●探し物をしていたら
ここ半月ほど、「これはいい本だ」と他人から勧められた本を探していた。その本は既に絶版になってしまったので、書店では購入できない。しかも発行部数が少ないので、古書店でも手に入りにくい。最終的には見つけたのだが、読んでみると、「これのどこがいい本じゃ?」という感想しか持てないほど、禄でもない本であった。
ところが、その本を探している過程で、
暁玲華著『女神と鳳凰にまもられて』(アメーバブックス新社)
という本を見つけた。最初、この本を見た時、
「なんて大袈裟なタイトル!」
という最悪の印象を持ったが、本を読み進めてみると、本の内容のレベルの高さに驚いてしまった。
彼女はスピリチュアリストと古神道研究家を自称しているのだが、神道家でも、普通の神道家たちなら絶対に知り得ない事を知っているのであり、これは、
「巫病に罹患」
「神社巡り」
「霊的な師匠に付いた」
という事を経験しないと、ここまで辿り就けないだろう。霊的なレベルが格段に凄い女性であり、どう考えても普通の女性ではない。
沖縄県ではユタが存在し、巫病に罹ったのなら、その対処法が存在するのだが、本州四国九州では、明治維新の際に政府が民間巫女に対して活動を禁止する措置を取ったので、それで巫病に対する方法を失ってしまったのである。巫病に罹る人は必ず居るのだが、対処法がないために、おかしな方向に行ってしまうのが常なのだ。
「霊の事は巫病に罹った事のある人に訊け」
というのは、俺の経験則であり、巫病に罹った事のない人だと、霊的な事に関して勉強すれば、それなりの知識を得るのだが、自分が巫病に罹った事がないから、本当の事が解らない。暁玲華は巫病に罹った事があるからこそ、かなり正しい事が言えるのである。
●霊力に対する考えの違い
平凡な霊能力者と、非凡の霊能力者を分けるのは、「神社巡り」にあるといっても過言ではない。なまじ霊能力があると、それに過信して神社巡りをしない。自ら霊能力を使った仕事をして、それで悪霊に祟られてしまったりする。早くから神社巡りをしないと、自分の身を安全にする事は出来ないのだ。
暁玲華はどうかというと、やはり神社巡りをしていた。そういう経験がなければ、これほどまでに霊的なレベルを上げる事はできないだろう。趣味で神社巡りをしても、別になんの変化も起らないのだが、霊能力があると、その神社の祭神に呼ばれるような形で参拝する事に成る。だから霊的な御守護を貰えるのである。
霊能力がある人は、往々にして占いで生計を立てる事に成るのだが、日本の占いは日本独自の物もあるが、中国から伝来した物もあり、日本と中国の宗教観の違い、それは「霊能力の違い」に直結してくるので、これを解っていないととんでもない事になってしまう。
中国の占いは、儒教の影響を受けて、霊的な物とは縁を切っている。神道では霊力は増減すると考えるが、中国の占いでは霊力は一定であると考える。だから日本の占いを使用する時は、どうしても祭壇とか設けて、常に神に通じておく必要性がある。それに対して中国の占いでは、占いだけをやれば良く、宗教の事には関与しなくていいのだ。
陰陽道は中国から伝来した物が、日本で独自の発展を遂げた物だが、これは日中の物が折衷になっていて、かなり危険な物に成っている。神仙道は更に危険度が増す物に成っているので、絶対に手を出すべきではないのだ。暁玲華はこれに手を出してしまったので、とんでもない目に遭ってしまったのである。
●暁玲華への姓名判断
「暁玲華」という名前は霊的な師匠から貰った名前であるので、普通の名前ではない。これは「巫女名」であり、霊的な師匠はいずれ彼女を巫女として使用するつもりであったのであろう。勝手に姓名判断をさせて貰うと、音相は、
「明け方にだけ活躍できる、人の霊魂を取り扱う巫女」
という意味であり、まさに彼女はこの巫女名を貰ってから、その通りの人生を歩んできた。
「暁」「玲」「華」の漢字はどれも「吉字」であり、より効果を強める事に成る。
