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なぜ大阪は没落していくのか?

●大阪都構想は戦時中の政策がお手本?

 現在、日本は長期デフレに悩まされているのだが、この間に起こった最大の変化といえば、大阪が第三位の都市に転落したことであろう。第二位の都市は名古屋になってしまったのであり、大阪は近代以降、ずっと守って来た地位を失ってしまったのである。

 「日本維新の会」の橋下徹が「大阪都構想」を打ち上げているのも、このまま大阪が転落していくのに耐えられないからだ。大阪の下には福岡や横浜が控えているのであって、これらの都市では再開発を推し進めているので、大阪が抜かれるのは最早時間の問題だと言っていい。

 しかしこの大阪都構想は実に危険な計画であって、この計画はなんと戦時中にやった東京府と東京市の合併を手本にしており、誰がどうやってもこの計画は失敗することになる。というのはこの合併のために東京都は首都防衛に失敗し、大量の戦死者を出してしまったからだ。

 東京には23の特別区があるのだが、これは非常に危険である。もしも東京大震災が起こった場合、23区がバラバラに動いてしまえば、被害が余計に拡大してしまうことになるからだ。大阪都構想では大阪市を5つの特別区に分けるとしているのだが、もしも大阪大震災が起これば、一体どうなってしまうのか、全く考えていないのである。

 橋下徹は社会主義やフェミニズムに洗脳されていないので、逆に余計に危険であると言っていい。バカの1つ覚えの如く民主主義を妄信しているのだが、一般大衆がどうのような意思を示したとしても、大阪は地震多発地帯の上に存在していることは変わらず、そのことを無視して何かをやれば、最悪の結果となって現れてきてしまうのである。

 大体、「都」というのは、「天皇の宮城のある地」を意味するのであって、大阪は都になることはできない。もしも日本に2つの都が必要とするなら、皇太子殿下か親王殿下を大阪に住まわしてしまうとか、そういうことをすればいい。そういう政治的配慮を何もしないで都を作ろうというのは、事実上の大逆であると看做す他ない。

●大阪の宗教は本当に異常

 大阪には日本を代表する企業がそれこそ山ほどあるので、大阪の転落の要因は経済ではないということが解る。経済以外の所で、何か大阪に重大な問題があるからこそ、大阪は転落し続けてしまっているのである。じゃあ、それは一体なにかということになる。

 様々な統計を見て、大阪が明らかに異常であるというのが解るのが。

「大阪には神社が余りにも少なすぎる」

ということである。神社神道系の宗教団体の数は、なんと最下位の沖縄県に次いで下から二番目なのである。大阪の人口の多さや、大阪の経済力の高さからすればこれは異常事態なのであって、なんでこんなことになってしまったのか、本当に驚きである。

 これにはちゃんとした理由があって、浄土真宗では親鸞が神社に参拝しないよう教義に定めたのだが、浄土真宗の本願寺は嘗て大阪にあったために、それでその悪影響がモロにでてしまった。地方に行けば、浄土真宗の門徒でも平気で神仏習合をしているのだが、大阪となると真面目に神仏習合を否定しているのである。

 神社の数が少ないと、一体何かが起こるのかといえば、

「富の還元が全くなされない」

ことになる。神社がお祭りをする場合、企業やお金持ちたちから寄付金を募り、それでお祭りを行う。これによって富が還元されるので、それで貧富の格差があっても、それは激しくなることはない。

 しかし神社がなければ富の還元がなされない。しかも大阪の人たちはドケチの人たちが多いから、それでお金持ちたちは益々裕福になり。貧乏人たちは益々貧困化していく。大阪で生活保護の受給者たちが異様に多いことや、浮浪者の数が非常に多いことは、これが原因なのである。

 もう1つの宗教的理由は、浄土真宗が強いために曹洞宗と臨済宗の力が弱いということであり、このために文化レベルがなかなか向上しない。曹洞宗や臨済宗は信者たちに多大な経済的負担を強いるのだが、そのお金を使って文化の発展に貢献したりしている。だから曹洞宗や臨済宗の勢力が強い所では文化が発展してくる。

