「高木さん」のフルネームは何?
●高木さんの下の名は?
高木さんのフルネームは今のところ、出ていない。
しかし物語の中では、名の最初が「ち」である事が出ている。
高木さんのキャラはしっかり出来上がっているので、「ち」の付く名前を挙げていけば、必ず見つけ出す事が出来る。
作者の山本崇一朗は、創作に当たって、キャラのフルネームを考えていたか、考えていなかったは解らない。
多分、考えていない。
推測は飽くまでも、運命学に基づく物である。
●ズバリ「千佳子」
結論からいうと、高木さんのフルネームは「高木千佳子」。
まず、西片を1日数十回からかう。
しつこい性格の持ち主であるという事。
となれば、「た行」から始まる女性だというのが解る。
次に、頭が良く、相手の二手三手先を読む。
それでいて、女らしさを十二分に兼ね備えている。
男性をからかいながらも、逆鱗には触れない。
運命学でこれらに該当する名前は、「千佳子」しかいないのだ。
千佳子なら「14画」になる。
高木も14画なので、名を出さず、苗字だけ出しても、矛盾なく使う事が出来る。
●高木さんのモデルは「高樹千佳子」?
高木千佳子なら、フリーの女子アナをやっていた「高樹千佳子」が思い浮かぶ。
作者の年齢を考えると、高樹千佳子が活動していた時期を見ていた筈である。
女子アナたちはほとんどが文系出身者だ。
高樹千佳子だけ、理系出身の女子アナなのである。
頭のいい女性なら、こういう喋り方をするというのは、大いに参考になった筈だ。
それと、髪型。
頭のいい女性は、なぜだかロングで、肩から胸のあたりまで髪の毛を伸ばす。
更に、服装。
頭のいい女性は、服装で絶対に外さない。
普段着でも、余所行きでも、ちゃんとした服装を着て来る。
●実際は?
実際には、中学か高校の時にモデルがいたのであろう。
その女性は本当に嫌な性格の持ち主。
読み切りで披露したのはこの女性。
連載を開始すると、主人公をからかう女性が、実は自分の事を好きだったという設定にした。
それで、自分の初恋の女性とのエピソードを織り交ぜた。
だから性格が大いに変化する。
連載を開始してから、暫くの間、高木さんは本当に嫌な性格のキャラである。
4回目あたりから、高木さんのキャラは出来上がる。
キャラを作り上げていく中で、作者の頭の中に、高樹千佳子があった。
そのままでは使っていないが、頭のいい子はこういう事をするな、という事では、大いに参考になった事であろう。
キャラが出来上がってしまえば、後はキャラが自然と動いてくれる。
●高木さんは理系女子
高木さんは成績が学年10位以内。
論理展開が理系的。
痩身貧乳で、単独行動を好む。
まさに理系女子の典型だといっていい。
理系女子でデブはまずいない。
集団行動を好むは文系女子で、理系女子は集団行動をしないわけではないが、単独行動を好む。
学校にいれば、理系女子たちを見ているのに、理系女子の事を描くのは非常に難しい。
なぜなら、その面白さは、外見ではなく、中身だからだ。
頭がいいのだから、その頭の良さを思う存分に発揮してほしい。
そうすれば、理系女子の魅力を大いに発揮させる事が出来る。
●西片は「崇一朗」
西片のフルネームは、恐らく「西片崇一朗」であろう。
高木さんは様々なキャラを組み合わせて作ったのに、14画のキャラとして統一されている。
という事は、苗字と名が同じ画数だという事になる。
対して、西片は明らかに違うキャラが混在している。
のんびり屋の西片と、感情的になる西片。
西片は10画なので、のんびり屋の性格はこちら。
感情的になるという事は、「さ行」から始まる名であるという事。
作者が山本崇一朗だから、西片の名は「崇一朗」であろう。
崇一朗は22画なので、感情が豊かであるが、その感情を巧く表現できない。
この画数の持ち主は、「女性を思い通りにさせたい」という欲望が強い。
もしも自分の思い通りにならないなら、その女性から嫐ってほしいと思うようになる。
ちょっと、普通の男性たちには理解できない性癖を持っているのだ。
●仲はいいのに、付き合えない理由
高木さんと西片は、仲がいいのに、交際へとは発展しない。
最大の理由は、
「苗字で呼び合っているから」。
苗字の相性は悪いので、苗字を呼び合っていると結びつかない。
その上で、高木さんは西片をからかい、西片はからかわれる事で、自分は高木さんの事を好きである事を否定しまう。
物語には出て来ないが、もう1つとんでもない理由が存在する。
西片は高木さんに心の内まで見抜かれるので、高木さんを思い通りに出来ない。
思い通りにならないなら、そういう女性から嫐られる事が快感なのである。
勿論、西片というより、作者が。
これはSMを遥かに超えた物である。
SMは相手の女性を思い通りにするために、鞭で叩いたり、縄で縛ったりしなければならない。
結構、労力を必要とする。
言葉で嫐るなら、経済効率は非常に高いし、生産性も劇的に高くなる。
もっとも、こういうプレイをやるためには、相当な体力を必要とする。
だから西片は筋肉トレーニングに励んでいる。
非常に特殊な性癖なので、ほとんどの人たちは理解不能であろう。
解り易い例を挙げれば、
佐々木健介と北斗晶の夫婦。
北斗晶が言葉で散々嫐っているのに、佐々木健介はいつもニコニコしている。
言葉で嫐られる事に、愛情を感じてしまうのである。
こういう関係は、夫の方に体力が十二分にないとできない。
●理系女子と芸術系男子の戦い?
高木さんは「理系女子」。論理的に思考し行動する。
対して、西片は芸術系男子。想像力は豊で、表現力も豊か。
本来なら、結びつかない。
しかし、高木さんの趣味は散歩と漫画を読む事。
西片は漫画が好きなので、それで共通項が出て来る。
ちなみに、西片が外出中、高木さんとよく出くわすのは、高木さんが散歩をしているから。
西片は頭の良さでは絶対に敵わない。
頭のいい女性なら、普段の会話で学問の話が出て来る。
それなのに、学問の話は全く出て来ない。
西片が付いてこれないから。
もっとも、作者自身、そこまで学力がないので、知的会話を描くのは無理なのであろう。
普通なら、理系女子は理系男子と交際する。
芸術系男子だって、芸術系女子と交際する事になる。
専門的な話をするとなれば、やはり同じ程度の学力がないとできないのだ。
●考えてみれば、苗字から名でしょう
最初は苗字で呼び合う。
「西片君」「高木さん」という形で、
交際して、関係が深まってくると、次は名に移行する。
「崇一朗さん」「千佳子さん」。
更に仲が良くなると、愛称で呼び合うようになる。
「そうちゃん」「ちかちゃん」。
呼び名が変わるという事は、両者の関係は発展しているという事なのである。
苗字で呼び合うのは、初期においてであって、しかも期間は短い。
恋愛した事のある者なら、その期間が懐かしいからこそ、『からかい上手の高木さん』は面白い。
しかし。苗字で呼び合うのが、長々と続くなんて事はありえない。
現実では、絶対にありえない関係なのである。
漫画といってしまえば、それまでなんだけど、面白いからといって、こういう恋愛がしてみたいなんて、決して思わない事だ。
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