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猫背な人々

●日本のピアニストたちへの疑問

 俺はこのブログの記事を書く時、時折、ピアノの曲を流しながら書いていたりする。満遍なくピアノの曲を聴くわけではなく、自分の好きなピアニストの曲を何度も聴くので、そうやって何度も聴いていれば、たとえ自分が素人であったとしても、ピアニストの良し悪しが解ってくるものなのである。

 「この人、ピアノが巧いな!」と思うピアニストたちは全員姿勢がいいのである。逆に「この人が弾く曲はここがイマイチなんだよ」と思うピアニストは全員姿勢が悪いのである。ピアノの場合、姿勢の良し悪しが結果的にピアニストの良し悪しになってしまうものなのである。

 CDを発売できるくらいだから、両者ともピアニストとしての技術力はそんなに大差がないのである。両者ともピアノの曲をきちんと弾けていることは弾けているのである。しかし俺みたいに何度も繰り返して聴いている人がいれば、些細なミスを見つけ出してしまうものなのである。

 ピアニストは椅子に座って演奏しているわけだから、姿勢を悪くする可能性は常に存在するものなのである。それでも背筋をピシッと伸ばしている人は些細なミスをすることがなく、猫背になっている人は些細なミスをしてしまうのである。

 恐らくこれはピアノ教室での教育に問題があるのはないか? 子供相手のピアノ教室の場合、ただ単にピアノを教えればいいというものではない。ピアニストとしての姿勢も大事なのであって、子供が猫背で演奏しようもになら、指揮棒で背中を叩くぐらいのことはすべきなのである。

●力の入り方

 なんで猫背がそんなに悪いのかというと、猫背になってしまうと体に余計な力が常に入り続けてしまい、指が巧く動かなくなるからなのである。このため演奏時間が長引いてくれば、必ずミスをしてしまうことになるのである。そのミスは1回か2回かもしれない。しかしそのためにその演奏全部が台無しになってしまうものなのである。

 一方、ピアノは姿勢がいいと、体に無理な力がかかっていないので、簡単に力が出せるようになっている。ピアノの前で姿勢が良いと、逆になんか不自然な感じがするが、実際に演奏をしてみるとミスをしなくなるのだ。だからそこそこの技術がありさえすれば、ミスなく演奏することができるので、それで拍手喝采を受けてしまうのである。

 ピアニストのコンサートに行くと、微妙な力加減を要する時、猫背になってピアノを弾くピアニストが必ずいるものだ。こういうピアニストは必ずミスを仕出かすのである。観客としてはそうやって猫背になってピアノを弾く姿を見ると、丁寧に弾いているんだなと思ってしまうが、実はそうではないのである。

 そのピアニストは下手糞なだけなのである。

 実を言うと、人間が椅子に座っているというのは楽そうに見えて、実は疲れるものなのである。だからピアノの演奏中、どうしても姿勢が乱れてくるものなのである。ピアノには鍵盤以外の場所に、ピアニストをダメにさせてしまう誘惑が存在するのだと解っていないと、その誘惑のために我が身を滅ぼされてしまうのである。

 男性なら五指ソックスを穿いて、足の指に力が入るようにしておくことだ。こすると猫背になる確率が一気に減少する。女性ならドレスの下にコルセットを装着し、どうやっても猫背にならないようにすべきなのである。女性は筋肉量が少ないために、猫背になってしまう確率は男性よりも高いものなのである。

●猫背だと思考がネガティブになってしまうもの

 ピアニストたちの中には病気がちのピアニストがいたり、難病に蝕まれるピアニストがいたりするものだ。そういうピアニストは悲惨であっても、その姿は哀れなものだから、遂々、人々の同情を買ってしまう。しかしその同情のために、そのピアニストの悪行が解らなくなってしまうのだ。

 病気を引き起こした原因は猫背にあるのだ。

 ピアニストは練習に物凄い時間を割くし、演奏を披露すれば極度の緊張感の中でそれをこなさなければならないのだ。このため猫背になって演奏している人は、その猫背が固定され易くなるので、それで背骨が曲がってしまうのである。それが病気を引き起こしてしまうのである。

 普段から猫背でいれば肺活量が少なくなる。体内の酸素が少なくなれば、頭が巧く機能しなくなるのは当然のことなのである。ピアノは10本の指をフル稼働させている以上、頭に充分な酸素を供給しない限り、思いっきりネガティブモードになってしまうものなのである。

