サザエさんちの世帯収入
問「サザエさんちの世帯収入は?」
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答「1300万円以上でなければならない」
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●平社員の波平とマスオ
波平は京都大学卒で、現在554歳。曽て局長だったが、平社員に転落した。原作でもアニメでも書かれていないのだが、なんらかのスキャンダルをやったと考えるしかない。会社は銀座にあるので、一流の会社だと推定される。平社員であっても、年齢の事を考えると、年収は1000万円以上になるであろう。
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マスオは早稲田大学卒で、現在28歳。「海山商事」の営業課に配属されている。会社は有楽町にあるので、これも一流企業と推定していい。マスオの年齢を考えると、年収は300万円以上であろう。但し、営業課という事で、様々な役得があるので、実質的な収入はもっと増える事に成る。
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最寄りの駅は「あさひがおか駅」。電車の車体からすると、山手線で通勤可能な所に住んでいる事に成る。波平とマスオの勤務先を考えると、「京浜東北線」で通える場所に住んでいると判断すべきであろう。
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サザエさんちは「世田谷桜新町」に住んでいる事になっているので、それで東急世田谷線で通っているのではないかと思ってしまうのだが、車体が私鉄仕様ではないので、それは間違いという事に成る。大体、東急世田谷線だと、勤務先まで乗り換えなしで行く事はできない。
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●向上心のない波平は趣味に生きる
波平は年齢的に出世がもう絶望的に成っている。そのくせ年収は1000万円を超えている。それで波平は趣味に生きようとしているのである。波平の趣味は「盆栽」「囲碁」「釣り」と、日本人の趣味としては王道の物に手を出している。但し、本気になってやれる趣味が見つからないので、それで様々な事にチャレンジしているのである。
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『サザエ』を安心して見られる理由は、波平が仕事をして、妻子を養いつつも、趣味を大事にしているからであろう。左遷された以上、悔しいと言えば悔しい。だからといって、「倍返しだ~!」と言っているようなドラマだと、一時的には見れても、見続ける事は出来ないのだ。
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●マスオ夫妻の秘密
サザエさんはただ単におっちょこちょいではなく、現代の医学で言うなら「多動性注意欠陥」であり、それで様々なトラブルを起してくる。マスオはそのサザエに対して、ベタ惚れに近い惚れ方をしている。ただ、心底愛しているけど、嘗て火事を起されたので、それで再度火事を起されては困ると思って、妻の実家に住んでいるのである。
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もう1つの理由としては、マスオは妻の実家に住む事で、通勤時間が短くなったと考えるしかない。妻の実家は勤務先まで電車1本で行けるので、だったらアパートに住んで、通勤時間を長くするより、妻の実家に住んでしまった方がいいという事に成る。
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●なぜ磯野家は豊かか?
サザエさんちは世帯収入が1300万円以上とはいっても、生活はかなり豊かである。それにはそれなりの理由が存在する。
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①波平は局長時代に土地と家を購入。住宅ローンは完済済み。
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②郊外に住んでいるので、固定資産税が安い。
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③自動車を持っていない。
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④生活が和風で、支出が多くない。
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⑤フネが家計を管理しているので、確実に貯金されている。
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⑥専業主婦が2人居るので、生活はソフト面で非常に充実している。
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⑦旅行には行くが、たまにしかしない。
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⑧マスオは家賃分相当のお金を義父母に支払っている。
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●実はカツオが最大の犠牲者
かといって、これで万々歳ではない。カツオは姉のサザエから児童虐待を受けているのであって、カツオこそ最大の犠牲者に成っているのだ。一説には、サザエは前妻の子であるという説があるので、そうなると、サザエは後妻の子であるカツオを攻撃する事で、波平の跡取りに成ろうとしていると考える事が出来る。
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波平はカツオに公立の学校を経て、国立大学に進学する事を願っているのだが、当のカツオはそれを嫌っている。学校で勉強ができない以上、塾か予備校に行けばいいのに、波平はそれをしないのだ。波平は普通に勉強が出来てしまったので、勉強の出来ないカツオを手助けする事が出来ないのである。
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波平とフネは一緒に成ってカツオに怒るので、カツオの立場は益々なく成ってしまう。サザエが結婚したのに自立できなかったのは、夫婦関係に問題があるからという事に成る。フネは前妻の子であるサザエに遠慮せざるを得ない。我が息子であるカツオには期待しているのだが、勉強ができないばっかりに、夫と一緒に攻撃してしまうのである。カツオが中学生に成ったら、絶対に荒れる事であろう。
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●実は「学歴差別番組」だった
『サザエさん』の主要な登場人物たちは全て大卒という事になっている。現実の生活ではそんな事ありえないのだが、漫画ゆえに、現実には存在しない世界を作り出す事が出来てしまうのである。実は「学歴差別番組」だったのであり、その事に気付かないと、いつまでも見続けてしまう事に成る。
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長谷川町子は密かに国公立大学を否定し、早稲田大学のみを賞賛している。早稲田大学は文学に強い大学なのだが、だからといって早稲田大学だけが賞賛されてしまうのは堪った物ではない。この世には様々な人たちが居るからこそ面白いのであって、どこか1つの大学出身者たちだけが活躍してしまう事には、徹底的に警戒しなければ成らないのだ。
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