« 「近代日本文学の誕生」と「男色家たちの活躍」 | トップページ | 後家さんの役割 »

恋の発明品

●ブラジャーは本当に必要か?

 俺は中学高校と私立の男子校で育ったために、同い年の女の子たちと殆ど接することなく育ってしまった。このため若い女性たちが常識としているものを素直に受け入れることができないのだ。

「なんでそれは必要なの?」

と思ってしまうのである。

 その手の疑問の中でも最たるものが「ブラジャー」である。

 女性の体は19歳まで成長し続けるので、ブラジャーは不要ではないかと思ってしまうのである。体はどんどん成長しているのだから、ノーブラで過ごした方がオッパイの形は綺麗になる筈である。ブラジャーが必要になるのは、成長が終わった20歳以降の女性たちなのである。

 ブラジャー自体も、これをつけていて、本当に良いのか疑問に思ってしまう。素材は化学繊維であり、どうやっても皮膚には良くないものだ。ブラジャーのホックに金具が使われていようものなら、そこから微量な電気を発してしまい、それで乳癌になったりしてしまうのである。

 そこで俺は新しいブラジャーを考え出したのである。

 それは

「ハンドブラジャー」

である。

 ハンドブラジャーの素材は「手」である。だから如何なるオッパイにも常にフィットするのである。しかも手ゆえに心地いい弾力性があるのだ。それでいて保温性に優れているのだ。手だからこそ「人肌」の温かさがあり、これによってオッパイは温められることになるのである。

 俺はこのブラジャーを大学生の時に開発し、俺の彼女を使って実験してみた。俺が彼女の後ろに回り、上半身を裸にし、ハンドブラジャーを装着するのである。するとどうであろう。今までのブラジャーにない最高のブラジャーであることが実感できたのである。

●ハンドブラジャーは指が動く

 このハンドブラジャーには普通のブラジャーにはない機能がついているのである。それは、

「指が動く」

ということなのである。

 基本的に乳首は人差し指と親指の間に挟まれることになる。これによって乳首に対する圧迫感がないのである。普通のブラジャーはどうやっても乳首を圧迫させてしまうので、それで女性は調子を狂わしてしまうのである。ハンドブラジャーの場合、乳首が露出することになるので、女性たちは常に調子が良くなるのである。

 ハンドブラジャーによって調子の良くなった女性を更に調子良くさせることができる。それは親指によって乳首を弄りまくり、乳首に快感を与えるのである。この親指の高速運動を食らうと、如何なる女性でも感じまくってしまい、日常の喋りとは違う言葉を発して来るようになるのだ。

 例えば、

「あ~ん、もう感じるーーッ!」

「濡れちゃうじゃないの!」

「やりたくなっちゃうじゃないの!」

 如何に上品な女性であっても、乳首を弄られるとダメらしいのである。俺は彼女の体を使って試してみたが、どうも陰部が濡れまくりの状態になるのである。これは俺にとって誤算だった。まさかハンドブラジャーにそういう副作用があるとは思わなかったからだ。

 しかしこれは実験なので、人体に危険性がない以上、まだまだ続けなければならない。そこで更に親指を動かし続けると、彼女の呼吸は荒くなり、声も途絶え気味になり、体温は上昇して、体を微妙に震わせるようになったのである。そして

「もう行くーーッ!」

と彼女が発すると、体がブルブルっと震え、体がガクンと落ちた。

 俺はこの発言と行動を疑問に思い、

「どこに?」

と訊いてしまった。

「決まっているじゃないの!」

「だからどこに?」

「あ~、もうこんなの初めてよ!」

「何が初めてなの?」

「あ~、もううるさい!」

 彼女はスカートとパンティーを脱いで全裸になり、なんと俺を押し倒してきたのである。俺の服を脱がしながら愛撫をしまくり、なんと俺のペニスを自分のヴァギナに挿入してしまったのである。ハンドブラジャーの副作用はこういう所にもあったのである。

●思わぬプレゼント

 ハンドブラジャーには様々な副作用があれども、とにかく実験は成功した。ハンドブラジャーは通常のブラジャーではないことだけははっきりとした。ハンドブラジャーは女性たちを夢見心地状態にさせるのである。女性たちはハンドブラジャーを使用するとどこかに行ってしまうのである。俺は男性ゆえにその場所がどこかなのか解らないのだ。それが悔しい。

 ハンドブラジャーの実験が成功した以上、俺は自宅に帰ってお祝いをしたかった。シャンパンでも飲んで、自分を祝福したかったのである。出来ることなら何かプレゼントが欲しかったのである。すると俺の目の前にプレゼントが落ちていたのである。

 なぜだか偶然にも部屋の中に「濡れたパンティー」が落ちていたのである。

 一体誰が落としたのか解らないが、「こういう不思議なこともあるんもんだ」と思って、俺はその濡れたパンティーを拾うとした。ところが俺はそのプレゼントを取る直前に俺の彼女が百人一首のカルタクィーンの如く猛スピードでパンティーをゲットしてしまったのである。