地格は「19画」なので、若い男女たちの支持を受け易い。人格は「21画」、総格は「31画」なので、リーダーになりたがり、多少は成功を収めるかもしれないが、他人の意見を聞き入れないから、それで離反する者たちが出て来てしまう。霊的な師匠は巫女として使用する気でいたので、その霊的な師匠の許で働くなら、権力欲がそんなに出ず、機転の利く巫女としてやる事が出来たであろう。
霊的な師匠は彼女を5年ほど修行してから使用しようと考えていたに違いない。巫女名としてはいい名前なので、それが巧く機能するためには、それくらいの時間はかかる物なのである。それなのに暁玲華は霊的な師匠から離れてしまったので、それでその後、とんでもない不幸に出くわす事に成る。師弟関係に於いては絶対にやってはならない事をやった以上、タダで済む訳がないのだ。
因みに、霊的な師匠は、暁玲華の妹が女優になりたいという事で、
「泉野千里」
という芸名を与えたのだが、妹さんは「ダサい」という事で使わなかったらしい。しかしこの芸名は女優という事なら、これで充分行ける。但し「映画女優」専門であり、もしも妹さんがこの芸名を使用していれば、ヒットしていたかもしれない。
霊的な師匠は姓名判断に詳しくなくても、かなりいいセンスを持っていた事は確かであり、無碍に否定すべきではない。姉も姉なのだが、妹はそれ以上に悪く、折角、霊的な師匠が芸名を与えたのだから、その芸名を使うべきなのであり、それをしないというのは、本当に大バカ野郎であり、問題がありすぎる。
●桜ノ宮事件と二度の離婚
暁玲華は巫女名としてはいいので、彼女が街の占い師をやり始めると、すぐに成功してしまった。これは当然であり、霊的な師匠は彼女が街の占い師としてやっていけるように、その巫女名を付けたのである。しかし巫女名は霊的な師匠あっての物だから、彼女が独立して「桜ノ宮」という神殿を築いて神事を遣り出すと、裏切りが発生したり、警察沙汰になってしまったりした。
彼女の運命星は外国に縁があるのだが、巫女名では外国には縁がなく、日本にこそ縁が大ありと成っている。総格が31画では、どうしても保守的になるので、外国に行く必要性は全くない。それなのに外国に行ってしまったので、更に運気が落ちてしまった。帰国後、二度目の結婚をするのだが、運勢が落ちている以上、この結婚は絶対に巧く行かない。当然、夫から暴力を振われ、最終的には離婚という事に成ってしまったのである。
暁玲華という巫女名は、巫女としてやっていけるように作られているので、恋愛運とか結婚運の事は一切考慮していない。この画数だと、恋愛にも結婚にも失敗するようになっている。昔は美人だったのだが、二度も離婚すると、さすがに人相は悪くなってしまった。それだけでなく、個人レベルでは頭痛や肩凝りや精神障害に襲われ易いので、健康の方が大丈夫なのかと言いたくなる。
「桜ノ宮」とは実にいい名称であり、しかも暁玲華とは相性がいいので、本来なら成功した筈である。それなのになんで失敗し、その後も失敗が続いたのかというと、神道の場合、男女両王制を取るので、自分が「巫女の女王」になりたいのなら、「男弟王」が必要なのであって、それが居ないと、どうにも成らないのだ。
これだけ霊的なレベルの高い暁玲華と対等な立場に立てる男性なんて、そう多くは居ない。非常に数が限られている。しかも男弟王である以上、年下の男性であり、年齢は近くなければならない。年齢は6歳も離れる事はないだろう。彼女が現在「47歳」である以上、40代の男性で、それなりに名のある男性が男弟王らなければ意味はない。
●本名は太田暁子
暁玲華の本名は、「太田暁子」という。音相では「暁に生まれた子」という意味で、「隠された物を明らかにする役割」を負う人生を歩むことに成る。実際、彼女の人生は本名通りであり、この役割を果たしているからこそ、殺される事無く生きている。因みに、使用している漢字は全て「吉字」であり、親の人徳が大きい事を示している。
