またもや落選!(涙)
●自信作なのに,またもや落選!
新人賞を取るべく小説を書きまくり、それを出版社に投稿しているのだが、今回もまた落選という結果になってしまった。今回の作品は自信作であったので、これが落選となるとかなりショックである。余りのショックのために7月と8月の間は小説制作を一時的にやめることにした。
これまでの成績は、
「5戦5敗」
である。持ち込み原稿が1つあるので、新人賞は4連続敗戦である。何が悲惨かと言えば、第一次選考すら突破しないのである。これでは新人賞を取ることよりも、第一次選考を突破することを最優先課題としなければならなくなってしまった。
新人賞に挑戦してみて解ったことは、出版社によって新人賞の能力の差がかなりあるということである。新人賞受賞作品がダメな出版社には新人発掘能力はないと見ていい。事実、俺はその出版社が出している小説を買っていない。
出版社が文学専門誌を発行し続けながら新人賞をやるというのは、かなりの負担になるわけであって、編集部にそれなりの人員がいないと処理できないのである。人手がいないからといって、下読み委員たちに丸投げしているようでは、優れた作品が来たとしても、必ずしも編集部の方に届けられるとは限らないのだ。
要は自分と出版社の相性、それにその編集部が勤続疲労を起こしていないか、そういうことを考慮しないと新人賞を取るのは難しい。作家たちの中にはどこの出版社にも巧く対応して活躍し続けている人がいるものだが、俺はそういう作家が苦手で、自分と相性の良い出版社から集中的に作品を出している作家の方が好きなのである。だったら自分もそうした方がいいということになる。
●小説の書き方を変える
第一次選考すら突破できない原因として、
「俺の小説の書き方は古風なのではないか?」
という物があった。新人賞では作家志望の者たちが常時切磋琢磨しているので、当然に小説の書き方は日進月歩している。俺は司馬遼太郎の小説の書き方を手本にしながら、独自の書き方を確立して行ったのだが、これだと「古い」ということになってしまったのである。
そこで小説の書き方に関する本を読みまくり、新型の書き方を身に着けて行った。この手のことは本当に些細なことなので、「こういう書き方は拙い」「こういう書き方にした方がいい」ということを1つ1つ習得していかないとならないのである。
それと下読み委員たちはどうも感嘆符を嫌うようで、感嘆符が多い小説は落選する確率が高くなっているということも解った。俺としては感嘆符が多い方が、小説にリズムが出て来て面白いと思うのだが、下読み委員たちはそうとは考えていないのである。
ライトノベルの方では感嘆符は大量に出て来るし、絵文字だって大量に出て来る。だから若者たちに人気があるのだが、まともな小説ともなれば、そういうダメらしいのである。こういうカチンコチンの考えが出版不況の原因の1つであると思ってしまうのだが、新人賞を狙う以上、これに従うしかないのだ。
新人賞で気をつけるべきは、小説の書き方に拘る余りに、大して内容のない物が新人賞を取ってしまうことだ。確かにその受賞者は小説をきちんと書けているのだから作家としての能力はあるのだろう。しかし処女作がそんなに詰まらない作品なら、作家としてやっていけるのかは実に怪しいものなのである。小説の書き方に拘り過ぎるのは新人賞それ自体を無意味にしてしまうほど危険なことなのである。
●小説専用の筆名を用意
小説は普通の本とは書き方が違う。小説はとにかく自分が「面白い!」と思って書かない限り、書き上げることはできないのである。しかし普通の本は別に面白いと思わなくても書けてしまうのである。となると、他の物とはまるで書き方が違う以上、もう1つ別の筆名を持った方がいいと考えた。
小説専用の筆名を持たないと、俺はどうも「毒のある小説」を書いてしまうのである。これを「面白い」と思ってくれる下読み委員がいればいいのだが、今の所「全敗」なので、毒のある小説ではダメだということなのである。だから小説専用の筆名を持って、毒のある小説ではない物を書いて行くことにする。