 勿論、俺は反論した。

「それは俺が発見したんだ!」

「ここは私の家よ」

「そのパンティーを見せてみろよ」

「嫌よ」

「なぜだかそのパンティー、濡れていたぞ」

「女の子のパンティーは汚れるものなの!」

 俺は彼女と噛み合わない会話を延々としてしまった。プレゼントを取り上げられるだけでも悲惨なのに、「女の子のパンティーはなぜか汚れる」という事実まで知ってしまったのである。俺はショックだった。男である俺はパンツを穿いても汚れないからだ。

 俺は悶々として帰途につくしかなかった。まさか女の子のパンティーがそんなにバッチイ物だとは知らなかったのだ。「世の女性たちはなんでこれを改善しないんだろう?」と何度も思い続けた。だったら俺が新しいパンティーでも開発して、パンティーが汚れないようにすればいいと思ったのである。

●発明は新たなる発明を産む

 俺は自宅に帰ってから、三日三晩考え抜いた。そこで新たなるパンティーが閃いたのである。

 それは

「ハンドパンティー」

である。

 ハンドパンティーの素材は「手」であるがゆえに、常にフィットするのだ。どんなお尻の持ち主でもこのハンドパンティーはフィットする。しかも手ゆえに弾力性があり、穿いていて心地いいのだ。更には手ゆえに保温性があり、冷え症になるということはなくなるのだ。

 既にお気付きかもしれないが、このハンドパンティーにはパンティーとしての機能を果たしていない。女性のお尻は大きいために、両手をパンティー代わりにするのは不可能なのだ。これは思わぬ誤算だった。しかし優れた発明品である以上、何か使い道があるのではないかと俺は思ったのである。

 そこで俺は再度彼女の家に行き、このハンドパンティーを試してみたのである。俺が彼女の背後に回り、下半身を裸にして、ハンドパンティーを装着させたのである。するとどうであろう。まさに「ここに手を置きなさい」と言われているかのように、ベストポジションを手にしたのである。

 このハンドパンティーには普通のパンティーにはない機能がついているのである。それは、

「指が動く」

ということなのである。

 しかもよりによって、全ての指が陰部に集中してしまうのである。俺が指を動かし始めると、濡れた秘部にすぐさま到達してしまった。指先が濡れているので自由自在に動かしていると、何か小さな突起物に当たってしまったのである。そこに指が触れると彼女は

「イヤン! も~気持ち良すぎる~ッ!」

と訳の解らないことを言うのである。

 俺はこの小さな突起物がなんだか解らないので、とにかく指を動かしまくった。すると彼女の呼吸は荒くなり、声も途絶え気味になり、体温は上昇して、体を微妙に震わせるようになったのである。そして

「あ~ん、もう行くーーッ!!}

と大声を発して、体を大いに震わせ、そして体がガクンと落ちたのである。

 俺はこの不思議な現象を前にして、思わず彼女に訊いてしまった。

「どこに?」

 しかし彼女は俺の質問に答えなかった。

 それどころか彼女は上半身の服を脱いで全裸になり、なんと俺を押し倒してきたのである。俺の服を脱がしながら愛撫をしまくり、なんと俺のペニスを自分のヴァギナに挿入してしまったのである。ハンドパンティーの副作用はこういう所にもあったのである。

Portrait.Of.Pirates ワンピース STRONG EDITION トニートニー・チョッパーVer.2 Toy Portrait.Of.Pirates ワンピース STRONG EDITION トニートニー・チョッパーVer.2 

販売元:メガハウス
発売日:2010/0

8/25
Amazon.co.jpで詳細を確認する

|

« 「近代日本文学の誕生」と「男色家たちの活躍」 | トップページ | 後家さんの役割 »

おすすめサイト」カテゴリの記事

学問・資格」カテゴリの記事

心と体」カテゴリの記事

恋愛」カテゴリの記事

文化・芸術」カテゴリの記事

日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

書籍・雑誌」カテゴリの記事

育児」カテゴリの記事

趣味」カテゴリの記事

子育て」カテゴリの記事

教育」カテゴリの記事

結婚」カテゴリの記事

家計」カテゴリの記事

妊娠 妊婦 子育て 育児」カテゴリの記事

キャリア」カテゴリの記事

コメント

おはようございます、タマティさん!

恋の発明品というか、変な発明品!?

これ読んでると、悩み事があっても吹き消されて、よく眠れそうですねヽ(*´▽)ノははは


投稿: ころころローラー | 2013年3月22日 (金) 07時50分

なこさん、妊娠おめでとうございます!

