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アメリカ合衆国で史上初、プロテスタントの割合が半数を切った

●最早プロテスタントたちの国家でなくなったアメリカ合衆国

 平成24年(2012)にアメリカ合衆国では史上初めて、プロテスタントの割合が過半数を切ってしまったのである。プロテスタントの割合は「48%」に落ち込み、無宗教の割合が上昇し、なんと「20%」にまで達してしまったのである。最早、アメリカ合衆国はプロテスタントたちの国家ではなくなってしまったのである。

 アメリカ合衆国に於いて新興宗教団体はあっても、既成宗教を覆すほどの新興宗教団体はないので、このプロテスタントの凋落で利益を得たのはローマカトリック教会である。新興宗教団体の中ではモルモン教が最も善戦し、どのプロテスタント系宗教団体も信者数を減少させているのに、モルモン教だけは信者数を伸ばしているのである。

 日本のマスコミは宗教に対して無知といっていいほどに宗教に対する知識を持っていないので、この情報がマスコミで報道されることはなかった。しかしこの情報は非常に重要な情報で、アメリカ合衆国の宗教界で劇的な変化が静かに進行し、決して後戻りできない現象が起こっているのである。

 アメリカ合衆国が辺境の国家だったのに発展に次ぐ発展を重ねて覇権国家にまで伸し上がったのは、なんと言ってもプロテスタントたちが大量にいたからなのである。彼等は信仰と労働にしか興味がなく、他の欲望を全て捨て去って教会を豊かにし、自分たちの生活を豊かにしてきたわけである。

 しかしそのアメリカ合衆国の国民自身がそういう生き方に疲れてしまったということなのである。

 モルモン教が善戦するのは、実はこの教団こそ「最もアメリカらしい教団」なのであって、だから古き良きアメリカに憧れて、人々が入会してくるのである。モルモン教は他のプロテスタント系宗教団体のように信仰復興をやっているのではないのだ。モルモン教自体がアメリカ生まれの宗派だから、非常にアメリカ的な生活をし易いのである。

 ローマカトリック教会が善戦するのは、プロテスタン系教団に入るより、古き良きキリスト教に触れることができるからなのである。個々人が改宗してくるだけでなく、アメリカのイギリス国教会の聖職者や信者たちが教会ごと、ローマカトリック教会に移籍するというとんでもない事態すら起こっているのである。

●プロとアマチュアの違い

 プロテスタンティズムでは教義上、聖職者の存在を認めない。万人祭司主義なのであって、教団の指導者や職員たちは飽くまでも信者たちと同じ身分なのである。これに対してカトリックでは教義上、聖職者の存在を認めて、聖職者たちを信者たちから切り離すのである。

 この違いは教団の運命を変えてしまうほどに大きな変化を齎すことになるのだ。要は「プロかアマチュアか?」ということなのである。聖職者がいるということは、その教団は宗教のプロたちを持つことができ、それによって大いに発展していくことができるのである。しかし聖職者がいなければ、その教団がどんなに頑張った所でいつまで経ってもアマチュアなのであり、教団の質を上げて行くことができなくなってしまうのだ。

 我々は学校で、西ヨーロッパで宗教改革が起こり、プロテスタントたちの信者数が増えて行くき、その後、近代化が発生したと教えられるものだ。しかし宗教改革後、ローマカトリック教会は対抗宗教改革に着手し、教団を再編成することでプロテスタントたちに対抗し、ドイツ南部を死守したし、フランスに於いてはプロテスタントたちを駆逐してしまったのである。

 そうなのである! プロテスタントたちというのは、宗教的に物凄く弱い連中なのである。個人的には抵抗することができても、組織的に抵抗して行くことができなかったのである。その最大の理由は教団に専門の宗教家たちがいなかったからなのである。

 宗教改革以降、プロテスタントとカトリックが延々と争ってきたが、これだけははっきりと言えるのではないだろうか? 「プロテスタントたちはいつまで経っても宗教的にはアマチュアだtった」と。その理由は簡単で専業で宗教活動をやる宗教家がいなかったからなのである。

