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ユダヤ人はなぜ優秀のか?

●宗教と科学

 日本の科学はアメリカ合衆国や西ヨーロッパの科学に比べてかなりレベルの低い位置につけているのだが、それには理由がある。日本の科学者たちの圧倒的大多数が無宗教であり、そのために幾ら研究したとしても大した成果を上げることができないのだ。

 科学は無宗教の様相を呈しているが、科学自体、無宗教の産物ではない。科学は宗教の産物なのである。科学は古代ギリシャの宗教から生まれた物であり、基本的に反キリスト教的なのであり、科学はなぜだかキリスト教と相性が悪く、キリスト教の支配に抵抗しながら発展して来たという経歴があるのだ。

 今回紹介する本はこの本!

西村肇著『米国 ユダヤ人 キリスト教の真実』(本の森)

        物理学者が発見した米国ユダヤ人キリスト教の真実

 西村肇は物理学の学者で、東京大学で名誉教授になった人物である。そのような人物なのだからもっと高度な書物を書けばいいのだが、この本は講演を元にして書いた書物なので、非常に雑な本になっている。余りにも雑なために紹介することを躊躇ったのだが、本の内容には光る物があったので、敢えて紹介することにした曰く付きの本である。

 厄介なのは、宗教と科学のことを扱った本であるのに、西村肇自身は無神論者だということなので、それで宗教のことに関しては突っ込んだことを言うことができない。しかし科学者の目から宗教を見ており、その範囲内でなら、或る程度は傾聴に値する意見を言っているのだ。

 学者が科学史を書いた場合、宗教のことは表に出さない。そういうことはせずに、科学の発展を客観的に著述していくものだ。こういうことは科学の表面上の歴史を知るためには役に立つ。しかし科学の裏面には必ず宗教が存在しているので、宗教抜きに科学史を論じることは全くの無意味なのである。

●ユダヤ人とキリスト教徒の激しい戦い

 今でこそアメリカ合衆国は覇権国家として圧倒的なパワーを持っているのだが、今から100年前のアメリカ合衆国は科学も産業も非常に遅れた国家だったということなのである。それがユダヤ人たちの移民によって、アメリカ合衆国は様変わりしてしまうのである。

 まず理解しておいて欲しいのは、プロテスタンィズムはカトリック以上に反ユダヤ主義であるということなのである。プロテスタントたちは直に聖書を読むので、ユダヤ人に対しては「キリスト殺し」という感情しか抱かないのである。特にルター派は宗祖のルターが反ユダヤ主義の書物を書いたので、余計にその反ユダヤ主義が存在しているのである。

 アメリカ合衆国は建国以来、長らく農業国だったのであり、その農業国を一変させたのが「石油」の出現である。アメリカ合衆国には多数の油田があり、その油田を発見することによって石油産業が一気にブレイクしたのである。しかもジョン・ロックフェラーは石油産業を独占していったために、石油を高値で安定供給になり、巨万の富を生み出してしまったのである。

 続いて起こったのが「電気」の出現である。エジソンによって電球が開発されると、電球はそれまでのランプに取って代わり、アメリカ人たちの自宅を明るくさせることができるようになったのである。エジソンは発明家だけでなく事業家としても長けており、瞬く間に巨万の富を手にしてしまったのである。

 しかしこの辺りがプロテスタントたちの限界であり、科学が更に発展していこうとすると、プロテスタントたちがついていけなくなってしまったのである。

 「原子力」が登場すると、原子力の分野ではプロテスタントたちは全く使い物にならず、ユダヤ人たちの独占場となってしまったのである。原子力は高度な物理学と化学と数学ができない限り、研究しようにもできない代物だからなんどえある。運良くユダヤ人たちはナチスドイツから迫害されて逃れて来たので、アメリカ合衆国はユダヤ人たちの力を借りて原爆を開発し、原子力発電所を作り上げて行ったのである。

 情報技術革命に於いても状況は同じなのであって、高度な数学ができない限り、情報技術革命を推進することはできなかったのである。だから数学の苦手なプロテスタントたちはユダヤ人たちにあっという間に追い抜かれてしまい、ユダヤ人たちは情報技術革命を利用して大儲けしていったのである。

●ユダヤ人の勉強の仕方

 なんでユダヤ人たちがプロテスタントたちを追い抜き、突き放してしまったのかというと、ユダヤ人たちは勉強の仕方がまるで違うからなのであり、その勉強の仕方の違いが、科学やビジネスで圧倒的な差となって出て来てしまったに過ぎない。

