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恵まれた人たちほど恐ろしい

●30歳自立説

 人間は寝たきり状態で生まれてくる。肉体的成長のピークは19歳である。精神的に大人になれるのは30歳だと見ていい。民法上の成人が20歳以上であるために、これを鵜呑みにする人たちが跡を絶えないのだ。男女とも20代ではどうやっても自立できないのだ。

 20代の若者が自立できないという事実を知りたければ大学に行ってみればいい。大学生たちはマナーを守ることができないし、授業中、黙って人の話を聞くことができない。何か自分の意見を言ってみろといっても、碌なことを言わない。自立できていないから、間違った考えや間違った行動を平気で取ってしまうのである。

 若者の意見は下手に聞くべきではない。大人達が若者達の意見を聞き入れてしまうと、若者達は大人達から学ぶべきことを学べなくなってしまうし、その後に於いて自立していくことができなくなってしまうからだ。人間、若い時は然るべき人物に従い、その者から学んでいくべきであって、勝手気儘な行動を取るべきではないのである。

 若い時に師匠を持たなかった人はその後の人生が悲惨になってしまう。例えば「セクハラ」を騒ぎ立てる女性は男女間の会話の仕方が下手ということであろう。会話上での切り替えしが全然できていないのである。「パワハラ」を騒ぎ立てる女性も、上司への対応が下手ということであろう。大体、上司に楯突く部下など、絶対に使い物にならないものなのである。

 人間は群生動物である。群れて暮らす生き物なのである。だからまずは家族の中で人間関係を学び、次に組織の中で人間関係を学んでいかなければならないのだ。それなのに何事も自分中心で考えてしまえば、どうやったって巧く行くわけがないのだ。

●恵まれすぎることは危険なのである

 女性たちの中で「女性の自立」を唱えたり、「セクハラ」や「パワハラ」などを唱えているのなら、自分は今まで恵まれすぎた環境で育ちすぎたと思うべきなのである。恵まれすぎた環境に育ってきたからこそ、師匠を得ることができず、女性にとって大事なことを教えて貰うことができなかったのである。

 恵まれすぎていることは逆に危険なのである。自己規定がなくなってしまうのである。例えば貧乏な家庭で育てば、「私の家は貧乏だからさ~」と事あるごとに言って自己規定することができる。こういう自己規定をしている人が贅沢三昧をするということはありえない筈だ。

 しかし恵まれた過ぎた環境で育てば自己規定する必要性がないから、我儘し放題になってしまうのである。大体、女性が大学に進学してくるということは、裕福な家庭で育ったということであろう。そういう女性たちほど危険なのである。女性がこの世で生きていくために大事なことを教えてくれる師匠を見つけ出し、その者から教えを乞うということをしないのである。

 そもそも大学教授というのは人生訓を垂れたりはしない。大学教授は学問的には優れた人物ではあるかもしれないが、人間的には優れた人物ではないのだ。だから立派な女性になりたいのなら、大学教授以外の者で、人格的に優れているから教えを乞わなければならないのだ。

 自己啓発書を読んでいてつくづく思うのは、優れた自己啓発書は絶対に大学教授が書いたものではないということだ。ベンチャー企業を起こした起業家だとか、何かしらの分野で大手柄を立てたりした人が書いた本の方が出来はいいのである。

●子供ができないという苦しみ、子供を失った悲しみ

 女性の場合、自立できなかった人は結婚しないし、自立できた女性は結婚するものであろう。しかし結婚すればそれで終わりではないのだ。自立すれば今度は独立しなければならないのだ。子供たちを生んで新たな家族を作らないと、どうしても独立できないのである。

 だからこそ不妊症に罹れば大いに苦しむことになるのだ。子供ができないという苦しみだけでなく、子供ができなければ親から独立できないという苦しみが加わってくるからだ。不妊症では不妊症それ自体よりも、不妊症ストレスの方が厄介なものなのである。

 子供ができたのであるならば、今度は子供が病気で死んだり、交通事故で死んだりする可能性も出て来る。実際に子供が死んでしまえば、子供が死んだ悲しみだけでなく、自分の家族が崩れていく悲しみも加わってくるのだ。それゆえ子供が死んだことを慰められても、その悲しみがなかなか癒えないのである。

 一見、子供ができない夫婦と、子供が死んでしまった夫婦とではなんの繋がりもないと思ってしまう。しかし大有りなのだ。自分たちが恵まれすぎた環境にいたことを察知できず、それを修正しなかったのである。修正しなかったからこそ、結婚後に不幸が炸裂してきたのである。

