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結婚の経済学

●結婚は富を生み出す

 「結婚と独身はどちらが得か?」という議論があるものだが、結論から言ってしまうと、「結婚の方が断然に得である」。独身で居続ける損をしてしまう。結婚は富を生み出すものなのであって、だからこそ文明誕生の時から人類は延々と結婚を遣り続けて来たのである。

 経済というものは協業と分業を行うからこそ発展していくものなのである。自分で何もかもやっていては協業と分業が行えなくなるので、それで生産性が向上して来ないのである。人間が1日に出来る仕事量は限られているものなのである。他人の力を使って生産性が高くなるなら、他人に任せて、他人の力を使うべきなのである。

 結婚は男女が結婚し二人で生活することにより、生産性が劇的に向上するものなのである。夫は仕事に全力を投入できるようになり、妻は家事や育児に全力を投入できるようになる。独身であるなら仕事に全力を投入できないから、どうしても仕事の生産性が上がって行かないのである。

 社会主義もフェミニズムも結婚制度を否定することでは同じイデオロギーである。このイデオロギーに洗脳されてしまうと、結婚を否定し、独身を貫こうとしてしまうものだが、そんなことをやっていては永遠に貧乏に固定されてしまうようになるのだ。

 結婚はいつでもできるものではないのだ。女性なら結婚適齢期までに結婚しておかないと、子供を産むことができなくなってしまうのだ。男性は女性のように結婚を急ぐ必要性はないが、そうはいっても自分が働ける内に子育てを終えるとなると、40代までには結婚しておかないと、経済的に苦しくなってしまうのだ。

●消費が所得を作る

 多くの人たちが勘違いしているのは、「所得が消費を作る」ということだ。だからいつまで経っても貧乏なままなのである。経済の実相は「消費が所得を作る」のであって、消費の大きな人ほど所得も大きくなっていくのだ。「そんなバカな!」と思っても、経済はそのようにできているのだ。

 独身では1年も経てば買うべき物は全て買い揃えてしまい、もうそれ以上買わなくなってしまうのだ。これに対して結婚していれば、夫婦に必要な物を買う必要性が出て来るし、子供たちが生まれてくれば子供用品を買い続けなければならないのだ。

 しかも子供たちには教育費を必要になるので、それで所得が跳ね上がって行くことになるのだ。もしも収入が足りないのなら、夫婦は共働きしてまで学費を調達してくるものなのである。教育費の高さは高所得と正比例しているので、教育熱心な人たちほど所得が高くなってしまうのである。

 既婚者たちがせっせと所得を増やしている間、独身者たちは何をやっているのかといえば時間を無駄にしているだけなのだ。消費が増えて来ないものだから、グルメをしたり、旅行をしたり、高級ブランド品を買って消費を増やしているだけなのである。独身生活ではお金を無駄遣いをしてしまうものなのである。

 独身では消費するのは1人しかいないが、結婚して子供が3人できれば、消費する人たちは夫婦と子供たち3人で合計5人もいるのだ。消費の金額が高くなるのはどうやったとしても既婚者の側なのであって、絶対に独身者の方ではないのだ。

●子供の数は何人が最適?

 子供の数を増やせば当然に消費が増えるから、それに応じて所得が増えて行くことになる。かといって「貧乏の子沢山」という言葉があるように、子供の数が多くなり過ぎれば所得に対して消費が増えすぎてしまい、貧乏になってしまうのだ。一体何人子供を産めば最適になるのか?