因みに、
「新しい筆名はタマティーを感じさせる物は何もありません」
運命鑑定をやっている以上、小説家として相応しく、大ブレイクしてしまうような名前を考えるのは簡単だろうと思われてしまうのだが、実際はそうではなく、自分のこととなるとなかなか巧い筆名を作り出せないのである。自分では「こういう筆名がいい」と思っても、実際に使ってみるとなんかダメで、他の筆名を考え出さなければならなくなってしまうのである。
このブログで「タマティー」を名乗っている以上、どうしても名に「タマ」と読む漢字を入れたいのだが、どうもしっくりこなかったので、「タマ」から離れることにした。するといい筆名が見つかったので、その筆名を使うことにする。今は夏休み中で小説制作はしていないのだが、夏休みが終わればその筆名で小説制作に取り掛かるつもりである。
小説専用の筆名がどのような作品を作り出すのかまだ解らないのだが、運命鑑定上では「お洒落な小説」ということになっている。このためか、古くなった服を捨てたりしている。お洒落な小説を書く以上、自分がお洒落にならないと書くことができないから、どうしてもそういう変化が起こってしまうのであろう。
●新人賞に傾向と対策は必要なのか?
「新人賞に傾向と対策は必要なのか?」という疑問が存在するが、俺は「必要ない」と思っている。大事なことは新人賞に値する作品を作り上げることであり、できればその新人賞受賞作品がヒットしてベストセラーになればいいと思っている。
過去の新人賞受賞作品を見れば、大体、この新人賞はこの程度の物を欲しがっているのだなということが解るから、後はせっせと書いていけばいいのである。しかしこの遣り方だと、どうしても新人賞が取れないのである。傾向と対策をやった方がいいのではないかと思ってしまったりするのである。
募集要項では「革新的な小説を待っています」と言いながら、こっちが本当に革新的な小説を出せば第一次選考で落選させられてしまうのである。そういう作品は下読み委員たちが評価してくれないから第一次選考で落選し、その上に上がって行けないのである。
どの新人賞受賞作品を見ても、俺が驚倒されてしまうような作品という物はない。どれも俺に言わせれば「内容がイマイチだな~」と思うものばかりなのである。それが新人賞を取って来るのだから、出版社は別に新しい小説など求めてはいないということなのである。
夏休みが終わり次第、新しい筆名で確実に新人賞を突破できるような作品を作ることにする。傾向と対策は必要ではないが、ただ下読み委員たちへの対策はしておいた方がいいのかもしれない。出版社の考えていることと、下読み委員たちが考えていることは明らかに違っているのだから、これに対して対策を立てておかないとどうにもならないのである。
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コメント
ブログ楽しく読ませてもらっています。
内容が深いのに面白くて読みやすいところが大好きです。いつもありがとうございます。小説のほうも応援してます☆
投稿: 依里ぽん | 2014年8月 9日 (土) 07時26分
依里ぽんさん、有難うございます!
夏休みなので、だ~れも応援して来ないので、こういう時のコメントは非常に有難いです。
投稿: タマティー | 2014年8月10日 (日) 05時55分
タマティー様。今回の結果、残念でした。
。方角は吉方位なのですが。
しかし、このブログに救われている読者もたくさんいる訳で、立派に社会貢献されているタマティー様ですもの。夢は必ず叶うと信じております。
ちなみに、夫は司馬遼太郎が大好きで、小説の登場人物ゆかりの地によく旅行に連れて行かれます。高知、函館・・・いろいろ行きました。
そして、またも来月旅行に行くことになり、かなりの出費です
今年は、アベノミクスの恩恵で、我が家のわずかな持ち株からも利益が出たのですが、出ていくお金も多く、利益も帳消しになってしまいました。これは天中殺と関係あるのでしょうか?
