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子安神社の子授祈願札

●子安神社の子授祈願札
 
 最近、子安神に興味を持ってしまい、子安神の事をあれこれと調べている。子安神というのは「木花開耶姫」の事で、「子授けの神」「安産の神」「育児の神」としての機能を持つ。恐らく縄文時代の地母神を引き継いでいるので、出雲神族が縄文人たちを征服した場所では、子安神が祀られる事にに成った。
 
 子安神社は奈良県には存在せず、東海道から関東地方に多く存在している。このため『古事記』や『日本書紀』には子安神が掲載されなかった。「子安」とは子安貝の事で、これは縄文時代の通貨であったために、大和朝廷としては安易に載せる事は出来なかったのであろう。神仏習合によって子安観音寺ができるようになると、神道色が薄れたので、それで歴史書に掲載されるようになった。
 
 子安神社には「子授祈願札」というのがあって、赤ちゃんの欲しい夫婦はこれを購入する事になる。この子授祈願札は結構霊験あらたかで、本当に妊娠できてしまう確率は非常に高い。祈祷もあるので、お金に余裕があれば、祈祷を受けた方がいい。こういう事を「非科学的だ!」と言ってバカにしていると、本当に不妊症になってしまりするから注意が必要である。
 
 子安神への崇敬は、「子安観音」や「子安地藏」と形を変える事で全国に広まっていった。子安観音とは「観世音菩薩」の事で、これはゾロアスター教の「アフラマズダー」の事である。子安地藏とは「地藏菩薩」の事で、これはバラモン教の「クシティガルバ」の事であり、インドの地母神である。
 
 子安観音だと男神に成ってしまうために、子授けや安産や育児の神には相応しくないのだが、子安神自身、大山祇神(スサノヲの事)と一緒に祀られるので、とすれば子安観音がスサノヲ、子安地藏が木花開耶姫という事になり、それでこの謎が解ける事になる。神道が解っていないと、神仏習合すら何をやっているのか解らなくなるので、仏教だけ知っていればいいとうう物ではないのだ。
 
 
●子授棒と子授石
 
 子安神社には「子授棒」「子授石」という物があり、これらの石に触れると妊娠すると言われている。これは「石神崇敬」という物で、縄文時代に於いて行われていた物であり、それが現代にまで形だけ生き残った物である。縄文時代に一体どういうふうに祭祀で使用されていたかは解らないが、その祭祀で使用した物だけは未だに存在し続けているのだ。
 
 子授棒はペニスの形をした物で、子授石は円形か楕円形の石で、どちらもそんなに重くはない。普通の石というか、ちょっと変わった石である。しかし本人に或る程度の霊能力があると反応するので、物は試しで祭祀を受ける女性もいるが、霊能力のある女性だと真面目に成って受けたりする。
 
 子授棒や子授石の事を「非科学的だ!}と言いたい人はそう言えばいい。しかしこれらの石は2千年以上の歴史がある物なのであって、人々は子宝が欲しい時にこれに縋って子宝を得て来たのだから、その歴史を軽んじるととんでもない事になってしまう。不妊治療なんて物は戦後になって出来た物なのであって、歴史は想像以上に浅いのである。
 
 茨城県にも子授棒や子授石のある神社があるのだが、こちらの地方は古代に於いて歌垣の盛んだった所で、もしかすると子授棒や子授石は歌垣の際に祭祀の道具として使用されたかもしれない。歌垣に関しては大和朝廷の側の人たちが否定的な目で見た物しか残されていないので、実態は全く違っていたという事も有り得るのだ。
 
 子授棒は本来、新婦のお尻を軽く叩く物であったのではないか? 子授石は本来、新婦に貸し与えられる物ではなかったか? というのは、そのような民俗風習が各地の地方に残っているので、或る時期から子授棒や子授石は神社の所有物になってしまったと考えると、奇妙は風習と神社の遺物が融合するのである。
 
●子安講
 
 子安神社には「子安講」というのがあって、この子安講には既婚女性たちだけが加入でき、定期的に集まって、お喋りをするという事をやる。新婦にしてみれば、先輩のママさんたちにあれこれ聞かないと、妊娠や出産や育児に関する情報を欠く事に成るので、これは非常に重要な事であったと言っていい。
 
 子安講みたいな物がないと、既婚女性たちの会話というのは非常に低俗になってしまう傾向にある。常に子供たちと接しているかもしれないが、大人ならそういう話題で話をするのは許されない物でも平気でやったりする。だからちゃんと既婚女性たち用の組織を作ってあげないと、まともな会話が出来なく成ってしまうのである。
 
 この子安講、千葉県の歴史に於いては絶対に忘れてはならない物であり、徳川吉宗の享保の改革によって大飢饉が起こると、千葉県の人口は減少に転じたのだが、それを食い止めたのが子安講であった。子安講は江戸時代の後期の人口減少の時に大発展したのであり、それがあればこそ幕末に大量の人材を出す事になる。
 
 東北地方の諸藩は人口減少の時にまともな対策を取らず、それどころか間引きをジャンジャン行ってしまった。このため人口減少は更に加速し、幕末にjは優秀な人材を確保する事が出来ず、それで戊辰戦争で敗戦してしまったのである。長州藩でも薩摩藩でも藩が食料増産に力を入れていたので、それで人口が増大し、優秀な人材も豊富になったのと比べると、東北地方の諸藩は随分とバカな事をやってしまったと言える。
 
 人間は群生動物だから、「群生本能をどう満たすか?」というのは絶対に必要な事なのでり、もしも群生本能を満たさず、個人だけで妊娠しようとすると、妊娠する可能性が極端に低く成ってしまう。しかし母親たちの中に混じってしまえば、いとも簡単に妊娠して行く事が可能に成るのである。
 
