子供は風邪をひくたびに強くなる!
●赤ちゃんの病気は新米ママにはビックリ!
どの女性たちも「育児の仕方」を知ってから結婚するのではないのだ。育児の仕方など全く知らずに結婚していくのである。人間は他の哺乳類とは違って、育児の仕方を教えられない限り解らないという厄介な動物なのである。
出産時にトラブルがなければ、赤ちゃんは健康に育って行くものだ。当初は寝たきり状態なので、授乳して、ウンチして、寝て、オッパイが欲しくなれば泣き出すということを繰り返すものだ。赤ちゃんは元気といえば元気なのである。
しかし寝返りができるようになってから、赤ちゃんは元気かと思いきや、突然にダウンしてしまったりするのだ。しかも体温は一気に40度にまでに達して、新米ママはその姿にオロオロしてしまうのである。大の大人なら、こんなことは絶対にありえないからだ。
しかし赤ちゃんがそのような状態になったからといって、行き成り病院に駆け込むのは危険なのである。というか、医者ですらも処置の仕様がないのだ。赤ちゃんはそういうものなのであって、赤ちゃんに対して何も知らないからこそ、すぐに病院に駆け込んでしまうのである。
赤ちゃんは自分で抗体を作り出せない。母親の母乳を通して抗体を貰い、生後6ヵ月後に抗体を全身に張り巡らせることに成功し、生後2年を過ぎるまで母親の抗体に頼りっ放しなのだ。だから赤ちゃんは抗体が半分近く体に入り始めた生後3ヶ月後当たりから、突然の発熱をしたりすることもあるのである。それは深刻な病気ではなく、抗体が巧く機能している証拠なのである。
●「発熱」「鼻水」「咳」「嘔吐」「下痢」の5連発
今回お勧めするのはこれらの本!
吉崎達郎・明橋大二著『子育てハッピーアドバイス 知っててよかった小児科の巻』(1万年堂出版)
吉崎達郎・明橋大二著『子育てハッピーアドバイス もっと知りたい小児科の巻2』(1万年堂出版)
赤ちゃんは病気になれば、「発熱」「鼻水」「咳」「嘔吐」「下痢」の5連発を繰り出してくることになる。これらのことは正常に免疫力が作動しているということなのである。逆に言えばこれらの反応が出ている限り、赤ちゃんは深刻な状態には陥らないのである。
赤ちゃんの発熱は凄い。発熱したら一気に40度に達してしまう。これは赤ちゃんの白血球が少ないために、思いっきり発熱させて、効率良く白血球を使用していくためなのである。赤ちゃんが発熱しているからといって解熱剤を与えてしまえば、赤ちゃんは病原菌に蝕まれてしまうのでる。
赤ちゃんの鼻水も凄い。とにかく鼻水を出したら、有り得ない量の鼻水を出してくる。赤ちゃんは体内の水分が豊富なために、大量に鼻水を出すことが可能なのである。赤ちゃんが鼻水を出しているのなら、拭いてあげればいいだけのことなのである。
赤ちゃんは咳は実に大袈裟である。それは赤ちゃんの体が小さいために、咳をしようものなら全身を使って咳をするのである。こういう咳の仕方は大人ではしない。もしもこういう咳をしたら重病である。だが赤ちゃんは重病ではなくても、大袈裟な咳をしてくるものなのである。
新米ママは赤ちゃんが嘔吐した姿を見れば驚いてしまう。新米ママの方は嘔吐などしないからだ。赤ちゃんは食道が未発達なために、平気で嘔吐してくるのだ。しかも風邪にでも罹れば、すぐさま嘔吐し、消化吸収にエネルギーを回さず、病気回復のためにエネルギーを集中させるのである。
新米ママにとってはいつもオムツを替えているために、赤ちゃんの下痢にはビックリしてしまう。赤ちゃんの内臓は生後2年を過ぎるまで完成した状態にはならないのである。このため赤ちゃんは些細なことでも下痢をしてくるのである。
●水を飲ませて、寝かしておけば、自然と治る
赤ちゃんの病気は基本的に「風邪」なのである。赤ちゃんは免疫力が弱いために、大人よりも風邪に罹り易いのだ。しかも風邪をひいたのなら、その症状が一気に悪化したように見える。それは赤ちゃんとしては当たり前の現象なのである。
赤ちゃんが病気になったらすぐさま病院に行くのではなく、まずは水を飲ませておくことだ。母乳でも別に構わない。赤ちゃんは免疫力を作動させるために水を大量に使うので、水分補給をしっかりしていないと脱水症状を起こしてしまうのだ。だから水を与えればいいのである。
そして寝かすことだ。免疫力は睡眠時に最も機能するのである。それゆえ赤ちゃんを眠らしておけばいいのだ。眠っている内に治ってしまうものなのだ。殆どの場合、翌日になれば病気が治っているというパターンなのである。
