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下戸専用ビールの必要性

●下戸にとって夏は地獄の季節

 下戸にとって夏は地獄の季節である。暑いためにビールを飲むことになるのだが、下戸の俺はビールを1杯飲んだだけで顔が真っ赤になってしまうので、もうダメなのである。かといって自分だけがビールを飲まない訳には行かないので、結局、お酒が出て来る場には出席しないということになる。

 だから俺にしてみればビアガーデンなどは無間地獄のようなもので、その場所に3分も居続けることは不可能なのである。確かに夏の厚さのために疲労している。だったら早く帰宅すればいいのであって、わざわざ仕事の帰りに更に疲労することはないのである。

 居酒屋だろうがバーだろうが、そういうお店を経営するのは飲んべいだろうから、下戸の人たちの気持ちというものを全く理解していないのである。この世にはお酒の飲めない人がいる。飲めたとしても少ししか飲めない人がいる。そういう人たちのことを配慮してくれればいいのに、配慮は全くしないのである。

 俺に言わしてみれば、お酒を出す店のお酒に対する考えが実に変なのである。お酒はアルコール度数が高くなれば肝臓に負担をかけるので、できることならアルコール度数の少ないお酒を出せばいい。そうすればお酒も食事も美味しく飲み食いすることができるのである。

 しかし実際にやっていることはその逆で、アルコール度数の高いお酒を敢えて出して来るので、質の低い料理を出し、結局、自分のお店のレベルを上げることができなくなってしまっているのである。お酒や食事を味わったりするのではなく、お酒に酔うためにお店を作っているのだから、これで変な事件や事故が起こらない訳がないのだ。

●日本のビールはアルコール度数が高すぎ

 大体、日本のビールはアルコール度数が高すぎである。日本のビールのアルコール度数は「5%」が標準である。昔はもっと低かったような気がするのだが、アサヒのスーパードライがヒットして以降、アルコール度数は5%が標準になってしまった。

 なんでアルコール度数が5%になっているのかといえば、それはビールの長期保存が効くからなのである。ビールというのは長く保存できない。というか長く保存すればするほど味は低下していく。だからアルコール度数を下げて、敢えて長期保存できないようにさせた方がビールは美味くなるのである。

 アメリカ合衆国のビールも「5%」が標準である。アサヒはアメリカ合衆国のビールを参考にして、スーパードライを作った可能性がある。アメリカ合衆国のビールはアルコール度数が高いために、美味しいビールというのが1つもない。有名なバドワイザーに至っては、屑米を使ってビールを作るという邪道なことをやりまくっているのである。

 イギリスやドイツのビールのアルコール度数は大概「3.6%」である。この3.6%というのが、ビールの味を最も美味しく引き出せるアルコール度数らしいのである。こんなビールでは、当然、長期保存は効かない。だからドイツではビール祭りがあって、みんなで大量にビールを飲むのである。

 俺がこの話を家庭でしていたら、俺の母親が、

「アルコール度数100%のビールってのはないのかね?」

と訊いてきた。

「それは麦焼酎だろう」

と俺は笑って答えた。麦焼酎は蒸留酒なので、醸造酒なら10%台のビールは作れると思う。しかしビールはアルコール度数が高ければいいってもんじゃない。アルコール度数が低い方が美味しいのである。

●味のないビール

 アサヒのスーパードライは確かに旨いが、美味しいのは1杯目だけで、2杯目以降は美味しくなくなる。これはビール特有の現象なのではなく、スーパードライがそのように作っているからなのである。本物のビールは何杯飲んでも美味しくなるようにできているのである。

 特にスーパードライで気になるのは、ビールの苦味がないということなのである。この苦味こそ疲労を除去する作用を発揮するので、それで体の疲れているオジサンたちが飲むことになるのである。それなのにその苦味がないのだから、それで過労死というのが発生してきてしまったのである。

 日本のビールもアメリカ合衆国のビールも、味のないビールとしては同じである。アルコール度数が高いために、どうしてもビールの味を犠牲にしてしまうのである。ビールの味が巧く引き出されるのは、3%台なのであって、とにかくアルコール度数を落とさない限り、ビールの味を高めることはできないのである。

 ビールの味を追求するなら、黒ビールの方がいい。黒ビールの方が栄養価は高いので、それでビールの味が最大化されることになるのである。黒ビールが普及している地域ではアル中というのが出て来ない。お酒を味わって飲んでいるので、お酒に飲まれてしまうことがないのである。

 ビールは長期保存が効かないのだから、ビールは大きなビール製造会社が作るよりも、小さなビール製造会社が作った方がいい。だから「地ビール」が売れるのである。自分たちが住む都市に地ビールを持たせるということは、都市を健全に発展させて行くためには絶対に欠かせないことなのである。

●下戸専用ビールとは?

 しかし下戸の俺にしてみれば、アルコール度数が3%台でもきついのである。アルコール度数はもっと下げてくれた方がいいのである。そこで下戸には「下戸専用ビール」を用意して貰い、下戸であってもビールを楽しく飲めるようにして貰いたいのである。

 下戸専用ビールの条件とは、

①アルコール度数1%

②苦味のある物

③黒ビールであること

④「下戸専用」と表記し、飲んべいには飲用を禁止すること。

の4条件を全て揃えた物である。アルコール度数が1%なら長期保存は絶対に無理だから、それゆえビールが出来たら飲むというようにしてしまえばいいのである。

 「下戸専用」の表記は実に大事で、普通にビールを飲む人が下戸専用ビールを飲んでケチをつけられたら堪ったものではないのだ。普通のビールが飲めないからこそ敢えて下戸専用ビールを飲んでいるのであって、普通の人たちは飲むのを禁止すべきなのである。

 下戸専用ビールは下戸たちにだけ利益があるのではなく、普通の人たちにも利益が発生して来る。下戸専用ビールは長期保存が効かないために、普通のビールが長期保存しようとする動きに対して牽制を加えることができるのである。

 日本人にとってビールは近代以降飲み始めた飲み物だから、「本物のビールはこういう物なんだ」というのが解っていない。酒税の関係で発泡酒が登場してきたのだけれども、ああいうビールもどきのお酒を飲んでいると、ビールの味すら解らなくなってしまうものなのである。本物のビールを維持することは、日本人の健康のためにも必要なことなのである。

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