 ユダヤ人たちは子供が3歳になると文字を覚えさせ始め、12歳までに『トーラー』を暗記させてしまう。『トーラー』とはモーセ五書のことであって、『創世記』『出エジプト記』『レビ記』『民数記』『申命記』の五つの書物を指す。これは子供でも読める内容になっているし、子供の頭でも理解できる物である。

 ユダヤ教は最初から一神教になったわけではない。トーラーを読めば解るが、ユダヤ教はその初期に於いて多神教なのであって、「エロヒム」という「神々」という言葉が出て来ている。「エル」は神で、「エロヒム」は神の複数形である。キリスト教徒はこれを神という言葉に置き換えて教えてしまうのだが、ユダヤ人たちはそんなインチキをしない。そのまま教えるのである。

 ユダヤ教は多神教であっても、ヤハウェという神を最高神としたのであって、この宗教形態が徐々に純化されていき、拝一神教から唯一神教へと変化していった。これを決定づけたのが「申命記革命」で、これによって一神教としてのユダヤ教が確立されたのである。

 ユダヤ人は基本的に「本物志向」であり、キリスト教のように神とイエスとマリア、それに聖人たちがいないために、1つの神に対して意識が集中する。この宗教心があればこそ、普段の生活でも紛い物を嫌い、本物だけを追求してくる事に成る。

 ユダヤ人たちは選民意識を持つので、自分たちに如何なることがあっても神は守ってくれると思い、自分たちは全力を尽くして拡大再生産に励む。キリスト教徒たちなら去年の収入と同じ金額を得れば満足してしまうが、ユダヤ人たちは去年の収入よりも高い収入を確保しないと満足しない。こういう意識があるからこそ、ユダヤ人たちは実に良く働くし、起業家になってベンチャー企業を立ち上げてきたりするのである。

●キリスト教徒の勉強の仕方

 キリスト教徒たちは『聖書』を暗記するのではなく、『聖書』を読むということをやってしまう。しかも子供たちには『子供用聖書』を作って、解り易く教えようとするのだ。これが実に悪影響を及ぼしているのであって、子供は本物に触れることはできないし、大人は聖書を正しく理解していないということになってしまう事に成る。

 どの宗教でも宗教歌を歌うものだが、キリスト教は「讃美歌を歌いすぎ」というくらいに歌っている。歌のために大量の時間を割くのではなく、もっと『聖書』を勉強するために時間を割けばいいものを、そういうことは全くせずに歌で自分たちの宗教を誤魔化してしまうのである。

 そもそもキリスト教は信仰義認説に立脚するので、「反理性的な宗教」と成らざるを得ない。イエスが死んでから3日後に復活したことを信じるだけ義人とされてしまうのだから、どこを探しても理性など出て来ない。「不合理ゆえに我信ず」であるなら、人間は自分の理性を働かせることができなくなってしまうのである。

 しかもキリスト教はローマ帝国という多神教の世界の中で一神教を広めて行く過程で、神とイエスと聖霊は「三位一体」であるというとんでもない教義を採用してしまった。折角、ユダヤ教では一神教に辿り着いたのに、これでは一神教でもなければ多神教でもない、グロテスクな宗教になってしまうのである。因みに後発のイスラム教は徹底的にこの三位一体説を否定している。

 トドメは「終末思想」であり、ローマ帝国による宗教弾圧と宗教迫害の中で終末思想が盛んになり、『ヨハネの黙示録』なる経典を作り、事もあろうことかこれを聖書の中に入れてしまった。このためキリスト教徒たちはハルマゲドンが来ることを待望し、今の生活に打ち込むということをしなくなってしまったのである。

●理性革命

 ユダヤ人とキリスト教徒では勉強の仕方がまるで違うのだから、仕事をさせた場合、圧倒的な差がついてしまうのは当たり前だ。キリスト教徒たちは正しく『聖書』を理解していない。それに対してユダヤ教徒たちは『トーラー』を暗記し、『トーラー』の内容がどのようなものなのであるか、正しく理解している。これだから数学のように高度な精密さを要求される学問になると、キリスト教徒たちはユダヤ人たちについて行くことができず、ユダヤ人たちの圧勝となってしまうのである。