 人間は不幸のドン底に叩き落されれば、これが不幸なんだと理解できる。しかし恵まれすぎた状態に置かれると、その危険性が解らないという厄介な動物なのである。だからこそこの世を生き抜いていく知恵が必要なのである。知恵があればその危険を事前に察知することができるものなのである。

●恵まれすぎないようにする秘策

 人間は生きているだけでラッキーなのだ。その幸運を充分に噛み締めなければならないのだ。だからといって人生に幸福だけがやってくるのではないのだ。不幸だってやってくる。幸福をより多くし、不幸を出来る限り少なくしていくためには、恵まれすぎないように生きていくべきなのである。

①神を畏れること

 神を畏れることこそ、自分が恵まれすぎないようにする最大の秘策なのだ。自分を中心に置くのではなく、神様を中心に置いてしまえば、自分は恵まれすぎず、不幸を抑えながら、より多くの幸福を獲得していくことが可能になるのだ。

②墓参りと家系図

 次に墓参りだ。墓参りに行くことご先祖様たちに感謝の意を捧げ、自分たち家族を守って貰うようにするのだ。この霊的守護をバカにしてはならない。不幸というものは幸福が起こっている真っ最中に起こってくるものなのである。

 もう1つは家系図である。家系図を書くと自分たちの家系のリズムが解るので、今、自分たち夫婦が何をなすべきかが解るようになるのだ。それと家系図を子供たちに教えると、結婚することが義務となり、絶対に子孫を絶やすことがなくなるのだ。家系図は不妊症の防止には凄まじいほどまでに威力があるものなのである。

③天引き貯金

 収入というのは、多かろうが少なかろうが、絶対に文句が出て来る。だから収入の全てを使ってしまうのではなく、収入の2割を貯金するべきなのである。貯金すれば残りのお金で生活しなければならないので、合理的に消費していくことが可能になるのだ。しかも確実に貯金ができるので、気付いた頃にはしっかりとした資産を持つことができるようになるのだ。

④断食と冷水浴

 普段の生活で心がけたいのは「断食」である。人間は基本的に「1日1食」の動物である。それが文明誕生以後になると「1日2食」になり、それが現代では「1日3食」になっている。明らかに食べ過ぎているのである。そんなことをやっているからこそ病気になるし、頭が狂うし、体だってだるいのである。

 そこで断食をするのである。何も食わない完全断食ではなく、フルーツだけを食べる断食をすればいいのである。これを最低でも月に1回はやった方がいいのだ。断食をすると体を洗いたくなるので、その時は冷水浴をすればいい。体が引き締まるので、心身が爽快になるのだ。

⑤慈善活動

 この世の中にはどうしても恵まれない人たちが出て来る。その者たちに慈善活動を行い、不幸から脱出できるようにしてあげるのである。慈善活動は飽くまでも自分の幸福のお裾分けなのであって、やりすぎてはならない。慈善活動のために自分が不幸になっては意味がないのだ。

 恵まれすぎた状態を抑えるためのお秘策は物凄く宗教的なものばかりなのである。宗教から離れてしまうからこそ、この大事なことが見えてこないのだ。世俗に存在する解決策など、所詮は場当たり的なものなのである。人生を根本から変えていくためには、やはり宗教が絶対に必要なのである。

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コメント

タマティーさん!ご無沙汰しています。(^_^)ノ
幸せって、家族皆が健康でいる事が幸せですよね?!
人生には、悩みは耐えません。不満を言えば切りがありません。
でも、それを回避するのは経験であったり相談したりすれば
解決に繋がるのかなと思います。
人は一人で生きていく事は出来ません。
なので、人に驕らず謙虚に真面目に生きていれば誰か必ず助けてくれると思っています。
勿論、自分も困っている人を助けたいと思います(^^;)
無理をせず自分で出来る範囲内でですけどね…。
毎日そう思って生きていれば、おのずと今自分で遣るべき事が見えて来る今日この頃です…(*^_^*)

投稿: ぽんちゃん | 2012年6月 8日 (金) 00時23分


タマティーさん、こんばんは
昨日の夜中にタマティーさんのブログが
見れなくなり、『このページは削除
されているか、存在しません』というような
文字が画面に出てしまっていたので、
タマティーさんがブログを消して
しまったのかと思いましたが、
昼間に再度接続したところ、今まで通り
見れたのでホッとしました(*^^*)
謎の不都合でしたが、タマティーさんの
ブログがなくなってしまってなくて
本当に良かったです