地格が15画なので、みんでワイワイガヤガヤしたい。子供の数は多い方がいい。人格が17画なので、巫女名の人格の21画とは相性が大凶となり、それで巫女名を持つようになってから、巧く行かないのだ。総格が24画なので、新しい物を創造したい。だから「暁玲華事務所」の経営は巧く行く。小さな会社の女社長程度なら成功する事だろう。
本名ではリーダーになる可能性は余りないのに、巫女名だとリーダーになろうとしたがる。しかもリーダーとしては巧くなく、他人の意見を聞き入れないという最大の欠点がある。本名の方では、他人の意見を聞き入れるようになっているので、本名を使う仕事は巧く行き、巫女名を使う仕事は占いなら巧く行くのだが、それ以外だと巧く行かないのだ。
二度の離婚をしてしまったけど、子供が1人いるのは大いに評価される事である。彼女が本の中で述べているように、除霊とかをやってしまうと、自分の運や自分の子孫の運まで使ってしまい、それで子孫が絶えてしまう事に成る。霊能力者として成功したが、子供が居ないという人たちが結構居るのはそのためなのである。
俺としては暁玲華に改名を勧めたい。この巫女名では、年を重ねるごとに運気が落ちて行ってしまうからだ。霊的な師匠から命名されたとはいえ、その霊的な師匠から逃げ出してしまった以上、いつまでもこの巫女名を使っていると、霊的な師匠から「本当の独立」ができない。俺は或る改名案が浮かんだんだけど、ここでは言わない事にする。本人に変える意思がなければ、幾ら言っても無駄だからだ。
暁玲華ぐらいのレベルになってしまうと、今後はテレビには出ない方がいい。霊的なレベルが余りにも高いので、もう一般大衆とは距離を取った方がいいのだ。それよりも自分のしなければならない仕事に集中した方がいいだろう。これだけ霊的なレベルが高いのだから、死ぬまでの間には宗教界に於いて歴史的偉業を達成できる筈である。
コメント
タマティー様初めまして。こちらのブログを発見してから私は寝不足になってしまいました、毎晩子供を寝かしつけてから過去記事を楽しく読み漁っています!
読み進めていく度に、まだ結婚して浅く母になったばかりの私としてはお叱りを受けている様な感覚になります。
そして結婚生活につまづきつつあります(*_*)
鑑定をお願いしたいです、、
どうか私に試練をください!
投稿: パンくん | 2017年6月23日 (金) 18時30分
パンくん、運命鑑定には試練が必要なのですが、現在、試練は、
「結婚するに当たって、夫には言えない事をやっていたのなら、それを正直に告白しなさい」
です。
できるかな~?
投稿: タマティー | 2017年6月24日 (土) 05時36分
ありがとうございます!m(_ _)m
夫とは遊びのつもりで付き合っていた訳ではないのですが、元彼に別れてからプロポーズされており私が仕事である程度の所まで行き落ち着いたら又元彼の居る土地へ戻り住んで元彼に連絡してみよう。縁があれば復縁するのかな、、?と勝手に考えていた所がありました。 そして仕事が落ち着いたのでその方面へ引っ越す事にし、夫とは遠距離恋愛をしようとしていた所、夫との赤ちゃんを授かって居る事が解り引っ越しはせずに今の結婚生活に至ります。
夫にはこの時の引っ越し理由に故郷の方面に帰り仕事がしたい。だけ言っていましたが、実はこう言う理由があった事ですm(_ _)m
タマティー様に見透かされてる気がしました。。笑
投稿: パンくん | 2017年6月24日 (土) 08時06分
パンくん、男性が別れた後にプロポーズするのは、犬が小便をした後に、土を蹴り上げる行為みたいな物だから、気にしない方がいいかも。
別れたのに、引き止めるために、プロポーズをしただけの事です。
赤ちゃんに感謝ですね。出来た事で結婚できた訳だから。
合格とします。
それでは家族全員の名前と生年月日、結婚した年月日、それと占って欲しい事を書いて送って下さい。
投稿: タマティー | 2017年6月25日 (日) 05時24分