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高齢出産とストレスフリー

●いつから高齢出産?

 出産は35歳から高齢出産になる。これが医学的に統計学的に解っていて、女性は35歳を超えると、出産のリスクが高まるのである。卵子が劣化し始めるので、ダウン症の子供を産む可能性が出て来るし、出産時に何かしらの感染症に赤ちゃんが罹ってしまったり、母親自体、出産で命を落とすことも有り得るのだ。

 女性の卵子は19歳で最善となる。だからその前後の10代前半から20代に於いて妊娠能力や出産能力が高まるのである。女性の場合、自分の人生設計に必ず結婚を入れるべきであり、結婚抜きで自分の人生を組み立てるようなことなどしてはならないのだ。

 仕事というものはいつでもできるが、結婚、それに続く妊娠や出産というのはいつでもできるものではないのだ。年齢制限がかかってくるのであり、早目に結婚して赤ちゃんを産んでしまった方がいいのだ。育児を終了してから働きに出ることだってできるのである。

 理論上、女性は生理がある限り妊娠できる。しかし実際には30歳をすぎれば不妊症というものが出て来るのである。そして35歳を過ぎると高齢出産となってしまうのである。だから35歳以上の不妊症の女性たちは、不妊症と高齢出産で二重のストレスを受けてしまい、益々妊娠しずらくなるのである。

 赤ちゃんを希望する既婚女性にとって、「45歳」という年齢は重要な意味を持つ。というのは、45歳以降、女性ホルモンの分泌量の低下が始まり、所謂「更年期障害」を起こして来るからだ。これが発生してしまうと妊娠は非常にしずらくなる。

 50歳以上の女性がする出産を医学的には「超高齢出産」という。50歳をお超えても妊娠できるし、出産できるのである。では何が普通の不妊症の女性たちと違うのかといえば、それは更年期障害が起こらなかったということなのである。女性ホルモンの分泌量が減少するにしても、それがなだらかだったからこそ、50歳を超えても出産できてしまったのである。

●小説家だから巧いのは当たり前

 今回紹介するのはこの本!

 45歳、もう生んでもいいかしら?

 久美沙織著『45歳、もう生んでもいいかしら?』(メディアファクトリー)

 久美沙織というのは『丘の家のミッキ―』の作者である。大ヒットしたので、女性なら中学生や高校生の時に読んだ人もいるかもしれない。少女ノベルなので、大人になったら読まなくなる本ではある。因みに、うちの姉の本棚にはこの本のシリーズが全巻揃っていました。

 この『45歳、もう生んでもいいかしら?』というの本は実に巧い。作者が小説家なんだから、文章が巧いのは当たり前なのかもしれない。女性作家が出産する際には是非とも自分の出産のことを本に書いて欲しいものだ。出産というものが女性にとって如何に大事なのかということを理解させてくれることだろう。

 久美沙織が結婚したのは31歳の時で、妊娠が発覚したのは45歳の時である。不妊症歴、14年間という実に非常に長い経歴の持ち主なのである。なんでこんなにも不妊症歴が長くなってしまったのかというと、それは「職業病としての不妊」という現象があったからなのである。

 女性作家たちというのはなぜだか妊娠しないのである。小説を書くというのは凄まじい競争なのであって、小説が書けなければ失業だし、小説を書いても売れなければ失業なのである。そういう過酷な競争をやっていると、自然と妊娠するということがなくなってしまうのである。

 確かにこの本を読んで女性作家たちを見回してみると、本当にそうなのである。だから女性作家たちが書いた小説は詰まらないのである。女性としてやるべきことをやらずに仕事ばかりしているから、いざ小説を書いてもその欠点が露呈してしまうものなのである。

●結婚十四年目の自然妊娠

 久美沙織が夫と結婚に至るまでの話が俺にはイマイチ良く解らない。この恋愛は恋愛と呼べるものではないことだけは確かなのである。夫なる男性は21歳で、久美沙織は29歳の時に出会い、その後、結婚している。この「不発の恋愛」が長い長い不妊症生活の幕開けとなる。

 結婚後は「軽井沢」に引っ越すのだが、これがまた妊娠には悪いのである。軽井沢に住む人たちというのはなぜだか妊娠しないのである。軽井沢のような静かな自然環境のある所で夫婦二人っきりで過ごそうという考えの持ち主ばかりなのである。

 久美沙織も夫婦の仲が良すぎるほどに良いのだ。しかし一見この幸せそうな夫婦に限って、実は妊娠確率が思いっきり下がるのである。これは不妊症の夫婦の典型的な特徴で、夫婦仲がいいからこそ、体の方が相手の男性の赤ちゃんを産もうとは思わなくなってしまうのだ。

 久美沙織にはゲイの友達がいるのだが、これも不妊率高めてしまう要因になるのだ。ゲイの男性たちは物理的に子供を産まない。子供を産まないゆえにぶっ飛んだ生活をしてしまうものなのだが、そういう男性たちと友達になってしまうこと自体、その女性は足が地についている生き方をしていないということなのである。

 久美沙織も40歳になるとさすが不妊症のために「鬱状態」に陥ってしまう。この本では少ししか触れられていないので俺が補完しておくと、この40代前半の久美沙織はとにかく酷い姿になっていた、頭が爆発するようなパーマをかけ、肌荒れは凄まじいし、どう考えても醜悪な女性だった。しかも言動がきつくて、彼女に会って気分を害した人は多数いたのである。

