結婚の秘密 その3
●結婚制度とアブノーマルな結婚
結婚は愛し合っている者同士を結婚させればいいと思ってしまうが、結婚を規定して行くためには結婚制度を必要とする。結婚制度は正しいと思える物だけを認め、アブノーマルな結婚を排除することになる。だから結婚制度は完璧な物ではない。
結婚制度に於いて、「これはダメだ」と言われる物でも、運命学的には「そういう結婚もありますよ」と言えてしまう物もある。逆に人々が「この結婚を認めた方がいい」と思っている物でも、運命学的には「それは絶対にダメだ」と言える物もある。
如何なる結婚制度も全ての結婚を容認することはできない。制度を作るということは、善悪を定めることなのであって、制度的に認められない物はやはりダメなのであって、そうやって除外された物は法的に結婚を認められることなく、同棲生活でも送っていればいいのだ。
しかしこの問題が厄介になるのは、そこに宗教が入り込んで来るなのである。その宗教が教団で結婚を規定すれば、自分たちの教団が容認する結婚なら認めるが、そうでなければ激しい攻撃を仕掛けて来ることになる。このため政府としては宗教団体から批判を受けるような結婚を認めようはしなくなってしまうのだ。
このためこの問題は非常に微妙な問題になるので、政府が法律で定めているからとか、どこそこの宗教がある特定の結婚だけを容認しているとか、そうやって縛られた状態で考えてはならない。それでは最初から答えが決まっているような物なのであって、正しい結論に至ることはできないのだ。
●近親婚
法律では近親婚は禁止されるものだが、運命学的には「近親の者同士でも結婚が定められて生まれて来る場合がある」と考えている。大体、イトコ同士で結婚する例があるように、親族内だからといって結婚と無縁であるのではない。やはり近親婚という物は存在するのである。
近親婚で最も多い事例が兄弟姉妹間の結婚である。「兄と妹」「姉と弟」の組み合わせで結びついてしまうことになる。通常は兄弟姉妹ともなれば仲は良いかもしれないが、喧嘩して育って来るのであり、それが普通だ。しかし生まれた時から近親婚が定まっていると、子供の頃から異様に仲が良く、このことは傍から見てもすぐに解るのである。
歴史的に有名な近親婚は「織田信長とお市」の2人であり、織田信長は妹のお市に手を出したために「うつけ者」のレッテルが張られ、織田家の家督を相続できない危機に陥ってしまった。茶々はこの2人の娘なのであって、そのことを豊臣秀吉は知っていたので、茶々を側室に迎えたのである。
親としては兄弟姉妹で変なことが起こらないように、早目に娘たちを結婚させて家の外に追いやってしまうようにしなければならない。この関係はどんなに秘密裏にしていても、必ずバレる物であり、幾ら運命の結び付きがあるかといって、「はい、そうですか」と認める訳には行かないのだ。
日本では異母兄弟であるなら、兄弟姉妹であってもその結婚が認められてきた。現在では法律上禁止されているのだが、こういうことも、同じ母親から生まれた場合、その息子と娘で結婚してしまう事例があったからこそのことなのであろう。
●集団結婚
兄弟姉妹の近親婚の発展形が、「集団結婚」である。集団結婚とは、兄弟が他の家から姉妹を娶って結婚生活を送るというものである。この結婚だと、夫婦同士でセックスしてもいいし、2対の夫婦が夫婦交換してもいい。夫婦だけで繋がっているのではなく、2つの夫婦で繋がっているので、その結びつきは非常に強い物になる。
尤もこの集団結婚は母系社会の産物なので、父系社会に移行し始めると、姉妹が他の男性の所に嫁ぐという形態を取った。そのような結婚なら、古代日本にもあったのであり、天皇が豪族の姉妹と結婚する事例があるが、これはそういう結婚なのである。
集団結婚は今でこそ消滅してしまったものだが、運命学的には兄の夫婦と弟の夫婦で、物の見事に結びついてしまうこというのは有り得ることなのである。だから今でも「兄嫁とやってしまった」とか「義妹と関係を持ってしまった」という事例が存在しているのである。
こういう場合、当事者たちは全員大人なのだから、密かに浮気という形でやるのではなく、全員が合意した上でやり、避妊にさえ気をつけておけば、後は自由にやってしまった方がいい。というのは、結びついてしまう相手が嫁ぎ先の親族の中にいるのに、それを無理矢理に押さえつければ、精神的におかしくなってしまうからだ。もしも倫理的に嫌だと思うなら、遠くに引っ越してしまい、出来るだけ近づかないようにしておくことだ。
因みに統一教会の合同結婚式はなぜ批判されるのかといえば、これは集団結婚の変形ともいうべき物であり、集団結婚がなくなってしまった現代では、こういうことをやられると非常に違和感を感じてしまうからだ。合同結婚式を挙げた夫婦は純潔に満ちた結婚生活を送っているのだが、合同結婚式という物自体、キリスト教徒は全く関係なく、実は母系社会の産物であるということを全然解っていないのだ。
●同性婚
現在、先進諸国に於いて同性婚が認められる例が多くなっているのだが、運命学では「同性間での結婚はない」と言わざるをえない。運命学では同性愛の気がある人は誰であるかというのは解っている。しかし同性愛の気があるのと、同性婚をするというのは全く別物なのである。
なんでこうも同性愛者が大量発生しているのかといえば、それは出産時に「陣痛促進剤」を使用し、その際に性ホルモンが赤ちゃんにかかってしまい、それで自分の性欲がおかしなことになってしまうからなのである。それと牛乳や牛肉に含まれる合成ホルモン剤がこれまた胎児を狂わすことになるので、妊娠中にこんな物を浴びてしまったら、大人になった時に同性愛者になっても別におかしくはないのである。
同性愛者たちがいて、その同性愛者たちが同棲し、結婚を法的に認めて欲しいと要求しているからといって、「はい、そうですか」と認める訳にはいかない。というのは、同性婚を容認している宗教など1つもないのであって、それなのに政府が同性婚を容認してしまえば、政府は国内の宗教団体たちと全面衝突してしまう可能性があるのだ。
それにキリスト教は同性婚を認めていない宗教だけでなく、同性愛というのも認めていない。それなのに政府が同性婚を認めてしまえば、キリスト教徒であっても同性婚に踏み切る者たちが出て来るので、そうなるとキリスト教系宗教団体は内部から崩壊し始めてしまうことになる。
最善の解決策としては、まず合成ホルモン剤の使用を法律で禁止すると同時に、既に同性愛者同士で同棲している者たちには結婚に準じた扱いをし、結婚は認めないが、同棲していくに当たって不利益が生じないように配慮していくというようにするしかない。
キリスト教は同性愛を否定してきたために、これに猛反発する人たちが出て来てしまう。同性婚を推し進める人たちの背後にいる黒幕はそれを知っている連中であり、このような邪悪な企みを決して許してはならないのだ。同性婚を容認すれば、キリスト教が崩壊して行ってしまうことになるのだが、そうなればキリスト教を国教としている国々は独立を保てなくなり、崩壊して行ってしまうのである。
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