対芥川賞用決選小説が~・・・惨敗!
●対芥川賞用決選小説ですらも
俺は去年の5月に対芥川賞用決選小説を作り、これを虎の子として温存しておいた。この小説は芥川賞を取れるだけのレベルに到達しているので、然るべき時にこの小説を出せば、確実に芥川賞を取れると思ったのである。しかし新人賞に苦戦する余り、遂にこの対芥川賞用決選小説を投入することに決めた。
しかし結果は惨敗!
今まで連戦連敗を続けてきたが、今回の敗戦はマジでショックである。結果を知らされた時は、暫く呆然とするしかなく、本当に何もできなかった。しかも許せないのが、新人賞を取った作品がどう考えても詰まらない物だったということだ。大体、その作者は完全に目つきがおかしい人物であって、作家というより犯罪者という顔つきである。
新人賞をやる以上、せめて「この人物が書いた作品なら、きっと売れるだろう」という基準を設けて欲しい物だ。新人賞は出版社がやっているのであって、何も大学でやっているのではない。出版社の社員たちが大学入試をやるような感覚で仕事をやってしまえば、売れる作品を選出できなくなるのは当然のことなのである。
公約どおり純文学はもうやめた!
俺は純文学向きではない。やはり文学をやるなら大衆文学の方が向いている。読者たちが「これは面白い!」と思える小説なら実力を思う存分発揮できるのだが、そういうことをしないとどうもピントが呆けてしまい、巧く行かないのである。
それにしても対芥川賞用決戦小説を全く理解して貰えなかったことは非常に悔しい。出版社としてはこういう作品を求めていないということか~。だったらその出版社から俺の本を出すことはやめにしなければならない。門前払いなのだから、こちらだってそれに応じた措置を取らなければならない。
●下読み委員たちへの対策をしかなったのが悪かった
なんでこうも連戦連敗が続くのかといえば、俺は下読み委員たちへの対策を全くしていなかったのが悪かった。新人賞を受ける人たちにしてみれば、下読み委員たちへの対策をしておくことは当然のことであって、それをしていないと俺みたいなことになってしまうのである。
小説を書く以上、俺としては文学性の高い小説を作りたい。しかし下読み委員たちが好む小説は、文学性の高い小説など全く求めておらず、はっきりといってしまえば「画像のある小説」なのである。これをクリアすれば新人賞を与えてもいいと考えているみたいなのである。
近代文学はロマン主義と写実主義の融合によって発展してきたという歴史がある。しかし俺はこの写実主義という物が大嫌いなのであって、俺が書く小説はできる限り写実の箇所を少なくしている。こうすると物語が猛スピードで進み、小説が格段に面白くなるのである。
写実の部分を多くしてしまうと、その描写のために随分と取られてしまい、それで確かにその小説の内容が絵として見えるかもしれないが、物語展開に支障を来たして、結果的に詰まらない小説が出来上がってしまうのである。だから写実主義を重視してしまうと、詰まらない小説が新人賞を取ることになってしまうのである。
写実に関して小説は絶対に漫画に負けてしまう。漫画は描写が必要なら絵にして描いてしまえばいいからだ。だが小説はその描写を描くために大量の言語を必要とするのであって、そうやって書いたとしても漫画の描写を超えるような物を作れないのである。
だったら小説は描写の部分をできる限り少なくして、物語の方を充実させていくべきなのである。これなら漫画に勝てるのであって、出版すれば確実に売れることになる。漫画にも劣るような小説を書いていれば、その小説は売れなくて当然なのである。
●新しい筆名ではなぜか筆が進まず
連戦連敗であっても、小説を書き続けなければならないのだが、なぜだか小説を書くことができない。敗戦ショックのために書けなくなったのではなく、持病の不眠症のために書けなくなったのでもない。理由は「どうも新しい筆名がダメらしい」ということなのである。
小説用に新しい筆名を作ったのだが、この筆名にして以来、小説を全く書いていない。前はスラスラと書けたのに、それが今では全く書けないでいる。この筆名は運命学的には実にいい名前なのだが、俺にとっては似合わない名前であるみたいなのである。
そんな時に久々に出張があり、移動中の時間を使って新しい筆名を考えることにした。ただ考えが纏まらず、新しい筆名を産み出すことができなかった。そこで帰ってきてからまた考え続けたのがそれでも新しい筆名を産み出すことができなかった。
そんなことをやっているとどうにも疲れ切ってしまい、早々と寝ることにした。すると夢の中でも俺は自分の筆名を考えていて、或る筆名を思いついた。朝になって起きると、すぐさまその名前を書いたのだが、確かにこの名前の方が小説用の名前として合っているように思えた。
但し画数に問題があり、現在、画数を調整中である。尤もかなり出来上がっている名前なので、画数の調整には慎重を要する。画数が良くても、なんとなくこれではダメだという物が多々あるからだ。急ぎたい所なのだが、どうも最後のゴールにまで辿り付けない。
●小説が書けないというのに
小説が書けないというのに、古代日本史に関する本のアイデアを思いついてしまい、只今、そちらの準備に追われている。アイデア自体は凄いアイデアなので、これを書き上げれば出来のいい物が出来て、必ず売れると思う。日本の古代に於いて解らなかったことが、スラスラと解るようになるからだ。
ただこの本を書くためには、この本とは関係ないのだが、或る日本史の謎を解明しなければならない。現在はそれをやっている最中であって、この本もすぐさま執筆できる状態にはない。その謎を解明してしまえば、1ヵ月後には出来上がると思う。
