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東日本大震災で報道されなかったこと

●被災地で一番歓迎されたのは、実は「お坊さん」

 東日本大震災で様々なことがマスコミで報道されたが、被災地に関することで全く報道されなかったがことが1つだけあるのだ。それは被災地でお坊さんが行くと大歓迎を受け、被災者たちは熱心に説法を聞いていたということなのである。

 そう、被災地に色々な人たちが出向いたが、一番歓迎されたのは「お坊さん」だった。大震災が起これば、真っ先のボランティアの人たちが現地に行ったし、続いて政治家たちが行ったし、その後、芸能人たちが被災地を訪問したりした。

 しかし被災地に禿頭のお坊さんが来ると、被災者たちは続々と集まって来て、説法を聞くのである。お坊さんが老人なら話す内容は奥深いことだろう。だが20代や30代の僧侶では人生の経験値が足りないなら、大した話をすることができない。ところがそれでも被災者たちはその説法を真面目になって聞いていたのである。

 被災地では僧侶たちに大量の仕事が山積みしていた。なんせ死者は1万数千人に達しているのである。その死者たち全員の葬式をしなければならないのであって、僧侶たちが幾らあっても足りなかったのである。マスコミでは火葬場が不足しているということだけが報道されたが、僧侶たちの活躍は意図的に排除されてしまったのである。

 僧侶による読経こそ、人々を落ち着かせるのであって、絶対に讃美歌ではないのだ。キリスト教国に生まれ育ったのなら讃美歌でもいいだろう。しかし神仏習合の国で讃美歌はないのだ。絶対と言っていいくらいに僧侶による読経であるのだ。

●被災者たちは「心の救い」を求めていた

 なんで被災地ではそんなに僧侶への需要が高まっていたのかというと、被災者たちは「心の救い」を求めていたからなのである。被災者たちは大震災で死なずに助かった人たちのことである。或る意味、ラッキーだったのだが、そういう幸運を感じることなく、心の中は苦しみだらけだったのである。

 被災地では「生き残った者たちの苦しみ」というものが必ず発生する。自分は生き残った筈なのに、それを感謝することなく、「肉親が死んだ」「家が破壊された」「お金がない」「仕事がない」などと、大震災で起こったマイナスの部分だけを数え上げてしまうのである。

 その苦しみは放置しておくと消え去るものではなく、時間の経過と共に大きくなっていくものなのである。だから避難所で昼間だというのに全く動かず、じーっと座っている人たちが大量発生したし、憂鬱になって精神をおかしくしたり、挙句の果てには自殺したりする人たちが出て来てしまったのである。

 避難所に食料が届けられることは、それはそれで有難い。しかし人間は3日間なら何も飲み食いせずとも生きて行けるものなのである。避難所に医者たちがくれば、それはそれで有難い。だが病気というものは重傷でない限り、寝ていれば治るものなのである。

 最後に残った問題は、自分の心がどう仕様もなく混乱しているということなのである。日本人ならこういう時、仏教で言う「一切皆苦」「諸行無常」「諸法無我」「涅槃寂静」を聞かされれば心が落ち着くのである。決してキリスト教のように「神を信じれば救われる」ということではないのだ。

●新興宗教団体は迅速に行動を起こしていた

 今回の大震災では新興宗教団体も迅速に行動を起こしていた。前に阪神淡路大震災を経験していたので、それで教団それ自体が非常時に行動できるよう組織改革を行っていたのである。非常時では事前に非常時に対応できる組織が出来ていないと、絶対に動けないものなのである。

 信者数が百万人を超える新興宗教団体はどの教団も評価に値する行動を起こしていた。創価学会、立正佼成会、霊友会など、教団を挙げて大掛かりに動いていたのである。だからこれらの教団の信者であるなら、被災地に送り届けられた公的支援物資とは別に、教団が送り届けて来た宗教的支援物資を受け取ることができたのである。

 新興宗教団体の信者たちは普段から他の一般の人たちとは違う経済的負担を負っているのだが、非常時になれば教団から他の一般の人たちよりも優遇され、早くに立ち直ることができたのである。これは非常に有難いことなのである。