 結論から言ってしまうと、「子供の数は3人以上10人以内が最適」なのである。子供が1人だと初めての育児なので必要以上にお金をかけてしまうのだ。子供2人では「死の結界」が張られるから豊かになることができない。どうしても子供は3人以上欲しいのだ。

 では上限がなぜ10人なのかというと、両親に子供が10人いれば、家族構成は12人になってしまうからだ。家族として統制を利かせるためにはこの数が限界であり、これを超えると家族は統制力を持つことができなくなっていくのだ。

 昔から子供は「子宝」と言われているものだが、赤ちゃんが1人生まれてくれば、どの家族だって豊かになっていくものなのである。そのことを理解していないと、生活が貧しいために堕胎してしまい、その後、水子の霊に祟られて、様々な不幸を発生させてしまうのである。

 現在のように少子化になってしまうと、子供の数が多い家族は圧倒的に有利である。なぜなら少子化社会では独身を貫いてしまったり、結婚しても子供を作らない人たちが出て来るので、自分たちだけが豊かになってしまい、時間が経過すればするほど、その差は広がって行くからだ。

●貯蓄スピードが断然に速い

 既婚者と独身者では貯蓄スピードがまるで違うのである。どの夫婦も結婚後、100万円の貯金額を目標にする傾向がある。このため速い段階で100万円の貯金を達成してしまうのだ。この100万円こそが夫婦にとって「種銭」となるのだ。

 通常、貯金が100万円あると、300万円まで貯金して行くことが可能になる。100万円あれば貯金額を300万円に増やすのは大して難しいことではないのだ。そして300万円あれば貯金額を500万円に増やして行くことができる。更には500万円あれば貯金額を1000万円に増やして行くことができ、遂に貯金額は1000万円の大台に乗ることになるのだ。

 これに対して独身者は貯金しているのかと思いきや、全然貯金していないのだ。それは貯金する必要性がないからだ。夫婦がなぜ貯金するのかといえば、それは非常時のためであったり、老後のためであったりする。必要性があるからこそ貯金しているのだ。だから必要性がなければ、収入の多寡に拘わらず、人間は貯金しないものなのである。

 貯金があれば資産運用が可能になるので、その資産運用益を消費に回さず、再投資していけば、資産は雪達磨式に膨れ上がって行くことになるのだ。こうなると時間が経てば経つほど資産は増えてしまい、自分たち夫婦が老後を迎える頃には充分な資産を持つことができるのである。

 仕事ばかりして、所得を増やすことに一生懸命になっている人は、この資産という物がまるで見えていないのだ。収入は「所得収入」と「資産収入」の2つがあるものなのであって、所得収入だけでは効果がゼロになってしまうものなのである。所得収入を全収入の20%、資産収入を全収入の80%にしてしまうと、仕事をするのも楽になるし、家計的にも物凄く楽になるのだ。

●結婚は絶対に維持すべき

 結婚がここまで富を生み出すというのなら、離婚は絶対に損である。離婚は富を生み出す結婚それ自体を破壊してしまうために、絶対に豊かになれなくなってしまうのだ。結婚は絶対に維持すべきであって、余程深刻な理由がない限り、離婚はすべきではないのだ。

 離婚は夫婦の財産を二分割して減少させてしまうだけでなく、その分割した財産を半減させてしまうという恐ろしいことを仕出かすのである。結婚が破綻した場合、なぜだか女性が慰謝料を請求して来るものだが、慰謝料を取ったとしても豊かになることはないのだ。

 離婚して豊かになっている人がいないのは、まさにこれが理由なのである。財産は分割してはならないのである。財産は一纏めにしてあるからこそ、パワーを発揮してくるのであって、財産を分割してしまえば、分割以前のようなエネルギーを発してこないのだ。

 離婚防止のためにはなんといっても子作りに励むことだ。女性は育児をしているのなら離婚しようと思わないから、子供を沢山作って離婚をできないようにさせるべきなのである。とはいっても育児を手伝わないと妻はストレスを溜め込むので、育児を手伝い、ストレスを軽減させる措置を取ることも必要なのである。

 もしも離婚するなら早目にすべきなのである。というのは結婚して時間が経っていないのなら、財産を大して形成していないので、やり直しが効くものなのである。財産を形成してから離婚してしまうと、離婚によって得た財産に拘ってしまい、財産を増やして行こうとしなくなってしまい、貧乏から脱出できなくなってしまうのだ。

