年以内の差の方が大きい

 結婚式を盛大に行ったり、新婚旅行を豪華にしてしまう夫婦に限って伸し上がっていくことができない理由はまさにここにこそある。最初から高下駄を履いてスタートしているので、ゼロの段階に引き落とすことができないのだ。だからこそ「独身の頃の方が良かった」と言い出し、結婚生活を真剣になっ取り組まないのである。

 結婚したらゼロになる。独身時代のことを綺麗サッパリ忘れてしまうべきなのである。そうやって結婚生活を真剣になって取り組むからこそ、前進に次ぐ前進が起こり、猛スピードで突き進んでいくことになるのだ。一旦速度が出てしまえば後は加速度原理が働き、有り得ない速さで突き進んでいくものなのである。

 統計では90%以上の夫婦が3年以内に第一子を産んでいるのである。この時期は夫婦にとって貧乏な時期である筈だ。しかも妻が妊娠や出産で仕事を辞めてしまい、余計に家計がピンチになるのである。しかしそこで家計簿を付け始めたり、家計を切り詰めたりして、家計の基礎を築き上げるのである。

 結婚後、5年で結婚に対する集中力が低下するものだ。夫婦にとって新婚ムードは終わり、夫婦にとって共通の目標がないと夫婦仲は深まっていかないのだ。借家住まいならマイホームを得ようという目標を持つことができるので、マイホーム獲得に走り出すべきなのである。 

 結婚後10年ともなると、夫婦が今までの路線を取ることができなくなる。どうしても路線変更して、新たな生き方を模索しなければならないのだ。夫が将来を見越して大きな事業に着手したり、妻は教育ママになって子供の勉強を重視するようになったり、夫婦揃って宗教に熱心になるのもこの時期であろう。

●他の夫婦と比べている限り、絶対に幸せになれない

 結婚してから10年も経てば、その夫婦の結婚の結果が既に出ているのである。その後はそれを土台に更に発展していくということをやるのである。夫婦にとってみれば、結婚してからの10年間というのは、非常に濃厚な時間の連続であるのだ。

 結婚して10年経っても子供が出来なかったり、貧乏を克服できなかったり、精神レベルが低すぎたりすれば、当然にトラブルが連発してくるものなのである。そういう夫婦に限って責任転嫁を繰り返し、自分で責任を取ろうとしないのだ。この手の夫婦は大事なことが解っていないのだ。

 「結婚は競争じゃないんだ!」

 「結婚は夫婦が協力するからこそ成功するものなのだ!」ということなのである。

 不幸な夫婦に限って、貧乏な夫婦に限って、他の夫婦達と比較し、競争しようとするのだ。はっきりと言っておくが、他の夫婦と比べている限り、絶対に幸せになれないし、豊かになることもできないのだ。競争しようとするからこそ、夫婦が結婚を通じて成長していくことに十分なエネルギーを注ぎ込むことができないのである。

 結婚するまでは他人と競争することは確かに大事なことだ。競争した方がより成長していくことができるからだ。しかし結婚では夫婦が協力するからこそ、夫婦が互いに成長していくことができるのである。結婚するためには愛が必要に成る。だが幾ら愛があっても、夫婦が成長してこなければ無意味なのだ。

 結婚に成功している夫婦ほど、「お金」だの「愛」だのを余り言わなくなる。お金持ちなのにお金を強調していればまだまだ貧乏なのだろうし、お金持ちなのに愛を殊更強調していれば、その人の心は貧しいのだろう。本当のお金持ちたちというのは人生を楽しんでいるのである。「人生を楽しむ」ためにお金を使うし、愛を使っていくのである。

●「我武者羅」と「生活の知恵」の大切さ

 「結婚を幸せなものにしたい!」と願っている夫婦とか、「お金が欲しい!」と願う人や、「愛こそ全て!」と言ってくる人は、大事なものが欠けているのである。それは「自分の人生を楽しむ」ということなのである。自分の人生を楽しんでいないからこそ、幸せを願ったり、お金を欲しがったり、愛を叫んだりするのである。

 ねんで結婚する事が楽しいのか?

 それは誰でも我武者羅になれることができるからなのである!

 結婚した人なら解ると思うが、結婚するまでが大変だし、結婚式の手配も大変だし、新婚生活を整えていかなければならないし、赤ちゃんができれば育児で大忙しになるのだ。その間、ずっと我武者羅になっているのであり、その時期には必ずお金が追いついてくるし、愛はたっぷりとあるし、そして何よりその時期こそが幸せな時期なのである。

 しかし我武者羅の時期が過ぎ去った時、新たな幸せを掴もうとすると幸せは逃げていってしまうのだ。お金だって愛だって、それだけを掴もうとすると消えてなくなってしまうものなのである。夫婦にとって本当の危機とは、金欠とか、破産とか、浮気とか、不倫とかではないのである。我武者羅の時期が過ぎ去った時なのである。