 あれは「鬱」だったわけですね。

 45歳になって、仲良しの漫画家<藤臣柊子>と熊本県の阿蘇に旅行したのだが、これが女二人ゆえに思いっきり楽しんでしまった。その後になんと自然妊娠という形で妊娠してしまったのである。この旅行は不妊症には非常に効果があったと思う。不妊症の膠着状態と鬱が重なれば妊娠などできないものだ。しかし旅行することでその不快な状態を快にしてしまったので、それで一気に妊娠能力が高まってしまったのである。

●冷や冷やの妊娠生活

 久美沙織は45歳になって初めて妊娠したので、妊娠や出産を知っている人がこの本を読むと、彼女は冷や冷やの妊娠生活を送っていたことが解る。無事に出産できたのはただ運が良かっただけのことであって、いつ流産してもおかしくはなかったのだ。

 妊娠すると睡魔が襲ってきて、何時間でも寝てしまうものだが、作家である久美沙織は仕事のために東京に上京せざるを得なくなり、その帰りの新刊っ線で睡魔で寝過ごしてしまうという失態をやらかしてしまう。これは笑い話なのだが、妊婦がこんなことをやっていれば早期流産してしまうものなのである。

 高齢出産ゆえにダウン症の赤ちゃんが生まれて来る可能性があるのだが、久美沙織は夫と相談の結果、遂に羊水検査はせずという決断を下した。これは正しい決断だった。出産できるチャンスはこれがラストチャンスかもしれないのである。胎児がダウン症だと解ってしまったら、その判断のために大いに苦しみ、一生の後悔をする選択をしてしまったかもしれないのだ。

 久美沙織は妊娠中に思いっきり「便秘」をしてしまった。便秘をすれば綺麗な羊水を供給できないので流産する可能性が高まるのだ。この便秘は食事制限からきたものだから、ややこしいのだ。妊娠中毒症に罹るリスクを高めても、やはり妊娠中はしっかりとご飯を多めに食べて、快便にしてしまった方がいいのである。

 出産は破水から始まったので、結構危なかったのである。「おしるし」が来る前に破水したというのは、妊娠中に便秘や運動不足が多々あったということなのである。事実、久美沙織は妊娠中でも仕事をしていたので、明らかに運動不足だったのである。

●秘訣は「ストレスフリー」

 久美沙織は安産だとはいえないが、無事に赤ちゃんを産んだ。名前は「咲耶」(さくや)であり、なんと「木乃花咲耶姫命」から取ったものなのである。こういう所に自分の宗教心が現れるものだ。だからこそ出産時のお守りとかも効果があったわけなのである。

 久美沙織は結婚十四年目にしての自然妊娠だったわけなのだが、その成功の秘訣は「ストレスフリー」にこそあったと思う。彼女は不妊治療を受けなかったので、不妊治療で発生する大量のストレスがなかったのである。彼女の性格からして病院で不妊治療を受けていたら、逆に妊娠しなかった可能性が高いのである。

 それと同時に女性作家として過去に仕事できちんと成果を出したことも大きい。女性が仕事をした場合、仕事できちんとした成果を出さずに結婚してしまうと、仕事に対する未練があって、それで妊娠しなくなってしまうこともあるからだ。これは不妊症の女性たちには結構多いことなのである。

 妊娠中に医者から「仕事を八割にして、八割の速度で行うように」と指導されたのも良い結果に繋がったのである。女性作家の場合、とにかく全力で仕事をしてしまうものだ。それが体に物凄く悪いのである。自律神経が交感神経にシフトしっ放しになるので、それで流産してしまうのである。

 この夫婦の夫婦愛も良い結果に結びついたのだろう。この夫は妻の出産時には37歳になっていたのである。妻をリードするような力強い男性ではないが、妻に対して何かとサービスをする気の効いた男性ではある。こういう男性だからこそ妊娠が遅れたともいえるのだが、こういう男性だからこそ妻が高齢出産でもきちんと産めたのである。

●子供がいるといないとでは大違い!

 この本を読んで行くと、最初は「そうやってどうでもいいことを考えているからこそ妊娠できないんだよ」と突っ込みをいれてしまいたくなるのだが、その内、妊娠できない彼女に同情し、悪戦苦闘はあったとしても、無事に出産できると思わず感動してしまったりするのだ。

 圧巻は久美沙織が妊娠と出産によって大きく変わっていったということがラストシーンでは良く解るということなのである。久美沙織は赤ちゃんを産むまで感謝というものがまるでないのである。ただ単にエゴイストであり、常に自分の利益にならないことしかしないのだ。

 それが赤ちゃんを産むと思いっきり変わってしまうのである。久美沙織が感謝するようになるのである。不妊症の克服のためには何よりも「感謝」が大事なのである。感謝できないからこそ、自分が不妊症という病気に襲われてしまっただけのことなのである。

 子供の存在は女性を根本から変える。結婚は選択することが許されるものではなく、女性なら結婚しなければならないのである。女性が結婚しなくても良いのは、出家するとかいう場合だけなのである。出家しないのなら、女性は須らく結婚して赤ちゃんを産むべきなのである。

 女性は赤ちゃんを産まないと心から感謝できないものなのである。女性が新たな生命を生み出すということは、それを経験した者には凄まじい感激が訪れてくるものなのである。そういう感激があればこそ、他人にきちんと感謝できるようになるのである。

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コメント

私は32さいになっても独身で、お見合いしても上手くいかないので、
もうこの際、結婚と子どもは諦めようとしていたら、
今回の記事を目にしました。
これは神様が諦めてはいけないと言ってるのかなと感じました。

投稿: みゆき | 2013年5月 7日 (火) 01時58分

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