赤ちゃんは病気に罹り、それを克服すると、以前よりも遥かに健康になる。病気によって免疫力が増強されたからなのである。逆に言えば病気を何1つしない方が危険なのだ。免疫力が増強されていないために、或る日突然に深刻な病気に罹り、それで呆気なく死んでしまうことになるのだ。
育児をしている時、様々なルートを持っておくことだ。実母や義母、ママ友や育児経験者、その上での医者なのである。医者しか頼る人がいないからこそ、病院に行きっ放しになり、赤ちゃんは薬害のために逆に体が弱ってしまうのである。
●病院に行くのでjはなく、掃除と母乳と排便をしっかりとせよ
赤ちゃんが頻繁に病気を起こす家は決まっているものだ。家の中が汚いのだ。掃除をしていないからこそ、赤ちゃんは病気に罹ってしまい、母親はその看病に追われて、より一層掃除をしなくなるという悪循環を繰り返しているのだ。
赤ちゃんがいる場合、朝起きたらすぐさま掃除を開始することだ。家の中の埃が夜間の間に床に落ちていったので、家族の者たちが動き出す前に床を掃除してしまえば、大方の埃は取れるものなのである。一方、絨毯とか畳の掃除は朝食後である。
それと母乳の強化である。ご飯と味噌汁をしっかりと取り、野菜や豆類や魚をきちんと摂取しておくべきなのである。母乳を作るためには葉酸が大量に必要になってくるので、野菜や豆類を多く取らないと、いい母乳は出て来ないのだ。
授乳中は水道水をそのまま飲むようなことをしてはならない。水道水には塩素が混入されているので、葉酸が破壊されてしまうのである。浄水器を設置して、水道水を浄化する必要性があるのだ。因みに言っておくが、塩素をきちんと除去できる浄水器は結構値段が張るものなのである。
母親たるもの、とにかく日々の排便をしっかりと行なっておくことだ。人間は大腸から水分を取り出し、それを腎臓で濾過して、全身に供給するのである。このため便秘であるのなら、汚い水分が循環してしまうので、それで母乳の質が落ち、赤ちゃんは病気を発症してしまうのである。
●新米ママの責任ではない
赤ちゃんが病気をした時、新米ママなら自分に何か落ち度があって、それで我が子がこんなことになってしまったのではないかと、自責の念に駆られるものだ。しかし新米ママの責任ではないのだ。赤ちゃんはそういうものなのである。
強いていうなら、赤ちゃんに対して余りにも無知でありすぎたのである。赤ちゃんに対して愛情があれば、育児ができるものではないのだ。赤ちゃんに対する知識をしっかりと持つということが、絶対に必要なのである。
赤ちゃんが病気を起こす度に病院に行っていたら出費が嵩むものだし、それに病院に時間を大量に食われてしまうものなのだ。赤ちゃんに対して充分な知識があれば、赤ちゃんが病気になれば、水分を与えて寝かしておけばいいのである。その作業は無料だし、赤ちゃんが寝ている間、母親は自由時間であるのだ。
赤ちゃんが病院に行って治療を受けても、健康になるものではないのだ。下手に医者に頼ってしまったために免疫力が上がらないし、薬のために体内のビタミンやミネラルが奪われ、余計に貧弱な赤ちゃんになってしまうのである。
育児をしているのなら、赤ちゃんを信頼して、赤ちゃんの自己治癒力を使って病気を治して行くべきなのである。その自己治癒力は母親の母乳から来ている以上、母親自身が食生活をしっかりとしておかなければならないのである。自己治癒力で対応しきれなくなった時に、初めて病院に行くべきであって、それ以外では病院に行くべきではないのだ。こういう育て方の方が赤ちゃんは健康に育つものなのである。
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コメント
こんにちは(*^_^*)タマティーさん!
今回のお題も私が常日頃気になっていた事でしたので、相談に乗って頂きたくメールしました。
息子は今、1才8ヶ月になるところですが今まで熱が出たのが3回でその内2回は半日寝たら治りました。後の1回は、だるそうにずっと寝ていました。
風邪を引いて免疫力を上げると言う事が気になり、以前に保健所の方に相談をしたのですが不思議な顔をされ風邪はひかない方が良いと言われました(^。^;)
息子は余り風邪をひかない方だと思うのですが、このままでも大丈夫でしょうか?(>.お忙しい所すみません。
投稿: ぽんちゃん | 2012年10月 5日 (金) 11時41分
タマティー様、こんにちは!