今回の記事にも、納得です!
私は多分、人間関係は色々あったので
恵まれすぎている人ではないと思います。
人間として、まだまだ未熟ではありますが
どん底は知っているので、度が過ぎた事は
しませんし、基本的に学びの姿勢です。

困った人や不幸な人の手助けも
進んでやるタイプなので、
これでいいんだなと改めて納得しました

最近、彼氏が仕事のお客さんに
『再婚しないの〜?』と
言われたみたいで、なんだか嬉しいです。
再婚が決まった訳ではないのですが、
周りの方が言って下さると
彼氏も少しは色々考えてくれるかなあと
少し舞い上がってます(笑)
期待しすぎると、良くないので
今はもう考えていませんが\(^o^)/

もう必殺のでき婚しちゃいたいです(笑)
精子が2週間くらい生きてたら
いいのになあと無謀な妄想してます!

投稿: りあ | 2012年6月 8日 (金) 03時37分

 ぽんちゃん、マジで健康は大事ですよ。
 病気になると人間の思考まで狂ってきますからね。

 タマティーがウンコネタを連発するのも、排便が拙くなると体内に老廃物と毒素が溜まって、それで病気になっていくからなんです。

 それと運動ですよ。
 特に歩行数が少なくなると、これまたおかしくなっていきますからね。
 子供をベビーカーに乗せるよりも、とにかく歩かした方がいいんですよ。
 子供は疲れたらベビーカーに乗ってくるので。

 
 それと前回の記事で『教育を救う保守の哲学』は結構レベルの高い書物なので、この本はお勧めしますよ。

投稿: タマティー | 2012年6月 8日 (金) 06時43分

 りあさん、こちらはそれ以上にショックでした。
  
 記事を書いている最中にシャットダウンしたので、ニフティーから追放されたかと思いましたよ。
 前に「にほんブログ村」から追放を受けたので、なんか記事でヤバイこと書いたかな~って、1日中考え込んでしまいましたよ。
 
 これはニフティー側の電源状態の故障だと後で解ったんですが、復旧後、俺が書いていた記事が物の見事に消えていました。
 こまめに保存をしておくべきでした。
 描いていたのは、今日公開した『たいふうがくる』の紹介記事なのですが、その中でも「今回は巧く書けたな~」という所が飛んでしまい、イチからやり直しですよ。

 「再婚しないの~」とか言われるのは、「再婚のサイン」ですよ。
 こういう場合、再婚のことだけは考えないように。
 結婚のことばかり意識してくる女性に対しては、男性は冷めてしまうものなんですよ。
 それよりも結婚なんか意識せず、りあさんが今すべきことに打ち込んでいると、あれよあれよという内に結婚話が進展してしまうんです。
 本当に不思議なことなんだけど、結婚話がオジャンになる女性たちは結婚を意識しすぎなんです。

投稿: タマティー | 2012年6月 8日 (金) 06時54分


そうだったんですね
最初、私も頭が真っ白に
なってしまいました
タマティーさんのブログが
なくなってしまったら
相当凹むところでした(>_<)

追放とか、怖いですね
タマティーさんは何も
悪い事してないじゃないですか!
むしろ、世の女性達の強い身方であり
知識やアドバイスをめちゃくちゃ
貢献して下さってる神様じゃないですか!
もしタマティーさんを
追放したら、私キレます

しかし、うまく書けた記事が
消えてしまって残念でしたね(ノ_・。)
私も『こういう時に限って』という
トラブルに遭遇する事が多々あります
でも、本当ブログが消えてなくて
ホッとしました

再婚のサインだなんて、
またまた舞い上がっちゃいます(笑)
ですが、調子に乗ってはいけませんよね!
意識しすぎるのって確かに
良くない気がします。
なぜか意識しすぎるとダメになる
パターンにも、よく遭遇するので(笑)
学習して、結婚のことは考えず
仕事や子育てなど頑張ります

引っ越しの件ですが、無事に荷物を
運び終えることが出来ました!
時間かかりましたが…
業者を使わないと
大変だということが分かりました
あとは新居を片付けるだけです

投稿: りあ | 2012年6月 9日 (土) 02時36分

タマティーさん!こんにちは(*^_^*)
息子は、最近やっと一人で歩くのが上手になりました。
少し遅かったですかねぇ…(^^;)?1歳4ヶ月です
私的には、歩くと大変だから親孝行で歩かないと人には、言っていますが(^-^)ハイハイで鍛えられるし!

タマティーさんに、薦めて頂いた本是非買って読みたいと思って
います。(*^_^*)
いつもありがとうございます!(^O^)

投稿: ぽんちゃん | 2012年6月10日 (日) 11時54分

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