主婦と読書
●主婦たちこそ購買層の主力
出版社にとって「ビジネスマン」「若者」「主婦」というのは、「永遠のターゲット」である。これらの階層にターゲットを絞って出版物を出せば、必ずヒットするものなのである。出版社は無闇に出版物を出しているのではないのだ。
ビジネスマンたちは仕事をする上で大量の知識と技術を必要とするために、それこそ大量に本を買ってくれるのである。若者たちは勉強しなければならないし、流行に敏感だから、常に勉強関連の本や流行関連の本を必要とするのである。主婦たちは家事や育児をこなすから、家事や育児に関連する物なら幾らでも買うのである。
ところが本の中で一番なんのジャンルが売れるのかといえば、「料理本」なのである。つまり主婦たちこそが最も本を買っているということだ。主婦たちは日々料理するために、そのネタが尽きないように料理本を買い、夫や子供たちに美味しい料理を食べさせているのである。
では次に売れるジャンルは何かといえば、「ダイエット本」なのである。これまた主婦たちが大きく関与しているのである。既婚女性は出産すると、体型が母親体型に変わるものだ。しかも育児のために運動量が落ちるので、結構太るのだ。このためにダイエットは欠かせないのだ。
小説に関しても主婦に買われない限り絶対にベストセラーにならないものなのである。たとえベストセラーになったとしても、主婦たちの支持を得ることのできなかった作家はもう二度とヒットを出せなくなってしまうのである。それほど主婦たちはベストセラーの命運を左右するのである。
●家事や育児で学ぶべきことは沢山ある!
女性は結婚した当初、家事や育児のことを殆ど知らないものだ。多少は花嫁修業をした女性であったとしても、育児をどうやってすればいいのか知らないものだ。これは人間が進化の過程で生じた欠陥であって、他の哺乳動物たちは育児の仕方を知っているのに、人間だけがそれを知らないのだ。
だからこそ昔の母親たちは自分の娘に家事手伝いをさせたし、大きくなれば奉公に出し、そこで更に家事を学ばせたのである。家事が出来れば、結婚したとしても家事に関しては苦労しなくなるし、大体、家事が出来れば自然と育児も出来るようになるのだ。
しかし近代社会では女性たちを奉公に出すということはなくなってしまった。そのために女性たちは家事や育児に関する本を買って、そこで家事や育児を学ぶのである。通常、普通に暮らしていれば、本棚いっぱい分の本は買う羽目になるものなのである。
断言してもいいが、家事や育児で問題を起こす主婦たちは、本の購入量が少なすぎるのだ。主婦だったら絶対に料理のネタで苦しむものだ。新米ママなら育児のことで苦しむものだ。だったら本を買えばいいのである。その僅かな出費を惜しむからこそ、問題が発生してしまうのである。
家事や育児が巧く行った主婦はそれだけで終わるのではなく、必ず自分の趣味を持つようになる。編み物だとか、裁縫だとか、歌や踊りとか、如何にも女性らしい趣味を持つのだ。この趣味のために更に本を買うということをしてくるのである。
●主婦ボケの落とし穴
主婦たちの全員が読書家ではないのだ。主婦たちの中には本全く読まない者たちだっているのだ。主婦ボケが発生すれば自宅の中で傲慢になり、「本を読まなくても生きていける!」という間違った考えを抱いてしまうのだ。
確かに本を読まなくても主婦業はこなせる。しかし家事の合理化が一向に進まず、いつまで経っても非合理的な作業の繰り返しになってしまうのである。育児にしても、母親の愛情さえあれば子供が育つのではなく、育児に関する知識や技術を知っていれば、子供を健康に且つ優秀に育てることができたかもしれないのだ。
主婦ボケは読書をしている主婦にだって発生する。主婦なのに下らないジャンルに嵌ってしまうのである。代表例はハレークィーン小説であって、この出版社の本を買うのは殆どが主婦たちであるのだ。主婦たちの妄想を小説にしているからこそ、これに嵌ってしまうと延々と嵌り続けてしまうのである。
低俗な本を読む主婦たちは必ずといっていいほど、夫婦関係で問題を抱えるものだ。夫婦関係の不満を読書で発散することはしないことだ。夫婦関係で問題が生じているのなら、夫婦で話し合って解決していくべきなのである。
結婚すれば幸せになれるものである。しかし主婦たちの中には自分が幸せな余りにこの世の不幸を見つめ出す者たちが出て来るのだ、主婦ボケでもこのボケが一番厄介なのである。主婦なのに女性問題や環境問題や消費者運動や反原発運動や平和運動に手を出したりするのだ。
こういう問題や運動に手を出す主婦は、家庭そっちのけでやってしまうものなのである。しかも幾ら一介の主婦がこの手の問題や運動に手を出しても、大した成果を出すことはできないのである。自分が気付いた頃には夫も子供たちも自分から去っていってしまうものなのである。
●閉経以後の変化
主婦ボケはごく一部の既婚女性たちに起こるものだろうと甘く見てはならない。如何なる主婦も閉経を迎えるのであって、閉経後、女性は本を読まなくなる傾向が非常に強いのだ。閉経によって女性ホルモンが分泌されなくなり、脳が変化してしまうのである。
大体、出版社もお婆ちゃん向けに本を出すことはしない。これをやっても当たらないからだ。せいぜい雑誌を出す程度なのである。こうなってしまうと、主婦は過去の記憶を繰り返すばかりで、新たな情報を仕入れることがなくなってしまうのである。
これに対してお爺ちゃんは良く本を読むのだ。男性の場合、男性ホルモンが分泌され続けるので、脳に変化が起こらないのである。夫は老人になっても成長していっているのに、妻が成長してこなければ、どうしても夫婦の関係がややこしくなるものなのである。