●独身か既婚か

 ローマカトリック教会は聖職者たちに対して独身を強いているのだが、プロテスタントたちが指摘するように『聖書』に聖職者が独身であることを要求する記述はない。しかしローマカトリック教会はこれが教団にとって利益になるからこそ、今に至るまで独身制を採用し続けているし、独身制に対する批判が幾らあっても決して変えようとはしないのである。

 なぜ独身制が良いのかといえば、「経費が非常に安くて済むから」なのである。聖職者は結婚しないのだから、最低限の給料さえあげてしまえばいいのであって、そうすれば教団は人件費を極力下げることができるのである。どの宗教団体も人件費が最も高い割合を占める以上、独身制というのは非常に魅力的なのである。

 独身制は教団に対して必ず「血の活性化」を引き起こすことになる。聖職者が独身である以上、自分には子供がいないのであって、必然的に余所から人材を持ってこなければならず、それは当然に教団の聖職者たちを活性化させることになるのである。だから聖職者たちの質の低下という問題が起こらないのである。

 しかも聖職者たちは信者たちの子弟たちの中から未来の聖職者の卵を取ってこなければならなくなるので、それは当然に聖職者たちと信者たちの結び付きを強固なものにするのである。信者たちにしても自分の息子や娘を聖職者に出すのは非常に都合のいい口減らしだから、これによって信者たちの生活が豊かになってしまうのである。信者たちが豊かになれば、教団の財政だって強化されるのである。

 聖職者が独身だと、どの階級の人たちとも付き合えるのである。しかしプロテスタント系教団のように牧師が結婚してしまうと階級が固定されてしまい、どこの階級とも付き合えるということはなくなってしまうのである。こうなってくると、教団のやっていることがなかなか信者たちに浸透していかなくなってしまうのである。

●聖典編纂権と聖典解釈権

 宗教団体は教義を所有するために、聖典を編纂し、その聖典を信者たちに繰り返し読むようにさせ、そうやって教団の教義を浸透させて行く。聖典も編纂当時が誰でも聖典を読みさえすれば理解できる物なのであり、そんなに難しい物ではないのだ。

 しかし時間が経過してくると、信者たちの言語自体が変化していくから、信者たちの普通の読解力では聖典を読めなくなる日がやってくるのである。そうなると聖典に解釈を施さなければならなくなるのであって、その仕事は当然に教団が行うのである。

 ところがローマカトリック教会は実におかしなことをやっていて、信者たちに聖書を読まさせなかったのである。だからこそ宗教改革が勃発し、それによってキリスト教たちに聖書が普及し、家庭で読まれるようになったのである。しかし宗教改革には最大の矛盾が存在する。

 それは「どのプロテスタント系宗教団体も聖書それ自体を編纂したわけではない」ということなのである。

 こうなってくると、プロテスタント系宗教団体が聖書に対する解釈を決定しても、信者たちだって自分で自由に聖書に対する解釈をしてもいいことになってしまう。そうなればもしも教団の解釈と自分の解釈が違ってしまえば、たったそれだけの理由で脱会してしまったり、下手をすると分派を引き起こしたりするのである。

 この「自己解釈」というのは非常に厄介なものなのである。自己解釈をする人たちというのは、聖書を読み、自分で勝手に解釈を組み立てるので、頭でキリスト教を理解しているのであって、本当に「回心」していない。日本でも自己解釈を行い、キリスト教に関する本を出したりするキリスト教徒がいるものだが、そういう連中の顔を見てみれば不気味な顔つきをしているものなのである。

 イエスにしてもパウロにしても聖書を読んで回心したのではないのである。自分の身に神秘体験が起こったからこそ回心し、そこで自分が根本から変わり、宣教に乗り出していったのである。仏教でも、最澄と空海が密教を巡って大喧嘩したことがあったが、最澄は密教の経典を読むだけで、密教の修行を何もせず、だからこそ空海が怒って絶交してしまったのである。これと同じで聖書を読むだけでは回心など起こるわけがないのである。