●お婆ちゃんの腰巻
 
 千葉県の民間伝承には、もしも子宝がなヵなか授からないのなら、
 
「三代の夫婦が揃っている家のお婆ちゃんから腰巻を貰う」
 
という物がある。一見、なんの効果もないような話に聞こえてしまうのだが、実はこれ、非常に理に適った物なのである。
 
 腰巻を貰うという事は、
「腰を温めよ」
という事であろう。不妊症を発症する女性たちは薄着のために腰を冷やしている場合が多い。特にスカートは想像以上に腰を冷やすので、パンツを穿いた方がいい。腹を出すファッションというのは論外であって、そんな事をやればお腹も腰も冷えてしまう事であろう。妊娠したければ厚着をすべきなのであって、厚着をすれば体温が上昇するから、それで妊娠し易い体になっていくのである。
 
 もう1つは、
「母性愛を貰う」
という事であろう。如何なる女性も自分の母親からの母性愛だけで満足できる物ではない。他の年上の女性たちからも母性愛を貰わないと、母性愛を満たす事は出来ないのだ。他家のお婆ちゃんとはなんの血縁関係もないので、それで母性愛を貰い易いのである。
 
 第三に、
「分福」
であろう。三代も夫婦が揃っているという事は、その家は相当な量の徳がある以上、それを少し分けて貰う事によって、子宝を得ようとする。自分たち夫婦には徳がないので、そこに少しでも徳を貰うと、それが起爆剤になって徳が増加し始め、それで妊娠する事が出来てしまったりするのである。
 
 お婆ちゃんの腰巻を貰うというのは、多分、子授け石の変形であろう。元々は子授け石をやりとりしていたのだが、仏教が流入してきて、仏教の勢力が拡大すると、この手の物は迷信として片づけられてしまい、それで子授け石をやり取りする物から、お婆ちゃんの腰巻を貰うというように変化したに違いない。
 
 

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コメント

タマティーさん、先日はお返事ありがとうございました!
パソコンから確認したら検索機能ありました!が!なぜか全部は検索してくれないのです(>_<)
今までたくさんコメントしているのに、自分のハンドルネームで検索しても、最近の2件くらいしか表示されませぬ。悲しい、、、。

今回の記事も興味深く読みました。
実は私たち夫婦の第一子はハネムーンベイビーなのですが、妊活解禁もハネムーンでして、ありがたいことに解禁1回目の妊活期間で授かったことになります。その当時は妊娠をあえて望んでいたわけではなく、できたらできたでいいね、ってスタンスでした。
ハネムーン先はタイでしたが、そこの離島ツアーで、小さな島に行きました。その島に洞窟があり、祠もありました。
その祠には木でできた大きな男性のあそこが祀られていて、それに触ると子どもを授かるという謂れがあるとのことでした。
もちろん触って、その触っている様子を写真にも撮ってきました。
偶然か分かりませんが、私はそのハネムーンで授かったので、ご利益があったんだなぁ、と思っています。

投稿: たこりんぐ | 2016年4月14日 (木) 14時35分

タマティー様

私、恥ずかしながら子授けはいつも神頼みです。子作りしようと思ってから屈折?一年、色々な所に行ってみましたがあまり効果はなくて、私に合うのは鹿島神宮のようです。第一子もお参り直後でしたし、今回の妊娠もお参りから一ヶ月くらいでした。やはり神様からの授かり物なんだなと感じています。合う合わないもあるのでしょうか?子授けも戌の日参りもお宮参りも全部違うところでしてしまったので、神様怒ってるかな?と思いつつ、全部に念入りにお参りしています。やっぱり一つに絞ったほうがよいのでしょうか?

子授け祈願札、近所には聞いたことないな~と思いましたが、子授け地蔵そういえばありました!お地蔵様なので祈祷はしてないようですが、札に願いを書くようですね。第3子を望むときには行ってみたいです。

投稿: ちぇー | 2016年4月14日 (木) 20時46分

ちぇーさん、千葉県栄町にある「大鷲神社」ってのが、男性の性器の形をした巨大な物が御神体になっています。happy01

神道のディープな部分の物で、俺自身、この歳までこの神社の存在を知りませんでした。(大体、普通の神社案内に載っていない!)

絵馬というか、ペニスの形をした木を購入して祈願するのですが、それを2つ買って、1つは奉納して、もう1つは自宅に飾っておくと、効果があるんじゃないかな?

投稿: タマティー | 2016年4月15日 (金) 06時23分

今回の記事も大変勉強になりました。
第二子を祈願する際に参考にさせていただきます(≧∇≦)
我が家は、天照がオールマイティだからいいじゃん?ってノリで伊勢神社系列にいつも行っています。全国チェーンですし(^^;;
流産したあとは禅寺に写経に行ってました。2回とも真冬の妊娠だったから、今思えば冷えを甘く見ていました。
子宝と言えばこうのとりキティストラップが流行ってましたが、私は持ってなかったけど、どうやらキティーちゃんには不思議な力がありそうなんです!妊娠した頃、キティーちゃん、お花、パステルカラーが大好きでたまらなくなり、一昔前流行ったコギャルは、愛に飢えていた故にそれらを装備していたのだと理解しました。なんていじらしいのでしょうね。
金運アップするには金持ちから財布を貰えって言うし、そういうもんかな。ばあちゃんの腰巻はわかりやすくていいですね。

投稿: タママ | 2016年4月15日 (金) 08時12分

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