投稿: リボンママ | 2014年8月10日 (日) 10時20分
タマティーさま
ブログ、いつも楽しみに拝見しています。タマティーさんの小説、どんな世界観が表現されているのか、とても読んでみたいです。世に出るのを待ち望んでいます(^∇^)!ブログ本は即出版、重版になりそうですがブログ本は書かれないのですか?
投稿: ひろみ | 2014年8月10日 (日) 12時32分
お久しぶりです。
困った時のきっかけをいつも頂いていますありがとうございます。
5作もあるのでしたら1つ公開して、私達の意見を聞いて見るのはどうでしょうか?全国にはたくさんのタマティーファンがいると思いますので〜。お金にならないかもしれませんが、その先お金につながる気がします。
投稿: せもたれ | 2014年8月10日 (日) 22時29分
タマティー様、お久しぶりです。台風11号で甚大な被害が出ていますがタマティー様は大丈夫でしたでしょうか?
一次審査通過、かなり難しいんですね。
出版社も募集要項と取り上げる作品が違ったりとジレンマに苦しみますね。いい作品を発掘出来ずにかなり損してると思いますが^_^;
いつか見返してギャフンと言わせて下さい。
お洒落な小説が読める日を楽しみにしています。
私ごとですが、ホットヨガを始めてから汗かきになり、例年より夏に強くなれた気がします。他にも夏バテ予防でオススメなことがあったら教えて下さい。
投稿: ざっきー | 2014年8月10日 (日) 22時41分
リボンママ さん、それは天中殺ではなく、ただ家計がなっていないだけです。
株式で得た利益は再投資に回さないと、資産は増えて行きませんぞ。
しっかりと財布の紐を締めましょう。
投稿: タマティー | 2014年8月11日 (月) 07時09分
ひろみさん、ブログの方は内容がドギツイから、普通の出版社じゃ無理でしょう。
いずれ自分で出版社を立ち上げるつもりで、そこからブログの本を出します。
投稿: タマティー | 2014年8月11日 (月) 07時11分
せもたれさん、タマティーもそれを考えたことがあったのですが、ブログで公開してしまうと、出版化には余計に難しくなってしまうみたいなので、やめました。
ただ、たまにタマティーの個人的なネタを披露した際に起きた反応を、多少小説制作の参考に使わせて貰っています。
投稿: タマティー | 2014年8月11日 (月) 07時15分
ざっきーさん、タマティーはホットヨガをやらずとも、雨のためにビショビショになってしまいました。
散歩の途中で大雨にやられてしまい、人生初と言っていいくらいに濡れまくりました。
しかも夜中には突風が吹いて目が覚めてしまうし、只今、寝不足のフラフラの状態です。
投稿: タマティー | 2014年8月11日 (月) 07時18分
タマティーさま☆
応援しています!
いつ,どのようなきっかけで変化が起こるのかはわかりませんね。やっぱりそういうことはいつもおもいがけないんじゃないかと思います。
でも世の中って,どのような世界でも,能力の高さだけで進んでいけるわけではないな~ということ,私の知っている狭い範囲の世界を見ていて感じます。(だからって姑息な手段をとるのもアリです って言いたいわけではないです!)
タマティーさんの才能を見出してくれる人に出会いますように!(^^)!
ちなみに,ジャンルとしてはどのようなものですか?純文学?
投稿: ことり | 2014年8月11日 (月) 09時33分
ことり |さん、まさに世の中を能力の高さだけで進んでいけないですよ~。
芥川賞を目指して純文学の作品を書き、それは既に出版社の方に送っています。
投稿: タマティー | 2014年8月12日 (火) 05時36分
タマティー様
今回は残念です。
タマティー様の本を読みたいと期待している
全国のタマティーファンのひとりなので、本当に残念です。
とても魅力的な記事を書かれる能力をお持ちなので
必ず良いタイミングの縁があると信じています。
子育てや結婚について考え方が良い方向になって来たのはタマティー様の影響が大きく、とても感謝しています。ありがとうございます。
小説楽しみにしています。
応援しています!!
投稿: りりまま | 2014年8月14日 (木) 20時45分