サザエさん一家への姓名判断 その2
●最悪のシナリオ その1
サザエさん一家は今の所、平和である。しかしこの平和は長く続くない。今、平和であるのはカツオが小学5年生だからなのであって、カツオは間もなく思春期を迎え、両親に反抗し出すようになるのだ。カツオはサザエのために常に父親から怒られていた以上、反抗し始めたのなら、まずはサザエをぶん殴ることを遣り出すのだ。
カツオは不良になることが濃厚である。学校では勉強ができないし、家庭では自分の居場所がないのだ。しかもいつも怒っている父親は、所詮、会社では平社員であるのだ。自分が大きくなってくれば、父親の威厳など虚仮脅しにすぎないというのが解り、こういう父親では自己同一化できなくなってしまうのである。
カツオが不良になればワカメも不良になる可能性が高い。ワカメは学校では優等生ではあるのだが、その勉強ぶりは自分の両親から愛されないからこそなのである。自分の心の中は父性愛も母性愛の蓄積がない以上、中学生になれば勉強が嫌いになって、一転して不良になってしまう可能性が非常に高いのだ。
カツオとワカメが不良になってしまえば、タラオも不良になる。タラオは自立していない母親によって育てられているのである。しかタラオとカツオは仲が良いのであって、不良になったカツオの後を追っかけて、タラオも不良になってしまうのは充分に予想されてしまうことなのである。
長女というものは、自分の弟や妹たちの面倒を見るものだ。それは親が教えなくても自然とそうするものだ。長女は責任感が強いので、そういうことを勝手に遣り出すのだ。しかし結婚して家を出たのなら、もうそれ以上、弟や妹たちにちょっかいを出してはならないのだ。もしも長女がそういうことをやれば、必ず不幸が発生してしまうものなのである。
●最悪のシナリオ その2
①近親相姦
考えられるもう1つの最悪のシナリオは「近親相姦」の発生である。波平は父性愛を出してこないし、フネも母性愛を出して来ないのだ。しかもカツオとワカメは同じ部屋で寝ているのである。事実、ワカメは「私、お兄ちゃんのことが好き」と告白しているのである。このような状態で近親相姦が起こるのは時間の問題なのである。
それ以上に不自然なのが、波平とサザエの関係である。波平は平社員なのである。それなのにサザエとマスオとタラオを自宅に住まわせるのである。どう考えても経済的合理性を持った行動ではないのだ。採算を度外視してこういうことをやっているということは、波平はサザエに対して父性愛とは違う愛情を持っているということだ。
波平とサザエには近親相姦の可能性があるが、フネとマスオにも近親相姦の可能性がある。マスオとサザエの仲は良くないし、マスオ自体、頼りのない人物でフネのように良妻賢母の女性には自分の母親代わりになって貰いたいという願望があるからだ。
②マスオの浮気
しかしフネは恐らく不倫には応じない。フネと波平の夫婦仲はそれはそれで良好だからだ。となると家庭の外で若い女性と浮気をするということになる。マスオは係長なのである。会社で浮気する機会は幾らでもあるのだ。これに対してサザエは余りにも無防備であるのだ。平社員の父親しか見ていないから、会社内の権力が男性たちの浮気を引き起こすことが解っていないのである。
マスオの浮気が発覚した場合、マスオとサザエは離婚する可能性が非常に高い。サザエは結婚しても親から自立していない以上、マスオは若い女性と再婚し、その女性に家庭内を切り盛りしてしまった方が巧く行くからだ。マスオは32歳で係長になっている以上、いずれ部長になっていく存在であるのだ。いつまでも妻の実家に間借りし続けることはできないのだ。
●Xデーは「フネの死」
サザエさん一家に最も深刻な事態が発生する時期は、実はフネが死んだ時なのである。サザエさん一家は波平が家長なのであるが、フネこそが一家の中心であり、実権を握って一家を取り纏めているからだ。このフネが死んでしまえば、このサザエさん一家はバラバラになってしまうのである。
波平は老けて見えるが、現在「54歳」である。フネは波平と同い年か年下と考えると、フネは年齢に比べて異様に年を取り過ぎているのだ。もうお婆ちゃんだと言っても過言ではないのだ。サザエさん一家では波平がカツオのことでいつも怒っているので、妻のフネの方が常にストレスを感じており、それが老化を早めてしまったのである。
波平は怒ることが多いので、脳疾患で死ぬ可能性がある。しかしそれ以上にストレスを溜め込んでいるフネの方が何かしらの病気に罹る可能性があるのだ。波平には釣りという趣味があるが、フネは無趣味であり、外出することが稀であるのだ。運動不足から癌や白血病に最も罹り易いと見ていいのだ。
フネは波平とサザエの一派と、カツオとワカメとマスオとタラオの一派の両方に与して、この家族がバラバラにならないように繋ぎ止めている。そのフネが死んでしまえば、両派の関係は一気に悪化して、最早、後戻りができないほどにまで悪化してしまうのである。
バカな人たちは家長を見て、その人物こそが家族の中心だと思い込んでしまう。しかしいつも威張っている父親が家族の中心であることはまずないのだ。父親は母親に実権を譲り渡しているからこそ、家族のトップに君臨できるのであって、フネのように家族を切り盛りしていれば様々な問題を処理しなければならないから、威張るなんてことはできないのだ。だが、そのフネこそが家族の中心になっているのは間違いがないのだ。
●真逆だからこそ楽しめるだけ
父系家族では娘たちは結婚後、必ず家を出て行かなければならない。父系家族では娘たちを出すことで、余所の家から女性を迎え入れ、それによって家族を活性化させるからだ。女性が「XX遺伝子」であり、男性が「XY遺伝子」であるので、父系家族は遺伝子の内、四分の三を活性化することができるのであり、母系家族よりも断然に優れた家族形態であるのだ。
その反面、女性たちに多大なストレスをかけているという事実もまた存在しているのだ。
「女はこの三界に住む家はなし」
というのが、父系家族では起こってしまうのである。人間は狩猟採集経済をやっていた頃は、女性たちの半分を自分たちの集落に留め、残りの半分を集落の外に追いやっていたのである。このことを考えると、女性たちの半分は父系家族に対して対応できても、女性たちの半分は父系家族に対応できないのである。
だから女性たちは早くに結婚して子供たちを多く産んでいかないと、自分の居場所がなくなってしまうのである。子供たちを多く産んでいけば、母親の地位も権力も強まり、安泰でいられるのである。子供を産まなかったり、子供の数が少なければ、どうやっても苦しい生き方を強いられてしまうのである。
『サザエさん』が世間の人々に受けるのは、磯野家は父系家族でありながら、サザエたちが実家に戻って来ることによって母系家族の様相を呈しているkらなのである。サザエには女性の自立というものがまるでないし、嫁姑の戦いで自らを鍛え上げていくということもない。この姿を既婚女性たちが見れば、リラックスできるのは当然のことなのである。
サザエさん一家は世間の人々の家族とは真逆だからこそ楽しめるだけのことなのである。サザエさん一家だって平和ではないのだ。サザエのためにカツオに対して多大なストレスがかかっている以上、いずれはカツオが大爆発してしまう危険性を秘めているのである。父系家族であるなら、娘は実家から出て行かない限り自立できないものだし、もしも実家に戻ってくれば他の兄弟姉妹たちに大損害を与えてしまうことになるのだ。
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