授乳中は四度飯

●授乳中は３度の飯では足りない？

　育児をしている時、赤ちゃんの夜泣きで起こされ、真夜中に授乳したり、ウンチの処理をしたりする。母親の年齢になれば睡眠時間が最低でも７時間半は必要なので、それを確保できないとなれば、心身に異常が発生し、それで精神的にも肉体的にもフラフラになる人たちが出て来るのである。

　結論を先に言ってしまうと、「育児中は３度の飯では足りない」という事なのであり、食事が３度だと自分の体力や精神力が持たないだけなく、母乳の質と量にも支障が生じるから、食事の回数を多くする必要が出て来る。

　産後鬱とか育児ノイローゼとかは、それぞれそれなりに発生理由はあるのだが、もしも育児中に何か問題が発生したのなら、まずは食事の回数を疑ってみた方がいい。この手の問題は食事の回数を増やせば簡単に解決できてしまう物でもありうるのだ。

●だから四度飯

　だから「四度飯」という事になる。１日の食事は「朝食」「昼食」「夕食」「夜食」の４回にする。こういう食事の仕方をすると、育児をしている母親にとっては栄養が充分足りる事に成る。四度飯は食事の回数が多くて大変だろうが、健康を維持するためにはやった方がいい。

　この四度飯で最大の問題となるのは「夜食を食う時間」である。人間の内臓は午後１１時には修復に入るので、午後９時までに食べないと、内臓は修復する事が出来なくなる。夜食だからといって真夜中に食べるのは絶対に良くない。

　もしも夫の帰宅が遅ければ、夜食の時間で夫婦一緒に食べるようにすると、調理や後片付が楽になる。夕食は午後６時辺りに食べておけば、丁度午後９時頃には食欲も出て来るので、巧く計算しながら食べるようにした方がいい。

●欠点は「太る」事！

　四度飯は必要性があるからやるのだが、太ってしまうという欠点がある。女性は出産すると或る程度太るのだが、四度飯によって更に太るという事に成る。太る以上、許容範囲内で太るべきであって、太り過ぎというのは避けた方がいい。

　四度飯で太る以上、間食は控えるようにし、もしも食事と食事の間にお腹が空いたのなら、「木の実」でも食べて空腹を誤魔化すようにする事だ。もしも間食を食べてしまえば、一気に太ってしまう事に成るので、注意を要する。

　芸能界では女性タレントたちが出産後すぐに復帰してきて、妊娠前の体形を披露して驚かせるのだが、このような事は女性の体に多大な負担をかけるのであって、彼女たちは仕事でそうせざるを得ないからそうしているのであって、こんな事に憧れを抱いてはならない。

　赤ちゃんがいる以上、育児を最優先にすべきであり、多少の犠牲は仕方ないと諦めた方がいい。何かしらの犠牲があればこそ、利益を得られるというものなのである。まあ、自分の脇腹に付いた贅肉も我が子のためだと思えば、多少太ってしまった事も苦にはならないだろう。