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え~ん!(泣) 講談社との交渉失敗!

●処女作と児童文学

 現在、処女作の最終チェックに入っているのであるが、原稿を何度も推敲した筈なのに、いざ印刷してみると些細な間違いがあることが解り、その度に印刷し直している日々である。この最終チェックが終わるまで結構時間がかかりそうなのである。

 しかし児童文学用に作った作品は既に完成し、印刷も済んでいるのである。そこでこの作品を処女作よりも先に世に送り出そうとしたのである。こっちの方は表紙とか挿絵とかに時間がかかるので、早くに出版社と交渉したいのである。

 まず俺が真っ先に選んだ出版社は、「講談社」!

 そもそもこの児童文学作品は講談社から出すことを予定して作った物なのである。講談社は面白くて為になる本を出す出版社なのだが、この児童文学作品もまた面白くて為になる作品なのである。この作品が岩波書店から出されることは絶対にないのだ。

 講談社への手紙は父親の死後10日後に書いて、その翌日に出した。これが悪かったかもしれない。俺自身、父親の死で動揺しており、文章が余り巧くなかったし、住所も書き間違えてしまった可能性もあるのだ。

 去年の年末にこの手紙を出してしまったために、年内に連絡が来ないのは想定していたが、年が明けても連絡が来なかったのである。もしや講談社に手紙が届いていないのではないかと、疑心暗鬼に陥ってしまったのである。

●電話する所を間違えた

 そこで講談社に電話をしようとしたのが、講談社児童局の電話番号が解らない。インターネットで調べてみると、講談社には「講談社児童文学新人賞」なるものがあって、その係りの電話番号が出ていたのである。

 仕方なく、その「講談社児童局 講談社児童文学新人賞係」に電話したのである。

 電話に出た人は女性。しかも声がいい。その対応は非常に丁寧である。それなのに俺が、

「昨年の12月にお手紙を出したのですけれども・・・・・・」

と伝えたら、

「そういう手紙は届いていません」

とのこと。

 この最初の遣り取りで動揺してしまい、その後、話が巧く展開していかないのである。

 相手は持ち込み原稿だと思っているので、これを拒否しようとしているし、俺はこれが持ち込み原稿と言われればそうかもしれないけど、講談社用に作った物なのでという意見をぶつけるので、話が全く噛み合わない。

 相手はとにかく原稿を出したいのなら、講談社児童文学新人賞の方に出してくれの一点張り。しかし俺が作った児童文学作品は講談社児童文学新人賞の応募条件に合わないので、この文学賞には出しようがないのだ。

 5分ほど交渉を繰り返したけど埒が明かず。俺自身、「講談社児童局長」に繋がる電話番号が解らないからこそ、講談社児童局児童文学新人賞係に電話したのだが。話している内に「電話する場所を間違えた」と思うようになり、「お手数をかけて済みませんでした」と切ることになってしまった。

●講談社から出したかったのに・・・・・・

 簡単に言ってしまえば、俺は不覚にも講談社から門前払いを受けてしまったのである。

 出版社ならどこでも良いというわけではないのである。この児童文学作品は面白くて為になる本である以上、そういう本を出版している講談社こそ最も相応しいのである。講談社以外の出版社ではどうやっても次善の策でしかないのだ。

 もう1つの理由はこの児童文学作品を俺の注文通りに編集してくれれば、恐らく本年度の最大のベストセラーになることが間違いないからだ。何も俺は自惚れているわけではないのだ。読者家として100万冊以上の本を読んできた男が、自分の作品を読んで感動してしまっているくらいなのである。

 この児童文学作品は当たればでかいのだ。仮に定価を1500円として、100万部売れた場合、その売上げ金額は「15億円」なのである。しかもこの児童文学作品がアニメ化された場合、更に半端ではない売上げを記録してくるのだ。

 こういう作品を他の出版社に渡したくはないのだ。

 しっかりとした本を出し続けている講談社だからこそ、この作品を与えたいのだ。

 しかも去年行なわれた第53回講談社児童文学新人賞は該当作品なしという決定を下したのである。ということは1作品ぐらい出せる資金はあるのであって、俺は丁度いいタイミングだと思っていたのである。