 ユダヤ人たちの歴史の中で宗教革命となったのが「スピノザ」の出現であり、ユダヤ教は一神教でも人格神なのであるが、スピノザはこの人格神を否定し、「神即自然」という汎神論を主張した。このためキリスト教の教団から非難されただけでなく、ユダヤ教の教団からも非難されてしまったのである。

 なぜこの汎神論がそんなにまで危険視されたのかというと、汎神論を突き詰めていくと、人格神というのは人間が作ったということになってしまうからだ。事実、スピノザの影響を受けたフォイエルバッハは「キリスト教の神は人間が作ったものである」という結論に到達してしまった。

 この世界にユダヤ教のヤハウェやキリスト教のイエスがいなくなれば、人間は神の下で理性を使ってこの世界を解明していかなければならないことになる。この時点で、「理性革命」なるものが起こったのであり、ユダヤ教のように律法を守れば正しいとか、キリスト教のように信仰すれば正しいとかいう教えは、全て吹き飛んでしまったのである。

 非ユダヤ人ならスピノザは歴史上に名を残した一哲学者であるが、ユダヤ人たちにしてみれば、最大の哲学者なのであって、スピノザを影響を受けたユダヤ人たちの中から続々と優秀な人材が出て来た。マルクスもフロイトもアインシュタインも皆そうなのであって、ユダヤ人だから偉大な学問的業績を残したのではないのだ。事実、スピノザの影響を全く受けていないユダヤ教の正統派の人たちからはこういう学者たちは誰1人として出現していないのである。

●科学の最先端にキリスト教徒はいない

 現在、科学の最先端にいる人たちは大半がユダヤ人たちであり、キリスト教徒がいたとしても、そのキリスト教徒は既にキリスト教の信仰を放棄しており、汎神論者になっている。「科学の最先端にキリスト教徒たちがいない」という事実は、本当に衝撃的なものなのである。

 というのは、明治維新後の日本は欧米の進んだ学問を取り入れることで学問を発展させてきたのだが、この遣り方ではダメということに成ってしまうからだ。欧米の学問といっても、基本的にはキリスト教徒たちが作り上げてきた学問であり、キリスト教は必ず思考の限界にぶつかる以上、日本人が幾ら欧米の学問を取り入れても、日本でも思考の限界にぶつかり、学問が発達しなくなってしまうのである。

 日本の科学が遅れる最大の理由は、「日本の科学者たちが持つ欧米崇拝」と、「キリスト教系大学の存在」であり、この2つの障害を取り除かない限り、どうにもならない。欧米と見ている時点でもう間違っているのだ。欧米ではユダヤ人とキリスト教徒たちが死闘を繰り広げているのであって、欧米は1つではないのである。

 キリスト教系大学に至っては、世界に通用する科学的発見を一度たりともしたことがないという超低能状態にある。日本のキリスト教は宣教に失敗したが、その反面、教育の方面では成功してしまった。しかしそのために日本の科学が欧米の科学から随分と遅れてしまい、科学が低迷しているからこそ、経済も低迷してしまうという悪循環が起こっているのである。

 この本はかなり雑な本なのであるが、この本を読めばアメリカ合衆国の科学とか経済とか政治とかが良く解ると思う。著者が無神論者であるために、著者の意見を聞き入れたとしても巧く行くことはないだろうが、「宗教抜きで科学を語ることではできない」ということくらいは理解することができることだろう。

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コメント

死の結界を作動させない為にも、お墓参りをして、厄払いや神様への御礼参りやお祈りをして、食事にも気をつけて頑張ります。
子供は二人のまま増えないと思いますので。

我が家は同じ敷地内に母が住んでいます。家は別です。
こういう場合は母は家族の人数に入るんでしょうか??

投稿: はるるん | 2013年9月28日 (土) 11時55分

う~ん、はるるさん、微妙だけど、一応、家族構成に入るだろうと思います。happy01

でも、家族自体は4人なんだから、なるべく、子供をたちをはるるさんの母親に会わして、出来る限り5人にしてしまうようにした方がいいです。

投稿: タマティー | 2013年9月28日 (土) 16時12分

タマティーさん、ご回答ありがとうございます。

私、違うページにコメント書いてましたね。
失礼致しました••。

なるべく子供達を母に会わせていきたいと思います。
今でも毎日会ってはいますが、私が母に迷惑をかけてはいけないと思い、遠慮していた部分があります。これからはどんどん関わっていき、5人家族って感じにしていきたいと思います。

投稿: はるるん | 2013年9月28日 (土) 19時02分

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