主婦というのは、閉経前までに或る程度の量の本を読んでおかないと、閉経後は全く本を読まなくなるということを覚えておいた方がいい。たとえ閉経後に本を読めたとしても、その読書量は大いに減少してしまうということも知っておいた方がいい。
閉経前までは才気煥発の女性であったとしても、閉経後に一気に能力を落としてしまうのは、まさ閉経によって脳に変化が起こってしまったからなのである。だから女性が高齢になっても活躍している人は少ないのだ。
●手足を動かしながら、「読書の習慣」を持つ
閉経後にも読書をし、しかも活躍している主婦には共通項がある。それは手足を動かしているということだ。家事をやったり、絵を描いたり、ピアノを弾いたりと、手を動かし、しかも買い物や散歩に行って足を動かしているのだ。
普段から家事の手抜きをし、テレビをボサーッとなって見ていれば、閉経後に読書をしなくなるのは当然のことなのである。主婦が家事の手抜きをし始めるのは非常に危険なのだ。家の中にはテレビというボケを加速させる装置がある以上、家事に対して手抜きはできないものなのである。
主婦であるなら若い内に「読書の習慣」を持つようにすることだ。普段から読書をしていれば、自然と読書ができるようになるものなのである。こうしておけば閉経によって脳に変化が生じても、読書をし続けることができるのである。
但し、閉経後は無理して読書をしないことだ。どうしても読書量は落ちるのである。無理をして読書をしていると精神病や脳疾患を引き起こす可能性があるのだ。若い時にやれるような読書は、年を取ってしまえば、もう出来ないのである。
女性が読書をできる期間というのは限られているものなのである。家事や育児で忙しい時こそ読書をするべきなのである。そうやって読書をしていれば、自然とレベルの高い本を読めるようになるので、本に対して真贋がつくようになるのだ。こうなってしまえば、紛い物の本は切り捨て、有益な本だけを読めばいいようになるのだ。
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コメント
いつも楽しく拝読しております
読書大好き主婦です
運命鑑定やって頂きたいです
裸踊りやります
子供の前でやるので、いいですか?
投稿: ねこ | 2012年10月23日 (火) 22時22分
生理前で食欲旺盛な私です(笑)
『食べ物の話ばかりしている』と
彼氏に怒られてしまいました
最近平和だったので、ちょっと凹みます
普段は、食事の食べ過ぎには
気を使ってますが、生理前は
どうしても食欲が出てしまいますし
精神的にも不安定になります
PMSと言うらしいですね。
こんな私は大人しく
読書をすればいいでしょうか
投稿: りあ | 2012年10月24日 (水) 04時01分
りんりんさん、出産おめでとうございます!
名前の候補は全部良いです。
強いていうなら、旦那さんの案と、りんりんさんの第二案がいいですね。
でも、旦那さんの案だと日本人の名じゃないからな~。
俺だったら、りんりんさんの第二案にするね。
投稿: タマティー | 2012年10月24日 (水) 07時07分
ねこさん、どうぞ、子供たちの前でやって下さい!
教育上、物凄く悪いですが、子供たちを相手にやると、大爆笑になります。
それが終わったら、家族全員の名前と生年月日、それと結婚した年月日を教えて下さい。
投稿: タマティー | 2012年10月24日 (水) 07時22分
りあさん、食欲は出ている時は食った方がいいです。
体が必要としているからこそ、食欲が出て来るんですよ。
その食欲を下手に押さえ込むと、それがストレスになって、余計に食ってしまうことになるんです。
まあ、間食さえしなければ、そう簡単には太りませんよ。
女性の場合、生理周期があるから、多分、低温期に読書がし易くなるんじゃないかな?
自分の精神が乱れている時には、読書はしない方がいいです。
投稿: タマティー | 2012年10月24日 (水) 07時38分
タマティー様
ありがとうございます!
命名、旦那を説得し、私の第二候補で、進めていこうと思います。
これからもブログ、楽しみ&参考にしていきます!
大変だと思いますが、応援しています!
投稿: りんりん | 2012年10月24日 (水) 14時59分
ありがとうございます
食欲は、我慢しなくていいんですね。
本当に生理前は、自分でも
嫌気が差すくらいお腹が空くんです
夏はそうでもなかったんですが
食欲の秋ですかね(笑)
低温期ということは、生理後ぐらいが
いいってことですね。ありがとうございます
昨日、仕事のヘアメイクの
お兄さんとお姉さんに
『そういえば昨日(一昨日)、りあちゃんの
噂話してたんだよ〜。りあちゃんって
いいお母さんになりそうだよねって。
そのままの可愛いお母さんになりそうだよね〜。』
と、言われてギクッとしました(笑)
万が一キャストの女の子に
子持ちがバレたら仕事に支障が
出るかもしれないので、ヘアメイクさんにも
言ってないんですが、一瞬悟られたのかと
ドキッとしてしまいました
その後、『彼氏も年だし、そろそろ
結婚考えた方がいいんじゃないの〜?
で、子供産んだ方がいいよ!』と
軽いお節介を焼かれてしまいました(笑)
ちなみに、ヘアメイクの
お兄さんお姉さんはお子さんが居ます。
やはり雰囲気に子持ちオーラが
出ているのでしょうか
それか、純粋にいいお母さんに
なりそうって思ってくれたのかなあ。
些細な事ですが、気になってしまいました。
投稿: りあ | 2012年10月28日 (日) 09時24分