女人禁制「オスカルの楽しみ方」
●女性なのに感情移入できる
女性が漫画を読む際、主人公の感情移入する事はし易い。女性たちが感情移入できる漫画であるなら、その作品はヒットする事であろう。しかし男性の場合、主人公に感情移入するのが難しい。況してや少女漫画となれば、主人公は女性なのだから、殆ど絶望的となってしまう。
しかし『ベルサイユのばら』は主役のオスカルが女性なのに男性として生きているので、それで感情移入する事が出来てしまうのだ。女性たちには解らないかもしれないけど、男装している時のオスカルは確かに男性として生きているのであって、ただ単に女性が男装している訳ではないのである。
しかしオスカルは女性である以上、男装していても、突如、女性に戻る時がある。だが、その時は女性として全くの無防備なので、そうなると男性の俺としては、
「可愛い~ッ!」
という事になってしまう。男性として生きてきたのに、女性として女子力を充分に持っている事は絶対に有り得ない。池田理代子はこの点、本当に巧い。
俺ははっきりと言ってしまうと、オスカルの生き方には絶対に共感できない。近衛連隊長になった以上、最後まで王家を守るべきであって、それなのに革命側に付くなど言語道断だと言っていい。池田理代子も当初の計画ではオスカルが投獄されたマリーアントワネットを助け出す物なのだったが、様々の事情で物語が徐々に変化していき、最終的にはああいう結末になってしまったに過ぎない。
近衛兵たちは王家を最後まで守る役目を負うので、元近衛連隊長とはいえ、近衛連隊にいた者が裏切るようでは、君主制は崩壊していくしかないだろう。『三国志演義』がなぜ男性たちに根づよい人気を持っているのかといえば、関羽や張飛や趙雲や諸葛亮孔明が決して劉備を裏切らなかったからである。
●ベッドの上でのオスカル
オスカルは絶対に「処女」であるから、アンドレとのセックスシーンではあんな綺麗に行くわけがない。セックスに関する情報を全く仕入れてこなかったのだから、オスカルはベッドの上で「マグロ」になってしまい、何もする事が出来ない。それどころか処女膜を破れれば、その痛さに嘆く事であろう。
漫画には出て来ないのだが、アンドレのキャラ設定では、彼は売春宿に行って既に女性とセックスを経験済みという事なので、セックスに関して何も知らないわけではないのだ。しかしアンドレが買春したとなると、女性の読者たちの印象が物凄く悪くなってしまうので、それでその情報は漫画には出さなかったのである。
仮にアンドレが童貞ではなかったにしても、オスカルを相手にセックスするのは至難の業だろう。というのは、アンドレはオスカルよりも体力的に劣っているので、そんな女性を相手にセックスするのは本当に大変なのである。況してや娼婦しか相手にした事がないなら、余計にと言っていい。
オスカルは運動神経がいいので、教えればどうにか使える。尤も男女のセックスに興味を持てばの話である。そういう事よりも仕事に興味を持ってしまえば、性生活は悲惨なままであろう。この手の女の場合、セックスする前に仕事よりも大切な事がある事を教える方が最優先なのであって、セックスはそれをしてからなのである。
女性が仕事をする場合、恋愛して恋力を発生させて、その恋力を仕事に投入して成功して行くやり方もあるが、恋愛禁制によって恋愛をしないで突っ込んで行った方が成功確率を高くする事が出来る。女性のアイドルに恋愛禁制を要求するのはそのためなのだが、このやり方には欠点があって、恋愛をしなければならなくなった時に、仕事よりも恋愛に重点を置いてくれないと、仕事も恋愛も失敗する事になってしまうという事だ。
●結婚後のオスカル
オスカルとアンドレは死の影が漂う中で結ばれる事に成るので、結婚後の事は全く想像できない。物語はオスカルとアンドレが結ばれると、死に向かって突進していく事に成るので、結婚の事は除外せざるを得ないのだが、それでも結婚後のオスカルは一体どうなるのか想像してみてもいい。
オスカルは男として育てられてきたので、家事や育児が全くできない女性である。しかも貴族の令嬢ゆえに、自宅には女中たちがいるので、たとえ赤ちゃんを出産しても、自分で育てなくてもいいようになっている。だからこの問題の核心は、
「オスカルは結婚によって変わるか否か?」
にある。
フランス革命が勃発し、オスカル自身、啓蒙思想に目覚めてしまっている以上、オスカルは出産しても仕事をする事になるであろう。アンドレにはオスカルを不自然な状態から解放させてあげる力を持っていない以上、幾らアンドレと結ばれたとしても、オスカルは絶対に生き方を変える事はないであろう。
尤もオスカルは女性である以上、出産して赤ちゃんの事が可愛くなり、育児に専念する事も有り得る。「結婚には全然興味ない」「赤ちゃんなんて大嫌い」といっていた独身女性が、結婚後、結婚生活を大事にし、育児に専念する事になってしまう事があるが、そういう現象は起こる女性には起こるのである。
オスカルは「六女」なので、別に結婚しようがしまいが、赤ちゃんを産もうが産むまいが、どうでもいい女性なので、オスカルの自由にすればいい。しかしその余りにも大きすぎる自由が、結局、自分の実力では自由をきちんと制御しきれないので、それで破滅に向かって突進して行ってしまうのである。
●なぜアランは「あんな女、やめておけ」というのか?