 ネガティブモードになっている以上、外出して気分転換しようなどとは決して思わなくなるものだ。自宅にいる時間が長くなり、それで余計に運動不足になり、病気を悪化させていくのである。自宅に幾らいたってその病気は治らないのに、延々と病気と闘い続ける日々を送るようになってしまうのである。

 ピアニストは運動不足になり易い。だから普段からスポーツをすることを心掛けるべきなのである。散歩でもいいし、軽ジョギングでもいい。そうやって体を動かしていれば、運動不足を解消できるし、それに何より猫背を解消することができるのである。

●猫背にならないために

 意外なことかもしれないが、赤ちゃんは姿勢がいいものなのである。子供は3歳くらいまでなら、背中に定規が入っているのではないかと思うくらいに姿勢がいいのだ。その姿勢が年齢の上昇と共に悪くなっていくのである。だから猫背の連中がウヨウヨと出て来ることになるのである。

 姿勢を正しくするために、なんといっても「子供の時の躾」にあるのだ。子供を外に追い出し、走り回るようにさせるべきなのである。走れば誰だって姿勢を正しくせざるを得ないのだ。外で遊ぶ時間が少なければ、猫背になる確率だって上がってくるのである。

 母親が注意すべきは、食事の際の姿勢であろう。子供が猫背になり易いがこの瞬間であるので、とにかく両親共々姿勢を良くすることだ。そして子供の姿勢が悪いのなら、そぐさま叱り飛ばすことだ。このすぐさまが効果的なのであって、それをやらないからこそ、子供は猫背になっていくのだ。

 夕食後には子供たちと遊びながら筋肉トレーニングを行い、腹筋や背筋を鍛えるようにすることだ。ここの筋肉が弱いからこそ、子供たちは猫背になっていくのである。子供の体は軽いので。多少厳しい筋肉トレーニングをしてもついてこれるものなのである。

 こうなってくると猫背であるのかないのかは、その親の子育ての仕方次第となるのだ。だから猫背のピアニストがいたのなら、その親の力量が大体解るし、逆に姿勢の正しいピアニストがいたら、その親は立派だと推定することができるのである。

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コメント


タマティーさん、こんにちは
お久しぶりです(*^^*)

同棲の件なんですが、
結局現状維持になりそうです。
本当、フラガールな彼氏困ります。
早く妊娠してしまいたい!

最近、バイトが決まりましたので
地道に貯金して行こうと思います。
彼氏には内緒ですが、パーティー
コンパニオンの仕事です。
短時間で効率よく稼げるので
今の私には都合の良い仕事です。

猫背のお話、ドキッとしました。
私は小学生くらいまでは
姿勢は良かったと思います。
ピアノを10年程習っていたのですが、
小学2年生の発表会の時のビデオを見ると
背筋をピンと伸ばし、堂々と入場し、
自信満々にピアノを演奏している
私が写っています。
しかし、中学生から酷いイジメにあい
段々猫背になってしまいました
多分、イジメられて自信がなくなり
マイナス思考になり、猫背になって
しまったんだろうと思います。

息子には、猫背にさせないようにしたいです。
最近息子と遊ぶ時にさりげなく
筋トレもさせてるので、持続したいです。

投稿: りあ | 2012年4月11日 (水) 15時30分

 りあさん、そのバイトは実にいいバイトです!
 りあさんに向いている仕事ですな。

 現時点で抱えている問題は、全て「お金」がありさえすれば簡単に解決できる問題なので、とにかくしっかりと稼がないとね。

 今回の記事にあったように、姿勢を正しくして、身嗜みを良くし、テキパキと動いていれば、絶対に評価され、あれよあれよという間に、いい仕事が舞い込んでくるものですよ。

投稿: タマティー | 2012年4月12日 (木) 07時08分


向いていますか(*^^*)
ありがとうございます

パーティーコンパニオンは
宴会のお酌をするお仕事です。
シフトの融通も効くし、
時給が良いので助かります。

だいたいお座敷でのお仕事なので、
接客する時は正座なので姿勢も
自然と良くなります
以前、経験があるので緊張感も
あまりなく、頑張れそうです。

確かに、お金の問題ですね(>_<)
お金がないと彼氏の機嫌が悪くなり、
すぐ喧嘩?に発展してしまいますので

引っ越し先は、前のマンションの
家賃より安いですし、都内に引っ越した事で
高速道路代もかからないので
(彼氏の仕事は都内が多いです)
少しは余裕が出来そうです。
彼氏も今までずっと都内に住んでたので
都内が一番落ち着くみたいです。

少しずつ、状況が進展して
行ったらいいなと思います

投稿: りあ | 2012年4月13日 (金) 08時14分

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