 ところが原稿を見て貰う以前に門前払いなので。どう仕様もないのだ。この児童文学作品は新人賞とかのレベルではないのである。文学性は非常に高いくせに、多くの子供たちが楽しめるようになっているのだ。

●かくなる上は

 講談社には俺の処女作の方を出して貰うことになっているので、児童文学作品を無理強いして、関係を悪化させたくはないのである。仕方ないので、講談社以外の出版社を探すことにする。とはいっても、講談社に準ずることができる出版社など非常に限られているのだ。

 俺が選んだ出版社は以下の3社である。

福音館書店

ポプラ社

偕成社

 福音館書店は角野栄子著『魔女の宅急便』を出した所である。俺は角野栄子さんのことが好きなので、この出版社でも良いのである。ポプラ社は可もない不可もない児童文学作品を出す出版社である。偕成社は上橋菜穂子の『守り人シリーズ』を出した所である。

 これらの出版社は棚から牡丹餅方式で絶好のチャンスが巡ってきたということなのである。問題はこれらの出版社がこの絶好のチャンスを活かしきることができるかなのである。俺は講談社の社員たちよりも劣る人材でこの大博打を打つ羽目になってしまったのである。

 俺自身、今は処女作の最終チェックを最優先にしているので、余りエネルギーを割けないのである。取り敢えず、処女作の最終チェックを終わらせることを急ぐようにする。児童文学作品は表紙や挿絵に口を出さなければならないし、その販売方法にも俺は俺なりの考えがあるのだ。俺の意見を忠実に実行してくれれば、ベストセラーになることはほぼ確実なのである。

 児童文学作品の方を先に出そうと思っていたのだが、思わぬ失敗で少し遅れることになってしまった。とはいっても必ず年内に出版されるので、乞うご期待! 実際にこの児童文学作品を読んでみれば、俺がなんでここまで拘っているのかが解ると思う。とにかく思い白いんだって! 笑いあり、涙ありだもん!

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コメント

タマティーさん。お疲れ様でした
講談社とは、ご縁がなかったのかもしれませんね(T_T
出だしが大事だと思いますので、焦らずじっくりと交渉して下さい(^-^)。
楽しみにしています!

投稿: ぽんちゃん | 2013年1月10日 (木) 00時39分

講談社さんには、確認の意味でもう一度、手紙を出されてみては…?それだけ面白ければ、とりあえず読んでもらえたら、いいのですから。ペンネームはやはりタマティーさまなんですか。

タマティーさまの作品、楽しみにしています。

誤字脱字は他人の書いたものは、すぐ気がつくものですが、自分の文章だとなかなか気がつかないものですよね。

投稿: ゆきねこ | 2013年1月10日 (木) 21時12分

ゆきねこさん、ぽんちゃんが言うように出だしで躓いてしまいました。

父親の死後10日後に連絡を取り始めたのが間違いだったかも?
やはり父親の死で動揺しておりました。

講談社ともう一度だけ交渉してみようと思います。

誤字脱字は本当に曲者ですよ。
何度やっても発見してしまいますからね。
最近は「句読点の打ち間違い」レベルになりました。
ただ単に「、」か「。」かの違いなんですけどね。
その度に印刷のし直してですよ。


それから、ゆきねこさん。
ゆきねこさんの小説はどうなってる?
俺が作家デビューした暁には、「≪深大寺ゆきねこ≫さんから上橋菜穂子さんの『守り人シリーズ』を教えられ~」ということを話すことになるので、そうなると、

「深大寺ゆきねこって誰?」

ということになります。
何も俺だけが作家デビューするのではなく、深大寺ゆきねこさんもいずれ作家デビューすることになるので、せっせと執筆に励んで下さいね。
くれぐれも日々の生産量を増やしすぎないように。
あんまり執筆時間が長いと、逆に作品の質が落ちてしまいます。

投稿: タマティー | 2013年1月11日 (金) 07時18分

タマティーさま

うっ!ギクッ!
只今、携帯でちまちま書いています。いつに完成がいつになることやら…。でも、頑張ります。

句読点とか、文章の呼吸って大事ですよね。

高橋たか子の「一瞬の風になれ」がとてもよくて、出版社が講談社だったので、やっぱり講談社が良いと思いました。

投稿: ゆきねこ | 2013年1月11日 (金) 08時38分

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