今はまだ小説を書ける状態にはないので無理して書かない方がいいかもしれない、小説を書くパワーが全然湧き起こって来ないので、これではどうやっても小説を書けないし、書いたとしても駄作しかできないであろう。書けないのなら書かない方がいい。
傍目から見れば、小説とは全然関係のないことをやっていると思われてしまうが、こうやって書かないことも時には必要なのである。確かに時間があるのだからすぐさま書けばいいと思ってしまうものだが、小説は会社で働くような遣り方ではダメなのである。
とはいっても、連戦連敗が続いているので、俺としても抜本的な改革を行う必要性が生じてきた。次回はそのことに関して重大な発表をするので、是非とも見て頂きたい。このままでは勝てないので、勝つためには変わらなければならないのである。
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コメント
タマティーさん応援してます(^^)
私は最近いろいろな場面で「わかりやすくあるべき時代」なのかな…と感じることがあります。
あまり多くを語らずとも言葉の奥の意味を察したり、相手の行動から気持ちを受け取る力が弱くなっている気がします。
テニスの熱血の方のテレビを見て今求められてるのはこういうことなのかな…と感じてしまいました。
少しレベルを下げてわかりやすくしないと伝わらないのかもしれないです(>_<)
でもそれって粋じゃないし味気無いなとも思います
投稿: えりぽん | 2014年10月20日 (月) 08時44分
タマティー様
こんにちは。
先日、GBS陽性反応で病院での出産に切り替えるべきか
助産院での出産を希望するかご相談させて頂きました花です。
この度、無事に助産院にて出産することができました!
破水から15分程で産まれてくれて
感染症の問題もクリアでき、本当に良かったです。
アドバイスを下さいまして本当に
ありがとうございました。感謝しています。
ご相談した時は、タマティー様の体調が芳しくなく
そんな中、返事を下さり本当にすみませんでした。
今は、随分と回復され、執筆活動に勤しまれているようで
ぜひ実を結ぶ日が早く来ますようにと
心より願っております。
お礼のみに留めるべきところを大変恐縮なのですが
また、ご相談させて頂きたいことがあります。。
今回の記事を読ませて頂き、
タマティー様が新たな筆名で取り組まれているとのことで
やはり実力以外の作用も大きいのだなと感じました。
私もあと数日のリミットですが
子供の命名に主人と意見が分かれ
折れそうになりながら
やはり譲歩せず名前の運気にこだわるべきでは
と思っています。
お忙しい所を本当に申し訳ありませんが
名前の3つの候補のいずれが良いか鑑定していだくことは
できますでしょうか。
投稿: 花 | 2014年10月21日 (火) 12時08分
お久し振りです。タマティーさん!
タマティーさん、このブログは面白いです。
ブログで不妊治療を行ったり、子育て論、芸能人の運勢占い、政治評論、フェミニズム論破、下ネタも書き綴る……。どこまでが本気なのか、人によっては反発心を呼び起こす題材もしばしば。
このブログそのものを題材にした小説は、いかがですか?読者とのやり取りをみても、ネタの宝庫といった感じです(もちろん使用する際には、許可をとらなくてはいけないでしょうが)。
タマティーさんのキャラ、映像化しやすいと思うけどな~。
投稿: ころころローラー | 2014年10月21日 (火) 12時19分
花さん、出産おめでとうございます!
まさに「案ずる産むが易し」!
しかしなんですか、この蛇足は?
只今、タマティーは冬眠に向けて、ご飯をバクバクと食べている最中です。
しかも出産著後だから、試練を与えることができないし・・・・・・。
仕方ない。
今回は緊急ということで応じましょう。
その3つの名前を送って下さい。
投稿: タマティー | 2014年10月22日 (水) 05時39分
花さん、それでは運命鑑定いきますね!
答えとしては花さんの物を選ぶのがベストです。
まず長女は運命的に旦那さんの所にやって来たのであって、次女は花さんの所にやって来たんです。
だから長女の時は旦那さんが命名していい。
しかし次女の時は花さんが命名した方がいいでしょう。
それと、出産早々悪いのですが、現在「死の結界」が張られたので、2年後から4年後以内に次の赤ちゃんを産む予定が入っています。
もう11人赤ちゃんができると、この家族は物凄く安定します。
年齢的にダウン症の子が出来易くなる時期なので、低温期には禁欲してから臨むことです。
投稿: タマティー | 2014年10月23日 (木) 06時15分
タマティー様
鑑定して下さり本当にありがとうございました!
とてもスッキリしました。
長女は主人の所に、次女は私の所に、
ということがなるほどと思いました。
というのも
長女は誰が見ても主人にそっくりで、次女は私にそっくり
なんです(笑)
命名も姓名判断だけでなく、誕生秘話(?)的なことも
知ることができ、タマティー様にご相談できて
本当に良かったです。
始まったばかりの2人目育児ですが、
可能なら3人目が欲しいなと思っていましたので
年齢的なことにも配慮して体調を整えたいと思います!
急であり、試練も免除してもらい強引なご相談となり
すみませんでした。
ご対応下さり心より感謝致します。
これからもタマティー様のブログを愛読し
作家デビューの日が早く来ますようにと
願っています!
ありがとうございました。
投稿: 花 | 2014年10月23日 (木) 15時03分