●相続で結婚の成果が分かれる

 夫婦の結婚の成果は自分たちの財産をどのように相続させるかでその評価が決まるものなのだ。生前に遺産相続のことをしっかりと手配しておかないと、それこそ骨肉の争いを引き起こしてしまうことになるのだ。骨肉の争いを起こされたら、遺産はアッと言う間に消えて行ってしまうものなのである。

 まず娘たちには結婚の際に結婚持参金を与えて、相続権を放棄させることだ。女性が相続に絡んで来ると、纏まらないし、纏まったとしても公平を欠くようなものになってしまうのだ。父系家族では女性は家督相続に関与しない以上、結婚すれば家を出て行くべきなのである。関係のない者が関与すれば話し合いが揉めるのは当然なのである。

 息子たちには早い段階で「家督相続権者」と「分家」とを分けてしまい、家督相続権者に充分な資産を与えて、分家には分家できるだけの資産を与えてしまうべきなのである。基本的には長男が家督を相続することになるのだが、長男が優秀だとは限らない。バカなら次男以下に家督を相続させるべきなのである。

 遺産というものはどう巧く相続させたとしても、分割してしまえば消えて行ってしまうものなのである。だから自分の財産を割いて財団法人を作り、法人化することで自分の遺産を永久に残して行くようにすべきなのである。財団法人を作っておけば、自分の子孫を財団法人の理事長や理事にしてしまえば、それで生活を保障していくこともできるのである。

 長く続く家系は結婚で失敗していないのが特徴なのである。親が結婚で失敗していないから、その子供たちも結婚で失敗しないのだ。結婚で失敗しないからこそ財産が増え、財産が増えるからこそ益々繁栄していくという好循環が起こってしまうのである。

 学者というものは貧乏なものだから、結婚と財産の関係が全く解っていないのだ。世の中がどのように変化しても、結婚は富を生み出すものなのであって、結婚で失敗しない一族というものは莫大な財産を溜め込んで来るものなのである。結婚で成功する男女というのは学者の言葉に決して騙されないものなのだ。

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コメント

結婚したほうが経済的にも良いんですね。。
興味深いです。大変参考になりました、有難うございます。

投稿: 睡眠不足と頭痛 | 2013年9月27日 (金) 09時54分

タマティーさん、こんばんわ。

4人家族だと死の結界って•••
タマティーさんのブログではじめて知りました。
私は3人家族でしたが、やっと最近出産して4人家族になりました。
本当は3人でもよかったくらいでしたが、いろいろ悩み、頑張って妊娠出産に至りました。
妊娠出産ってとても大変なことなのに、やっと増えたと思ったら、4人家族の方が病気や不幸が訪れるみたいでかなりショックを受けています。
だったら3人のままの方がよかったのかなぁ。。。

いろいろ事情があり、もう一人子供を作ることは出来ません。
4人家族でも病気や不幸にならずに幸せにやっていける方法ってないんでしょうか??

投稿: はるるん | 2013年9月27日 (金) 22時32分

はるるんさん、「死の結界」ってのは、「四の結界」の内の1つ、で、もう1つ「志の結界」とセットになっているんです。

家族構成が4人になったら、この家族を今後どのようにすべきか、その時点で決めるのが、「志の結界」という意味です。
しかしそういうことをちゃんとしないと、身内とかに病人や死者が出るってわけです。

結婚して子供が生まれたら、家族構成は3人になって、「三位一体の結界」が張られます。
この結界は安定を齎すので、そこでせっせと育児に励む。
しかしいつまでもそこに安定していてはならないのであって、次のステップに進んだ方がいいんです。

