新聞を読んでも本を読まぬ人たち
●新聞は情報の垂れ流し
今まで生きてきてつくづく思うのは「新聞って要らないんじゃないか」ってことなのである。
はっきりと言わして貰うけど、「新聞中毒」に罹っている人たちに優れた人物はいない。その人からどんなに話を聞いても、表面的なことしかいわず、奥深い思考の産物のような意見を絶対に言ってこないのだ。なぜなら新聞は情報の垂れ流しだから、そこで立ち止まって考えている閑はないからなのである。
かといって仕事をしている以上、新聞を読まざるを得ない。新聞というのは「必要悪」の存在なのであって、それ以外の何物でもないのである。とはいっても新聞の全部が仕事に必要ではないので、だから新聞は「読む」のではなく、「見る」のである。仕事で成功したいのなら、新聞を1分以内で見終わる習慣をつけるべきなのである。
もしも女性が結婚して家事や育児に専念しているのなら、その間は新聞を読む必要性は全くないのである。夫が新聞を読んで、妻は広告チラシを見るというのが、大概の夫婦の実態ではないだろうか? 専業主婦が新聞を読み始めたら、或る意味、要注意なのである。
「コイツ頭おかしいんじゃないの?」と思うのは、朝から新聞を1時間近くかけて隅々まで読む連中なのである。朝の貴重な時間を新聞を読むために費やすなって! その1時間があれば仕事ができるのであって、新聞を読んでいるからまともな仕事ができなくなるのである。
子育てをする際にも子供に新聞を読ませるのは非常に有害なのである。新聞の情報をすぐに価値を失うものばかりなので、そんな情報を幾ら集めても頭が良くなるわけではないからだ。寧ろ新聞など読まず、教科書なり参考書なりを読んでいた方がいいのである。そちらの知識は残るからだ。
●「情報の圧縮力」こそ本の最大の魅力
本の醍醐味は「情報の圧縮力」にある。本を書き上げるためには「最短でも1ヶ月」かかるし、「最長だと4年」である。それだけ長い間執筆し続けているからこそ、情報が圧縮され、その本を買う価値が出て来るのだ。勿論、本の中にも下らない物はある。そういう本は情報の圧縮力が弱いだけのことなのである。
情報を圧縮させるためには、その本人自体が内容の濃い人生を送っていなければならない。そのためサラリーマンが書いた本など面白い物はないが、ベンチャー企業の社長が書いた本なら面白い物が沢山ある。社長であっても、サラリーマン社長は余り面白くない。
学者たちでは市井の学者、即ち大学教授ではない学者が書いた物が一番良い。大学のために時間が取られないために執筆に充分な時間を投入することができるのである。大学教授なら東大卒の学者に限る。日本の場合、東大を出ないと話にならないのだ。
女性なら結婚した経験がないと話に成らない。女性にとって結婚は通過儀礼になるので、結婚をしていないということは、女性として自立していないということなのである。尤もこの結婚は必ずしも維持される必要性はなく、子供を生んだのなら離婚しても別に構わないのだ。
情報を圧縮させるためには書き方が物凄く重要になってくるので、論旨明解に書く技を身に付けないと、質を向上させていくことができない。曖昧な文章を書く人はその人の思考が曖昧だからこそ、そういう書き方をしてくるのであって、「この人の文章は曖昧だな」と思うなら、もう読むのをやめにした方がいいのだ。
●知的生活は所得の多寡に関係なくできる
世の中には非常にケチな人たちが多くて、読書をすればお金がかかるから、読書をしないという有り得ないことを言い出す人たちが大勢いるのだ。確かに本を買うためにはお金が必要だし、本を読めばそれだけ時間を食う。しかし読書はそういう代償を支払っても、それを遥かに上回る利益を与えてくれるのだ。
男性ならどんな仕事に就いたとしても、本を読まざるを得ない。読書をしない限り仕事のレベルを上げていくことができない。既婚女性にしても、家事や育児をこなしていくためには本を読まざるを得ないものだ。本を読んでいれば危険を回避することができたのに、読書をしないばっかりに自爆するような形で大損害を被ってしまうのである。
読書をする時間にしても、夫は仕事の合間を縫って読書をするべきだし、妻は家事や育児の合間を縫って読書をすべきなのである。時間がないわけじゃないのだ。読書をする意志を持たないからこそ、読書をする時間がなくなってしまうのである。
結婚しても若い時はお金がないものだから、そういう時は図書館で本を借りてくればいいのだ。低所得者なのに遊び呆けず、日々読書しているような人物がいつまでも低所得者であるわけがないのだ。いずれ必ず収入が上昇していくことになるのだ。