とにかく歩きましょう。
今なら御花見がベスト!
歩いて血行が良くなることは勿論のこと、桜の香りが女性の精神を安定させるんですよ。

生年月日だけでは運命鑑定ができないので、名前を教えて下さい。

投稿: タマティー | 2013年3月24日 (日) 07時07分

なこさん、それでは運命鑑定いきますね。

お父さんには運命星から言っても、名前から言っても、躁鬱病に罹る要素を持っています。
13年前というから、その病気は結構深刻ですね。
まずは食事から治して行くしかないのですね。
白米中心の食事を取っていると、精神病になってしまいます。
玄米と押麦を半々の割合で炊いた物を食べるようにすることですね、
パンも精白小麦で出来ているので、食パンを食うとかは、今の段階では危険です。
それからバナナ、木の実、大豆、魚、豚肉、牛肉を食ってしっかりと運動させることです。

それと両親の夫婦関係は、この両者だと結び付いてしまうのだけれども、いかんせん妻の方の名前が悪いですよ。
離婚することは必要ないけど、夫婦別居にした方がいいんじゃないかな?
お父さんは奥さんと一緒に居る限り、どうにもならないですよ。

鬱状態ではなく、躁状態になっているというのなら、その状態を活かして何か趣味でもさせてみたらどうですか?
芸術家ってのは大体「躁状態」で仕事をしていますよ。
多分、お父さんにとって平凡に暮らすっていうのが一番きついことなんだと思います。

弟さんはいずれ結婚するだろうと思います。
今は天中殺が明けて、新たな周期が開始しているので、まあ、ゆっくりとしていれば、彼女も見つかり、結婚するだろうと思います。
彼の運命星は結婚することでエネルギーを得る星なので、独身を貫くと非常につらいです。

なこさんは第一子長女なので、父親の影響をモロに受けます。
運命星的には父親との結びつきが強いのですが、名前の方にはなぜだか父親との縁が薄いと出ています。
これがどうなるか?

まあ、とにかく赤ちゃんを無事に産んで、子孫を絶やさないようにすることですよ。
状況が状況ゆえに、お父さんは長生きするとは限らないですよ。

投稿: タマティー | 2013年3月25日 (月) 06時45分

なこさん、お父さんにその「謎の絵」を描かせておけば良かったんですよ、
それにしても謎の絵って?

う~ん、それらの症状は全部躁鬱病のものですね。
別に害はないので、自由にやらせておけばいいんじゃないのかな?

後、ちょい気になるのが、お父さんは会社にいる時、なんらかの労働災害に遭ったんじゃないのかな?
時間的にピタリと一致すると思うんだけど。

母親のことに関しては、その母親の性格とか行動に問題があるのではなく、夫婦の相性に問題があるので、変に深刻に受け止めないで下さいね。
母親はやっている仕事も良いです。

この夫婦は似た者夫婦なんですよ。
芸術性は高いんですけど、現実にことになると、ちょっとダメで・・・。
今までは子供たちがいたから持っていたようなもので、子供たちが巣立ってしまうと、イカンですな。

まあ、赤ちゃんを産んで、それを見せに行って、どうにか安定を齎すようにすることですな。

投稿: タマティー | 2013年3月26日 (火) 06時57分

タマティー様。
おはようございます!
お返事ありがとうございます!


労災ですか。。。会社内では、人間関係で悩んでいたみたいですが
もしかしたら
我が家は祖父母も入れて六人暮らしをしていましたが、築40年にもなる家だったので

向かいの土地に
18年前に、新居を建て祖父母は、はなれに移動し、
そしてその頃
父の職場にパソコンが導入されついていけず、悩んでいましたが、その後に祖父(父親の実父)が亡くなり、それから
私と弟の 卒業、進学が重なり、、、壊れました。
↑大きな原因は祖父の死と、引っ越しかな。と思います。
祖父母がはなれに行き
新居で私たち四人暮らし。タマティー様のおっしゃる
しの結界?が張られたの
かもしれないです?!


絵は、
金色のスプレーをふりまくったり 絵の具を飛びちらせて 古い家の玄関が カラフルに(-o-;)めちゃめちゃ汚れました。

今も古い家は 残っています。(壊す資金が無いため)↑家の中身は 50万円ほど払って カーテンやら風呂釜やら 何もかも
すっからかんに 業者さんに撤去してもらいました。カフェにでもなりそうな古民家という感じです。。

母親の事は、
理解できました(^O^)
大袈裟にとらえておりました(-o-;)


弟は 自分に必死なので
私は 孫の誕生をみせ、親孝行して行きたいです!
むかし、
反抗期に 何度も警察沙汰になったり(*_*)迷惑をかけまくったので。。今は
つぐなうつもりで
実家に行きまくっています。

今回
タマティー様に 話を聞いてもらえて

まだまだ 躁な 父に優しく接する事ができる様になり
数日前より、格段に心が軽くなりました。


いきなり
書き込みをした私にも
あたたかくアドバイスをくださり
本当に感謝しています!
思いきってコメントしてみてよかったです。
有り難う御座います!!

投稿: なこ | 2013年3月26日 (火) 10時40分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 恋の発明品:

« 「近代日本文学の誕生」と「男色家たちの活躍」 | トップページ | 後家さんの役割 »