家族構成が4人になると、「志の結界」と「死の結界」が張られるので、そこでやるべきことをやって、さっさともう1人産んで、これらの結界を脱するべきなんです。
「死の結界」を作動させないためにも、墓参りをするとか、働き過ぎに注意するとか、安全な食事を食べるようにするとか、そういう当たり前のことをしておくべきなんです。

投稿: タマティー | 2013年9月28日 (土) 07時02分

タマティー様

お久しぶりです!
先日は運命鑑定、アドバイスありがとうございました(^_^)
志の結界…なるほどです。

早く3人目をという考えもあったのですが、最近主人が飲み会から夜中に帰ってきて絨毯にゲロを吐かれました!
その上洗濯機の所まで行きトイレと勘違いしてツバを吐かれ激怒したのですが逆ギレされ…
前にも2、3回こういうことがあり、次したら離婚よ!なんて言っていたのですが本当に離婚を考えてしまいます(TT)
後、先日少し言い合いになりまして→月々手取り17万のお給料じゃ家族4人はご飯食べてけないし将来が不安な事も言いましたが『じゃあどーすればいいの?』と言われ呆れてしまっています(涙)
主人は出世欲がなく私が働くのを待っているようです。
子供も下の子がまだ1歳と小さいですし一緒にいてあげたいという気持ちが強いのですが…
タマティー様、私は今何をすべきなのか、どうしたら良いのか何かアドバイスいただけませんでしょうか??

投稿: りな | 2013年9月29日 (日) 05時39分

りなさん、こういう時は、
「やられたらやりかえす! 倍返しだ!」

倍返しのやり方。
「お酒を大量に飲みまくり、旦那さんが寝ていいる上から、ゲロをする」
「ゲロをし終わったら、パンティーを脱いで、立ったまま放尿し、できればl口を狙う」

具体的な解決策としては、
「その少ない給料であっても、確実に貯金を作って行くということ」です。
天引き貯金をやり毎月3万円を貯金をしていくんです。
収入が発生した時点で3万円を強制的に貯金してしまい、残りのお金で家計を遣り繰りすることです。
これをやると、最初の三ヵ月間はきついけど、3年もすれば100万円以上の貯金ができるので、これが種銭になって、更に多くのお金を作って行くことができます。

要は、「今は給料が少ないことが問題ではなく、貯金がないことが問題なんですよ」


多分、りなさんの自宅の中がきたなくなっていると思う。
不用品はリサイクルショップに売って、換金する。
それと掃除をこまめに行うことです。
自宅の中が汚いないからこそ、絨毯にゲロを吐いたり、ツバを吐いたりするわけです。

投稿: タマティー | 2013年9月30日 (月) 06時38分

タマティー様

アドバイスありがとうございます
分かりました!
旦那には『倍返し…いや、ひゃ、く、倍返しだ!』
の精神でやってみます(笑)
でもおしっこしちゃったらそういうプレイだと勘違いしないか怖いですね(笑)
後始末が大変そうです(^^;

貯金と掃除頑張ります!
私が働いていた頃の貯金が400万程あったのですが、出産を期に仕事を辞め毎月赤字の生活をして貯金を切り崩して遣り繰りしてました…これがいけなかったのですね(TT)
節約していたつもりなのですが↓ ↓

ゲロとツバもそういうことですか(-_-;)
綺麗にしているつもりだったのは私だけだったのですねー悔しい!(涙)

後、主人に男として引っ張っていってほしいのですが、私から見ると甘えて見えるんです(TT)
私も結婚して妻として後退したつもりなのですが旦那も前進せず、一緒に後退している様な気がします。
私がもっと後退しないとダメですか??

投稿: りな | 2013年9月30日 (月) 10時21分

りなさん、パソコンの銚子がおかしくなって、返事が遅れました。

後退しちゃ拙いでしょう。
立てつつも巧く誘導しないと。

参考になりそうな本を記事で紹介しておきました。
図書館で借りて読んでみて下さい。
結構、笑えます。

投稿: タマティー | 2013年10月 1日 (火) 17時24分

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