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失敗しまくるからこそ成功する

●子供には偉人伝を読ませよ

 子供には早い段階で「偉人伝」を読ましてしまうべきなのである。乳幼児の段階なら絵本でも構わない。しかし小学生になって文字を読めるようになれば、下手に児童文学を与えてしまうよりも、偉人伝を与えてしまった方が遥かに効果が高いのである。

 子供は手本があるとすぐに物真似して、自分の物にしてしまうものなのである。子供の物真似能力は親が思っている以上に高いのである。だから幼い内に偉人伝を与えて手本を用意してしまえば、子供はその偉人伝の主人公のような生き方をしてしまうのである。

 親が子供をためを思って勉強させすぎたり、逆に自由放任主義を取って遊ばせてばかりすると、その代償は限りなく高くついてしまうのだ。そういう教育の仕方は子供の物真似能力を巧く活かしていないので、子供に多大な負担をかけるくせに、成長することがなかなかできないという結果になってしまうのである。

 子供は10歳までなら親の言うことを聞くものだ。問題はそれ以降なのであって、子供は親から自立していくために、親の言うことを聞かなくなってしまうのだ。だから子供が反抗期を迎える前までに偉人伝を与えてしまい、親に反抗しても道を間違えないようにさせておくべきなのである。

 未知の分野でも開拓しない限り、必ず先達がいるものなのである。そのため如何なる人物であっても、まずはその先達の考え方や遣り方を真似て、それをそのまま使うか、それを否定して新たな手法を導入したりして、その既存の分野を発展させていくのである。

●偉人伝に潰される若者たち

 ところが偉人伝は万能ではないのだ。

 子供たちの中には偉人伝に潰される者たちまで出て来るのである。

 その理由は「偉人伝の与えすぎ」なのである。沢山の偉人伝を子供に与えすぎてしまったために、子供はその偉人伝でお腹がいっぱいになり、自分から何かやろうという意欲がなくなってしまったのである。子供部屋に偉人伝シリーズが置いてある家は要注意なのである。

 もう1つの理由は「人間が出世していくためにはタイミングがあるのに、偉人伝のためにそれを無視してしまう」ということだ。人間には「早熟型」「順風型」「大器晩成型」の3つがあるのだが、自分に合った出世のスピードが解らないと、出世していくのは難しいのだ。

 日本の科学者たちはアインシュタインを矢鱈と賞賛するのだが、では日本の科学者たちの中でアインシュタインを越えた人物が出たかというとそうではないのだ。多くの科学者たちがアインシュタインを崇拝するために、自分の才能を潰してしまっているのである。

 なぜ大の大人が偉人伝に潰されてしまうのかちというと、自分の好きな偉人を崇拝する余りに、その偉人の本当の姿が見えてこないのだ。例えばアインシュタインは確かに『相対性理論』を発見したかもしれないが、学校の教師からは嫌われ、妻に暴力を振るい、30代にはもう科学者として第一線で活躍することはなくなってしまった哀れな人物なのである。

 如何なる偉人にも光と影の部分があるのである。子供の時は光の部分だけ見ていても別に構わない。しかし大人になっていく過程で偉人の影の部分を知らないと、その偉人を乗り越えていくことができないのである。偉人伝はその偉人を崇拝するために読む物ではないのだ。その偉人を乗り越えていくために読む物なのである。

●偉人伝の裏側

 俺は中学生の頃、松下幸之助の本をよく読んでいたのだが、なぜだか或る時期から松下幸之助の本を読むのをやめてしまった。その理由は確かに正論を言っているのだけれども、彼自身が尋常小学校卒のためにどうしても執筆能力が劣るからなのである。

 世の親たちが子供に「せめて高校だけでも出てくれ」というのは、大人になると良く解る。中卒や高校中退では如何なる者であっても話にならないのだ。家庭の事情で高校に進学できないなら、夜間高校でもいいし、通信制の高校でもいいから、とにかく高校だけは出ておいた方がいいのだ。

 俺が松下幸之助を敬遠し続けた理由にはもう1つ理由がある。それは松下グループの社員たちが松下幸之助を「経営の神様」として崇めていることなのである。俺はどうしても人間を神様扱いすることには拒絶反応を示してしまうので、松下幸之助が如何に凄い人であっても、人々にそういう不敬な感情を抱かせることは反対してしまうのである。

 しかし今回、或る本を読んだら、松下幸之助の偉大さが良く解った。

 それがこの本!

  ほんとうは失敗続きだった「経営の神様」

 中島孝志著『ほんとうは失敗続きだった「経営の神様」』(メトロポリタンプレス)

 松下幸之助は成功し続けたのではないのである。事実は「失敗の連続」だったのである。失敗し続けたからこそ、そこから失敗の教訓を学び取り、それによって失敗を成功に変えていくことができたのである。松下電器は通常のベンチャー企業に成功しまくったのではなく、その正反対のことをやりまくっていたのである。

 松下グループは「昭和恐慌」「大東亜戦争の敗戦」「昭和40年不況」という3つの大きなピンチを迎えているのであるが、その際、松下幸之助は陣頭指揮を取って、そのピンチをチャンスに変えてしまっているのである。普段は病弱で入退院を繰り返す人物であるのだが、いざという時には勇猛さを如何なく発揮していたのである。

 そして松下幸之助は自分の力に頼らず、組織化していくことで松下グループを成長させていったのである。創業者にありがちなのが、自分がこの会社を起こしたと思う余りに、自分の力に頼ってしまうことなのである。そうなるとその会社は組織化などできないから、それでその会社は1代限りになってしまうのである。

●本物の成功哲学は実にシンプル

 松下幸之助は本当に偉人であったと思う。「知恵のある人」といった方がいいかもしれない。彼の言っていることは「正論の中の正論」なのである。だからこそ多くの人々がその意見に賛同し、彼を賞賛するようになってしまったのだろう。

 本物の成功哲学は実にシンプルなものなのである。

①成功するまで続ければ必ず成功する

 松下幸之助の言葉で多くの起業家たちを励ます言葉は「成功するまで続ければ必ず成功する」という言葉であろう。多くの人々は諦めてしまうからこそ、成功することができず、失敗してしまうのである。何事も執念深くやり続けていけば、成功するものなのである。

②周囲が失敗だったと気づく前に撤退する

 何かしらの事業を行う場合、明らかに失敗してしまった時はもう立ち直れないのだ。だから周囲が失敗だと気づく前に撤退すべきなのである。「見切り千両」「損切り万両」という奴だ。これがないと成功した筈なのに、その成功を全て失ってしまうのである。

③失敗を経営の教訓として収めてしまうこと

 失敗した時には本当につらいものだ。そういう時は失敗から学び取り、それを後日、経営の教訓として活かすようにすればいいのである。転んでもタダでは起きないからこそ、巨万の富を掴むことができるのである。失敗して諦めてしまうからこそ、そこでゲームオーバーになってしまうのである。

 この本はまず父親が読むべきであろう。その後、息子に読ませればいい。父親であるならビンビン感じまくる箇所が沢山ある筈だ。子供がこの本を読んでくれたのなら、親子で松下幸之助について語り合えばいいのである。こういう親子の会話は貴重なものなのである。

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