 浄土真宗のように念仏ばかり唱えていては心の平安を産み出すことには貢献しても、文化が発展することはまずない。これに対して禅宗のように座禅をしまくり、禅問答をやっていれば、どうしても知的刺激を受けてしまうから、それで文化が発展してくることになる。

 日本は神仏習合の国なので、宗教混淆力が弱いと、どうしても発展してこない。親鸞のように宗教の純粋性を求めてしまうと「歴史の逆説」が作動し、自分たちが目指した物とは全く逆の結果が出て来てしまうことになる。宗教は純粋性を維持しつつも。或る程度は不純にしておくべきであり、そういうことをやるからこそ、発展していくことができるのである。

●大阪の政治は伝統的に少数精鋭

 江戸時代、江戸幕府は30万人もの有する都市であった大阪をたった300人程度の武士たちによって統治した。このため税金が異様に安く、それで大阪は経済都市として君臨することができたのである。江戸の人口は50万人程度、京都は40万人程度であり、如何に大阪の経済的生産性が高かったかが解る。

 大阪が経済都市として君臨し続けるためには、大きな地方自治体など絶対に作って派ならないのであって、大阪は地方自治体を極限まで小さくしていかなければならない。民間でできる物は全て民営化してしまい、地方自治体がやるべきことは必要最小限度に留めるようにする。

 大阪では住民自治が異様に発達しているので、別に地方自治体が何かをやらなくていい。それよりも町内会の活動を充実させ、そこで処理するようにする。地方自治体が大きくなればなるほど、町内会の力は弱くなってしまうので、それで更に行政サービスを要求してくるという悪循環になってしまうのである。

 但し、大阪の人たちは大阪人特有の欠点を認識しなければならない。それは、

「大阪の人たちは想像以上に政治音痴である」

ということであり、優秀な政治家を選び出すことができないし、府知事や市長に制限された権限を与えるということも解っていない。

 経済力が達者な大阪の人たちにしてみれば、大阪都知事であれ、大阪市長であれ、何もしてくれない方が利益を大きくすることができる。政治家たちが何かを仕出かすと、結局、大阪の人たちが大損をすることになってしまうことになる。そのことを肝に銘じるべきであって、政治に対して下手に期待など抱いてはならないのである。

●大阪の教育の長所と短所

 大阪の教育で最も特徴的なのが、

「大阪は短大が非常に多い」

ということであり、この短大の多さが大阪の経済を支えているといっても過言ではない。女性の場合、大卒よりも短大卒の方が圧倒的に有利である。早くに就職してしまった方が、それだけ早くに仕事に慣れるので、それで30歳になる頃には一人前になることができる。しかし大卒だと一人前になるのは30歳を過ぎてしまい、そうなると結婚するのが難しくなってきてしまうのだ。

 大阪府出身の女性たちの中で、「この人は優秀な女性だな~」と思える人は最終学歴が短大卒であるというのが非常に多い。短大卒の人たちは、「短大ではそんなに勉強していなかった」というかもしれないが、必死になって勉強されても学者になれる訳でもないから、あの程度の勉強の仕方でいいのである。

 東京では短大から四年制大学へ移行しつつある。これはフェミニズムの大ボスの上野千鶴子が短大を批判したためであって、まともな変化ではない。女性の大学進学率は既に男性たちよりも上回っているのであって、それなのにこれ以上、女性たちを大学に進学させれば、いずれは大学に行ってしまったために人生が狂ってしまった女性たちが大量発生することになるであろう。

 大阪の教育の致命的な欠点は。

「大阪を代表する大学がない」

ということである。東京なら東京大学、京都なら京都大学なのだが、じゃあ、大阪にはなんの大学が代表するのかというと即答することができない。 

 大阪にはl国立の「大阪大学」、大阪府立の「大阪府立大学」、大阪市立の「大阪市立大学」の3つがあり、名称が実に紛らわしい。これだけ国公立大学があれば、エネルギーは分散されてしまい、どこの大学も低レベルになってしまうのは当然のことなのである。