原作のアランとアニメでのアランは全く別人格なのであるが、アニメ版のアランは、
「あんな女、やめておけ」
とアンドレに忠告させている。アニメ版は監督が男性なので、これは監督の意見だと判断していいだろう。
仕事が出来過ぎてしまう女性は、妻や母親としては全く不適格である。オスカルには女子力が決定的に不足しているのであって、オスカルとアンドレは性別が違っても、結局、男同士の交際になってしまうのだ。男気あふれるアランにしてみれば、オスカルの事を自分の仲間であるアンドレには勧める事が出来ないのである。
意外な事かもしれないが、アニメ版のアランには女性たちのファンが結構多い。原作のアランは反骨精神旺盛なので、女性たちは絶対に好きに成れないのだが、アニメ版だとアランのセリフはまさにその通りなので、女性たちはアランに男を感じてしまい、それで好きになってしまうのである。
原作者の池田理代子はアニメ版の『ベルサイユのばら』を「目が疲れる」という理由で最後まで見ていないと発言している。しかしこの発言は本当に正しいのだろうか? というのは、『栄光のナポレオン』ではアランが大活躍する事になるので、アニメ版を見た上で漫画を描いていかないと、ああいう作りにはならないからだ。
女性は結婚する事によって母親から自立していく事になる以上、女性であるなら絶対に結婚すべきである。女性として生まれたのに、結婚を否定して仕事を選んでしまえば、どう生きたとしても、絶対に自立できないのだ。オスカルは結婚適齢期が終わった時に死んでいるので、その点は物凄く評価する事が出来るのである。
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コメント
タマティーさん、おはようございます!
まさに私は独身時代結婚願望なし、子供嫌い、仕事だけやって1人で生きて行こうとしてました!
でもなんでか今は見事に専業主婦、まだ生まれてもいない我が子にデレデレ、主人を支えて生きて行こうという人生です。
結婚も妊娠も全く自分の意思とは関係なく、むしろ神様にむりやりわたしの運命を軌道修正させられたような心持ちです。不思議なものですね〜
ところで最近主人がある高級車をどうしても欲しいと言い出しました。
昔から車は大好きで日頃から欲しいとは言っていましたが、いつかそのうち的なものだったのが今回真剣に話してきました。
私はそれを受けて改めて真剣に車購入について考え、つわりを機にうやむやになってしまった家計簿を再度つけることを決意しました。
タマティーさんの以前の記事も復習し、具体的にこのように目標設定して夫婦で話し合いました。
・私の産後半年〜1年くらいを目処に家計簿を再開する
・それと同時に天引き貯金を月3万する
・5年間頑張り頭金が溜まったら車購入
・その後はローンを払いつつ様子を見て子供の学費を天引き貯金する
という流れです
タマティーさんから見てイケてる計画でしょうか⁉︎
あと、この車購入の話し合い後にわたしに突然突拍子もない計画が浮かびました
それは、人気育児絵日記ブロガーになって本を出版する。というものです笑
そしてその売り上げを主人が欲しい2台目の車の資金に充てるのが目標です。
それで早速昨日からブログを始めてみました。これが上手くいくか運命鑑定していただけますか?
なんだか私はいま力がみなぎっています!タマティーさん、よろしくお願いします‼︎
投稿: ウパルーパー | 2016年5月 4日 (水) 05時21分
ウパルーパーさん、その計画イケてます。
面白ければ巧く行くんじゃないの?
ま、運命鑑定したいのなら、してもいいですけど。
投稿: タマティー | 2016年5月 4日 (水) 06時24分
タマティーさんにイケてると言ってもらえてとっても嬉しいです‼︎(*^^*)
では有言実行になるように頑張ります!
そうですね、おもしろければ自然とそのような流れになりますよね
絵日記ブログをやりたいというのは、実はかなり前からうっすら考えていて、自分のためだと続かないけど主人のためなら続くかなと思い意を決して始めてみました。
なんというか始めるタイミングが運命学的にいいタイミングだったのかどうか知りたかったんですが、まずは続けることが大事ですよね‼︎
タマティーさんが必要なさそうと思うなら鑑定して頂かなくても大丈夫です
まずは三日坊主にならないようにしてみます笑
投稿: ウパルーパー | 2016年5月 4日 (水) 06時38分