 そこで必要になってくるのが「生活の知恵」なのである。子供を3人以上生むとか、家計簿をつけるとか、最低でも月に2回はセックスするようにするとか、そういう知恵を持っていないと、自分たちの幸せや豊かさを維持し続けることができなくなってしまうのだ。

 結婚を機能させるためには、結婚に関する知識や技術は確かに必要だ。しかし本当に必要に成るのは、その知識や技術の奥にある知恵なのである。知識が豊富な既婚女性と、知恵ある既婚女性を比べれば、一見、知識の豊富な既婚女性を賞賛してしまうものだ。だが結果的には必ず知恵ある既婚女性の方が勝つのだ。

 知恵ある既婚女性は必ず「微差力」を使ってくる。例えば家計簿を地道につけ続けたり、レシピ集をコツコツを書き続けていく。その初期に於いては大して差はつかない。ところが時間の経過と共に大きな差となってしまい、他の既婚女性たちでは追いつけない差になってしまうものなのである。

 「我武者羅」も「生活の知恵」も表面上は違うが、実は微差力を巧く使っていることでは全く同じなのだ。微差力こそが絶対的な差を生んでしまうのである。「貧富の格差」など結果的なものに過ぎないのだ。無理矢理「貧富の格差」を解消しようとするよりも、この微差力の凄さに気づくことの方が余程人生を豊かにし幸せにするものなのである。

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コメント

タマティー様、おはようございます。今日は40回目の誕生日です。人生の折り返しと実感していますタマティー様の記事に、これからの指針を見つけました。微差力、がむしゃら、知恵です。ありがとうございます。今からレシピ集や家計簿なんて遅いでしょうか気になっているのは溜まりにたまった写真です。

投稿: smilelarch | 2012年2月 3日 (金) 09時44分

タマティーさん、こんにちは!
厳しい寒さですね~

最近、死ぬことは勿論、生きる意味とか不幸とか色々考えてる私に、縁を感じさせてくれる内容でした!

もうじき結婚生活4年から5年に、3年以内に子供は授かると思ってたのに不妊苦ももうじき3年…
ん?って事は『不幸の終わりが近い』って事かしらん♪
不仲が突如収まったのは、一緒に暮らしてちょうど3年過ぎた頃←リフォーム後マンションで暮らしだしたのは結婚半年後

苦しいしツラいしどうしていいか分からないから死ぬことばかり願ってだけど、授からなくても心穏やかにいられる日がくるって事でしょうか?

あそこの夫婦は…子供は二人、リッチな車、専業主婦、結婚式も新婚旅行もハデ…とかって他人が羨ましいことばかりだけど、比べても仕方ないってわかってても見ちゃう…あー悲しい
ウチは式は派手じゃなかったし、新婚旅行さえ(泊まりの旅行さえ)行った事ないのに…
なんでかな~?

引越は不可能なんで、今の環境の中で、やれることだけ頑張ろうと思います!

投稿: はぐまろ | 2012年2月 3日 (金) 12時09分

 smilelarchさん、誕生日おめでとうございます!

 今からでもおそくないですよ。

 但し家計簿には性格がモロニ現れるので要注意。
 とにかく自分の気に入った付け方することですよ。
 結構、教育費で出費がありそうなので、家計簿つかないと大変なんじゃないかな?
 
 年齢的に収入の殆どを生活費に回すのではなく、夫婦それぞれのお小遣いも必要になる時期だろうと思います。
 生活費の中で余計な出費を省くと、簡単にその費用を捻出できます。

投稿: タマティー | 2012年2月 3日 (金) 16時57分

 はぐまろさん、不妊苦を吹き飛ばすために面白いゲームを考えました。

 それは「有難うゲーム」です。

 このゲームは他人に対して親切な行為をし、相手から「有難う」と言って貰うと特典が得られるゲームです。
 1j10ポイントで合格です。
 
 これをやるとマジで楽しいでずよ。
 それに色んな人々の性格も解ってくるので、仕事とかで大いに応用が効きますよ。
 このゲームによって不妊苦は完全に吹き飛びますよ。

投稿: タマティー | 2012年2月 3日 (金) 17時09分


タマティーさん、こんばんは(*^^*)
前回と今回の記事、とても納得しながら
読ませて頂きました

結婚して幸せになりたいとか
愛こそすべてという考え、
私にも少しそのような考えがありました。
確かに、いままで人生を楽しめて
いませんでした。

でも、我武者羅という言葉に
すごい納得します。
私は学生の頃までは
何かに我武者羅になる事は殆どなく
我武者羅になる物が欲しいと
思っておりました。
いつの間にか、結婚したら
我武者羅になれるだろう。
子供が産まれたら我武者羅に
なれるだろう。と思うようになっていました。

焦ってしまった結果、
結婚に失敗してしまいましたが
次こそは夫婦で協力し、
我武者羅になれる結婚がしたいです。

彼氏が運命の相手である事を
願いたいです(>_<)

話はそれますが、最近
おへそから3〜4cm程横に
オデキが出来てしまいました。
彼氏にも何故か同じ時期に同じ場所に
同じオデキが出来てしまって(笑)

これがすぐ治ると思いきや、
全然治りません。触れると痛いので
早く治したいのですが
何か塗ると良くなる物等、
知っていましたら
教えて頂けると嬉しいです。

投稿: りあ | 2012年2月 4日 (土) 01時57分

 りあさん、そういうことは医者に相談しろ!
 タマティーはクリトリスの扱い方を知っていても、オデキの扱い方は知らんて!

