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学校への不満は永遠になくならないもの

●なぜ学校へ不満を抱いてしまうのか?

 大人達の中には学校に対して不満を抱いている者たちは非常に多い。公立学校に行ったのなら、学費がタダだったのであり、無料で教育を受けさせて貰ったのだから感謝すればいいものを、よりによって学校で満足ゆく教育を受けることができなかったために激しい怒りを抱いてしまうのだ。

 私立学校に行った者たちはもっと深刻で、親に頼み込んで学費を出して貰ってまで学校に行ったのに、学校での教育が自分の納得いくものではなかったために、在学中から激しい怒りを抱き、卒業後はその怒りが増大していくことになるのだ。

 学校というものは、そもそも理想的な教育を受けられる場所ではないのだ。理想的な教育というのは、それこそ家庭教師を雇い、マンツーマンで個人授業を行うということなのである。これなら教育の効果を最大化することができる。しかしそんなことを子供たち全員に行うことなど、経済的に絶対に無理である。

 だから学校に生徒たちを集めて教育を行うのである。この教育の遣り方では、誰がどうやっても理想の教育にはならないのだ。もしもこの学校教育でより良い教育を行おうとすれば、教師1人に対して、生徒10人ほどの割合にし、出来る限り教師が持つ生徒数を減少させていかなければならないのだ。

 こういうレベルの高い教育を行っている学校は、通常、「エリート学校」と呼ばれることになる。将来、エリートになると予定された子供たちだけが行くのである。当然に公立学校ではなく私立学校であり、その学費は半端なく高い物となるのだ。

●江戸時代でも同じ現象が起こっていた

 日本は明治維新以降、学校制度を整えて行き、様々な教育改革が行われ続け来たものだ。それだけ学校は常に問題を発生させ、政府が教育改革を施さねばならぬほどその問題は深刻なのである。しかし政府がどんなに教育改革を施してもダメなのである。

 この現象は江戸時代でも全く同じことが起こっていたのである。諸藩は藩校を設けて藩士たちに教育を施していたが、その教育の効果は大したものではなかったのだ。藩士たちを無学文盲にしないことができたくらいであり、藩校から優秀な人材は育ってこなかったのである。

 そこで登場してきたのが「塾」なのであり、松下村塾のように少人数に対して教育を施し、それによって優秀な人材が続々と誕生してきたのである。長州藩が小さな藩であったにも拘わらず、幕末の政治を動かし続けることができたのは、この塾があればこそだったのである。

 戊辰戦争では奥羽越列藩同盟が敗北してしまうのだが、この奥羽越列藩同盟の諸藩たちに共通することは、藩校はあっても塾がなかったということなのである。藩校での教育を重視する余りに、吉田松陰のように藩士の中の奇人変人が塾を開いて藩士たちを優秀な人材になるよう教育していくということがなかったのである。

 藩校というのは誰がどうやっても官僚主義的になってしまうものなのである。そんな教師から物を教えられても、生徒たちが優秀な人材に育つ訳がないのだ。塾という官僚主義とは無縁な組織だからこそ、教師は必死になって勉強し、それに釣られて生徒たちも必死になって勉強し、結果的にその塾から優秀な人材が育ってきてしまうのである。

●学校と塾によるダブルスクール

 「80対20の法則」を使えば、学校だけに通っていては効果が0%になるものなのである。学校と塾を併用するからこそ、出力が190%になり、優秀な人材として育って来るのである。学校と塾のダブルスクールこそが、生徒たちを優秀な人材に育て上げるコツなのである。

 学校と塾の両方に通った場合、塾での方が勉強は捗るものだ。だからといって学校に行かないのは問題があるのだ。塾は入試に特化しており、学校に行かず塾だけでは逆に学問が疎かになってしまうものなのだ。学問の中でも文法のようにその習得に時間がかかる物に関しては塾よりも学校の方がきちんと教えてくれるものなのである。