そして所得が増えたのなら、本を借りるのではなく、本を買うように切り替え、書庫なども作って、大量の蔵書を持つようにしていくべきなのである。ということは知的生活をするのに所得の多寡は関係ないのであって、知的生活をしようという決断をした者だけが知的生活を実現することができるのである。
●結果が出た時にはもう追いつかない
新聞を読むのも、本を読むのも、習慣といえば習慣である。このため一旦その習慣が身についてしまうと、誰でもその習慣を延々と遣り続けるものなのである。新聞を定期購読している者が、「今日は体調が悪いから新聞を読むのをやめよう」とは言わないものだ。新聞が自宅に配達されれば、新聞を読んでしまうものなのである。
読書にしても、読書の習慣が身についている人は毎日読書をするのである。「今日は読書する気分にならないから読書をするのをやめよう」なんて言わない。読書の習慣が身についてしまった人は毎日読書をするものなのである。
このため新聞を読む習慣を持った人と、読書をする習慣を持った人とでは、十年後には天と地ほど差が開いてしまうことになるのだ。当然に読書をしている人の方が素晴らしい人生を送っているものなのである。なぜか? それは新聞は情報の垂れ流しで、本は情報を圧縮しているからなのである。その違いが10年後には恐ろしい結果として出て来るのである。
何事も結果が出た時にはもう遅いのだ。その結果は表面上の格差だけが云々なのではなく、「習慣そのものの違い」だからだ。知的生活を形成するような優れた習慣を持てば、自分が望むような生活をいとも簡単に実現することができてしまうのである。
優れた習慣も悪い習慣も伝染していくことでは両者全く同じなのだ。結婚すれば解ることだが、夫婦のどちらかが読書をしていれば、いずれその配偶者も読書をするようになるし、その内、子供たちも読書するようになるのだ。逆に夫婦のどちらかが新聞中毒に罹っていれば、いずれその配偶者、も新聞中毒に罹り、子供たちも新聞中毒に罹ってしまうのである。
だから悪しき習慣を退け、良い習慣を身に付けるようにするべきなのである。
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コメント
タマティーさん、お久し振りです!
保育士免許取得のための勉強をしているうちに、読みたい本ができました。
ルソーの『エミール』、ぺスタロッチーの『隠者の夕暮』です。
早速読み進めているところです。
もしタマティーさんがこれらの本を読んだことがあるならば、感想をぜひ聞いてみたいです。
そして話は変わりまして、妊娠いたしました!!
ワクワクドキドキ、めぐるましいこの頃です。
投稿: ころころローラー | 2012年3月14日 (水) 19時47分
タマティー様大丈夫ですか!!
結構大きい地震でしたが…ご無事をお祈りしております
投稿: ゆきりん | 2012年3月14日 (水) 21時14分
ころころローラーさん、妊娠おめでとうございます!


今回は余裕をもって臨めますね。
妊婦生活を大いに楽しみましょう!
『エミール』は悪書中の悪書なので、要注意ですよ。
ルソーは「狂える天才」ともいうべき人物で、普通の人では絶対に太刀打ちできません。
保育関連の本を書く学者でも、ルソーにまんまと騙される人は非常に多いんです。
ルソーを真意を理解するためには、
中川八洋著『絵解きルソーの哲学』を読むといいです。
『エミール』を読んでも良く理解できなくても、この本を読めばルソーの言いたいことが良く解ります。
投稿: タマティー | 2012年3月15日 (木) 07時19分
ゆきりんさん、寝入りに大きな地震を食らいました。
前の夜に夜中に目が覚めてしまい、それで早く寝たらこの地震ですよ。
それにしても神奈川県を震源とする地震が全くないので、こっちの方が心配ですよ。
投稿: タマティー | 2012年3月15日 (木) 07時25分
おはようございます!
ご返信をありがとうございました!
『謎解きルソーの哲学』も読んでみます。
『エミール』は読みやすかったのですが、『隠者の夕暮』はなかなか頭に入ってこず、三回読み返しました。
どちらも面白くて、一気に読んでしまいました。
ご紹介いただいた本も楽しみです!
投稿: ころころローラー | 2012年3月16日 (金) 07時39分