 まあね、便秘女が冬に体を冷やせば、オデキができますよ。
 まずは毎日ウンコをする!
 センナでも煎じて飲みな。
 
 それと彼氏と一緒にスーパー銭湯にでも行く。
 そこで汗を流しまくる。
 汗が出き切るまで汗を流す。
 そういうことを繰り返していけば、オデキは治ることでしょう。

投稿: タマティー | 2012年2月 4日 (土) 06時48分

タマティーさま
はじめまして
友人関係が変わったことが キーワードになってブログにであい、2週間毎日覗きに来ています。
私も結婚7年で出産、流産や不妊治療も経験しましたので、共感の嵐。その息子は、私立の進学高校に進学も決まり、ありがたい毎日です。
私の結婚相手は運命の人ではなかったようです。10年前に離婚しました。しかし、がむしゃらに、子育て、仕事を頑張って、運命の子供との生活は建て直すことが出来ています。どうぞ、これからの母一人子一人、イヌ一匹の子育てに励ましとご指南下さい。息子1997·3·13生まれです。どうぞよろしくお願いします。


投稿: ぱちゃ | 2012年2月 5日 (日) 18時10分

 ぱちゃさん、息子さんの私立高校入学おめでとうございます!

 凄いですね。母子家庭で私立高校なんて!
 タマティーが高校生の時は、母子家庭の出身者なんて1人しかいませんでしたよ。
 親にお金があって、しかも親が教育熱心じゃないと、私立高校にはいけないもんですよ。

 息子さんの名前は解らないけど、生年月日から行くと、息子さんはスタートダッシュ型の男性なので、この高校生の時が運命の分かれ道でしょう。
 母子家庭だから、息子さんに「将来、どんな仕事をしたいのか?」ちゃんと聞いて、その仕事をやらせるようにすることですね。

 息子さんが自立してしまえば、ぱちゃさんには「独身」「結婚」「離婚」に続く「第四の人生」(?)が待ち構えていますので、その人生もお楽しみください。

投稿: タマティー | 2012年2月 6日 (月) 07時24分


タマティーさん、こんにちは

やはり、オデキの原因は
便秘だったみたいでやっと
治ってきました(>_<)

昨日と一昨日で3回排便がありました!
便秘症な私としては嬉しいです。
今日はやたらとオナラが臭いです。
昨日食べた物が悪かったのでしょうか?

センナ茶は、まだ手に入れてないので
早く購入し飲んでみたいです(´・_・`)

最近本当に寒いので
温泉に行きたいです!
スーパー銭湯は苦手なので
貸切の温泉おねだりしてみます

昨年の10月に彼氏と伊豆の『東府や』という
温泉旅館に行って来たのですが
お食事も温泉もとっても良かったです。

私達は貸切露天風呂付きで離れの
お部屋にしたのですが、
本館の方にも貸切温泉や共同温泉が
いくつかついており、予約すれば
貸切温泉も自由に入れます(*^^*)
子宝の湯もありましたが
予約が先まで埋まってたので
断念しましたが(泣)
次回入ってみたいです!
本当、いいお湯でした。

お食事も比較的薄味の和食で、
健康的で、とても美味でした。
こだわりが強い彼氏が
褒めていたので間違いないです(笑)
敷地内に手作りパン屋さんがあり、
足湯に浸かりながらパンを頂けます。
綺麗な景色を見ながら、最高ですよ(*^^*)

敷地内のお手入れも
よく行き届いていて、
お散歩してるだけで癒されます。

タマティーさんも、良かったら
是非足を運んでみて下さい


投稿: りあ | 2012年2月 6日 (月) 15時22分

タマティーさま
ありがとうございます。
息子は将来の話はよくしてくれます。お気に入りのアパレルブランドがあって、将来その服を買うだけでなく、企画する立場になりたいそうです。デザイナーより、経営陣になりたいそうですよ。おしゃれな仕事に憧れているんですよ。そのために英語と法律と経済を学べる学部に進学したいそうです。夢は大事なので応援していますよ。
私、グローバルカンパニーの正社員なので、収入は一般的なお父さんと同じくらいかな。地元企業課長の兄貴より、年収はあるみたい。
しかし 、完全にラットレースです。
投資を勉強しようかなと思っています。
是非、ブログでもご指南下さいね。
息子はスタートダッシュタイプとは意外でしたし、私の第四の人生なんて考えたことも無かったので、新鮮な気持ちです。
思いきってコメントして良かったです。
又、よろしくお願いします。


投稿: ぱちゃ | 2012年2月 6日 (月) 23時32分

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