 ダブルスクール族が普通の生徒たちよりも有利になるのは、塾があるために学校での滞在時間が短くなるということなのである。学校にいつまでもダラダラといないからこそ、不良になったりしなくなるのである。用がないのなら学校を去った方が時間を効果的に使えるものなのである。

 教育の効果を高めたいのなら 皆勤賞を狙わないことだ。自分が病気の時に無理して学校や塾に行かなくていいし、大学受験が終わったのなら学校にも塾にも行かなくていいのである。学校というものは、卒業できるだけの授業日数を受けていれば、卒業できてしまうものなのである。

 10代の頃は何事も急成長するものなのである。だから自分が本当にやりたいと思うことを集中してやってしまうべきなのである。そのためには模範的な生徒になる必要性はないのだ。寧ろ教師たちからは不真面目だと思われている生徒の方が、自分の得意分野を伸ばし易いものなのである。

●学校も塾も決して万能ではない

 学校も塾も決して万能ではない。万能ではないが双方が補い合っているのである。学校で全てのことを処理しようとするからこそ余計に多くの問題が発生するのだ。嘗て如何なる塾も学校抜きで存在しようとしなかったのであり、学校はその謙虚さを学ぶべきなのである。

①学校では最低限の教育しかできないと理解する。塾では入試専用の教育しかできないと理解する。

 学校で最高レベルの教育をするのは絶対に不可能である。最高レベルの教育は学校で行うのではなく、家庭で家庭教師がマンツーマンになって教えるものなのである。学校はここの学校を卒業するなら最低限これだけは学んで行って欲しいという物を決めて、それを学び終えた者だけを卒業させていけばいいのである。

 塾では入試専用の教育を行っている以上、塾で一生懸命勉強すれば入試に合格できるだけのことであって、そのために学問の中で何かが疎かになってしまうものなのである。塾での成績が良くても、文法を解っていない人たちが幾らでもいるし、社会科学や自然科学で自己研究をして、発表したりした者もいないのだ。

②教師たちを終身雇用にしない。

 第一次産業や第二次産業では終身雇用は採用すべきものであるが、第三次産業に属する教育に関しては終身雇用は不適格なのである。塾が学校に勝り続けているのは、塾では講師を終身雇用にしていないからなのである。学校は教師を終身雇用で雇うからこそ、教師の質が低下してしまうのである。

 教師になるためにどんな教育を受けようが、実際に教壇の上に立たせて生徒たちに物を教えてしまえば、その者が教師として適格か不適格かはすぐに解るものなのである。教師として能力のない者を切り落として行くからこそ、質の高い教師だけが生き残り、それによって出来のいい教育を施すことができるのである。

③教育理念こそが最も大事。

 学校でも塾でも、しっかりとした教育理念があると、それに見合う教育の成果が出て来るものなのである。教育理念がなければ、教師たちの力だけで学校が維持される羽目になり、そうなって来ると教師が問題が起こせば学校存続自体に関わる問題になってしまうのだ。

 教育理念で文武両道を唱えたのなら、必ず学問もスポーツも強くなってくるものなのである。教育理念を持たず、ただ単に学問やスポーツをやらしても生徒たちは真面目になってやらないし、たとえ教師たちが無理矢理やってもそれは一時的にしか成果が出ず、いずれなんの成果もなくなってしまうのである。

●教師たちは生徒たちに乗り越えられるのが最後の仕事

 学校の教師たちは自分の生徒たちに乗り越えられるのが最後の仕事なのである。「もう自分は生徒たちに教える物が何もない」と解った時、教師と生徒の関係は解消されるものなのである。そういうことをせず、いつまでも先生気取りでいるからこそ、生徒たちは猛反発してくるのである。

 偏差値が70を超える私立学校では、そこの学校の教師たちは生徒たちに乗り越えられることを当たり前のことだと思っている。それだけ10代に於ける若者たちの成長は速いし、成長した時に猛烈な上昇を見せるものなのである。