いつもブログ楽しみにしています♪
今回の記事、今の私にもピッタリの内容で、嬉しかったです!
もうすぐ五ヶ月の娘が風邪を引き、痰が絡んでる状態がもう二週間以上続いており、病院で痰切り・咳止め・アレルギー症状を抑える薬・抗生剤二種類服用しましたが改善せず…。
症状は、発熱はなく、痰の絡みと咳がたまにあります。
元気で勢いはありますが、昨日ぐらいからよく泣くので調子悪くなってるのかなぁ?と周りの方が不安になってます…。
今日、また医者は抗生剤三種類目を処方しようとしたのでやめてもらい、風邪薬だけもらいました。
一度の風邪で抗生剤何種類も飲ませるなんてびっくりしました…。
治るまで抗生剤出され続けるところでした……。
(>_<)
でも、家ではおじいちゃんおばあちゃんが、「肺炎になったら大変だからまた病院へ行っておいで!」と、痰が絡む娘を見て毎日とても心配しています…。
放っておいてもし重症になったら私の責任だと責められるだろうし、私自身も何をどうしていいかわからないから、結局医者の言う通りにしていました。
さっそく本を買って読みます♪
読むのが楽しみです!
そして、質の良い母乳をしっかり飲ませられるよう頑張ります!
長くなりましたが、タマティー様に相談にのっていただきたいのですが、週明けにまだ治ってなかったら、総合病院に紹介してもらおうと思っていたのですが、風邪を三週間程も長引かせて、今頃自然治癒力を試してみるのは遅いでしょうか…?
とにかく、痰が絡んでるのを見てると、肺炎にならないか…と、心配ばかりしてしまいます…。
元気があれば、様子みても大丈夫でしょうか…?
何かアドバイスいただけると嬉しいです。
よろしくお願いします。
m(__)m
投稿: ともぞう | 2012年10月 5日 (金) 22時22分
ぽんちゃん、保健婦さんは基本的に看護婦なのであって、病気はしない方がいいということでしょう。
しかし免疫力向上のためには、風邪というような弱い病気に多少は罹っておいた方がいいってことですよ。
考え方が逆なんです。
人間は年に1度、「免疫力の刷新」という現象が起こります。
年に1度は風邪をひくんです。
風邪ではんくても鼻水程度でもいいんです。
だから息子さんは丁度いいペースで風邪をひいているってわけです。
それゆえ健康なんですよ。
全く風邪をひかないというのは、一見健康そうに見えて、実は免疫力が低下しているんです。
この世で生きていれば解るだろうけど、病弱そうな奴に限って長生きし、健康そうな奴に限って早死にしますよ。
「免疫力の刷新」をしないと、人間の体は意外と脆いもんですよ。
投稿: タマティー | 2012年10月 6日 (土) 07時30分
ともぞうさん、娘さんを総合病院で死なせないように!
とにかく家の中を掃除した方がいいよ。
夏から秋に変わると、結構、家の中は埃が溜まるもんですよ。
それと母乳の改善。
多分、葉野菜や豆類、芋類が足らんのですよ。
具沢山の味噌汁とか、鍋料理を食べて、大量に野菜を摂取できるようにした方がいいです。
それとボディーマッサージをしてみたら。
時期的に決行が悪く成り易い時期なので、血行が悪くなって、それで痰が出まくるのでしょう。
恐らく背中の血行が詰まっていると思います。
投稿: タマティー | 2012年10月 6日 (土) 07時43分
こんばんは(^o^)タマティーさん。
始めに、先日のメールの末文が変でしたので失礼しました。
正しくは、心配になり相談させて頂きました。(x_x)
お忙しい所すみません、宜しくお願いします。でした。
さて、返信をありがとうございました。(*^_^*)
一年に一回程度の風邪、鼻水程でしたら良いのですね(^。^;)
安心しました。!(^^)!