 どの新興宗教団体の宗教指導者も異口同音に「信者組織があると復旧復興は異様に速い」ということを指摘していた。被災地で被災者たちばバラバラに動いていたら、復旧復興作業は遅延に遅延を重ねるものなのである。しかし信者組織があれば日頃機能しているので、非常時でも機能するのである。

 マスコミでは盛んにボランティア組織のことを報道していたが、ボランティアが現地に行っても、地方自治体が統制を取らない限り、ボランティア組織がバラバラに動いてしまい、その方が復旧復興作業の妨げになるものなのである。これは阪神淡路大震災でも起こったのが、今回の東日本大震災でもやはり起こってしまったのである。マスコミのミスリードが復旧復興を大いに遅らせてしまったのである。

●神社が再建されれば復旧復興は一応終了

 東日本大震災では被災地が広範囲に及んでしまったために、その復旧復興は本当にできるのかと危惧されたが、俺は「神社が再建されれば、一応復旧復興は終わりだよ」と速い段階から思い。そう発言していた。なぜなら神社の再建は絶対に後回しにされてしまうからだ。

 神社の再建はそれ自体、緊急性を要しない。そんなことをやるより、他の作業が大量にあるのである。しかしいずれ人々は心の落ち着きを取り戻せば、「神社を再建しよう!」と言い出して来るものなのである。現地には資金など何もない。それでいいのである。大事なことはそういうことを言い出すことなのである。

 実際に神社の再建が始まると、必ず全国各地の神社から支援金が届けられ、それは1つ1つは少額であっても、合計してしまうと大金になるものなのである。大体、神社が再建され出したのは大震災が発生してから2年後のことであった。まあ、2年も経てば一応復旧復興は終了なのである。

 神社本庁は神道系宗教団体に於いて日本最大の組織なのに、やることなすこと非常にゆっくりなのである。巨大だから動きが遅いのである。しかし一旦動き出したら、幾ら時間をかかってもやり遂げる組織でもあるのだ。これがあるからこそ神社の再建がなされるのである。

 日本の集落は必ず神社を中心に形成されている。だから神社がないとどうにもならないのである。そのため神社のない地域ほど復旧復興が遅れてしまったのである。下手をするとその土地を放棄するという決断をしてしまい、人々が去って行ってしまったりしたのである。

●世の中は猥雑なもの

 大震災を経験したからといって、みんな善人になるわけがないのだ。大震災だからこそ、それをチャンスにして「ひと儲け」を企む連中は幾らでも出て来るのである。その欲望を真面目な人たちが見れば嫌悪するものであるが、しかし様々な欲望が渦巻きながら被災地は復旧復興していくのである。

 避難所で被災者たちがまだいるというのは、被災地ではキャバクラが大繁盛していたのである。高速道路の無料化でトラックの運転手がそれを悪用したりしたし、ヤクザたちは公共事業に食い込み、それでボロ儲けをしていたのである。

 マスコミではそういうことを批判的に報道したものだ。だからジャーナリストたちの正義感というのは非常に危険なのである。被災地でお金が循環して行かない限り、経済はどうにも回復してこないのである。善人悪人を問わず、お金を使ってくれることはいいことなのである。

 世の中は猥雑なものなのである。それゆえ世俗の中にどっぷりと浸かってはならないのである。定期的に宗教の力を使って世俗から離れるべきなのである。宗教の力によって自分の心を落ち着かせる。そういうことをし続けなければならないのである。

 マスコミでは無宗教の人たちが多いものだから、意図的に宗教団体の活躍は報道されない。被災地ではお坊さんたちが一番歓迎されたのに、ボランティアの人たちの活躍ばかり報道し、神社の再建が修復の再建の鍵となるのに、崇敬者会によるお祭りの復活を報道してくるのである。

 こういう偏向報道では大震災に関して間違った考えを人々に抱かせてしまうものだ。日本は地震国なのだから、いずれまた大震災は起こるものなのである。そうなった時、必ず宗教団体が大活躍するものなのである。被災地に於いては宗教団体の活躍が重要であると解っていれば、被害を最小限に食い止めることができ、復旧復興も速くなるものなのである。

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