「天中殺」と「人生の季節」
●自然のリズムを忘れた文明人
人間だって自然界の中で生きているのだから、当然の自然のリズムを持ち、それを巧く活かして生き続けなければならない。自然のリムムを利用すれば無理することなく成果を得ることができるし、自然のリズムを無視すれば多大な努力を支払ってもなんの成果を得ることはないのだ。
「天中殺」というのも、自然のリズムの教えなのである。簡単に言ってしまえば、12年の内、2年間は休息の時期で、「その時期は静かにしていろ」ということなのである。だから10年間は一生懸命働いて、2年間は休むというような考えていればいいのである。
天中殺の中でも1年間は人生が八方塞の時期になるものなのである。ここで強烈な不幸に出くわすのである。「人生の中には必ず落とし穴がある」と言われるが、落とし穴に落ちる時期は天中殺のド真ん中なのである。
その一方で人生には幸運が巡ってくる時期が必ずある。不幸だらけの人生というものはないのである。就職や結婚といったものを運気のいい時に行なえば、それ以降は順調に進み、あれよあれよと巧く行くようになるものなのである。
ところが文明人はこの自然のリズムを忘れてしまったのである。だから闇雲に走りまくり、それで不幸になってしまうのである。それゆえ算命術が生み出され、文明人であったとしても自然のリズムを失わないようにしたのである。
●春秋は流し、夏冬は短し
天中殺を理解するためには、農業を例に取って説明するのが一番解り易い。
①春
春になれば、山で山菜が取れ、山菜を食べることで冬場に溜まった毒素を除去する。それが終わると田植えをする。だから春というのは自然の恵みを受けながら、秋に向けて収穫が得られるように行動を起こすのである。
②夏
夏になれば気温が上昇し、台風もやってくる。夏に取れるのは野菜くらいなもので、お米はまだまだ収穫できない。夏は体が良く動くので、この時期を使って重労働をし、現金収入が得られるようにするのである。
③秋
秋になれば、お米の収穫が出来、野菜も豊富に取れる。山では果物が大量に取れるし、海でも魚が大量に取れる。秋は飽きるまで食うことが許される時期なのである。その一方で春に向けて麦を植え、冬が開けた時に収穫できるようにするのである。
④冬
冬には自然界からの恵みは一切ない。農民はこの時期「農閑期」なのであって、自宅で読書をしたり、内職をするのである。田圃や畑に種を蒔いても、冬場は芽が出ないのである。ひたすら秋までに収穫した物で食い繋ぐのである。
季節というものは四等分できるものではないのだ。春は「3月」「4月」「5月「6月」であり、夏は「7月」「8月」「9月」であり、秋は「10月」「11月」「12月」であり、冬は「1月」「2月」であるのだ。春秋は長いが、夏冬は短いのだ。
●運命鑑定から見た結婚の時期
意外なことかもしれないが、運命鑑定をやっていると、「人生の春」に相当する時期に結婚している夫婦が一番多いのである。付き合い始めてから3年ほどあれば、まず間違えないのだ。結婚は急いではならないし、かといってモタモタしてはならないのだ。
「人生の春」に結婚すればスロースタートではあっても、周囲から多少の支援を受けることができるし、結婚が順調に進むのである。まず離婚しないし、夫婦に危機があっても巧く乗り切れることができるのである。
次に多いのが「人生の秋」に相当する時期に結婚している夫婦たちである。この時期は収穫の時期に当たるので、経済的に豊かになっている状況なので、結婚してもスムーズに進むのである。これもまず離婚しない。
第三番目に多いのが「人生の冬」の時期に結婚する夫婦である。まさに天中殺の時期になぜだか結婚してしまうのだ。この時期には収穫が得られないので、男女が結婚してくっつくことでやり過ごそうということになるのだ。
天中殺の時期に結婚したからといって必ず離婚することはない。離婚することになるのは天中殺のド真ん中で結婚した場合だけであって、それ以外は「腐れ縁コンビ」になってなんだかんだいいながら、結婚を維持するのである。
一番少ないのが「人生の夏」に相当する時期に結婚した夫婦で、この時期には収穫物はあっても非常に少ないし、そのくせ動き回る季節なので、どうにも落ち着かないのだ。結婚しても数年で離婚してしまい、そのくせすぐに再婚してしまうのは、この時期に結婚したカップルの特徴なのである。
●腐れ縁コンビ夫婦がすべきこと
天中殺で結婚した場合、必ずしも離婚するとは限らないのだ。天中殺のド真ん中で結婚した夫婦だけが離婚することになるのである。天中殺でも「腐れ縁コンビ」になれば、なんだかんだいいながらその結婚を維持していくものなのである。
天中殺のド真ん中で結婚したのなら、とにかく早めに離婚してしまうことだ。この結婚は誰がどうやっても維持できないのだ。早めに離婚してしまえば、再婚するできる可能性が高くなるので、天中殺による損害を最小限に抑えることができるのである。
腐れ縁コンビの夫婦の場合、自分たちが自然の恩恵を受けることができない状況下で結婚したということなのである。このため何もかも自分たちでやっていかなければならないし、引越しすることで環境を変えるというこもある。
①子供を多く生むこと
この結婚を維持したいのなら、とにかく子供を多く生むことことだ。子供たちが沢山いれば、子供たちの運気によって、その家族が大いに変わって行くのである。子供が1人や2人しかいないからなこそ、夫婦間に問題が生じてくるのである。
②夫婦共働き
腐れ縁コンビの夫婦の場合、夫婦共働きが基本となる。何もかも自分たちでやるゆえに、妻だって外に働きに出て行かざるを得ないのだ。その分、収入が多くなるが、子供たちのために普通の夫婦よりは出費が嵩むのである。
③夫婦の距離の取り方を巧くする
腐れ縁コンビの夫婦は、常にラブラブというわけではない。夫婦双方の運気が落ちた時に結婚したために、「この人がいればどんなピンチが来ても乗り切れるだろう」と思ってしまうのだ。だから普段の生活からして、夫婦は距離を置いているのだ。
④宗教心
腐れ縁コンビの夫婦は、結婚してから当分の間、つらい時期が続くものなのである。そのため宗教心を持って心を鍛えておかないと、倒れてしまうことになるのだ。宗教書を読んだり、神社仏閣に参拝しに行くということは非常に重要になってくるのだ。
⑤健康法
腐れ縁コンビの夫婦の場合、自分たち夫婦しか頼るものはないために、とにかく健康には注意しておくことだ。暴飲暴食をやっていれば、あっという間に命を落としてしまうのだ。快食快眠快便を心掛けていれば、健康を維持できるものなのである。
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