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自然療法の凄さ

●大病は人生の転機

 人生、生きていれば様々な病気をするものである。その中でも「大病」になると厄介で、これをどう処理するかで、その後の人生の明暗が分かれてしまう。大病は大病に非ず。大病は人生の転機なのである。そう考えれば大病に遭遇しても、きちんと対処することができるのである。

 俺の場合、30代で襲った「肺炎」こそ、人生の転機になってしまった。この肺炎は恐ろしく、咳が止まらず、寝汗はかきまくり、体重がげっそりと落ちてしまった。結局、半月以上寝込むことになり、肺炎が治まる頃には体重が10キロギラムほど減少していたのである。 

 俺がどうやって肺炎を治したかというと、それは偶然に起こってしまった「断食」によるものなのである。高熱のために食欲が出なかったので、1日1食になることがあった。するとその後、肺炎が治まり、明らかに病気が快方に向かっていることが実感できたのである。

 それどころか肺炎中に断食をしたために、頭が良くなっており、読書をしてもその読解力が以前ものとは比べ物にならないくらい良くなってしまったのである。今こうやって理路整然とした文章を書けるのも断食のお陰なのである。断食を経験しなければ、そんなに頭は良く成らなかったし、いい文章だって書けなかったのだ。

 大病をしてしまうと、「なんで俺だけが」「なんで私だけが」と嘆く人々は大勢いるのだが、そうやって物事をネガティブに考えてしまうからこそ、大病のために自分の命が破壊されてしまうのである。大病にはなんらかの意味があるのであって、大病をする中でその意味を掴み取っていくべきなのである。

●手抜きは心抜き

 俺は色々な本を読んでいるのだが、その著者が大病を経験し、それを克服したのなら、一応信用できる内容の本を書いてくると思っている。特に大病を克服する過程で断食をしたのなら、より信用できると思っている。大病を克服したことで人生の転機となったわけだし、断食をしたことで知能が一気に上昇したからだ。

 今回取り上げる東城百合子も結核を経験し、一時は寝たきり状態になったが、医者の勧めで「玄米菜食」に転換し、それで結核を治してしまったという経歴を持つ。しかも年に数回断食をやっているので、女性でありながら非常に内容の濃い本を書き上げることができたのである。

 東城百合子著『家庭でできる自然療法』(あなたと健康社)

    あなたと健康社家庭で出来る自然療法

 この本は一般の書店に出さず、宣伝もせずにベストセラーになってしまったという脅威の書だ。その理由は簡単で、母親の視点から本を書いており、既婚女性ならすぐさま実践できる内容になているからだ。机上の空論がないために、クチコミで広まっていったのである。

 なんで家庭の中で病人が出て来るのかといえば、それはその家の母親が手抜き料理をしているからなのである。食品添加物がたっぷりと入った加工食品を買い捲り、それで滅茶苦茶な調理をするのである。こういう食事を食っていれば、家族の誰もが病気になるのは当たり前のことなのである。

 手抜きは心抜きなのである。心抜きだから手抜きしてくるのではないのだ。手抜きをするから、いずれ心抜きになってしまうのである。主婦としては忙しいかもしれないが、家事に関して、特に料理に関しては絶対に手抜きなどしてはならないのである。

●医者に頼るな

 子供を育てる時、気をつけるべきは、子供の免疫力の関係上、子供は病気をすると高熱を発するということなのである。子供は大人に比べて免疫力が低いために、子供の体は病原菌に犯された時、体を異常に熱くさせて、白血球の活動を活発にさせ、そうやって病気を乗り切るのである。

 ところが母親にしてみればこの姿は異常事態なので、それで病院に駆け込んでしまうのである。医者は生活するためには金儲けしなければならないから、この手の病人に「寝ていれば自然に治る!」なんて言えない。だから解熱剤を処方し、体温を下げて免疫力を下げ、それで病原菌が活発化できるような状態にするのである。

 そうなれば子供の病気は悪化するから、そこでその病気を治すお薬を投入するのである。このお薬は化学物質の塊なので、確かに強力な効果があるのだが、その反面、副作用も強いのである。そして化学薬品に頼っていると、人間が本来持っている自然治癒力が働かなくなってしまうのである。それで更に新たな病気に罹るようになるのだ。

 育児をしているなら、家庭でできる自然療法を絶対に持っておいた方がいい。この本が凄いのは、ありとあらゆる病気に関して、きちんと治療法を書いているからなのである。まずは自宅で治す。こういうことをしておけば、子供は健康に育っていくものなのである。

 子供を健康に育てたいのなら、医者に頼るな。医者に頼るからこそ、ひ弱に育ってくるのである。病気ばかりする子供に育ってくるのである。医者の治療を受ける時は、主婦が自分でできることは全てやった上で、それから医者の治療を受けるようにするべきなのである。