 逆に偏差値の低い学校に限って、その学校の教師たちはいつまでも先生気取りでいて、卒業後に同窓会で開かれtればのこのこと出掛け、そこで卒業生たちからチヤホヤされることに喜びを見出して来るのである。だから同窓会などは絶対にやめるべきなのである。同窓会は教師を無能化させることに凄まじい威力を発揮してくるからだ。

 「学問の礼は学問ですべき」なのである。自分が学校や塾で教師や講師たちから何かお世話になったと思うなら、自分がその後、学問に精進して、立派な人物になり、学問を大いに発展させるべきなのである。学問はそういう者たちがいるからこそ日進月歩で発展していくのであって、もしもそういう者たちがいなければ、学問は発達するどころか、衰退していってしまうものなのである。

 19歳以前は教師によって勉強を教えて貰った方が効率的なのである。しかしそれ以降は自分で勉強して行った方が効率的なのである。だから「早くに自分で勉強する習慣を身につけよ」ということなのである。独学こそ常に学問の王道なのである。

 それなのにいつまでも学校に拘り、学校への不満を持ち続けているからこそ、大した仕事ができないのである。勉強する習慣を持ってしまった人は学校への不満など消えて行くものだ。学校でどんなに悲惨な目に遭ったとしても、そのことには諦め、学校で失われた時間を取り戻すかのように必死になって勉強し出すものなのである。

 世の中は学校批判をしている人たちが多いものだし、その声も大きいものだ。かと言って、その意見は絶対に正論にはならないのだ。もうとっくの昔に学校を卒業したのに、今でも学校に頼り続けているのである。要は精神的自立ができていないということなのである。精神的自立を果たしていない者の意見に、傾聴に値する意見というのは何1つないものなのである。

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コメント

初めてコメントさせて頂きます。
食や健康について検索していたら、このブログに出会いました。
私は3歳と4ヶ月の子供をもつ、35歳の主婦です。
妊娠前にこのブログに出会いたかったです。
私は10代からずっと生理不順(なかなか排卵しない)で、不妊治療の病院で排卵誘発剤によるタイミング方法で子供を授かりました。原因がはっきりしていたので、すぐに妊娠することが出来ました。
妊娠中はツワリもなく、なんでも食べれましたが、二人とも逆子だった為に、帝王切開でした。
今回コメントさせて頂いたのは、私が風邪をひきやすいので、どうしたら風邪をひきにくい体質になれるかアドバイスをして頂きたくて。。。
小さい子供がいるのに母親がしょっちゅう風邪ひいてダウンなんてしてられないので。。。
風邪、すぐにもらってしまいます。
風邪は初期で治せず、結局こじらせてしまいます。
若い時は風邪なんてあんまりひかなかったのに。。。
規則正しい生活もしているし、お酒も飲みませんし(飲めない)、自分にストレスもあるとも思えないんですが。
周りでは、私よりヒドイ生活をしているのに、ぜんぜん風邪ひかない人が多くて、不思議でしょうがないです。

投稿: はるるん | 2013年9月 4日 (水) 15時54分

はるるんさん、多分、授乳の度にオッパイを出すからでしょう。

あの~、授乳するってことは、体内から栄養分を赤ちゃんに与えるから、母親自身は体内で栄養不足になってしまうんですよ。
それで授乳している母親に限って風邪をひき易くなるんです。

ま、簡単に言ってしまうと、「果物と野菜が圧倒的に不足している」ってことです。

まずはしっかりと栄養バランスの取れたご飯を食べることです。
朝食には必ずフルーツを食べる!
昼食にはそれこそ野菜を山盛り食べる!
納豆や糠漬けなどの発酵食品をしっかりと食べる。
豆類や芋類を沢山食べると母乳の出が良くなります。

投稿: タマティー | 2013年9月 4日 (水) 17時11分

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