●覇権国家は必ず腐敗する

 プロテスタントたちというのは、飽くまでもローマカトリック教会の寄生虫にすぎないのである。プロテスタンティズムは宗教としては不充分であって、カトリックとの緊張関係があればこそ、今まで存在し続けることのできた宗派なのである。

 モルモン教は『モルモン経』という新しい聖典を作っている。モルモン教ではジョセフ・スミスが金版を手に入れたと主張しているが、冷静に考えればジョセフ・スミスが作った物であろう。それでいいのである。新興宗教団体なら新しい聖典を定めるべきなのである。だからこそ独自の教義を打ち立てることができ、信者数を増やして行くことができるのである。

 アメリカ合衆国でカトリックの信者たちが増加しているのは、「先祖返り」なのである。どう考えてもローマカトリック教会の方がキリスト教としては正統派なのである。この現象は19世紀のイギリスでも起こっている。イギリスはイギリス国教会が国教なので、その中でローマカトリック教会の信者数が増えたというのは、イギリス国教会の矛盾が最早信者たちを引きとめることができない所にまで達してしまったからなのである。

 覇権国家というものは必ず腐敗するものだ。覇権国家ゆえに、自分たちは働かなくても、世界中から富を集めれば大繁栄することができる。しかしそんな偽りの繁栄が続けば、確実に人々は腐敗し、堕落し、自分の罪深い生き方を悔いる日がやってくるものなのである。

 覇権国家が繁栄の真っ只中でカトリックの増加という現象が起こると、それは覇権国家として危険信号なのである。覇権国家は世界各地で戦争をせざるを得ないために、国力を大いに消耗してしまうものなのである。しかし覇権国家の戦争は大抵が勝つから、その国力の消耗に国民自身が気付かないものなのである。だが、そうは言っても、国民自身が何かしらの危険を察知し、改宗という形でその危険回避をし出すのである。

 宗教というものは平安を齎すだけなく、革命を齎すものでもあるのだ。宗教は「大ドンデン返し」を引き起こす力を持っているのである。古代ローマ帝国だって、パレスチナの地にいたイエスを逮捕し、死刑にした時、まさかこの宗教が後に帝国全土に広まり、そして古代ローマ帝国を滅亡に追いやってしまったなどと予測することはできなかった筈だ。

 アメリカ合衆国の宗教界が今後どのようになるかは予測できない。しかしこれだけは言える。「過去の宗教が未来に於いて革命を起こすことは絶対にない」と!

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コメント

タマティー様

初めましてアキコ(34才)と申します。
2度の流産をしてそれでも子供が欲しくて調べていたらこちらの
ブログに着き読ませてもらってます。

ご相談があるのですが

私は小さいころからアトピーと喘息がありました。
どちらもずっと薬を飲んでいたのですが喘息は社会人(24才)に
なったあたりから鼻呼吸を覚え、喘息の症状もほぼでなくなり
薬を飲まなくても平気になりました。
しかしアトピーは病気だと私自身が捉えてなく、
ちょっと皆と違うだけと思っていたので
なんの疑いもなくステロイドを塗っていました。

でも結婚をして2度の流産をしてようやくアトピーが病気だと
思えるようになりました。
もう流産のつらい気持ちは味わいたくないから去年1年間
漢方薬と食事療法でなんとかアトピーを治しました。
(まだ少しだけアレルギー症状がありますが)
漢方の先生には甲状腺機能低下症もあるから
運動もしなさいと口酸っぱく言われ続けてます。

アトピー治療を開始してから1年後のこの5月の頭に
妊娠がわかったのですが、着床しただけで5週目での
化学流産になりました。
前回の2度の流産も6週目でダメになっています。

タマティー様のブログに水分過多だと正常な羊水が
作れないとありましたが、それはやはりアトピーと
関係があるのでしょうか?
私が主に飲んでいる漢方は
麻杏薏甘湯(まきょうよっかんとう)です。
確かに私は日中ずっと水分を取っていたと思います。
仕事中(1日中パソコン)でもコップが空の状態のままあることは
無かったと思います。

ブログを読んで水分を少なくしようと思い運動をした後に
今までより少なく飲んでも、もう少し飲みたい気持ちに
なってしまい、結局グビグビ飲んでしまいます。
グビグビ飲むのが好きみたいです。
まるで砂糖の依存症みたいです。

まずは水分過多の状態を治したいのですが
運動と並行して出来ることはありますか?
(運動はジムで週2回筋トレと週2回のジョギングと
週3回昼間に20分歩くくらいです。 まだ2週間くらいですが)

長文で失礼しました。
お忙しいとは思いますが宜しくお願い致します。
(長谷川潤チャマの事はブログにはもう出ないのですか?)