●自然はシンプル

 俺自身、玄米食をしているので、この本は非常に読み易い。内容が濃いのにすらすらと読めてしまうのだ。玄米食をしている人は無駄なことを書かないので、非常に有難いのだ。白米を食べている人は感情的に物を書いてるし、内容が非常に浅いので、「あっ、この著者は白米をたべいるな」というのがすぐに解ってしまうのである。

 人間が霊長類たる所以は、高い知能を持っているからなのである。高い知能を持っている以上、よく考えて自分の考えを深めていくべきなのである。そういうことをせず、ただ表面上のことばかり見ていると、安易に複雑化してしまい、余計にややこしくなるだけなのである。

 自分がなんらかの病気をし、病院で盥回しにされることを嘆く人々は非常に多い。しかし病院と言うのはそういう所なのであって、基本的には「対処療法」でしかないのだ。根本から治していくということを考えないと、病気は治せないものだし、治したとしても違う病気が発生してくるものなのである。

 自然は複雑にはできていないのだ。自然はシンプルにできているものなのである。複雑にすればするほど醜悪な物になっていくものなのである。自分自身が滅茶苦茶な生活を送っているからこそ病気をするのであって、まずはそこを治していくべきなのである。自分の生活から無駄な物をバサッと切り落とせば、健康になっていくものなのである。

 子供を生んだ以上、子供を健康な体に育て上げ、しっかりとした生活を身につけさせるのは親としての責務なのである。特にそういうことをするためには母親の役割が非常に大きいのだ。こういうことは育った側にしてみれば当たり前のことだから、感謝などされないのだ。しかし自分が結婚して子供を持ってみれば、号泣するほどの感動をし、母親に心から感謝をするようになるものなのである。

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コメント

 ゆきりんさん、婿取りした以上、矢張り男の子を生まないといかんですよ、
 
 多分、食事に問題があるんじゃないかな?
 肉食が多いと、体が酸化してしまうので、それで男の子ができないんですよ。
 今日の記事で紹介した本にはどうすれば体をアルカリ化することができるか書かれてあるので、是非とも読んでみて下さい。

 次女を現時点で家督相続予定者にするのは、ゆきりんさんとの相性からそうしたまでで、今、家督を持っているのはゆきりんさんだから、自分が好きな娘に家督を与えるのは当然ですからね。

投稿: タマティー | 2012年3月 9日 (金) 06時26分

タマティさま

大病は人生の転機・・・本当にそう思えば
人生を前向きに考えられますね。

ところで、最近子供の名前・・・インスピレーションがありました。夢に出てきたわけではありませんがふとした時に「康平(こうへい)」という名前が浮かびました。
私も、なんとなくいい気がしますがいかがでしょうか。
まだ、2ヶ月あるから気が早いですかね。。。

よろしければ、タマティさんのご意見お聞かせください。

kahala

投稿: kahala | 2012年3月 9日 (金) 08時51分

 そういうふとした瞬間が大事なんですよ。

 まあ、その名前を書き留めておいて下さい。

 でも、もしも女の子が生まれてきたら、その名前ではキツイです。(笑)
 
 妊娠中は不思議な現象が起こることもあるので、夢の中で赤ちゃんが自分の名前を教えてくれたりするんです。
 
 

投稿: タマティー | 2012年3月10日 (土) 06時22分

タマティーさん、こんばんは。

早速、本を入手しました。家庭での食事と手当てだけで、たくさんの病気や症状に対応できるのだということが初めてわかりました。
やはり命を作っているのは食事なんですね。
これからも頑張って毎日の食事を作ろうと改めて決意しました。
あとは、玄米嫌いの主人を説得して、我が家に玄米を導入したいです。

投稿: ジプシー | 2012年3月10日 (土) 19時29分

タマティーさま、おはようございます。

この本の紹介、ありがとうございます。目から鱗ですんなり受け入れられました。旦那の腎不全がありますので、この本の内容はものすごくよくわかりました。考え方、変わりました。


タマティーさまのアドバイスのフットバス+マッサージに加え、こんにゃく湿布、食事、薬湯などでクレアチニンが8から6に改善しました。
体調もとてもいいようです。私も体調よくなりました。

まだまだ先は長いですが、自然と向き合いながら感謝の気持ちを忘れず、体を変えていきたいと思います。

本当に途方にくれていましたので、紹介がなければどうしていいかわからなかったかもしれません。癌ではありませんが、癌患者のための本も気になっています。また読んでみたいです。

本当にありがとうございました。

投稿: まりりん | 2012年3月26日 (月) 08時00分

タマティー様、この本を購入して読ませて貰いました。紹介してくれて有難うございます。

祖母がFANCLの発芽玄米を食べて菜食をしていたので、私でも無理なく出来そうです。

幸い現在は大病はありませんが、水太りの為、食事改善と漢方を始めて少しだけ痩せたのが嬉しいです。

また色々と参考にさせて下さいm(_ _)m

9月になりますが、タマティー様も体調に気をつけてお過ごし下さいm(_ _)m

投稿: ゆか | 2019年8月30日 (金) 15時30分

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