生まれて来る前から、男の子は弱いと聞いていたので病気の事についてはビクビクしていたのですが思いの他病気にならないのでそれはそれで心配でした。(^-^;
しかし、気をぬかずに気を付けていきたいと思います。(^^;)
今回も、ありがとうございました。(*^_^*)
寒くなってきましたね!布団の中が気持ちよくいつまでも寝ていたいです(^^)
タマティーさんも、体調に気を付けて下さいね(大丈夫だと思いますが(^_^)v)
ありがとうございました。(*^_^*)
投稿: ぽんちゃん | 2012年10月 6日 (土) 17時37分
タマティー様、アドバイスありがとうございます!
m(__)m
最近赤ちゃんがよく泣くので、疲れがたまってて掃除出来てませんでした…。
稲刈りの時期で、家の中まで埃がすごかったです。
(>_<)
泣くのも、ましになってきているので、掃除と料理少しずつ頑張ります♪
(^O^)/
ベビーマッサージもする余裕無かったけど、背中を重点的にやってみます♪
タマティー様にやるべき事のポイントを教えていただき、本当にありがたいです。
ありがとうございました。
m(__)
投稿: ともぞう | 2012年10月 8日 (月) 00時57分
タマティー様なぎ太です。お礼のメールがとんでもなく遅くなってしまって大変申し訳ありませんでした。とても的確なアドバイスをいただいたのに。言い訳になるのですが、すぐ解決できると思っていてそれからお礼メールをしようと思ったら、それから夫と何度も口論になるし、タマティー様の予想通り体調を崩し切迫流産になりかけて医者にも22週くらいに生まれるなら流産した方がましだと脅され大変な目にあいました。これも私の招いた結果だと思います。今は夫とも仲良くなり、家事も協力しています。やはり、夫のことを大切に思っているつもりでも、夫のことを大切にしていなかったんだと思います。夫に協力してもらながら茶碗はためないように、部屋を散らかさないようにしていると夫が急にイライラしたり、つっかかるようなことはほとんどなくなりました。夫は辛いなら家事をしなくていいと言っていましたが、部屋が汚くなったり、茶碗がたまるのが嫌だったみたいです。私が夫に甘えていました。姑はあれから来る時は連絡をくれるようになりました。また、やさしい言葉もかけてもらっているし、本当にありがたいです。
体の方は、自宅安静の指示とはり止めの内服薬が処方されましたが、足首ストレッチや妊婦用の操体法をなどを行い、お腹のはりや子宮頚管長が改善されました。なんとか入院はまぬがれています。
これからも過去記事を参考にしながら安産になるように過ごしていきたいと思います。タマティー様本当にありがとうございました。周りの人に対する感謝の気持ちを忘れずに謙虚な気持ちで過ごしていきたいと思います。
投稿: なぎ太 | 2012年10月11日 (木) 22時46分
タマティーさま
先日はアドバイスありがとうございました。
愚痴ってしまいすみませんでした。
昨日『医者いらず老い知らずの生き方』という免疫学についての対談形式の文庫本を読みました。
お医者さんと経営コンサルタントのかたのお話で、タマティーさまのようにガンは生き方を変えるいいチャンスだといっていました。
タマティーさまのブログを拝見していたおかげで、すっと内容が頭に入ってきました。
ガンや難病を薬や手術なしで克服した話が載っていて、為になりました。
青汁だけで生活している女性の話は、前にタマティーさんが書かれていた超少食人間にあてはまりました。
しかもガリガリではなくふくよかで福々しい体型だそうです。
タマティさまに教えてもらった日中断食で憧れの40キロ台に入りました!
これからも為になることや本の紹介をよろしくお願いします。
投稿: 明子 | 2012年10月22日 (月) 08時39分
タマティーさま
こんばんは
コメント連投ですみません。
また日本脳炎のワクチンで副作用が104人も…
恐ろしいですね…
投稿: 明子 | 2012年10月28日 (日) 21時35分
今年はまだインフルにはやられていないものの、先週末から胃腸風邪で娘がダウン。昨日から息子がダウンしてます
二人とも上から下から大洪水なのに食欲があるからもう大変…洗濯と掃除を何度したことか(x_x)
二人同時には寝ないので、今日は休む暇がなかったです。お尻が痛いと泣く息子をなだめ、娘におっぱいを飲ませつつ、隙を見て圧力鍋で旦那様用にご飯を作り、一体私はなにをしているのやらです。
今は二人とも、お茶と味噌汁だけ飲んでいる状態。娘は1日数十回と下から出ていてお尻が真っ赤だったので、病院で塗り薬とビオフェルミンを貰い与えています。
散々な息子の誕生日になってしまいました(涙)私が子供達にしてあげられるのはそばにいることだけなんですかね…。
投稿: ちぇー | 2018年3月 6日 (火) 20時52分
ちぇーさん、季節に変わり目は風邪が多くなるみたいです。
頼むから、二人同時に寝てくれですよね。
投稿: タマティー | 2018年3月 7日 (水) 05時36分