投稿: アキコ | 2013年5月24日 (金) 13時46分

アキコさん、2度の流産、残念でした。crying

流産の原因はステロイドの可能性があるけど、現時点では甲状腺機能の低下の原因こそステロイドだと思います。

不育症の原因はやはり「水分過剰」でしょう。
それと仕事でのパソコンの電磁波だと思います。

水分過剰を断つためには「断食」が一番手っ取り早いです。
お勧めは「日中断食」で、朝食と夕食は食べてもいいのですが、その間の飲食は一切禁止するというものです。
タマティーの場合はこれで1日1㎏落とせます。
ま、仕事があるので、土日に「フルーツ断食」ってのもいいです。
朝食と昼食をフルーツジュースだけにして、夕食は食べるというものです。
断食をやり続けると体重低下が止まるので、そこが自分にとっての適正体重です。
適正体重にくれば水をガブ飲みする習慣もなくなります。

パソコンは1日4時間半が限度だと思う。
それ以上やると、電磁波のために体を冷やしてしまい、それで流産となってしまいます。
アキコさんの仕事が解らないのですが、できるだけパソコンの使用時間は落とした方がいいです。
どうしても使用時間を削減できないというのなら、「バイオラバー」ってのがあるので、それを仕事中につけて、電磁波を遮断するという方法もあります。

アキコさん以外に原因を求めるとすれば、低温期に禁欲しなかったために、旦那さんの精子が劣化しているということがあります。
月経が終わってから排卵期が来るまで、夫婦共々禁欲して、排卵期になった時に思いっきりセックスをすると、良質の精子を得られるので、それで流産しなくなります。
低温期は卵子が作られている期間なので、女性は静かにしておいた方がいいんですよ。


因みに潤チャマは結婚して、子供までできちゃったので、もうこのブログに出すわけにはいかんです。
潤チャマの3姉妹は長女の彼女だけが美人なんですよ。下の2人はどう考えても・・・。
なんでだろ~。

投稿: タマティー | 2013年5月24日 (金) 17時55分

タマティー様

 早速のお返事ありがとうございます。
 私の仕事はAM9時~PM8時くらいまでで平均11時間くらい
パソコンの前にいます。
 パソコンで図面を描くのが仕事なのでパソコンの前から
離れる事は出来ないのです。
 主人と相談して「バイオラバー」の購入を考えたいと思います。
 木炭はすぐに購入して、会社と家にバラマキたいと思います。
 今の仕事は10年くらいしていますので10年分の電磁波が
体に蓄積されているという事でしょうか?
 体に溜まった電磁波を除く方法があったら教えて頂きたいと
思います。
 
 低温期の禁欲という事でしたが、タマティー様のブログでは
排卵日の4日前に仲良しを行い、排卵日にもう一度仲良しを
するのがいいと書いていましたのでそのようにしたいと
思います。

潤チャマの件、答えてくださりありがとうございました。

投稿: アキコ | 2013年5月27日 (月) 12時37分

アキコさん、9時間も!(驚)bearing
しかも10年間も!
ってことは、仕事は巧く行っているってことですねよね?

電磁波は10年分溜まっているというより、体は電磁波に慣れてしまい、既に妊娠に支障が出て来ていると言った方がいいかな?
仕事が終わったら、木に触ったり、土いじりをするなりして、とにかく放電することですよ。
それと休日とかには裸足で芝生の上を歩いたりして、思いっきり放電しておくことです。

お金があるなら黄金のネックレスとか、黄金のブレスレットを買って、それを嵌めておくといいです。

投稿: タマティー | 2013年5月27日 (月) 17時46分

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