 大阪の経済力を考えれば、私立大学で良さそうな大学があってもいいのだろうが、どうにかして「関西大学」が評価に値する大学となるのだが、これも実に紛らわしいことに兵庫県に「関西学院大学」というのがあり、近畿地方以外の人だと確実に誤解することになってしまう。関西大学が発展していけば、大阪の事情は随分と変わって来るのだと思うのだが・・・。

●大阪府と大阪市がすべきことは徹底したリストラ

 大阪の宗教や政治や教育を踏まえれば、現在、大阪府や大阪市がすべきことは大阪都構想を実現することではなく、徹底的なリストラであろう。浄土真宗が強いために富の還元がなされない以上、地方自治体の規模を大きくして住民たちに重たい税負担を負わせれば、他の地域ならどうにか耐えられるものであっても、大阪だとそれができなくなってしまう。

 まずは職員を半減させてしまうべきであろう。大学や学校や病院や交通機関を民営化すしてしまい、民間でできる物は民間にやらしてしまい、地方自治体にしかできないことだけをやるようにすれば、税率を引き下げて行くことができるようになる。

 大阪市長が刺青をした職員を解雇しようとするのは確かに立派なことである。しかし刺青をした職員がいること自体が異常なのであって、なぜそういうことになってしまったのかといえば、やはり地方自治体の規模が大きくなりすぎているからなのである。

 大阪府も大阪市も現在莫大な借金があるのだが民営化の利益で借金を返済していけば借金を全て返済することができ、府債や市債がないために利子の支払いがないので、それで少ない税収であっても、なんとやっていけることになる。とにかくデフレ時代に借金するのは危険なのであり、借金をなくしてしまえば想像以上に豊かな暮らしが実現できてしまうものなのである。

 二重行政の解消は必要なことだが、こういうことは少し工夫すればなんとかなるものなのであって、わざわざ大阪府と大阪市が合併する必要性はない。例えば現在、大阪市立図書館の蔵書数は日本の市町村立図書館の中で断トツのトップなのであるが、それなのに大阪府立図書館が闇雲に書籍や雑誌や新聞を集めて行くことはない。

 大阪市立図書館が書籍や雑誌や新聞を万遍なく収集しているのなら、大阪府立図書館は書籍だけ収集し、しかも学術書を中心に収集していけば、大阪市立図書館も大阪府立図書館も非常に充実した図書館になる。しかし大阪府と大阪市が合併してしまうと、こういうことはできなくなってしまうのであって、合併すれば一時的には素晴らしい現象が起こるかもしれないが、時間が経過すればサービスの質量は低下していくことになる。

 俺は橋下徹がやっているような遣り方は危険だと思っている。彼は大阪の人たちを扇動しまくっているのであり、もしも大阪の人たちがこの扇動に乗って感情的になってしまえば、まともな判断を下せなくなってしまうからだ。

「何事もぶっ壊すことは簡単だが、作り上げるのは大変なものなのである」。

 俺が大阪府知事なり大阪市長であったのなら、大阪府と大阪市が話し合う場を設け、役割分担をしていくことを推し進める。結局、今までそれがなかったからこそ、大阪府も大阪市もお互いに好き勝手なことをやっていたに過ぎないのだ。

※緊急警報!

 この記事を公開した後、5月11日午前11時半に大量の地震雲を見た。地震雲は全て神奈川県に向いていたので、神奈川県に住んでいる人たちは準備した方がいい。相当でかいのが来る模様。

 しかし夕方になって更に大きな地震雲を幾つか見、それらの地震雲は東京都の方を指していた。この大きさになると、本当に大きなのが来ると考えた方がいい。

 尤も、毎度お馴染で千葉県で起こるかもしれないので、その時はご容赦を。

 とにかく大地震が来る前に準備をしておけば必ず助かるので、このブログを見たら直ちに行動を起こすべし。

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コメント

タマティー様
地震のご連絡ありがとうございます。
早速買い出しや家族の緊急時の対応を確認します。
季節外れの台風も来ますし、タマティー様も十分にお気をつけ下さい。
ありがとうございます。

投稿: りりまま | 2015年5月12日 (火) 10時12分

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